2017/06/22 - 2017/06/22
3849位(同エリア43926件中)
tadさん
22日は、二条城と、上賀茂神社、下鴨神社、河合神社、八坂神社、八坂の塔、京都駅構内(ラーメン通り)、アイリッシュ・パブを訪問。
京都滞在三日目は二条城からスタートしたのだが、落胆の連続だった。中学校の修学旅行ではもっとも印象の強かった場所なのだが、久しぶりに再訪すると、その堕落ぶりに失望。。。狩野探幽らの素晴らしい障壁画はすべて複製になってしまっていた。本物は城内の展示・収蔵館に保存展示されているということで、当然それは別料金100円で入場できることも確認していたが、それは保護のためだから仕方ない。だが、どういう訳か、この日は展示・収蔵館に行くと、閉鎖されていた!!!これで、私の落胆は一気に高まった。二条城のホームページなども一応見たつもりだが、展示品入れ替えで、時々十日間ほど閉鎖されることを今知った!後の祭り。。。どうやら二条城には歓迎されていないようだ。
いずれにしろ障壁画は一千枚以上あり、展示されるのはほんの一部らしい。名品を選んで、設備の整った場所に常設展示すれば、狩野探幽や尚信の傑作なら絶対に見に行くだろう。北斎の富嶽36景などもそうだが、名品の常設展示を可能にする方法をもっと観光地や博物館は真剣に考えるべきだろうと思う。せっかくの名品は、お土産ショップの絵ハガキでしか見られないというのが日本の現実だ。海外からの美術ファンは当然、失望して帰る。着物を着て自撮りで満足する観光客ばかりではないのだ。
日本の関係者は、私の様な主張を聞くと、たいていは、絵画は傷みやすいから名品の常設展示は困難だというが、不勉強も甚だしい!大英図書館などの奇観本コーナーを度々訪問しているが、彼らは世界の至宝をたくさん常設展示している。勿論、照明や湿度などに万全の注意を払っている。修復と展示方法の最先端技術は日進月歩なのだ。京都などは観光相手の商売ばかりに気を使わないで、保存性の高い展示方法など、そういう方面のリーダーになってほしいものだ。
二条城の写真禁止には納得しない。なにしろ、複製の絵なのに撮影禁止なのだ!?意味不明。。。もしかして、複製しかないことが恥ずかしくて、写真撮影禁止なのだろうか?まさか。。とは思うが。。
中学生の時、鴬張りの廊下の忍者対策的説明を聞かされたが、あれは嘘だった。たんに床板の釘金具の固定技術が拙劣だっただけと、はっきり説明版に書いてあった。知らなかった。修学旅行も教師はちゃんと選択しないと、こういうことになる。。
ただ、大政奉還の現場が、建物として、残っている事実は貴重だ。その意味では訪問は意味あるものだった。建物の写真さえも禁止なので、これも出す現場写真がない。。二条城関係者は、こんなに面白くない展示方法を、再検討する気はないのだろうか。
ところで、外国人を引率するガイド業があるが、立派な職業だ。頑張っておられる現場になんども遭遇した。ちょっと聞かせてもらったりしたが、検定試験の合格者達だから安心していいだろう。説明部分は多分、ちゃんと記憶しておられるので問題ないだろうが、時々質問の場面があったりすると、急にえ!と言いたくなるような即興の説明をしておられる方を見たりしたが、ま、いいか。。。営業妨害はしないほうがいいでしょう。
上賀茂神社、下鴨神社、河合神社は、まとめて見た。葵祭の期間中のはずだが、とくにそれらしい出来事には出くわさなかった。糺の森の散歩はよかった。加茂氏の由来は知っていたし、立派な神殿や水の流れを活用した清々しい神社だった。
河合神社で着物姿の撮影に目覚めたいきさつは既に旅行記に書いた。その勢いで、八坂神社に移動して、着物姿を撮影した。この辺りは何度も歩いているので、特に観光する必要はなかったからでもある。八坂の塔周辺も歩いた。龍馬の墓などがある霊山墓地は既にゆっくり見たことがあるので、このあたりは、ただ散歩を楽しむだけだ。ひっそりとしたところでソーメンを食べ、中休みをした。
京都駅で屋上の空中経路から夜景を楽しみ、ラーメン屋の並ぶ通りで、富山ブラックを食べた。それから、アイリッシュ・パブで約束があるので、昨晩の議論の続きをしに烏丸に移動し、またもや、午前2時まで議論を続けた。欧米人は一旦議論が続けられる相手だとわかると、とことん、継続することが多い。ダブリンから来た男と最初は音楽に関するトーク、次はビールや酒のトーク、最終日はとうとう彼の個人的な問題に絡む問題と日本での対応に関する問題につきあわされた。
京都の観光は今ひとつの一日だったが、ダブリンから来た男との議論はいろいろ考えさせられた。
一枚目は二条城二の丸御殿唐門
- 旅行の満足度
- 4.0
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写真は横のままにしておく。これだと北が上になる。右側から入場した。二の丸が東の右側で、本丸が西の左側。
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唐門
元離宮二条城 名所・史跡
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明治維新後に葵の紋が菊の御紋に変えられている。明治後もここは再活用されたようで仕方ない面はあるが、私は本来、文化価値の高いものはなるべく改変を避けて保護継承されるべきだと考えている。
世界文化遺産になっている世界レベルの遺産は改変が少ないものが多い印象がある。その時の政治的リーダー達の文化度によるが、パリのベルサイユ宮殿でも、名誉革命の後でさえ、破壊されていないのは驚きだ。結局、世界有数の文化遺産になっていて、莫大な観光収入源となっているのだ。 -
この二の丸御殿の中の写真は一枚もない。複製の絵しかないこともわかっているので、先に周囲を一周することにした。
元離宮二条城 名所・史跡
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元離宮二条城 名所・史跡
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流石の庭園
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本丸櫓門
元離宮二条城 名所・史跡
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本丸庭園に入る
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天守閣跡
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天守閣跡より。
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天守閣跡からの眺め。
