2015/05/18 - 2015/05/24
115位(同エリア643件中)
ありママさん
アルザス地方滞在も残り少なくなりました。
ストラスブールを観光したら、夕方のTGVでシャルル・ドゴール空港へ。
パリから羽田で乗り換えて福岡へ帰ります。
5月18日 福岡~アムステルダム~パリ
5月19日 パリ~コルマール
5月20日 コルマール、リクヴィール、リボーヴィレ
5月21日 コルマール~ストラスブール
5月22日 ストラスブール~パリ
5月23日 パリ~帰国
5月24日 福岡
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
おはようございます。
とうとうアルザスを離れる日がやって参りました。
夕方のシャルル・ドゴール空港行きTGVに乗るまでたっぷり時間があるので、心残りの無いように、ストラスブール街歩きを堪能します。
ストラスブール大聖堂
1277年に土台が築かれました。
高さ142メートルの尖塔が完成したのは、1439年。
19Cまでは最も高いキリスト教の尖塔だったそうです。 -
朝の大聖堂前には、自動小銃を構えた迷彩服のお兄さんたちが出動していました。
聖堂内に入りたかったのですが、近寄りがたくて入れず。残念。 -
朝食は街のケーキ屋さんで頂くことに。
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見るからに美味しそうなケーキがズラリ。
おデブになってもいいから、端から端まで1個ずつ食べた~い。 -
と、夢見たものの、現実はほうれん草のキッシュ1個とカプチーノだけ。
イートインコーナーで頂きます。 -
さて、街歩き開始です。
昨日も来たプティット・フランス
コロンバージュの建物に朝日が当たって美しいです。プティット フランス 散歩・街歩き
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ポン・クヴェール
ストラスブール観光協会で購入した地図の日本語解説によると、
1200年から1250年にかけて、塔と一緒に建築された「壁橋」
19Cに石造りの橋となった。云々 と書いてあります。クヴェール橋 建造物
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ポン・クヴェール
クヴェール橋 建造物
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ヴォーバン・ダム
1681年、中世の要塞強化目的に、当時フランス領であったストラスブールでの会議により建設されたものの、その後廃れる・・・中略
1960年代に、展望テラスが増設された。
だそうです。ヴオーバン ダム 自然・景勝地
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ヴォーバン・ダム
中は通路になっていて徒歩で渡れます。
明るく写っていますが、これほど明るくはありません。
通行人が少ないので、少々不気味。
背筋がゾクゾクしました。ヴオーバン ダム 自然・景勝地
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どこかの教会の壊れかけた使徒像などが、無造作に展示されているのか、はたまた単なる物置代わりなのか?
何体もありました。ヴオーバン ダム 自然・景勝地
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テラスへの階段。
昇ってみましょう。ヴオーバン ダム 自然・景勝地
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さっき通って来たポン・クヴェールやずっと向こうに大聖堂の尖塔らしきものが見えます。
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テラスからストラスブールの街が四方見渡せます。
頬に当たるそよ風がとても心地よい朝です。
橋を渡り終えたら、さてどこに行きましょうか?
とりあえずトラムに乗りましょう。 -
トラムで向かった先は市庁舎前。
マルシェを冷やかしましょう。 -
見たことも無いこのお野菜は二十日大根の一種かな?
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美しい芍薬。
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あれま、こんなものまで。
トイレが詰まった時に使う、えーっと何て言う道具だっけ?
我が家では「カパカパ」と呼んでいますが。
そのカパカパの部分が赤色って、日本じゃ見かけないね。 -
アンティーク家具もありますよ。
何でも揃うのね。 -
見たことも無い民族衣装の男性が、何やら料理中。
-
アフリカ大陸のどこかの国のお料理らしいです。
一つ買ってみればよかったな。 -
何々??
ヨハン・セバスチャン・バッハの名前が。
何かしら?
グーグル先生によると、LE BROGILE ってブロワとしか出てこないので、何のことやら分かりませんでした。
ご存知の方がおられましたら、教えてくださいまし。 -
カラフルなサキソフォーンのオブジェ
-
おーっと、オペラハウスではありませんか!
