2017/08/24 - 2017/08/30
128位(同エリア634件中)
entetsuさん
- entetsuさんTOP
- 旅行記673冊
- クチコミ3920件
- Q&A回答16件
- 2,013,644アクセス
- フォロワー97人
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
色々教わっているフォートラベラーの方の旅行記を参考に、ANAマイルが貯まったので福岡を経由してインチョンに行くプランを立ててみました。
また、韓国国内でのソウル~釜山往復もKTXではなく、デルタやベトナム航空利用で貯まった大韓航空のマイルで往復しました。
使用マイルは、ANA@15000マイル。大韓航空@10000マイル。
福岡で一泊、ソウルで三泊した後、前日から釜山です。
今日は、慶州(キョンジュ)まで日帰りツアーに行きます。
(1)ソウルに行く前に、福岡でチョイ観光
(2)機材故障で飛ばないアシアナ。11時間福岡空港に足留め・・・
(3)ソウル市の南、「南漢山城」を歩きました!
(4)サムゲタンを食べて博物館を二つ回って力尽きました(笑)
(5)インチョン旧市街を散策しました!
(6)インチョン市内を引続き観光!
(7)「昌徳宮」の月明かり紀行で大感動!
(8)大韓航空国内線で釜山へ行きます
★(9)新羅の都「慶州」へ日帰りツアー!
(10)釜山からソウルに戻り、帰国です
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- 大韓航空 ANA アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
釜山・海雲台での夜が明けました。
街をチョイ散歩。
「SATOSHI」なるジャパニーズパブ&ビアハウスをホテルの数軒隣で発見。
笑ってしまいました。
私の名前と同じ! -
ビーチに来ました。
さすがに、殆ど誰もいません。 -
海雲台ビーチは約キロに渡って綺麗な白浜が続きます。
-
「SEA LIFE釜山アクアリウム 」を下見。
明日、来ます。シーライフ釜山アクアリウム テーマパーク・動物園・水族館・植物園
-
ビーチ沿いを散策し、1本ビーチから離れた道路に来ました。
東横インがありました。東横イン 釜山海雲台 1 ホテル
-
ハードロックカフェも。
-
パラダイス ホテル アンド カジノ ブサン。
パラダイス ホテル プサン ホテル
-
カジノ、24時間営業中で、この辺りは中国人も少ないので来てもいいかなと思ってましたが、結局来なかった(笑)。
-
宿泊している「ベスト ウェスタン ヘウンデ ホテル」を過ぎて、もう少し歩きます。
ベスト ウェスタン ヘウンデ ホテル ホテル
-
市場や屋台の路地も少し散策。
既にオープンしているお店もあり、朝食を食べてる人も何人か。
というか、24時間営業なのかもしれません。海雲台市場 市場
-
なんだ、この気持ち悪いのは・・・。
-
ヌタウナギ。
美味いらしいですが、グロテスク~。
生物学的には、ウナギどころか魚類でもないらしい。 -
海鮮レストランでした。
釜山にはこの手の店、多い。 -
コンビニで朝食を買って、ホテルに戻って来ました。
この様な足洗い場がありました。ベスト ウェスタン ヘウンデ ホテル ホテル
-
エレベータ。
ホテルフロントは2階で、客室に行くにはカードキーをタッチしないといけない仕組みになっています。 -
朝食。
前日のチョッパル(豚足)であんまり腹は減ってないけど・・・。
「マシヌン ウユ」=美味しい牛乳! -
サンドイッチはそれ程でもないけど、キムパは美味いです。
-
予定通り、ホテル9:00ピックアップで現地ツアーに出発。
愛知県豊橋市在住のご夫婦と2組でした。
釜山からは高速道路が整備されていて、1時間少しで慶州に着きました。
ここは、世界遺産「石窟庵(ソックラム)」。石窟庵 寺院・教会
-
景徳王15年(751年)、ときの宰相、金大城(キム・デソン)により創建され、完成当時は「石仏寺(ソップルサ)」と呼ばれていたそうです。
-
石窟庵入口です。
