下関の幕末維新の歴史スポットを歩く(追加版）

2015/04/02 - 2015/04/02

桜満開の下関を歩き回った。先日、高杉晋作の墓のある下関市吉田の東行庵を訪問したばかりだが、その勢いを借りて、高杉晋作のゆかりの地をさらに歩いた。まずは、旧市内の高台、日和山公園にある高杉晋作の陶像を目指す。東行庵の晋作の像をふたつ見たばかりだが、この日和山の陶像は、大きさは凌ぐ。

エリア 下関(山口)

• 旅行の満足度: 4.0

日和山公園の中央に立つ高杉晋作の陶像

日和山公園 公園・植物園

写真で見る感じとは少し違う。。。

当初は昭和１１年設置されたときは銅像だったようだが、戦時中の拠出でなくなり、陶像で再建されたもののようだ。

桜の名所でもあるので、週末や夜は賑わうのだろう。

桜はどこも満開状態。

日和山の階段を下りたところにこの案内図がある。これを見て、さらに歩くことにした。中休みとして、グルメ系のブログで人気の海鮮丼を食べに行く。

下関駅の周辺にも歴史スポットはいくつかある。これらをランチの後で目指すことに。

拡大すると情報が読めるのだが。。。

日和山を降りたところから、少し東に歩くと、光明寺がある。ここは、入ったことがなかったが、この説明版を見て初めて、訪問。

光明寺 寺・神社・教会

久坂玄瑞ゆかりの寺

光明寺

光明寺 寺・神社・教会

この地に４５年も住んでいて、初めてこの光明寺を訪問。久坂玄瑞が光明寺党をここで結成し、後の奇兵隊に合流したとのこと。その話と名前は知っていたが、ここにその寺があるとは知らなかった。高杉晋作の奇兵隊と功山寺のことは知っていたが、久坂のことまではちゃんと確認していなかった。今日の散歩の収穫。

光明寺 寺・神社・教会

日和山公園を降りた近くにあるが、いつできたが不明。誰の作かも不明。

下関駅の方向へ歩いていると、この掲示版が。

大歳神社(山口県下関市) 寺・神社・教会

大歳神社の鳥居は白石正一郎の寄進による。白石正一郎宅は、龍馬、西郷、長州の志士などの出会いの場所でありスポンサーだ。維新になってからは、正一郎は下関に留まり、赤間神宮の宮司になる。墓は高杉晋作と共に東行庵のある吉田山にある。

大歳神社(山口県下関市) 寺・神社・教会

海鮮丼で有名なおかもとへ。


海鮮丼は、１０００円で、たっぷりの海鮮が山盛りで噂どおりだ。家内は最後、ちょっと、多すぎたそうだ。私は完食。いろいろな材料が楽しめる。ただ、私はここに長期間住んでいるので、下関の水準はわかっており、刺身の質に関して、ここが特別だとは思わない。ただ、旅行客などには喜ばれるだろう。

それに、日本酒の今評判の「ダッサイ」の純米大吟醸３９（３９％まで磨いた）を飲んだが、流石だ。最初爽やかな酸味でフルーティだが、しっかりとした味があり、後口もいい白ワインのように香りがしばらく漂う。これなら評判になるはずだ。高いので地元でもめったに口にしない。

おかもと鮮魚店 グルメ・レストラン

食べた後、出るときに、断って、店内の写真を一枚取らせてもらった。珍味のオンパレードというべき品揃えだ。流行るはずだ。

ただし、退職してからは、この手のところで飲み歩くことはなくなった。

高杉晋作の終焉の地。

高杉東行終焉之地 名所・史跡

高杉東行終焉之地 名所・史跡

高杉終焉の地の近くにある厳島神社の大太鼓。高杉晋作が小倉戦争の後、持ち帰った。小倉側からは返還せよとの声がある。

厳島神社 (伊崎町) 寺・神社・教会

高杉晋作の療養の地。これも知らなかった。今回の散歩で初めて知る。

高杉東行療養之地 名所・史跡

高杉東行療養之地 名所・史跡

この地図を見て、次ぎの桜山神社に行く。歩いて１５分とある。

桜山神社に到着

桜山神社【招魂社】 寺・神社・教会

桜山神社【招魂社】 寺・神社・教会

階段の途中に三条実美らの七卿史跡がある。この字も三条実美の筆。

この説明に尽きる。３９１体の招魂社なのだ。

桜山神社【招魂社】 寺・神社・教会

桜山神社の名に相応しい桜満開の日にきた。

正面中央に吉田松陰先生の、ほんの一段台の高い碑がある。他は、すべて、久坂も高杉も山縣も奇兵隊の他の志士たちも、同じ碑である。この招魂社が靖国神社の原型になったと聞いたことがある。

桜山神社【招魂社】 寺・神社・教会

中央が僅かに石段の高い吉田松陰先生。高杉と久坂が両隣にある。

右に山縣

多少のでこぼこがあるが、同じ大きさにつくられている。

これが奇兵隊だ。