2016/09/16 - 2016/09/16
6位(同エリア10件中)
- #ドライブ・ツーリング
- #カナリー石綿鉱山の廃墟
- #コルシカ島で買ったお土産
- #コルス岬の東岸と西岸の風景
- #コルス岬西岸オグリアストロ地区
- #コルス島=コルシカ島
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コルシカ島の地図を見ると、バスティアの北に穂軸のような細長い半島があって、コルシカ島がブドウの一房のように見えます。
その半島の名はコルス岬。
そのコルス岬には、マイナーながら海岸線にほぼ沿ったD80号線が半周しているほか、岬を横断する道が何本かあり、バスティアから日帰りドライブで一周することも可能。
コルシカ島最後のこの日はその道を走ってみようと決めていたので、雨天決行!
バスティアでの宿になったオテル・ドゥ・グーヴェルヌールを出発した後は、まずD80号線でコルス岬東岸を北上して行こうと思います。
結論を先に書くと、コルス岬の東側は山が低くて穏やかな風景。
西側は打って変わって、険しい崖が海に落ち込む姿も見られました。
コルス岬の車で行ける最北端のトラールまでは行かなかったんですが、これまでに通ったカルヴィやピアナ、アジャクシオ一帯のの沿岸の景色とはまた一味違った風景だったと思います。
表紙の画像は、コルス岬西岸のオグリアストロ地区の浜辺。
コルス岬には白っぽい青緑の色の岩が多いため、この砂浜も青みを帯びた不思議な色を見せています。
●注: コルシカ島のフランス語名はコルス島。
コルシカ島と言う呼称はイタリア語名になります。
よって、本来ならフランスの旅行記ではコルス島と呼ぶべきですが、日本ではコルシカ島の名の方が一般的なので、この旅行記でもコルシカ島と呼ぶことにします。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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これまでにも何回かご紹介して来たコルシカ島のシンボルのムーア人の横顔は、観光客相手の商品モチーフになっているほか、コルシカ島では日常的によく目にします。
これは個別包装になったクッキー風焼き菓子のパッケージ。
ムーア人の横顔に隠れたようなコルシカ島のシルエットも一緒にデザインされているのがいい感じ。
そのコルシカ島の上端が細い半島になっていますが、そこが今日行ってみるコルス岬。 -
バスティアでの宿になったオテル・ドゥ・グーヴェルヌールの自室から見たバスティア新港。
大型のフェリーも発着する港になっていて、この朝はモビー・ラインズのフェリーが出航。
モビー・ラインズもコルシカ・フェリー同様、、コルシカ島とイタリアやフランス本土を結ぶフェリーを出しています。
時刻表+航海情報などは、次のチケット予約サイトのページを見てみるといいですよ。
https://www.aferry.jp/moby-lines-ferries-jp.htmオテル デ グベルナール ホテル
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上掲のバスティア新港の眺めを見てお分かりになるように、コルス岬を回ると決めた朝は雨模様。
これまでずっとお天気が良かっただけにちょっと残念だけど、明日はもうコルシカ島を出る日だから後が無い。
雨天決行!とオテル・ドゥ・グーヴェルヌールを出発。
ついでに明日イタリアのリヴォルノ行きフェリーが出る場所も確かめておこう。 -
オテル・ドゥ・グーヴェルヌールからフェリーターミナル北側のゲートまでは、渋滞が無ければ車で20分程度。
この出発便の電光掲示板に従って港に入れば行けばそれでよしって感じだね。
これで明日の朝の出発も問題無し! -
あ! コルシカ島最初の宿になったオテル・ポール・トガが見えてきた。
ビジネス・ホテルっぽいシンプルな宿だったけど、まだ新しくて清潔だったし、何よりフェリー・ターミナルの出口からすぐそこと言う立地が良かったよね。
SUR SHANGHAIたちと同じように、フェリーで夜に入ってから到着する人や、早朝のフェリーで出発と言う人は、ここに泊まってみるのもいいと思います。Hotel Port Toga ホテル
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バスティア市街地を出た後は、D80号線でコルス岬東岸を北上。
舗装は簡単になりますが、片側一車線の幅はありました。
D80号線は、コルス岬の東岸から北端近くまで行った後は、岬を横断して西岸へ回り込む道。
枝道はたくさんありますが、とりあえずD80号線に沿って走っていれば、岬の東岸・西岸ともに見られます。
あとは岬の付け根を横断しているD81号線でバスティアに戻って行けるようになってます。
ガソリン・スタンドやコンビニ的お店、それに簡単な食事場所は、途中の町や村にもあって安心。 -
この日のコルス岬の東岸では雨が断続的に降って、一旦止んだと思ってもどんよりした空と海。
コルシカ島って、いつも太陽が輝いているイメージだけど、やっぱりこんな日もあるのね。 -
コルス岬東岸のD80号線沿いにもきれいな海辺の町や村があるらしいけど、雨で視界が悪かったのは惜しい。
マリン・ド・ピエトラコラバという浜辺を行き過ぎてから、やっと景色らしき景色が目の前に。 -
これも、マリン・ド・ピエトラコラバの浜辺を振り返って見た景色。
これまでコルシカ島ドライブで見て来たカルヴィからポルト、ピアナ一帯にかけては、険しい崖が海に落ち込む風景が多かった。
それに比べるとコルス岬東岸はずいぶん穏やかでちょっと物足りない。
でも、この後行ってみた岬の西岸は、打って変わってまた荒々しい海岸線になってました。 -
イチオシ
水平線と空の境目が無いような景色ってシュール。
-
コルス岬東岸沿いのD80号線をさらに北上。
道の脇に見えてきた塔は、TOUR DE L'OSSEと言う名前。
建設時期などの詳細は分かりませんが、コルシカ島沿岸各地には同じような塔があちこちで見られます。
かつて、島に近寄って来る船を監視するためのものだったんでしょうね。 -
上掲の画像の石造りの塔を過ぎても、雨は断続的に降り続くし、コルス岬東岸のD80号線沿いは単調な景色。
岬北端からの眺めはいいのかもと思いつつも、二人ともなんだか気乗りがしないドライブになってしまった…。(ノ∀`)アチャー
そこで、岬北端まで行くのは思い切って取りやめて、途中D180号線で岬を横断し、リュリと言う町経由で西岸のピノと言う町に出てみます。 -
上記の通り、コルス岬西岸に出てみたところ、こちら側は快晴とまでは行かずとも日が差すお天気。(◎o◎)!