テンションが上がります。
ストラスブール国立歌劇場です。
フランスには、ドイツほどではありませんが、国立のオペラハウスがいくつかあります。
パリの2つのオペラ座。モンペリエ、ボルドー他あちこち。
日本は、東京に一つのみ。
羨ましいったらありゃしない。 -
どれどれ、どんな作品が上演されるのかしら?興味津々。
えーっと、椿姫、ドン・カルロ、イドメネオ
なるほど、この辺はコテコテの作品ね。
他には・・・
フォーレとか、”マドンナの宝石”で有名なフェラーリの作品が。
フォーレがオペラを作曲してたことに驚きました。
チェコの作曲家ヤナーチェクのマクロープス事件とか、ロッシーニの結婚手形。
これは大昔、テレビで見たことがあります。
あのワーグナーの、聞いたことも無いオペラ”恋愛禁制”などなど、その作曲家の代表作ではない、どちらかと言うとマイナーな作品が上演予定です。(私が知らないだけ?)
日本では上演されることはなさそうな作品ばかり。
意欲的なラインナップに溜息が出ます。羨ましいです。 -
さて、再びトラムに乗って、と言っても一駅だけですが。
やって来たのは、サン・ピエール・ル・ジュヌ・プロテスタント教会 -
ゴシック様式の教会のファサード
赤い扉が印象的です。 -
中に入ると工事中でしたので、立ち入ることが出来ない部分もありましたが、パイプオルガンだけはしっかりとカメラに収めました。
-
今まで見てきたパイプオルガンは、大抵壁際に設置してありましたが、こちらのは、身廊のほぼ中央に設置してありました。
とても珍しい配置ではないかと思います。 -
キッズスペースも取ってあります。
ミサの最中、ここで遊ぶのでしょうか?
子どもにとっては、ミサは退屈極まりないでしょうからね。 -
私も記帳しました。
市・県の順番で書くべきでしたかしら?
どうでもいいですけど。 -
再びトラムに乗ります。
24時間パス(5.8ユーロ)ですからね。
もう充分元は取りました。 -
レプブリック広場に来ました。
1870年以降のプロシア皇帝達の統治の下、名誉の建築物として、壮麗な5つの公式な建築物で囲まれています。
広場中心はブナ、イチョウの木で囲まれています。
説明書より。 -
レプブリック広場
彫刻家ドリヴィエルによる死者への記念碑(1936年) -
レプブリック広場
死者への記念碑
母親と彼女の2人の息子の像。
一人はフランスのために、もう一人はドイツのために戦死を意味しており、2つの世界大戦の中で過ごした悲惨な状況を表しています。
説明書より。 -
広場を囲む5つの建築物の一つ
”ストラスブール国立劇場” -
青空にフランス国旗がはためいています。
思わず、フランス国歌 ラ・マルセイエーズをハミングしながらシャッターを押しました。 -
またまた一駅だけトラムで移動。
日本のガイドブックには載ってなくて、こちらで購入した地図で紹介されていたとある建物を目指します。
が、完全に迷子に。
地元民に尋ねようにも、人っ子一人いない静かな住宅街。
地図と勘を頼りに歩く途中の、この建物の周りに、自動小銃を携えた迷彩服の兵士?が何人も立っていました。
怖くなって、早足で通り過ぎました。
ほどなく進んだ所で、地元民らしき金髪のご婦人と出くわしまして、目的の場所への行き方を尋ねます。
すると、この建物がある角っこを左折したところであることが分かりました。
行き過ぎたのです。
ついでに、この建物が何か尋ねました。
すると「この辺は、ユダヤ教徒が多い地区なの。私はクリスチャンだけどね。」と言って、胸元からメダイだかロザリオだかを取り出して私に見せようとなさったので、それには及ばない、と制止。
ユダヤ教徒の学校があって、そこの児童・生徒が昼食を摂るレストランだったのです。
お肉は食べられない宗教なので、一般のレストランでは食事できないのです。
解説が長くなりましたので、次に行きます。 -
これがその目的の建物です。
エジプト風メゾン
1905年建立。
アールヌーボーと東洋美術の混同による正面、ファラオとパピルスによるエジプトの趣味の驚くべきフレスコ画
と説明書に書いてあります。 -
エジプト風メゾン
鮮やかな色彩ですが、塗りなおされたのでしょうね。
中の様子は確認できませんでした。
一般の住宅なのでしょうね。 -
トラム停留所に戻るのにも、迷子になりました。
地図を片手に右往左往していると、例の兵士がニヤっとしたので、「ちょっと質問してもよかろうか?」と言うと、首を横に振られました。
そうやろうたい。
分かっとったとばってんね。
途中、薬局で道を尋ね、若くて美人の薬剤師さんに案内してもらって無事停留所に到着。
来た時には気づかなかったのですが、シナゴークがありました。
確かにここはユダヤ教徒の居住区なのですね。 -
トラムの車窓から迷彩柄のトラックが見えました。
先ほどの兵士達でしょうか?