新羅(前57年- 935年)は、高句麗、百済との三国時代を経て、7世紀中頃までに朝鮮半島中部以南を始めて統一した国家。
その間、仏教を国教とし、約1,000年にわたり栄華を極めた統一新羅の都が慶州(キョンジュ)です。
その中でも代表的な寺院の一つがこちらです。 -
入口から本尊が安置されている石窟庵までは、約1km歩きます。
今回の旅行では、よく歩きました・・・。
豊橋のご夫妻は大変お元気です。特にご主人は、毎朝ジョギングを欠かさないそうです。石窟庵と仏国寺 寺院・教会
-
20~25分ほど歩きました。
韓国寺院らしく、カラフルな提灯は信者から奉納されたものです。 -
ガイドさんから、あの山の途中にある古墳のようなのが「石窟庵」ですよ~。
-
イチオシ
白色の花崗岩を切り出し、ドーム状に積み上げてから土をかぶせて作られているのが「石窟庵」。
ガイドさん曰く、「花崗岩は大変硬い石ですので、それに彫刻を施したということに価値があります」。
約360個あるという平たい石を巧妙に組んで石窟が建てられ、その前に祠が建てられています。 -
手水で手を清めるのは日本と同じ。
-
ただ、ひしゃくは大違い(笑)。
また、日本の様な作法も特に無いようです。 -
「石窟庵」のあるところまで登ってきました。
石窟のある方から反対側に目を転じると、天気の良い日には遠くに海を見渡せます。
石窟庵は東向きに建てられているので、この方向が日の出の方向。
新年には、多くの人が初日の出を拝みに来るとか。
また、石窟内に朝日が入ってくると本尊の額に埋め込まれた宝石が光るように設計されているそうです。 -
「石窟庵」は、新羅仏教芸術の最高傑作とされ、国宝24号、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。
-
「石窟庵」内部は、元々は、自然の力に基づき湿度や気温が調節されていたと言われますが、現在は人工換気装置が設置されていて、残念ながらガラス越しの観覧、かつカメラ撮影禁止となっています。
-
ということでパンフレット。
ご本尊は、高さ3.48mの釈迦如来坐像。
細やかな彫刻が施された蓮華台座の上に鎮座した穏やかな表情の本尊は、花崗岩を丸彫りにして作られたもので、仏教美術史に残る傑作と言われています。
確かに、このような「石仏」はかつて観たことがありませんでした。
ご本尊の周囲の壁面には、菩薩像や十大弟子像など計40の仏像が彫刻されていますが、そのうち38体のみが現存しているとか。
ガラス越しで残念ですが、美しさには声を失いました。
https://www.konest.com/contents/spot_mise_detail.html?id=2578 -
ここにも提灯。
白い提灯は、ご先祖の供養のためのものだとガイドさんが言っていたような・・・。 -
こちらは、修復する屋根瓦の寄進。
瓦に思い思いに願い事を書いて、葺き替えする時に使うという仕組み。
日本でも時々見られます。
先日、明治神宮でもやっていました。 -
美しい。
-
色それぞれに意味があるのでしょうが、ガイドさんからも説明はなく、調べましたが解りませんでした。
-
秋にはモミジも美しいそうです。
-
そして、また1キロ近く歩き、入口の門近くまで戻って来ました。
鐘楼がありました。 -
但し、「一突き1000ウォン以上のご寄進を~」とあります。
-
イチオシ
続いてやって来たのが、「仏国寺(プルグッサ)」。
こちらが東の正門です。仏国寺 寺院・教会
-
こちらは、韓国の名勝・史跡第1号にも指定されているほか、1995年には先ほど訪れた「石窟庵」とあわせて、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。
-
境内には、新羅仏教芸術の傑作と称えられる7つの国宝が現存するという大寺院です。
-
7世紀後半に高句麗・百済を滅ぼし朝鮮半島統一を果たした新羅。
誕生初期の統一新羅において、人々の心をまとめるために重要な役割を果たしたのが他ならぬ仏教でした。 -
「仏国寺」は釈迦の世界である「仏国土(彼岸)」、つまり「極楽浄土」を現世に具現したものとされ、最盛期には現在の10倍近い広さを誇っていたと言われています。