岬の西と東の間にある山地が今日の天候を分けていたらしい。
西岸のD80号線からの景色も、東岸とは違って見ごたえありの海岸線。
北端巡りをあきらめた甲斐があったかもよ。(^◇^) -
コルス岬西岸に出た後、立ち寄ってみたのは、D80号線からちょっと下りて行った先のマリン・ド・ジオッタニという海辺の集落。
小さな釣り船が停泊する埠頭と海辺があるだけの場所でしたが、観光バスも立ち寄る場所で、小さなカフェ・レストランやお宿もありました。 -
コルス岬西岸のマリン・ド・ジオッタニ。
あれ? また通り雨の黒い雲がやって来る。 -
マリン・ド・ジオッタニだけに限らず、コルス岬にはこんな白っぽい青緑色の岩が露出している海岸線多し。
コルシカ島西岸のピアナ周辺だと、赤い岩肌の崖が印象的だったのとは好対照。 -
マリン・ド・ジオッタニの海辺は砂浜ではなく、波で角が丸く削られた小石の浜。
周りの崖の岩が青緑色を帯びた岩でできているので…、 -
イチオシ
…この浜辺で拾った小石まで全部青緑色を帯びた色。
SUR SHANGHAIは、月面の模様を彷彿とさせる真ん中の石をお持ち帰り。 -
マリン・ド・ジオッタニの埠頭もちょっとだけ散歩してみた。
お天気が良ければ、釣りや海岸線見物目的でボートを出してもらう人が多いんだろうけど、今日は閑散。
それでも、お昼休憩で観光バスが立ち寄ってました。 -
コルス岬西岸のD80号線を南下。
坂の上から見下ろしたマリン・ド・ジオッタニの集落はこぢんまり。 -
イチオシ
マリン・ド・ジオッタニからD80号線を南下し始めて約10分。
行く手に工場廃墟らしき建物が。
岩山の上の方には鉱山もあったような雰囲気よね。
コルシカ島にも鉱山があったんだ~。( ゚Д゚)
何の鉱石を掘り出していたんだろうと思ったら、友人のヘルプによるとカナリー石綿鉱山だったようです。
カナリーと言うのは、このあたりの地名。
1926年に始まって1965年に閉山したこの鉱山では、1400名もの人々が働いていたのだとか。
すぐそばをD80号線も通っているから、近くに車を停めて見に行ってみよう。 -
かつてのカナリー石綿鉱山の工場前を通っているD80号線。
大きな空き地があって、車も無料で停められました。 -
車を降りて、かつてのカナリー石綿鉱山跡に残る工場やその遺構を見て回る。
これは、ここで働いていた人たち相手のお店だったんだろうか。
店名が書かれていたに違いない看板も、今は色が剥げてしまっている。 -
イチオシ
廃墟マニアではないSUR SHANGHAIも、廃墟の持つ怖い感じ、寂しい感じ、忘れ去られて壊れて行く廃な感じは好き。
雨上がりの暗い空の下だと、カナリー石綿鉱山廃墟のその雰囲気もいっそう強調される。
月夜にはさらに凄味が増すだろうな。
スーッと赤い車が傍らを通り過ぎて行く。 -
カナリー石綿鉱山跡の廃墟がある崖から下を覗き込むと、不思議なくらい青い水が見えた。
-
カナリー石綿鉱山の廃墟は、目の細かい金網で囲まれていた。
遠目に見ていた時には気づかなかった。
これは不法侵入をさせないためなんでしょうね。 -
斜面に段々になって続くカナリー石綿鉱山の廃墟。
航空写真で見ると、この崖のてっぺんには石綿を露天掘りにしていた痕跡がくっきり。
今日は雨が降った後だから、空気中の石綿の粉末は少ないはず。
でも、空気が乾燥して風の強い日なんかは、このカナリー石綿鉱山跡には長居はしない方がいいかもです。 -
さ、またコルス岬西岸のD80号線を南下。
灰緑色の岩がむき出しの崖は、今日の陰鬱な空と同じ色。 -
今度は大き目の集落と浜辺が見えて来たコルス岬の西岸。
ここはオグリアストロ地区の浜辺。
これまで見て来たコルス岬の海岸線は、青みを帯びた小石や砂の浜辺が多かった。
岬の岩自体が灰緑色だから当然とは思っても、ここはずいぶん色が濃い。
ここにもちょっと寄ってみよう。 -
イチオシ
コルス岬西岸にあるオグリアストロ地区の浜辺。
浜辺に下りて行く前に、その不思議なくらいに青く見える浜辺をアップで。
見れば見るほど不思議な色!
