2017/08/24 - 2017/08/30
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entetsuさん
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この旅行記スケジュールを元に
色々教わっているフォートラベラーの方の旅行記を参考に、ANAマイルが貯まったので福岡を経由してインチョンに行くプランを立ててみました。
また、韓国国内でのソウル~釜山往復もKTXではなく、デルタやベトナム航空利用で貯まった大韓航空のマイルで往復しました。
使用マイルは、ANA@15000マイル。大韓航空@10000マイル。
福岡で観光した後一泊して、勇躍14回目の韓国行きかと思いきや、機材故障でアシアナ機が飛ばない。結局、11時間福岡空港に足留めされなんとかソウルまで飛んで、深夜にホテルチェックイン。
禄に寝てないですが、8:00ホテルピックアップでツアーを予約していました。
(1)ソウルに行く前に、福岡でチョイ観光
(2)機材故障で飛ばないアシアナ。11時間福岡空港に足留め・・・
★(3)ソウル市の南、「南漢山城」を歩きました!
(4)サムゲタンを食べて博物館を二つ回って力尽きました(笑)
(5)インチョン旧市街を散策しました!
(6)インチョン市内を引続き観光!
(7)「昌徳宮」の月明かり紀行で大感動!
(8)大韓航空国内線で釜山へ行きます
(9)新羅の都「慶州」へ日帰りツアー!
(10)釜山からソウルに戻り、帰国です
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- 大韓航空 ANA アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
現地ツアーで向かっているのは、「南漢山城(ナマンサンソン)」というソウルの南の郊外にある山城で2014年、韓国では11番目に指定されたユネスコ世界遺産です。
何と、この日、朝起きたのが7:30。
昨日のアシアナ機故障のせいで、寝付いたのが3時を過ぎてしまった。
でも、なんとか8:00ピックアップに間に合い、高速道路を走っています。
車窓から見えるこのビルが、今、ソウル出一番高い建物。
2011年から約6年間かけて建てられ、展望フロア「ソウルスカイ」は2017年4月3日にグランドオープンしました。
117階から123階が展望フロア「ソウルスカイ」になっていて、展望スペースのほかカフェや記念品ショップなどがあるそうです。 -
韓国へ来るのも14回目。これまでに色々回り、ソウル近郊の観光スポットは大体は行きました。
今回、少し遠出して出かけるのは「南漢山城」。
地下鉄8号線の「サンソン(山城)」駅まで行きバスかタクシーで行くことができる様ですが、まだ暑いし交通の便も悪そうなのでツアーを予約して向かいました。
ホテルから1時間足らずで到着です。南漢山城 城・宮殿
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ここから自動車進入禁止。
世界遺産の保護を目的として、ここから先は、ただハイキングするだけです。 -
韓国では珍しい彩色のマンホール。
会社にマンホールの写真(主に日本国内)を収集しているちょっと変わった人がいるので、送ってあげました。 -
「南漢山城」は、ソウルから東南側に24キロの場所に位置する南漢山にあり、全長12.4キロ(本城8.9キロ、外城3.2キロ、新南山城0.2キロ)、高さは7.3メートルあります。
元々、2,000年余り前高句麗の東明王の息子・温祚の城であったという記録が残っていますが、唐・新羅戦争の真っ只中だった673年に漢山州に築かれた主将城という説もあります。
その遺跡を活用して後世に幾度か修復されましたが、朝鮮時代初め光海君の時代に本格的に築造されたといわれています。
山城が築造され初めて施行された機動訓練に参加した人員だけでも12,700人といわれていますが、現在城内に建物はほとんど残っていません。今も残る建造物には東、南門と西将台、顕節祠、演武館、長慶寺、池水堂、迎月亭、枕戈亭、高台などがあります。
そのうちの4大門と守御将台、西門の真ん中あたりの一部の城郭は、原型のままきれいな状態で保存されており、南漢山城は史跡第57号と道立公園に指定されています。
(韓国観光公社HPより) -
全長12キロもあるので、それを歩くのは壮健な人たちにお任せし、我々はいわゆるビギナー向けの標準コースを回ります。
それでも、山の稜線に沿って約1時間半・4キロの行程です。 -
やって来たのが北門。
城に4つある城門の1つです。
ここまでは、なだらかな道のりで約5分ほどで着きました。 -
北門の別名は全勝門。
重厚な石積みで美しい門です。 -
名前の由来は、「戦いに全て勝つ」という願いがこもっているのでしょうか。
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門を潜って裏側に来ました。
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天気が良くて、木漏れ日が眩しい。
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イチオシ
ガイドさんに「ここから次のスポットまで、なだらかな道と城壁沿いに歩く道とがありますが、どうしますか?」と聞かれ、「もちろん、城壁沿い!」。
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修繕され、城壁が作られた当時の様子が伝わります。
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結構、急坂ですが、頑張って歩きます。
(後悔はしておりません・・・) -
この隙間から、攻めて来た敵を攻撃します。
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この日は、快晴で景色は最高です。
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また、今年のソウルの夏は、例年になく暑い日が少なかったそうで、この日も風が爽やかです。
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この段階で既にかなり足に来てますが、頑張ります。
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やや開けたところも進んで行きます。
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ここで再び、楽チンな道と、険しい道との分岐です。
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山歩き仕様で元気に進んでいく韓国ミドル。
我々も続きます。 -
第5暗門(チェオ アムムン)。
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韓国の城郭に必ずある暗門。
兵器や食料の運搬のための通用門で、目立たないよう小さく作られています。 -
暗門をくぐり、連珠峰甕城(ヨンジュボンオンソン)まで行きます。
甕城(オンソン)とは、城壁から突き出すように作られ、敵を引き付けると共に侵入を防ぐ役割を持つのだそうです。 -
イチオシ