何人か姿が見えました。
彼らもランチタイムなのね、きっと。
旧市街の喧騒がウソのように、観光客など誰一人歩いていない静かなエリアでしたが、地元の人々の親切が身に沁みた街歩きでした。 -
朝からよく歩きましたのでかなりお腹が空いています。
グーテンベルク広場に面したこちらのレストランで、アルザス地方最後のランチを頂くことに。 -
気温が上昇して喉が渇きました。
ずっとアルザスワインを飲んで来ましたが、〆はビールで。 -
豚肉の煮込み、ドイツではハクセと呼ばれているお料理です。
私の握りこぶしほどの、大きな豚の頬肉の煮込みです。
フランス語では何と呼ぶのでしょうか?
テラス席に座って、残り少ないアルザス滞在を惜しみながら頂きましたが、多すぎて全部は食べられませんでした。 -
ボザール美術館
カーブが美しい建物でした。 -
さて、お腹も一杯になったところで、腹ごなしに歩きましょう。
大聖堂広場に建つ La Maison Kammerzell
ストラスブールで最も美しい家と言われています。 -
Merciere通りの一角から音楽が聞こえてきたので行ってみると、
弦楽器の演奏中でした。
楽器は、なんと馬頭琴でした。
モンゴルの民族楽器です。
こどもが幼い頃「スーホの白い馬」と言うモンゴル民話の絵本を読み聞かせてやっていました。
スーホ少年が所有していた白馬が殺され、その馬の皮を使って作られた楽器、と言い伝えられる民話です。
赤羽末吉さんの絵がとても印象的な絵本でした。
思わぬ所で生演奏を聞くことが出来て感激!
CDも販売していたので、モンゴルではプロの演奏家なのかもしれません。 -
セグウェイに乗って観光する若者達。
-
再び街歩き。
最後にもう一度、プティット・フランスを見に行きます。
お土産も買わなくっちゃ。 -
木組みの家も見納めです。
-
とっても素敵な街でした。
-
トラムに乗って、デパートにも行きました。
パリでも有名なプランタンです。
ウィンドウショッピングを終えて再びトラムに乗ろうと思ったら、なにやら規制線が。
え?え?何かあったの?
まさかテロ?