それに、岩場には小さな見張りの塔もある。
あそこまで行ってみよう! -
今は、紙の地図が無くても、自分の居場所の地名や、周辺の施設も全部スマホで分かる時代。
上掲の画像の青い浜辺のある地区名が分かったのもスマホのおかげ。
ほんと、旅もずいぶん便利になったと思う。
でも、紙の地図一枚で「あっちだ、こっちだ。」と喧嘩しつつ旅をしていた頃も懐かしいのよね。 -
オグリアストロ地区の浜辺に下りて行ってみた。
水平線と浜辺の高さが同じ場所にはボートが並べてあったのがオブジェのよう。 -
このオグリアストロ地区の浜辺も、コルス岬のほかの浜辺と同じく、一見青っぽい小石だらけのように見えますが…、
-
…波打ち際は緑っぽい砂が敷き詰められているかのよう。
これも元の岩の色から来ているんだろうね。 -
そして、ここにもあった見張り台のような石造りの塔。
崩落の危険があるようで塔の上には行けないようですが、その足元まで岩場を上って行く人影がちらほら。 -
この日は雨がちだったせいか、開店休業中のカフェもあったオグリアストロ地区の浜辺。
明日は土曜日だから、晴れてほしいですよね。
このあたりにも小さな宿があったので、波の音を聞きながら泊まってみるのもよさそう。 -
コルス岬西岸のD80号線をさらに南下。
小高い岬の上にできたノンザと言う集落が見えてきた。
岬の上にはやっぱり見張り台のような塔が見えている。
D80号線で近寄って行ってみると…、 -
…その途中で見かけた民家脇の車の停め方が怖かった。
わ! よく落ちなかったな。 -
古色蒼然としたノンザの集落の家並みと見張りの塔。
あ、ここも車を降りて歩いて行ってみたい!
…と思ったのに、また降り始めた雨。
傘も無いし、ここは素通りします。 -
それまでコルス岬の西岸を通っていたD80号線。
コルス岬の付け根を横断してバスティアに戻るD81号線へ突入。
D81号線は山間の曲がりくねった道で、今朝バスティアを出て来た時と同じくらいの雨の降り具合。 -
D81号線でバスティア郊外までたどり着いた後はD264号線でバスティア市街地に接近。
あ、バスティアのシタデルが見えて来た。
あの高い塔は、シタデル内にあるサント・クロワ教会のものだね。 -
バスティアの市街地に入る直前、出迎えてくれた美女のポスターも雨の中で煙ってしまった。
でも、これがまたいい感じだったりして。 -
バスティアのシタデルまで戻って来た。
こんなイタリアっぽい古いアパートもあるシタデルの旧市街地。
一旦オテル・ドゥ・グーヴェルヌールに戻ったのは午後の5時過ぎ。
今朝バスティアを出たのは11時半頃だったから、休憩や車を降りて歩いてみた時間も含めて5時間半のコルス岬日帰りドライブ。
コルス岬の北端まで行っていたら、8時間位かかっていたかもよ。 -
今日は雨で、ドライブも観光も今一つだったけど、バスティアに戻って来てからの買い物は大成功。
あちこちで味わったイチジクは、ジャムの形でお持ち帰り。
プチプチした種の食感までおいしい!
右のカルフールのジャムは糖分カットもしてあって軽い仕上がり。
そうそう、ジャムは液体物になります。
大きい瓶で買ってしまった方は、飛行機の乗る際にはしっかり包んで機内預け荷物の中に入れましょう。 -
ここ数年、訪れた国々の固形石鹸のほか、ハンド・ソープもいろいろ試してみるのがマイ・ブーム。
コルシカ島では、可愛い男の子の絵柄のル・プティ・マルセイユのものを数種類。
これは種類もたくさんあって、お値段もお手頃。
どれにしようか迷うほど。
それぞれまろやかな香りと使い心地でお勧めです。
さ、明日はもうコルシカ島を出て、コルシカ・フェリーでイタリアのリヴォルノへ向かう日。
出来たら晴れたバスティアの街も船の上から見てみたい。
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