「仏国寺」は、16世紀の文禄・慶長の役で木造建築の大部分が焼失。
朝鮮時代後期には廃仏政策(李氏朝鮮では儒教を重んじた)によって深刻な破損を被るなど、度々悲運に遭ってきました。
その後、再建と補改修は繰り返され、1973年に復元工事が終了、現在に至っています。
(以上コネスト記事より抜粋) -
「仏国寺」は自然豊かです。
池に青々としたモミジ。
紅葉は事のほか美しいとか。 -
橋が架かっています。
-
東の正門から入って最初の建物が「天王門」。
天王門 史跡・遺跡
-
仏法を守護する四天王がここで睨みをきかせています。
寺院を邪悪なものから守ったり、通過する人々を神聖な気持ちで本堂に向かわせる役割も担っているといいます。 -
左側、手前が広目天、奥が多門天。
-
右側、奥が持国天、手前が増長天。
ガイドさん、「あまり怖くないでしょう。琵琶などの楽器を持ってる・・・」。 -
一般的には踏ん付けることの多い餓鬼も足で挟んでいるだけ・・・。
-
イチオシ
天王門を潜って進んで行くと、いよいよ本堂に近づきます。
この門が「紫霞門(チャハムン)」。
左の方には「安養門(アニャンムン)」というもう一つの門があって、2つを「泛影楼(ポミョンル)」という回廊が繋いでいます。
「紫霞門」に上って行く階段が国宝第23号に指定されている青雲橋・白雲橋。
2段に別れた上の16段が白雲橋、下の18段が青雲橋と呼ばれます。
階段であるのに橋と呼ばれているのは、紫霞門を越えて釈迦如来の彼岸世界に渡るという意味に表したものだそうです。紫霞門 史跡・遺跡
-
これが、「泛影楼(ポミョンル)」という回廊で、更に左の方に「安養門(アニャンムン)」があります。
なお、これらの橋は仏国寺の創建当時から残るたいへん貴重なものなので、今はこの橋一帯の通行は禁止されています。 -
青雲橋・白雲橋を横から見た写真です。
青雲橋 白雲橋 観光名所
-
橋は通行禁止ですので、右側から大きく回って、本堂の前の境内から、「紫霞門」にやって来ました。
これは、木魚です。 -
右側が雲板。
日本の禅宗寺院と同様に、木魚、雲板、法鼓などは、寺院生活の規律を知らせたり、儀式の際には暗証される仏の教えに人々が耳を傾け、自在を得るようにと使われています。
雲板は空中に棲む全ての生物を、木魚は水に棲む全ての生物を導くためのものです。 -
「大雄殿(テウンジョン)」。
本堂に当り、釈迦如来の彼岸世界を表します。 -
イチオシ
「多宝塔」(国宝第20号)。
3層からなる多宝塔の1層目は四角、2層目は八角、 3層目は円と、上にいくに従って丸みを帯び、力強さから柔らかさへの変化を演出しています。
1層目には四方に獅子像が置かれていましたが、3匹は盗まれてしまい現在は1匹しか残っていません。 -
韓国の10ウォン硬貨。
たまたま釣銭で持ってました。
多宝塔がデザインされています。 -
「三層石塔」(国宝第21号)。
「釈迦塔」とも呼ばれ、2段の基壇上に3層の塔身石を設けた典型的な新羅仏塔です。 -
「大雄殿」。
大雄殿 寺院・教会
-
大雄殿の中のご本尊は、釈迦牟尼像。
その両脇には文殊菩薩、普賢菩薩の像が並んでいます。 -
大雄殿の裏手にあるのが「無説殿(ムソルジョン)」。
無説殿は仏国寺の中でもっとも早く作られた建物で、華厳経の講義を行う学校のようなところだったそうです。無説殿 史跡・遺跡
-
裏手にやって来ました。
こちらにも奉納された提灯。 -
「極楽殿」です。
こちらは、阿弥陀仏の極楽浄土の領域になります。極楽殿 史跡・遺跡
-
極楽殿は、文禄・慶長の役で焼失してしまい石壇部以外は朝鮮時代の1750年に修復したものをさらに1925年に再建されたそうです。
-
極楽殿にはすべての衆生を救済し、西方極楽浄土に往生させる阿弥陀如来の像が安置されています。
-
「毘盧殿」。
毘盧遮那仏の蓮華蔵世界を表します。
この建物は1973年の補修工事の時に復元されました。毘盧殿 史跡・遺跡
-
ご本尊は、国宝第26号に指定されている「金銅毘盧遮那仏座像」です。
毘盧遮那仏は華厳経の教主で太陽、光明の象徴とされています。日本では東大寺の大仏と同じ仏様だそうです。 -
毘盧殿の脇には建物に囲まれた舎利塔があります。
