駆け足バイエルン・ザルツカンマーグート　その7

2016/09/21 - 2016/09/26

バート・イシュルからザンクト・ギルゲン



「駆け足バイエルン・ザルツカンマーグート　その6」はこちら↓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://4travel.jp/travelogue/11181224

エリア ザンクト・ギルゲン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

ザルツブルクのミラベル広場からバスに乗って、バート・イシュルに向かう。
写真は途中のザンクト・ギルゲンの町とヴォルフガング湖。

ザンクト・ギルゲンのバス停のすぐ側に、
ツヴェルファーホルン山へのロープウェイ乗り場がある。
（http://www.12erhorn.at/）
ここでロープウェイに乗って山に登っても良かったかもしれない。

バート・イシュルに到着。
私はザルツブルクからバート・イシュルまでは、
バスで1時間余りだと勘違いしていた。
実際は1時間30分ほどかかる。
わざわざ立ち寄ったけど、観光する時間はほとんどなかった。

バート イシュル駅 駅

駅でまず切符を受け取らないといけない。
ザンクト・ヴォルフガングからバート・イシュルを経由して
ハルシュタットに行くのにバスから電車への乗り継ぎ時間が短かった。
そこでインターネットで切符を購入したら、
28ユーロ追加するだけでハルシュタットの連絡船の往復チケット、
塩坑ツアーとケーブルカーの往復チケットも付けることができた。
しかし、e-チケットではなく、写真の様にピックアップコードを与えられる。
これを駅で普通の切符に交換しないといけない。
電車の切符だけならe-チケットなので、日本でプリントアウトできる。

切符の自動券売機でも受け取りはできるが、
バート・イシュルの駅には自動券売機が1台しかなく、使用中だった。
その為、窓口に並ぶ。
窓口も一つしかなく、それなりの人が並んでいる。
私の順番になり、このピックアップコードが書かれた紙を係員に渡す。
後は購入に使用したクレジットカードを見せれば良いのかと思っていたら違った。
係員に書類を渡され、その右上の欄にローマ字で氏名、
左下にパスポート番号、右下にサイン（パスポートと同じもの）を記入する。
さらにパスポートを係員に渡して、ようやく切符を受け取ることができた。
しかも、記入する書類はドイツ語のみで書かれていた。
“Unterschrift”という単語を見て、
「サイン（署名）」で良いと思いつつ、自信がなく戸惑う。
モタモタして、係員も少しイライラした様子。
（パスポートを渡す時もモタモタしてしまったので）

とりあえず無事に切符を受け取ったので、バート・イシュルの街を散策。
と言っても、10分ほどしかない。

バート・イシュルはフランツ・ヨーゼフⅠ世やエリーザベト皇后が訪れた保養地。
ドイツ語圏で地名に「バート」がついていれば温泉地のこと。

汽車型の観光バスも走っていた。

トラウン川。

ハプスブルク家ゆかりの町だからか、黄色をした建物が多い。
（ウィーンのシェーンブルン宮殿の外壁の色をマリア・テレジア・イエローと呼ぶ）

駆け足で駅に戻る。
バス停は駅に隣接している。

バスに乗るときにトラブル発生。
私は「ザンクト・ギルゲン」と言ったのに、
発音が悪かったのか運転手はザルツブルクまでのチケットを売る。
座席に着いてからチケットを見て、その間違いに気付く。
乗客が乗り終わって、一段落したところで運転手にチケットの交換をお願いする。
すると運転手は「あなたがザルツブルクと言ったのよ」と、
なかなか受け入れてくれない。
それでも交渉を続け、何とか差額分を返金してもらう。
何しろ5ユーロ近い差額なので、こちらも必死だった。

中央の山頂に建物が見えるのはシャーフベルク山。
登山鉄道で山頂付近まで登ることができる。
シャーフベルク登山鉄道は、ザルツカンマーグート観光の目玉の一つ。
この天気なら、さぞ良い眺めだっただろう。

ザンクト・ギルゲンのバス停に到着。
まだロープウェイは運行していたが、既に17：00過ぎ。
残念だが、時間的に難しい。
こんなことなら、ザルツブルクで切符の受け取りをすれば良かったかも。
1時間くらい早くザンクト・ギルゲンに来ることができたはずだ。
何故、バート・イシュルに少し立ち寄ってみようと考えたのだろうか？
バス代も余分にかかるのに。

