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22日は、二条城と、上賀茂神社、下鴨神社、河合神社、八坂神社、八坂の塔、京都駅構内(ラーメン通り)、アイリッシュ・パブを訪問。<br /><br />京都滞在三日目は二条城からスタートしたのだが、落胆の連続だった。中学校の修学旅行ではもっとも印象の強かった場所なのだが、久しぶりに再訪すると、その堕落ぶりに失望。。。狩野探幽らの素晴らしい障壁画はすべて複製になってしまっていた。本物は城内の展示・収蔵館に保存展示されているということで、当然それは別料金100円で入場できることも確認していたが、それは保護のためだから仕方ない。だが、どういう訳か、この日は展示・収蔵館に行くと、閉鎖されていた!!!これで、私の落胆は一気に高まった。二条城のホームページなども一応見たつもりだが、展示品入れ替えで、時々十日間ほど閉鎖されることを今知った!後の祭り。。。どうやら二条城には歓迎されていないようだ。<br /><br />いずれにしろ障壁画は一千枚以上あり、展示されるのはほんの一部らしい。名品を選んで、設備の整った場所に常設展示すれば、狩野探幽や尚信の傑作なら絶対に見に行くだろう。北斎の富嶽36景などもそうだが、名品の常設展示を可能にする方法をもっと観光地や博物館は真剣に考えるべきだろうと思う。せっかくの名品は、お土産ショップの絵ハガキでしか見られないというのが日本の現実だ。海外からの美術ファンは当然、失望して帰る。着物を着て自撮りで満足する観光客ばかりではないのだ。<br /><br />日本の関係者は、私の様な主張を聞くと、たいていは、絵画は傷みやすいから名品の常設展示は困難だというが、不勉強も甚だしい!大英図書館などの奇観本コーナーを度々訪問しているが、彼らは世界の至宝をたくさん常設展示している。勿論、照明や湿度などに万全の注意を払っている。修復と展示方法の最先端技術は日進月歩なのだ。京都などは観光相手の商売ばかりに気を使わないで、保存性の高い展示方法など、そういう方面のリーダーになってほしいものだ。<br /><br />二条城の写真禁止には納得しない。なにしろ、複製の絵なのに撮影禁止なのだ!?意味不明。。。もしかして、複製しかないことが恥ずかしくて、写真撮影禁止なのだろうか?まさか。。とは思うが。。<br /><br />中学生の時、鴬張りの廊下の忍者対策的説明を聞かされたが、あれは嘘だった。たんに床板の釘金具の固定技術が拙劣だっただけと、はっきり説明版に書いてあった。知らなかった。修学旅行も教師はちゃんと選択しないと、こういうことになる。。<br /><br />ただ、大政奉還の現場が、建物として、残っている事実は貴重だ。その意味では訪問は意味あるものだった。建物の写真さえも禁止なので、これも出す現場写真がない。。二条城関係者は、こんなに面白くない展示方法を、再検討する気はないのだろうか。<br /><br />ところで、外国人を引率するガイド業があるが、立派な職業だ。頑張っておられる現場になんども遭遇した。ちょっと聞かせてもらったりしたが、検定試験の合格者達だから安心していいだろう。説明部分は多分、ちゃんと記憶しておられるので問題ないだろうが、時々質問の場面があったりすると、急にえ!と言いたくなるような即興の説明をしておられる方を見たりしたが、ま、いいか。。。営業妨害はしないほうがいいでしょう。<br /><br />上賀茂神社、下鴨神社、河合神社は、まとめて見た。葵祭の期間中のはずだが、とくにそれらしい出来事には出くわさなかった。糺の森の散歩はよかった。加茂氏の由来は知っていたし、立派な神殿や水の流れを活用した清々しい神社だった。<br /><br />河合神社で着物姿の撮影に目覚めたいきさつは既に旅行記に書いた。その勢いで、八坂神社に移動して、着物姿を撮影した。この辺りは何度も歩いているので、特に観光する必要はなかったからでもある。八坂の塔周辺も歩いた。龍馬の墓などがある霊山墓地は既にゆっくり見たことがあるので、このあたりは、ただ散歩を楽しむだけだ。ひっそりとしたところでソーメンを食べ、中休みをした。<br /><br />京都駅で屋上の空中経路から夜景を楽しみ、ラーメン屋の並ぶ通りで、富山ブラックを食べた。それから、アイリッシュ・パブで約束があるので、昨晩の議論の続きをしに烏丸に移動し、またもや、午前2時まで議論を続けた。欧米人は一旦議論が続けられる相手だとわかると、とことん、継続することが多い。ダブリンから来た男と最初は音楽に関するトーク、次はビールや酒のトーク、最終日はとうとう彼の個人的な問題に絡む問題と日本での対応に関する問題につきあわされた。<br /><br />京都の観光は今ひとつの一日だったが、ダブリンから来た男との議論はいろいろ考えさせられた。<br /><br />一枚目は二条城二の丸御殿唐門<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

