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 方向感覚が狂ってしまっていた。<br /> 目覚めてバスを降りた時、北だと思った方向は、実は南だったので、頭の中を修正しなればならない。<br /> ところがそれができないものだ。<br /> マップと感覚が一致しないため、マップを見るとかえって迷ってしまう。<br /> 戸惑いながら坂道を下っていくと、ジプニーの並ぶ停車場となっていた。<br /> 3階建ての商業施設があり、市場にもなっている。<br /> ここが町の中心なのか・・・?<br /> 賑わっているが、観光客の姿は見えない。

なぜ旅に出るんだろう? ましてやフィリピンの山岳地帯なんかへ(その13) バナウェイのワンダーロッジ

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2017/05/18 - 2017/05/18

134位(同エリア444件中)

motogen

motogenさん

 方向感覚が狂ってしまっていた。
 目覚めてバスを降りた時、北だと思った方向は、実は南だったので、頭の中を修正しなればならない。
 ところがそれができないものだ。
 マップと感覚が一致しないため、マップを見るとかえって迷ってしまう。
 戸惑いながら坂道を下っていくと、ジプニーの並ぶ停車場となっていた。
 3階建ての商業施設があり、市場にもなっている。
 ここが町の中心なのか・・・?
 賑わっているが、観光客の姿は見えない。

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  •  『ワンダーロッジ』に泊まろうと決めていた。<br /> アリヤンさんが滞在していたゲストハウスだ。<br /> 広場にいた人に聞くと、すぐ隣にあった。<br /> 道路を挟んで『Peoplesロッジ』もある。

     『ワンダーロッジ』に泊まろうと決めていた。
     アリヤンさんが滞在していたゲストハウスだ。
     広場にいた人に聞くと、すぐ隣にあった。
     道路を挟んで『Peoplesロッジ』もある。

    バナウエ ワンダー ロッジ ホテル

  •  レセプションは静まりかえり、人の気配がない。<br /> シーズンオフらしい。<br /> 呼びかけると、しばらくしてオーナーらしきおばさんが現れた。<br />

     レセプションは静まりかえり、人の気配がない。
     シーズンオフらしい。
     呼びかけると、しばらくしてオーナーらしきおばさんが現れた。

  •  2階の部屋に通された。<br /> 400ペソ(1000円)と、今回初めて適正価格のゲストハウスに出会うことができた。<br /> 即決して6日分の宿泊料を払った。

     2階の部屋に通された。
     400ペソ(1000円)と、今回初めて適正価格のゲストハウスに出会うことができた。
     即決して6日分の宿泊料を払った。

  •  広さは充分。<br /> 汚くもない。<br /> ベッドとテーブルと椅子しかないが、使う荷物や服はベッドに拡げて置けばよい。<br /> タオルはあった。<br /> そして、ないはずのコンセントがあった。<br /> それも2箇所。<br /> これでお湯が沸かせ、充電もできる。

     広さは充分。
     汚くもない。
     ベッドとテーブルと椅子しかないが、使う荷物や服はベッドに拡げて置けばよい。
     タオルはあった。
     そして、ないはずのコンセントがあった。
     それも2箇所。
     これでお湯が沸かせ、充電もできる。

  •  気に入ったのは、ベランダだ。<br /> テーブルと椅子があり、下をのぞけば道路を行き交う人が見える。<br /> 洗濯物もここに干せる。

     気に入ったのは、ベランダだ。
     テーブルと椅子があり、下をのぞけば道路を行き交う人が見える。
     洗濯物もここに干せる。

  •  首を伸ばせば、停車場も見える。<br /> ジプニーやトライシクルの騒音がうるさいが、これは我慢しよう。

     首を伸ばせば、停車場も見える。
     ジプニーやトライシクルの騒音がうるさいが、これは我慢しよう。

  •  この雰囲気は、ベトナムのサパにも似ている。<br /> 斜め向かいの緑の建物は『Greenロッジ』だ。

     この雰囲気は、ベトナムのサパにも似ている。
     斜め向かいの緑の建物は『Greenロッジ』だ。

  •  さてさてトイレはどうなっているだろう?<br /> 便座はあった。<br /> 水は流れるか?<br /> あっ、つまみが根元から折れてしまった!<br /> これじゃ使えない。<br /> バケツに水をくんで、その水で流そう・・・・