高麗時代初期に建てられたものと推定され、1905年に一時日本に持ち出されたものの1933年に返還され現在の位置に置かれました。(宝物第61号に指定) -
このような礎石だけが残っていて、建物は復元できていない場所もありました。
-
「金豚年」。
2007年の亥年が該当しました。
60年に一度とも、600年に一度とも言われる「金の豚年」。
(日本以外では、干支の12番目は猪ではなく豚)
この年に生まれると、「財運に恵まれて一生お金に困らない子供が生まれる」と少子化の進む韓国でもベビーブームだったそうです。 -
最初に観た「安養門」に戻って来ました。
-
安養門の上から、階段を見下ろしています。
これが、国宝第22号に指定されている蓮華橋・七宝橋です。
紫霞門の青雲橋・白雲橋と同様に、上の8段が七宝橋、下の10段は蓮華橋と呼ばれ、阿弥陀仏の極楽世界に渡る橋という意味が込められています。 -
イチオシ
そして、最後が観光パンフレットにもよく載っている構図。
手前が、安養門で間をつなぐ泛影楼、遠くに紫霞門が見えます。
以上、「石窟庵」と「仏国寺」、いずれも世界遺産の二つの寺院を観て来ました。
夫々、美しい寺院でした。蓮華橋 七宝橋 史跡・遺跡
-
次に訪れたのが、東洋最古の天文台「瞻星台(チョムソンデ)」です。(国宝第31号)
瞻星台 モニュメント・記念碑
-
7世紀につくられたという瞻星台。
星を見る台=天文台だったのですね。瞻星台 モニュメント・記念碑
-
瞻星台から程近いところにあるのが古墳。
「屋根のない博物館」といわれる慶州です。
至るところに遺跡がある・・・。慶州歴史地域 史跡・遺跡
-
昼食は、「ビョルチェバン キョドンサムパプ」でした。
ビョルチェバン キョドンサムパプ 韓国料理
-
校洞=キョドンというのは地名。
サムパプというのは、サンチュやエゴマなどの野菜でご飯を包んで食べる料理です。サムは包むという単語の名詞形、パプ(パッ)は ごはんの意ですが・・・。 -
イチオシ
テーブルの上にずらりと並んだ皿の数々・・・。
席は、家内と向かい合わせて2人席ですが、一体何種類のおかずというか「具」があるんでしょう。
全部種類が違います。 -
これらの中で好きなものを選び、ご飯を添えて、サンチュやエゴマなどの葉野菜で巻いて食べる訳です。
-
中央は、プルコギです。
-
キムチ、大根と魚の煮付、ナムル類・・・。
-
テンジャンチゲ(いわゆる味噌汁)など。
-
プルコギも美味しかった。
-
「ビョルチェバン キョドンサムパプ」。
ビョルチェバン キョドンサムパプ 韓国料理
-
我々はツアーですので予約済みでしたが、普段だと予約なしでは行列の人気店だそうです。
ご飯と野菜をしっかり摂れるので満腹です。 -
料理は、テジプルコギサンパプ12000ウォンだったようです。
-
次にやって来たのが「大陵苑(テヌンウォン)」。
またの名を「天馬塚(チョンマチョン)」。大陵苑 (天馬塚) 広場・公園
-
テヌンウォンには約12万5400坪という広大な敷地に23基の古墳があるそうで、屋根のない博物館といわれる慶州でも1番の規模。
-
慶州にある古墳のほとんどは、誰が埋葬されていたのかもはっきりわかっていません。
大陵苑の中で特に有名な古墳は全部で3つだそうで、天馬図(チョンマド)が発掘された天馬塚、瓢箪型の夫婦墓である皇南大塚、そして大陵苑という名前の由来となった味鄒(ミチュ)王が眠る味鄒王陵です。
これが、味鄒王陵です。 -
イチオシ
ふたつの古墳がくっついた瓢箪形をしているのが特徴的な古墳は「皇南大塚(ファンナムテチョン)」。
慶州市内でも最大規模の古墳だそうです。
瓢箪形の古墳は夫婦がいっしょに埋葬されていることを意味します。
1973年から1975年にかけて行った発掘調査の結果、北側から「夫人帯」と書かれた銀製の帯金具が発見され、女性が埋葬されていることがわかりました。
埋葬されている人物の特定は出来ていませんが、5世紀ごろの王と王妃だろうと推定されています。 -
天馬塚(チョンマチョン)の中に入りました。
棺を再現していました。
副葬品と一緒に埋葬され、周囲に木を組んで窟にしていますが、発掘当時は当然朽ち果てていたそうです。 -