それにしては大騒ぎしていないし、警官にも緊迫感がありません。
が、しばらく電車も人も身動きできません。 -
フランスの警察官。
カッコイイ~。
ほどなくして解除されましたが、結局何だったかわかりませんでした。 -
ホテルで荷物をピックアップして、TGVでパリへ。
来る時は、パリで1泊したのでパリ東駅からTGVに乗車しましたが、帰りはシャルル・ドゴール空港への直行電車に乗ります。
やや薄暗い、フランス国鉄シャルル・ドゴール駅到着。
空港隣接のホテルに宿泊します。 -
第2ターミナルからの出発です。
福岡からはKLMでしたが、帰国便はエールフランス航空便を利用します。
とっても広い空港でこの搭乗口までかなり歩きました。
疲れる空港です。
あまり利用したくないなあ。 -
無事に羽田に到着。
羽田からはJALで帰ります。
1997年10月。ニューヨーク旅行時に利用して以来、久しぶりの搭乗です。
その時の印象があまりにも悪かったので、もう二度とJALには乗らない、と決めていたのです。
今回図らずも利用することとなってしまいましたが、今後選択することはないだろうな。 -
福岡県北九州市上空を飛行中。
遠賀川(おんががわ)が見えて来ました。
ここで降ろしてくれないかしら。
我が家はすぐ近くなんだけどなあ。なんてバカなことを考えているうちに、福岡空港に着陸。
たった7日間の旅行でしたが、とってもとっても充実した一人旅でした。
これまでにも一人旅の経験はありますが、日本語が通じるソウルだったり、中国では通訳ガイドに付き合ってもらったり、であまり一人旅の実感のない旅でしたが、今回は一人で全ての計画を立て、実行に移した、言うなればサバイバルゲームのような旅行でした。
もう一人旅以外の旅行は出来ないかも・・・と思うような素晴らしい体験をしました。
さて、次はどこに一人で行きましょうか?
***拙い旅行記を読んでくださりありがとうございました。
FIN
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この旅行記へのコメント (2)
-
- Michyさん 2017/06/27 12:51:16
- エジプト風メゾン
- ARICさん、こんにちは!
とうとう帰国の日になってしまいましたね。
ずっと楽しく拝見させてもらいましたが、全然ロンリーな雰囲気が出ているところがなく(笑)わくわくグルメあり、音楽ありと充実の時間を過ごされたことが伝わってきました。
エジプト風メゾン、素敵ですね。
面白いですね、あんな建物があったのですね。
内部を見学できなかったのは残念ですが、外観だけでも観る価値ありだと思います。
私も以前アルザスを旅しましたが、ARICさんほどじっくり街歩きをしなかったなぁ〜と
旅行記を拝しながらストラスブールやコルマールのことを思い出しました。
最近イギリスの旅が続いているので、またフランスの地方都市にも行ってみたいです。
Michy
- ありママさん からの返信 2017/06/27 15:08:11
- RE: エジプト風メゾン
- Michyさん、お忙しい中コメントを下さりありがとうございます。
やっとやっと2年前の旅行記が完成しました。
内容には満足していませんが、もう覚えてないのでこれにて完結です。
本格的?な海外一人旅は初めてで、スキポールで乗り換えた時は、ここから先、どこで何が起きるのか不安でしょうがなかったのですが、心配したほど困難では無く、ロンリーでもありませんでした。
ただ、ワタクシ、孤独に耐えられても、沈黙には耐えられん。(笑)
ホテルでは独り言を言って気を紛らわせました。
道に迷えば、カタコト英語でとにかく声を発し、できるだけ沈黙しないように心がけましたヨ。
エジプト風メゾンは、現地で知りました。
付近の兵士の数は数名、なんてものではなく、あちこちの角に何名も立っていましたので、メゾンの中を覗きこもうものなら、銃を向けられるんじゃなかろうか、と妄想するほど怖かったです。
そんな訳で、写真を数枚撮っただけですぐに撤退しましたが、改めて写真を見返すと、中を見学したかったなあ、と悔いが残りました。
(内部見学の可否は不明ですが)
フランスはパリよりも田舎がいいよ、と薦めて下さったのがMichyさんでした。
その後、ジベルニーでその良さを認識し、アルザスの後、ミディ・ピレネー、ノルマンディーとフランスの田舎巡りは続きました。
プロヴァンスには出来るだけ早い時期に行きたいと思っています。
次の旅行記は先日行った広島遠征の話です。
それが終わったら、すぐに昨年のイギリス旅行に取り掛かります。
また見ていただければ嬉しいです。
Michyさんもあちこち良いご旅行を・・・
ARIC
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