     さてさてトイレはどうなっているだろう?
     便座はあった。
     水は流れるか?
     あっ、つまみが根元から折れてしまった!
     これじゃ使えない。
     バケツに水をくんで、その水で流そう・・・・

  •  それにしても、暗くて汚らしい部屋だ。<br /> 壁はコンクリ、床もコンクリ、小さな窓。<br /> 捕虜が閉じ込められる独房みたい・・

     それにしても、暗くて汚らしい部屋だ。
     壁はコンクリ、床もコンクリ、小さな窓。
     捕虜が閉じ込められる独房みたい・・

  •  シャワーは固定で、湯の出口に温水器のついたものだった。<br /> 部屋全体に雨が降るようなもので、トイレの便座までがビショビショになってしまう。<br /> まいった、まいった。

     シャワーは固定で、湯の出口に温水器のついたものだった。
     部屋全体に雨が降るようなもので、トイレの便座までがビショビショになってしまう。
     まいった、まいった。

  •  腹が減っていることに気づく。<br /> アリヤンさんのお気に入りの、『テラスビュー・レストラン』に行ってみよう・・・<br /> と外に出た。 <br /> うん?<br /> この道で、いいのかな?<br /> 確か、この道は、バスが走り去った道だ。

     腹が減っていることに気づく。
     アリヤンさんのお気に入りの、『テラスビュー・レストラン』に行ってみよう・・・
     と外に出た。
     うん?
     この道で、いいのかな?
     確か、この道は、バスが走り去った道だ。

  •  テクテクと坂道を登っていく。<br /> どこまで行っても坂道だ。

     テクテクと坂道を登っていく。
     どこまで行っても坂道だ。

  •  店があるので覗いてみると、ギョッ!<br /> 学校の理科室にあるような骸骨が飾ってあった。

     店があるので覗いてみると、ギョッ!
     学校の理科室にあるような骸骨が飾ってあった。

  •  看板を見たら、「Medical Office」とあった。<br /> 薬局かな・・・

     看板を見たら、「Medical Office」とあった。
     薬局かな・・・

  •  ずいぶんと登ってきたが、レストランは見つからない。<br /> 見落としてしまったか?

     ずいぶんと登ってきたが、レストランは見つからない。
     見落としてしまったか?

  •  Fine View Inn の看板を掲げる建物があった。<br /> アリヤンさんの旅行記には、確か、何とかビューレストランとあったはず。<br /> ここだ、ここだ!<br /> ところが、扉が閉まったままで、押しても引いてもびくともしない。<br /> 長い間閉鎖されている感じが、ない訳でもない。

     Fine View Inn の看板を掲げる建物があった。
     アリヤンさんの旅行記には、確か、何とかビューレストランとあったはず。
     ここだ、ここだ!
     ところが、扉が閉まったままで、押しても引いてもびくともしない。
     長い間閉鎖されている感じが、ない訳でもない。

  •  おかしいなあ・・・<br /> その先に足を伸ばしてみるが、ポツンポツンと雨粒が落ちてきた。

     おかしいなあ・・・
     その先に足を伸ばしてみるが、ポツンポツンと雨粒が落ちてきた。

  •  引き返すことにした。<br /> かなりの距離を歩いている。

     引き返すことにした。
     かなりの距離を歩いている。

  •  坂の上から、ジプニー停車場の広場が見えた。<br /> 右端の大きな屋根は体育館らしい。

     坂の上から、ジプニー停車場の広場が見えた。
     右端の大きな屋根は体育館らしい。

  •  その停車場まで降りてきた。<br /> 雨は本格的にならず、わずかに濡れただけだった。

     その停車場まで降りてきた。
     雨は本格的にならず、わずかに濡れただけだった。

  •  レストランはあきらめて、近くの店でチキンのから揚げとパンを買ってきて、昼食とした。<br /> 部屋の中でゆっくり食べるのも、いいものだ。<br /> 食べ終わると、バスの中で寝たのに、また眠くなってしまった。