天馬塚という名前はこの古墳から天馬を描いた馬の泥よけが出土したことに由来します。これはその複製です。
天馬塚からは、そのほかにも金冠や腰帯など1万1500点余りが発掘され、国立慶州博物館でその現物が見られます。 -
続いてやってきたのが「皇南パン」。
皇南パン パン屋
-
パンと言うよりはあんこのお饅頭という感じ。
ゆっくりお土産として買物しようとしてましたが、「ツアー会社から一人1個ずつお土産があります」と言って、すぐに次のスポットへ。
あっさり味で、出来立てホカホカで美味しかった。 -
次にやってきたのは「校洞(キョドン)村」。
-
古民家の集落で、土塀や瓦屋根がある300年以上前の韓屋が多く残っています。
-
特に1700年ごろに建てられた崔(チェ)氏古宅が有名で、朝鮮時代の両班(ヤンバン)の家の原形を良好な状態で保存されています。
-
韓国歴史ドラマ「名家(ミョンガ)」は、17世紀に実在した慶州の名門両班のチェ・グクソンの生涯を描いていて、ここのお宅の主だった・・・。
-
立派なオンドルの煙突。
-
ここは、サランチェ(主人の居間と客間)に使う棟が焼失され、2007年から復元工事が行われて36年ぶりに昔の姿を取り戻しましたのだそうです。
女性の空間であるアンチェ(母屋)や、ヘンランチェ(門脇部屋)も完備した完全な形式の両班屋敷です。 -
オンドル施設。
-
崔家は、400年もの間続いた、通称「慶州崔富者屋」と呼ばれる名家。それにはこのような家訓があったそうです。
六訓
1・科挙を受けても進士以上の官職にはつかない
1・一万石以上の財産は社会に還元する
1・凶作期には土地を増やさない
1・旅人は手厚くもてなす
1・周辺100里内に飢えて死ぬ人がいなくなるようにする
1・迎えた嫁は、3年間は木綿の服を着る
なるほど~。 -
お隣の「校洞法酒 (キョドンポプチュ)」にやって来ました。
校洞法酒 専門店
-
校洞法酒は、崔家に代々に受け継がれる秘伝のお酒。
朝鮮王朝の肅宗(1661?1720)の時、宮廷料理を担当した官庁の管理であった崔グッジュさんの時以来、代々崔家に伝わる伝統酒で、重要無形文化財第86号に指定されています。
現在の技能保有者は崔永信(ペヨンシン)さんで、9代目のお孫さん。
1日の生産量はわずか16本(900ミリ)だそうです。 -
イチオシ
庭には大きいザクロがありました。
-
たっぷり楽しんだ慶州。
最後は「国立慶州博物館」です。
1945年に開館し、1975年に今の場所に移転したそうです。
ソウルの国立中央博物館に続いて韓国で2番目に規模の大きい国立博物館で、先史時代から新羅にいたるまでの遺物や仏教美術の工芸品、墓から発掘された金冠や冠飾りなど10万点以上の遺跡物を所蔵、そのうちの約3万点は文化財に指定されているそうです。
慶州は「屋根のない博物館」と言われるそうですが、屋根のある博物館にやって来たというわけです(笑)。国立慶州博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
まず入館したのが新羅歴史館。
-
先史時代から石器時代、新羅前期時代、統一新羅時代と順に、慶州各地の遺跡などから出土した数々が展示されています。
-
人面分円瓦当。
欠けてはいますが、芸術的・歴史的価値は高いのでしょうね。 -
大量に出土したんでしょうね~。
-
年代、名称などは判りませんが・・・。
-
新羅歴史館から、特別展示館を見ています。
-
博物館内にユニフォーム姿の子供が多いと思ったら、8月22日(土)~27日(木)にFIFA公認・世界ジュニアサッカー大会があったらしい。
-
屋外にも展示物があります。
中には国宝もあるようです。 -
新羅美術館に来ました。
新羅の仏教芸術品のオンパレードです。 -
李氏朝時代、儒教を重んじる政策で 仏教弾圧が行われましたが、多くの石像がここにはあります。
-
ただ、統一新羅時代に栄華を極めた頃はもっと多数の像があっただろうと想像されます。
-
南山長倉谷弥勒三尊仏。
-
鼻が削がれているのは、韓国には石仏の鼻を落として煎じて飲むと子宝に恵まれるという迷信があり、削られたとのことです。
-
栢栗寺金銅薬師如来立像。
(国宝第28号) -
