宍道湖に浮かぶ小さな島である嫁が島は、夕暮れ時には真赤な夕日の中に浮かび上がる小さなシルエットが印象的な島です。
こ...
続きを読むの島を何故【嫁が島】と呼ぶようになったかは、現在でははっきりとはしないようですが地元ではいくつかの伝承が残っています。
その伝承の1つは嫁の死体が島と共に浮かび上がってきた話で、死体と書くと怖そうですが、島1つない宍道湖の湖に突如小島が浮かび上がり、その島には美しい女性の死体がただひとり乗せっていたそうです。そして、その女性は姑にいじめられていた嫁だったと言われています。
他には、姑にいじめられた嫁が実家に帰ろうとして氷の張った宍道湖を渡ろうとしたところ、嫁が島近くで氷が割れて冷たい湖に落ちて亡くなり、後の人々がこの島を嫁が島と呼ぶようになったとする伝承などがあります。
更に、真冬の嫁入り行列のお嫁さんが氷の湖を渡ろうとしたところ、寒さで尿意をもよおし、仕方なく氷の割れ目で…としたところ、運悪く氷が割れて落ちて亡くなったとする話もあるようです。
伝承の全てが嫁がらみで姑が関与しているものも多く、もしかして、その昔は宍道湖周辺のエリアはお嫁さんには厳しい嫁入り先だったのかもしれません。
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投稿日:2018/12/13