     レストランはあきらめて、近くの店でチキンのから揚げとパンを買ってきて、昼食とした。
     部屋の中でゆっくり食べるのも、いいものだ。
     食べ終わると、バスの中で寝たのに、また眠くなってしまった。

  •  午後も遅くなって出歩いてみた。<br /> 体育館からは歓声が響いていた。<br /> 様子を見に行くと、、

     午後も遅くなって出歩いてみた。
     体育館からは歓声が響いていた。
     様子を見に行くと、、

  •  バスケットボールの熱戦中で、、

     バスケットボールの熱戦中で、、

  •  観客席もあった。

     観客席もあった。

  •  すごい迫力があった。<br /> 並みのチームではなさそうだ。<br /> スピード、ジャンプ力、ファンタスティックな動き、突破力・・・<br /> 体と体がぶつかる激しい音と歓声が響き渡り、見る間に攻守が逆転していく。<br /> ただただ感心して見とれていた。

     すごい迫力があった。
     並みのチームではなさそうだ。
     スピード、ジャンプ力、ファンタスティックな動き、突破力・・・
     体と体がぶつかる激しい音と歓声が響き渡り、見る間に攻守が逆転していく。
     ただただ感心して見とれていた。

  •  床は固いコンクリだ。<br /> その固い床を蹴り、リングすれすれにまで手を伸ばしてシュートしていく。<br /> NBAのスタープレイヤーのような巨体ではないのに、立派なものだ。<br /> 3ポイントシュートを何度も決める選手までいる。

     床は固いコンクリだ。
     その固い床を蹴り、リングすれすれにまで手を伸ばしてシュートしていく。
     NBAのスタープレイヤーのような巨体ではないのに、立派なものだ。
     3ポイントシュートを何度も決める選手までいる。

  •  ユニフォームを見れば、背中に自分の名前が入っている。<br /> まるでプロだ。<br /> バナウェイの田舎で、こんなすごいゲームが観戦できるとは、予想だにしなかった。<br /> それも無料で・・・・

     ユニフォームを見れば、背中に自分の名前が入っている。
     まるでプロだ。
     バナウェイの田舎で、こんなすごいゲームが観戦できるとは、予想だにしなかった。
     それも無料で・・・・

  •  体育館の下は市場になっていた。

     体育館の下は市場になっていた。

  •  野菜、果物、魚、肉・・・・、<br /> 衣料品に雑貨・・・<br /> どこの国に行っても、この市場の臭いは同じだ。

     野菜、果物、魚、肉・・・・、
     衣料品に雑貨・・・
     どこの国に行っても、この市場の臭いは同じだ。

  •  食堂まであった。<br /> ここなら安く食べれそうだ。

     食堂まであった。
     ここなら安く食べれそうだ。

  •  しかし夕食は、泊まっているワンダーロッジのおばさんに頼むことにした。<br /> 「何ができるの?」<br /> 「食べたいもの、言ってごらん・・・」<br /> 「じゃあ・・・チキンカレー。」<br /> 「OK、OK・・・6時でいい?」

     しかし夕食は、泊まっているワンダーロッジのおばさんに頼むことにした。
     「何ができるの?」
     「食べたいもの、言ってごらん・・・」
     「じゃあ・・・チキンカレー。」
     「OK、OK・・・6時でいい?」

  •  フィリピンのローカル食は、臭みのあるしょっぱさばかりで、あまり美味くはない。<br /> 無難なのはスパイスの効いたカレーだ。<br /> 夕方になると、2階の部屋にまでカレーの香りが漂ってきた。<br /> 下りて行くと、骨付きの大きなチキンが入っているカレーが用意されていた。<br /> 肉厚の上質なチキンだった。<br /> 味は日本のカレーにそっくりで、美味いこと、美味いこと。<br /> 一滴も残さずにたいらげてしまった。<br /> 値段を聞くと、しばし考えていて、<br /> 「じゃ、150ペソ(370円)もらおうか・・・」