路東洞・路西洞古墳公園から出土した金冠、冠飾、腰帯です。
-
4世紀ごろの新羅は「黄金」の国で、王の権力の象徴でもありました。
-
天馬塚で出土した金冠(国宝第188号)。
-
月池館(ウォルチガン)にやって来ました。
-
月池(雁鴨池)は、新羅の半島統一を祝い建設された、臨海殿(イメジョン)という宮殿の跡地です。
宮殿は、935年の新羅滅亡によって破壊し尽くされてしまい、美術品などもすべて池に放り込まれたといいます。
1970年代にこの池を発掘調査し、3万余点にものぼる膨大な量の遺物が出土しました。これらを収蔵するために月池館という別館に保管されています。 -
聖徳大王神鍾(国宝第29号)。
-
この鐘は新羅第35代、景徳王が、亡くなった父、聖徳王の冥福を祈るために作り始めました。ところが景徳王の在位中には完成に至らず、完成はさらにその息子である恵恭王に引き継がれました。
またこの鐘にはひとつの悲しい伝説が残されていることでも有名です。
鋳造する際に溶けた銅の中へひとりの娘を捧げたといわれ、このときに娘が「エミレ(お母さん)」と泣き叫んだことから、この鐘は別名エミレの鐘と呼ばれています。
以上で、慶州の旅もお終いです。
(10)に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11277495
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
ANAマイルで福岡経由で韓国へ。ソウル~釜山往復は大韓マイルで。
-
前の旅行記
ANAマイルで福岡経由で韓国へ。ソウル~釜山往復は大韓マイルで。~⑧大韓航空国内線で釜山へ行きます
2017/08/24~
釜山
-
次の旅行記
ANAマイルで福岡経由で韓国へ。ソウル~釜山往復は大韓マイルで。~⑩釜山からソウルに戻り、帰国です。
2017/08/24~
釜山
-
ANAマイルで福岡経由で韓国へ。ソウル~釜山往復は大韓マイルで。~①ソウルに行く前に、福岡でチョイ観光。
2017/08/24~
太宰府
-
ANAマイルで福岡経由で韓国へ。ソウル~釜山往復は大韓マイルで。~②機材故障で飛ばないアシアナ。11時間福岡...
2017/08/24~
博多
-
ANAマイルで福岡経由で韓国へ。ソウル~釜山往復は大韓マイルで。~③ソウル市の南、「南漢山城」を歩きました!
2017/08/24~
ソウル
-
ANAマイルで福岡経由で韓国へ。ソウル~釜山往復は大韓マイルで。~④サムゲタンを食べて博物館を二つ回って力尽...
2017/08/24~
ソウル
-
ANAマイルで福岡経由で韓国へ。ソウル~釜山往復は大韓マイルで。~⑤インチョン旧市街を散策しました!
2017/08/24~
仁川
-
ANAマイルで福岡経由で韓国へ。ソウル~釜山往復は大韓マイルで。~⑥インチョン市内を引続き観光!
2017/08/24~
仁川
-
ANAマイルで福岡経由で韓国へ。ソウル~釜山往復は大韓マイルで。~⑦「昌徳宮」の月明かり紀行で大感動
2017/08/24~
ソウル
-
ANAマイルで福岡経由で韓国へ。ソウル~釜山往復は大韓マイルで。~⑧大韓航空国内線で釜山へ行きます
2017/08/24~
釜山
-
ANAマイルで福岡経由で韓国へ。ソウル~釜山往復は大韓マイルで。~⑨新羅の都「慶州」へ日帰りツアー!
2017/08/24~
慶州
-
ANAマイルで福岡経由で韓国へ。ソウル~釜山往復は大韓マイルで。~⑩釜山からソウルに戻り、帰国です。
2017/08/24~
釜山
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
東横イン 釜山海雲台 1
3.74 -
パラダイス ホテル プサン
4.01 -
ベスト ウェスタン ヘウンデ ホテル
3.31
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
慶州(韓国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ ANAマイルで福岡経由で韓国へ。ソウル~釜山往復は大韓マイルで。
0
128