ガイドさんが、歩いている私と、それをカメラで狙っている家内を、まとめて撮ってくれました。
「南漢山城」は自然の地形を生かして、山陵のうねりに沿って城壁も築造するので、一部では死角が出来るので、このような「甕城(オンソン)」と呼ばれる突出部を設けて側面の防御を固めていると言われます。 -
ここは綺麗に修復されたのか、見るからに綺麗です。
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甕城にも見張り用の穴(穴というにはやや大きいが)があります。
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甕城からみた風景。
ソウル方向を見ています。 -
イチオシ
「ソウルスカイ」も近くに見えます。
さらに向こうには、北岳山も見えます。 -
もう少し歩きます。
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展望台を過ぎると・・・。
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これが西門です。
この門にまつわる朝鮮王朝時代でもっとも屈辱的なことについてガイドさんが説明してくれました。
朝鮮時代の第16代国王・インジョ(仁祖)が、清の攻勢を受け、南漢山城に47日間篭城しましたが降伏を決意し、西門の右翼門を出て漢江南岸の三田渡というところの清軍本営に出向き、清皇帝のホンタイジに三跪九叩頭の礼によって認めるという屈辱的な城下の盟を余儀なくされました。
三跪九叩頭の礼とは土下座の一つですが、合計9回「手を地面につけ、額を地面に打ち付ける」というもので、額は血まみれになったそうです。
一国の王がこれを行なうというのは大変な屈辱です。
これ以後近代に至るまで、朝鮮は清の冊封国となります。 -
西門は、別名を右翼門といいます。
清国の軍勢が圧倒的多数であったことに加え、南漢山城の築城当時の武器は弓矢と刀剣が主であったため、銃器や大砲などへの防御や備えが無かったということも朝鮮が清国に敗れた原因だったようです。
また、このように狭い門構えなので、物資を積んだ牛馬車などが通る(兵站)のは困難を極めたようです。
その後も城は増築を重ね、現在の姿になりました。 -
門の間から覗く向こう側の色が緑色で美しい。
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さらに歩きます。
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次にやって来たのが「守護将台(スオジャンデ)」。
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太極図が描かれた扉。
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「守護将台」は、軍の指揮と城内の偵察目的に造られた楼閣で1751年建造だそうす。
将台は、かつては5つあったそうですが、現存するのは西将台1つのみです。 -
イチオシ
韓国では一般的に将台は単層形態が主流ですが、南漢山城は2層の楼閣になっています。
同じ世界遺産の「水原華城(スウォンファソン)」でも確認できます。南漢山城 城・宮殿
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ここからの景色も見晴らしがいいです。
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1963年に史跡第57号に指定され、2014年ユネスコ世界文化遺産に認定されました。
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このやや反り返ったカーブが何とも美しい。
(と、感じるのは私だけ?) -
丹青も綺麗です。
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この写真もいい(自画自賛)。
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ガイドさんによると、この建物も創建当時からは何度か火災に遭ったり、かなり傷んだりしていたものを修復したそうです。
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これが当時の写真。
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瓦などは修復しているようですが、柱の礎石部分などは当時のままです。
南漢山城 城・宮殿
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以上で「南漢山城」のビギナーコースの散策(いやハイキング)を終えて、山を下って行きます。
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瓦を積んで塀にしてあります。
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「国清寺(クッチョンサ)」というお寺にやって来ました。
「南漢山城」には今でも10の寺院があります。
これは、山城が作られたとき、僧侶の碧巌覚性を僧兵の長として迎え、全国の僧侶を交代で徴集し城を作らせ、築城後も僧侶の軍隊を駐屯させ彼らの寝食する場所として寺院が作られたという訳です。 -
「国清寺(クッチョンサ)」は、曹渓宗のお寺で、敵の侵略に備えた武器庫の役割を果たしていたともいいます。
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だいぶ歩き、ようやく下まで来ました。
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この辺り、カフェや食堂、ゲストハウスなどが多くありますが、ガイドさんと一緒にこのカフェで一休みします。
パノル=半月=ハーフムーンというカフェ。 -
古い韓屋を改装した、感じのいいカフェです。
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花が綺麗に植えられています。
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両班韓屋を上手く残した部屋が幾つもあります。
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こんな部屋も。
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結局、このオープンカフェ風の席にしました。
風通しが良くて気持ちいい。 -
気持ちいい風に吹かれながら、ガイドさんと3人でゆっくりお茶しました。
ここで、ガイドさんについて触れさせていただきます。
ガイドさんのお名前は、ナ・ミンソさん。
でも、岩手県生まれの生粋の日本人です。30年ほど前に韓国に来て韓国の人と結婚。今では国籍も韓国籍だそうです。
この日はドライバーさんが休暇中だとかで、ドライバーとガイドを兼ねていました。(「賃金は2人分貰えるの?」と聞いたら「それは・・・」だそうでした)
年齢は我々夫婦より少し下、だそうですがとても明るくて元気。
もちろん、韓国語ペラペラ。
最近日本人観光客が減ってきたので、一年かけて勉強して英語のガイド資格試験に合格したそうです。よって、英語もペラペラ!
