『東京都庁舎展望室』は、1898年(明治31年)から1965年(昭和40年)までの67年間にわたり「東京の近代水道発祥の地...
続きを読む」として日本の首都である大都市東京に上水を供給し続けた「旧淀橋浄水場跡地」を含む西新宿エリアの約56ヘクタールにおよぶ広大な敷地に超高層ビル(高さ100メートル以上)群による商業施設などを集中させる「新宿副都心計画事業」により開発がスタートした「新宿副都心(現在の新宿新都心)再開発地域」の4号地となる西新宿2丁目に建設当時としては日本一高い建築物として1990年(平成2年)に竣工した『東京都庁・第一本庁舎』の地上33階部分から上部階が北棟と南棟に分かれている北棟と南棟のそれぞれ45階部分となる地上高さ202メートルの2か所に「北展望室」と「南展望室」として設置されています。
ちなみに『東京都庁舎』は、日本を代表する8社の設計事務所による「指名設計コンペ」が実施され1986年(昭和61年)に「丹下健三都市・建築設計研究所」の設計案が採用された建物であり、その建物概要は「再開発地域・4号地」に「第一本庁舎」(地上48階・地下3階建て、高さ243.4メートル)、「再開発地域・1号地」に「第二本庁舎」(地上34階・地下3階建て、高さ163.3メートル)、「再開発地域・5号地」に「都議会議事堂」(地上7階・地下1階建て、高さ41.0メートル)の3棟と「都民広場」(再開発地域・5号地)で構成され、現在も「新宿新都心」の超高層ビル群の中で一番高い建物となっています。
今回は、平日の午後に西新宿の超高層ビル群が建ち並ぶ「新宿新都心」エリアを散策して廻り久しぶりに『東京都庁舎展望室』(北展望室)に立ち寄りました。
『東京都庁舎展望室』へのアクセスは、「第一本庁舎」1階正面出入口の左右に設置されている直通の速度240メートル/分の「展望室専用エレベーター」に乗り約55秒で誰でも簡単に無料で展望室を利用することができます。
(「第一本庁舎」1階正面出入口から建物内に入り右手側が「北展望室専用エレベーター」、左手側が「南展望室専用エレベーター」となります。)
訪れた際は、新型コロナウイルス感染予防対策として「展望室専用エレベーター」に乗る前にマスク着用の確認と検温の実施とあわせて、テロ防止対策として手荷物検査がありましたが、展望室の利用者がほとんどいなかったため行列も出来ずスムーズに「展望室専用エレベーター」に乗り展望室まで行くことができました。
また、天気も良く地上202メートルとなる展望室からの「新宿新都心」の超高層ビル群および都心の眺望をゆっくりと堪能することができました。
『東京都庁舎展望室』は、天井高が高くフロア全体に間仕切り壁のないゆったりとした空間でベンチなども配置されており、くつろぎながら360度大きな窓から都心の眺望が楽しめる「新宿新都心」のお薦めの観光スポットです。
機会があれば、西新宿エリアを訪れた際にまた立ち寄りたいと思います・・・
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投稿日:2021/03/07