佐賀市中心部からクルマで走ること30分、「吉野ヶ里歴史公園センター」の駐車場に車を止め、センターの建物をくぐって「吉野ヶ里...
続きを読む歴史公園」へ入場します。遺跡巡りの前に「吉野ヶ里遺跡展示室」にて勉強ですが、予想していたよりこじんまりとした展示室です。建物も古そうなので昔からある展示室なのでしょうか、概ねシンプルな展示のみの印象です。後で立ち寄る北墳丘墓などの方により詳しい解説があるので、ここはこれで残しておいたのではないでしょうか。弥生時代の大環濠集落とされる吉野ヶ里遺跡、広いのでどう周るか迷うところですが、まずは展示室に近くて手近な「南内郭」へ。南内郭は、支配者層の家が集まる区画ということでした。続いて、南内郭から少し北にある政(まつりごと)の場所だったとされる「北内郭」を見学。その後、甕棺の暮列を通って「北墳丘墓」へ、弥生時代中期の紀元前1世紀ごろの歴代の王が埋葬された場所なのだそうです。解説も資料館より詳しく勉強になります。「南内郭」「北内郭」「北墳丘墓」は見ておくべきかと思います。それだけなら1時間もあれば何とか...。時間に余裕があれば「倉と市」のエリア。海外との交易品、日本各地の特産品などが取引される市であり倉庫群、吉野ヶ里を経済的に支える要所だったらしい。その割には観光客は皆無。一般民衆の居住区だったという「南のムラ」。北が上位で南が下位という古代中国の考え方に影響を受けて形成されたと考えられています。「弥生くらし館」という施設もあり、火おこしや宝飾品作りなど、弥生時代を体験できる施設の様です。センター内の展示「よみがえる邪馬台国」も忘れずに見ていきます。吉野ヶ里遺跡、広大でした。くまなく見るには丸1日はかかりそうですね。
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投稿日:2023/12/10