お陰様で楽しく観光できました。有難うございました。 -
カフェ・パノル。
コーヒーなどを入れてくれる担当は奥様、邸内の花々を丹精しているのはご主人でした(笑)。 -
カフェでまったりしたりして、実はツアーの予定時間はもう過ぎているのですが「南漢山城」にはもう一つ見所があります。
「南漢山城 行宮(ナマンサンソン・ヘングン)」です。
この建物は、観光案内所兼チケット売場。
「南漢山城」は無料ですが、 「行宮」観覧は有料(2000ウォン)です。 -
「行宮(ヘングン)」は、王様が行幸した際に滞在する建物。
こちらには、粛宗(ドラマで言えばトンイ時代)、英祖(イサンのおじい様)、正祖(イサン)、高宗など歴代の王が行幸、宿泊した場所だそうですが、軍事的な待機・避難場所の意味合いが強かった、と伝えられています。 -
イチオシ
「南漢行宮」は、朝鮮時代の1626年に完成した離宮です。
現在の建物は2010年に復元されたものですが、その歴史的価値から2007年に「史跡 第480号」に指定されています。 -
イチオシ
家内が、見つけて撮った雲。
龍に見えるといいます。
そう言えばそう見える。
イ・サンでしょうか? -
「漢南楼(ハンナムヌ)」と書かれた扁額。
漢江の南にある楼閣という意味。 -
漢南楼を潜り、入場します。
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風水上の観点からでしょうか、池が配されています。
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オンドルの煙突。
この辺りに写真が何枚か展示されています。 -
まず、この写真をご覧ください。
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外行殿(ウェヘンジョン)と呼ばれる正堂で、王の執務室の役割を持ちました。
上の写真では、これほど荒れ果てていたということがよく解ります。 -
施設の配置図。
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外行殿は、28間ある建物です。
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外行殿の右の方には、統一新羅時代の建物が発掘され保存されていました。
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門を潜り進んで行きます。
擬清門でしょうか。
こちらの行宮は、全体が斜面に建てられているので、山城を1時間半ほど歩いた足には結構きついです。 -
内行殿(ネヘンジョン)に来ました。
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内行殿は王の寝殿で、外行殿と同じく28間あります。
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日月五峰図がありました。
韓国の1万ウォン札にもプリントされています。
王の席の後ろには必ず配されます。 -
こちらは行宮内でも一番格式が高い建物です。
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オンドル設備もあります。
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左殿(チャジョン)の方向を見ています。
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「左殿」は、戦争など有事の際に、ソウル市内にある宗廟に祀られている歴代の王と王妃の位牌を移して保管できるように作られた建物です。
また、建物は現存しませんが「右室(ウシル)」という祭壇があったそうで、この様に「左殿」と「右室」を持つ行宮は他には無いそうで、有事の際の臨時首都としての役割を果たせるように造られた所であったことが伺えます。
「左殿」は宗廟を意識した建物ですので、屋根の形が似ています。 -
内行殿の裏に来ました。
-
イチオシ
それにしても、この美しさ・・・。
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王の寝殿であるため、屋根には魔除けの「雑像(チャプサン)」もあります。
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在徳堂。
内行殿の裏にあります。 -
在徳堂の正確な用途は伝えられていませんが、祠堂と推定されているそうです。
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「磐石」と刻まれた石がありました。
『意思は磐石のごとし』『国家を磐石の上に』と言う磐石です。 -
立ち入ることはできませんが「後苑」です。
王様のための庭園です。 -
坐勝堂(チャスダン)。
広州留守の執務用の建物。
坐勝とは座ったまま勝つということで、必ず勝てる策を立てて敵を倒すという意志が込められているそうです。 -
南漢山城と行宮の見学を終え、駐車場まで戻って来ました。
予定時間を超過しましたが、ガイドさんが熱心にお付き合い下さいました。
それにしてもこの空の青さと、山の緑の美しさ~。 -
日本人だけど結婚して韓国籍のナ・ミンソさん、この日はドライバーとガイドの二役をこなしていただきました。
有難うございました。 -
帰りはやや道路が渋滞してましたが、天気が良く、景色も最高です。
(4)に続きます。
http://4travel.jp/travelogue/11277386オリンピック公園 広場・公園
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