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本丸御殿は重要文化財。
元離宮二条城 名所・史跡
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米蔵(重要文化財)
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流石の庭園と堀!
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北中仕切門。
これを過ぎると庭園は現代風になる。 -
北大手門(重要文化財)。近づけない。。
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この所蔵館の閉鎖を知り大ショック。
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何回読んでも本日閉鎖とはかいていない!
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ここで本物の狩野派の障壁画が見られると楽しみにしていたのだが。。
この後、二に丸御殿に入場するが、出るまで、一枚の写真もない!! -
それでも、午前10時から午後1時半まで二条城内にいた。ランチは内部の休息所で蕎麦をいただいた。そこには韓国の仏教僧達もたくさんいた。
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続いて、バスで移動し、上賀茂神社に到着。バスの中は冷房がきき、いい休息になる。
賀茂別雷神社(上賀茂神社) 寺・神社・教会
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国宝の本殿
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橋は重要文化財のようだ。左側は工事中だった。
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流石に涼しい
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舞殿(重要文化財)
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下鴨神社に到着。正式には「かもみおやじんじゃ」と呼ぶそうだ。
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下鴨神社(賀茂御祖神社) 寺・神社・教会
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本殿は国宝。
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光琳の梅。このあたりを尾形光琳が描いたとのこと。絵のほうは国宝。
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ここから直進すると糺の森を歩くことになる。
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糺の森を歩く
下鴨神社(賀茂御祖神社) 寺・神社・教会
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この近辺はいろいろ近年調査されたようだ。テレビでも紹介された。
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この後、茶化したくなることが目に入る。
河合神社 寺・神社・教会
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河合神社
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河合神社
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鴨長明の家の復元??
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ここで糺の森が終わり。
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勢いで、続けて、バスで移動し、八坂神社へ。
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いるいる。着物派が。。
八坂神社 寺・神社・教会
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この通りを歩いているとソーメンを食べる場所があった。
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静かな場所でソーメンをいただく。雰囲気よし。よく歩いたので、午後のおやつがわりだ。
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普通の古民家を改造した感じで、雰囲気はいい。
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ソーメンのあとはまた、しばらく散歩。
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八坂の塔
法観寺 (八坂の塔) 寺・神社・教会
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今日は十分に歩いたので、京都駅に戻る。京都駅の屋上から夜景を見たくなったからだ。あのラーメン通りにも行ってみたいし。。。
京都駅ビル 名所・史跡
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京都駅屋上近くのラーメン通り。富山ブラックなるラーメンを食べる。
店名「麺家いろは 京都駅ビル店」 -
19:44.夜景になってきた。
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京都駅の屋上は本当に気に入った。
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この後、また、アイリッシュ・パブに行く
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