     フィリピンのローカル食は、臭みのあるしょっぱさばかりで、あまり美味くはない。
     無難なのはスパイスの効いたカレーだ。
     夕方になると、2階の部屋にまでカレーの香りが漂ってきた。
     下りて行くと、骨付きの大きなチキンが入っているカレーが用意されていた。
     肉厚の上質なチキンだった。
     味は日本のカレーにそっくりで、美味いこと、美味いこと。
     一滴も残さずにたいらげてしまった。
     値段を聞くと、しばし考えていて、
     「じゃ、150ペソ(370円)もらおうか・・・」

  •  夕食は毎日ここで食べることになった。<br /> 気がつくと、私が野菜チャーハンを頼むと、この家族も野菜チャーハン。<br /> カレーを頼むと、家族もカレーなのだった。<br /> 泊まり客は私一人で、食事の注文も私一人だけ。<br /> 作る手間うはぶいて、家族全員が私に合わせていた。

     夕食は毎日ここで食べることになった。
     気がつくと、私が野菜チャーハンを頼むと、この家族も野菜チャーハン。
     カレーを頼むと、家族もカレーなのだった。
     泊まり客は私一人で、食事の注文も私一人だけ。
     作る手間うはぶいて、家族全員が私に合わせていた。

  •  いつしか調理場で、一緒に食べることになった。<br /> おかわりは自由、そして何を食べても、一食150ペソだった。

     いつしか調理場で、一緒に食べることになった。
     おかわりは自由、そして何を食べても、一食150ペソだった。

  •  この家族は女性しかいないようだ。<br /> お手伝い好きの11歳のお嬢ちゃんは、新年度からはハイスクールに通う予定で、、、 

     この家族は女性しかいないようだ。
     お手伝い好きの11歳のお嬢ちゃんは、新年度からはハイスクールに通う予定で、、、 

  •  そのお母さんは55歳。<br /> 夕食を作ってくれたり、面倒を見てくれる人で、、

     そのお母さんは55歳。
     夕食を作ってくれたり、面倒を見てくれる人で、、

  •  左がオーナーで60歳で、話し好き。<br /> 「今日は、何するの?」<br /> 「どこ、行ってきたの?」<br /> とバナウェイのことを教えてくれる。<br /> 二人は姉妹らしい。<br /> 旅行記のアリヤンさんの画像を見せると、アリヤンさんを覚えていて、私はその知人ということで、ますます親切にしてくれるようになったのでした。

     左がオーナーで60歳で、話し好き。
     「今日は、何するの?」
     「どこ、行ってきたの?」
     とバナウェイのことを教えてくれる。
     二人は姉妹らしい。
     旅行記のアリヤンさんの画像を見せると、アリヤンさんを覚えていて、私はその知人ということで、ますます親切にしてくれるようになったのでした。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • アリヤンさん 2017/06/25 21:23:17
    ワンダーロッジ
    うれしいねえ!おばちゃんが当方のことを覚えていてくれて。
    11才のお嬢ちゃんはメイメイちゃんだと思います。当時は5歳くらいくらいでとても可愛いマゴちゃんのような甘えたの女の子だった。
    テラスビューレストランはバナウエホテルの方面に行かねばないですよ!

    何はともあれ当方の旅行記が役に立っていたとは、うれしいかぎりです。
    アリヤン 拝

    motogen

    motogenさん からの返信 2017/06/26 19:28:49
    RE: ワンダーロッジ
     バナウェイに行けたのも、全てアリヤンさんの旅行記があったからで、感謝、感謝です。
     テラスビューレストランは、このあと見つかって、4〜5回食べに行きました。
     坂道歩いて片道10分、こんなに遠いところあるとは思いもしませんでしたし、毎日通ったと言うアリヤンさんの行動範囲に驚きました。
     2〜3分で行けるものと考えていましたから。

     フィリピンの次はどこに行こうかと、考えています。

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