ツヴェルファーホルン行き ロープウェイ その他の交通機関

バス停から湖岸までは緩やかな下り坂。

ザンクト・ギルゲンは、ザルツカンマーグート観光の拠点の一つ。
だからホテルは充実している。

市庁舎（町役場？）の建物。
その前にバイオリンを演奏しているモーツァルト少年の像が建っている。
表紙の写真の方がモーツァルトの様子がよく分かる。

市庁舎 （ザンクト ギルゲン） 建造物

市庁舎の反対側にはホテル（ガストホフ）「ツァポスト」。
かなり歴史のあるホテルだそうだ。
（http://www.gasthofzurpost.at/de/）

Hotel Gasthof zur Post ホテル

湖岸に向かう途中にあった教会。

ホテル（ガストホフ）の建物。
こういうところに泊まるのも良いかもしれない。

これはレストラン。

船着き場。

ヴォルフガング湖。

あれ、モーツァルトハウスを見落としてしまっているな。

もう一度、町中に引き返す。
モーツァルトの姉の「ナンネル（Nannerl）」の名前を冠したカフェはあるが、
モーツァルトハウスは見当たらない。

小さい町だと思って地図を持っていなかった。

モーツァルトハウスを諦めて再び湖岸に向かうと、何故か簡単に見つかった。
思っていたより湖岸に近い場所にあった。

モーツァルトハウス 博物館・美術館・ギャラリー

ザンクト・ギルゲンはモーツァルトの母親の出身地で、
モーツァルトの姉も結婚後この町に暮らしていた。
モーツァルトハウスとは、母親の生家で、姉ナンネルも暮らした家なのだ。
（http://www.mozarthaus.info/）
壁にはモーツァルトの母親と姉のレリーフが掲げられている。


続く→http://4travel.jp/travelogue/11184513

この旅行記へのコメント （6）

• ころちゃんさん 2016/12/11 19:57:20

  しかも、記入する書類はドイツ語のみで書かれていた？？

  どうして？？
  天下のＤＢだよね。。。
  英語がなきゃダメでしょ★
  ミ〜タさん、よくがんばりました！
  わたしならくじけてましたよ。
  
  しかも、バスではトラブル？
  一人でこの状況は心細いね。
  ここでもミ〜タさん、よく頑張りました！
  
  アッパレです(^^♪

  ミータさん からの返信 2016/12/12 06:16:48

  RE: しかも、記入する書類はドイツ語のみで書かれていた？？

  ここはオーストリア鉄道（OEBB）です。
  鉄道チケットだけならパソコンからプリントアウトで簡単だったのですが、
  色々セットで安くなるのなら、このくらいの手間暇は仕方ありません。
  
  バスのチケット、約5ユーロは大きいので頑張りました。
  （支払うときに気付けばいいのにね）
  
  

• クリスさん 2016/10/24 23:11:50

  間違いを認めない

  向こうの人って、ありがちだけれど、時々自分の間違いを認めないで強弁する事が多い。
  たぶん旅行者はどうせザルツブルクという思い込みで扱っておいて、勘違いを認めなかっただけだと思う。
  
  オーストリアって特にこの手が多いような気がする。
  
  私の時はバート・イシュルで泊まりました。私はフランツ・レハールも好きなんですよ。この町のカフェはブラームはじめ音楽家の足跡が多いし。
  
  ザンクト・ギルゲンはほぼ素通りで、車でぐるっと回っただけだったね。

  ミータさん からの返信 2016/10/25 08:08:41

  RE: 間違いを認めない

  オーストリア人にも色々な人がいます。
  この後親切な人に出会ったので、
  私のオーストリアに対するイメージは良いです。
  
  ザンクト・ギルゲンに立ち寄ったのは理由があるのです。
  
  バート・イシュルは宿泊候補地の一つだったのですが、
  結局、ザンクト・ヴォルフガングにしました。
  さて、シャーフベルクに登ることができたのでしょうか？
  （シャーフベルクに登らなければ、翌日バート・イシュルを散策する時間はありました）
  
  

• ほいみさん 2016/10/24 22:45:01

  忙しすぎる…

  やっぱ、タクシーの貸し切りが良いと思いますよ。

  ミータさん からの返信 2016/10/25 08:01:04

  RE: 忙しすぎる…

  オーストリアで半日タクシーを借り切ったら、かなりの出費になります。
  
  この日の動きは、はっきり言って無駄が多いです。
  ザンクト・ギルゲンからバート・イシュルを経由してザンクト・ヴォルフガングに行けば、
  かなり時間的に余裕ができたはずです。
  何故そうしなかったのかは、次回に明らかになります。