京都の三日目(22日)は二条城と上賀茂、下鴨、河合、八坂の諸神社をまわる。

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2017/06/22 - 2017/06/22

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tad

tadさん

22日は、二条城と、上賀茂神社、下鴨神社、河合神社、八坂神社、八坂の塔、京都駅構内(ラーメン通り)、アイリッシュ・パブを訪問。

京都滞在三日目は二条城からスタートしたのだが、落胆の連続だった。中学校の修学旅行ではもっとも印象の強かった場所なのだが、久しぶりに再訪すると、その堕落ぶりに失望。。。狩野探幽らの素晴らしい障壁画はすべて複製になってしまっていた。本物は城内の展示・収蔵館に保存展示されているということで、当然それは別料金100円で入場できることも確認していたが、それは保護のためだから仕方ない。だが、どういう訳か、この日は展示・収蔵館に行くと、閉鎖されていた!!!これで、私の落胆は一気に高まった。二条城のホームページなども一応見たつもりだが、展示品入れ替えで、時々十日間ほど閉鎖されることを今知った!後の祭り。。。どうやら二条城には歓迎されていないようだ。

いずれにしろ障壁画は一千枚以上あり、展示されるのはほんの一部らしい。名品を選んで、設備の整った場所に常設展示すれば、狩野探幽や尚信の傑作なら絶対に見に行くだろう。北斎の富嶽36景などもそうだが、名品の常設展示を可能にする方法をもっと観光地や博物館は真剣に考えるべきだろうと思う。せっかくの名品は、お土産ショップの絵ハガキでしか見られないというのが日本の現実だ。海外からの美術ファンは当然、失望して帰る。着物を着て自撮りで満足する観光客ばかりではないのだ。

日本の関係者は、私の様な主張を聞くと、たいていは、絵画は傷みやすいから名品の常設展示は困難だというが、不勉強も甚だしい!大英図書館などの奇観本コーナーを度々訪問しているが、彼らは世界の至宝をたくさん常設展示している。勿論、照明や湿度などに万全の注意を払っている。修復と展示方法の最先端技術は日進月歩なのだ。京都などは観光相手の商売ばかりに気を使わないで、保存性の高い展示方法など、そういう方面のリーダーになってほしいものだ。

二条城の写真禁止には納得しない。なにしろ、複製の絵なのに撮影禁止なのだ!?意味不明。。。もしかして、複製しかないことが恥ずかしくて、写真撮影禁止なのだろうか?まさか。。とは思うが。。

中学生の時、鴬張りの廊下の忍者対策的説明を聞かされたが、あれは嘘だった。たんに床板の釘金具の固定技術が拙劣だっただけと、はっきり説明版に書いてあった。知らなかった。修学旅行も教師はちゃんと選択しないと、こういうことになる。。

ただ、大政奉還の現場が、建物として、残っている事実は貴重だ。その意味では訪問は意味あるものだった。建物の写真さえも禁止なので、これも出す現場写真がない。。二条城関係者は、こんなに面白くない展示方法を、再検討する気はないのだろうか。

ところで、外国人を引率するガイド業があるが、立派な職業だ。頑張っておられる現場になんども遭遇した。ちょっと聞かせてもらったりしたが、検定試験の合格者達だから安心していいだろう。説明部分は多分、ちゃんと記憶しておられるので問題ないだろうが、時々質問の場面があったりすると、急にえ!と言いたくなるような即興の説明をしておられる方を見たりしたが、ま、いいか。。。営業妨害はしないほうがいいでしょう。

上賀茂神社、下鴨神社、河合神社は、まとめて見た。葵祭の期間中のはずだが、とくにそれらしい出来事には出くわさなかった。糺の森の散歩はよかった。加茂氏の由来は知っていたし、立派な神殿や水の流れを活用した清々しい神社だった。

河合神社で着物姿の撮影に目覚めたいきさつは既に旅行記に書いた。その勢いで、八坂神社に移動して、着物姿を撮影した。この辺りは何度も歩いているので、特に観光する必要はなかったからでもある。八坂の塔周辺も歩いた。龍馬の墓などがある霊山墓地は既にゆっくり見たことがあるので、このあたりは、ただ散歩を楽しむだけだ。ひっそりとしたところでソーメンを食べ、中休みをした。

京都駅で屋上の空中経路から夜景を楽しみ、ラーメン屋の並ぶ通りで、富山ブラックを食べた。それから、アイリッシュ・パブで約束があるので、昨晩の議論の続きをしに烏丸に移動し、またもや、午前2時まで議論を続けた。欧米人は一旦議論が続けられる相手だとわかると、とことん、継続することが多い。ダブリンから来た男と最初は音楽に関するトーク、次はビールや酒のトーク、最終日はとうとう彼の個人的な問題に絡む問題と日本での対応に関する問題につきあわされた。

京都の観光は今ひとつの一日だったが、ダブリンから来た男との議論はいろいろ考えさせられた。

一枚目は二条城二の丸御殿唐門






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