バリ舞踊とバリアートに触れる旅 in Ubud★2014　03　2-3日目　【Bali…レゴンダンス鑑賞】

2014/04/26 - 2014/05/03

旅行2日目、後編。
夜は楽しみにしていたバリ舞踊鑑賞するため、昼間に購入したチケットを持って、王宮で開催されるレゴンダンスを観に行く。
早めに着いて席を確保する予定が、徒歩圏内だから…と胡坐をかいていたら開演10分前に会場入りとなってしまい、ほぼ満席だった。
仕方なく、少し高い場所にプラスチック椅子を動かしてかなり後方から観ることになった（人の頭が映らず、結果的には良かったけど）。
豪華絢爛な衣装と優美なダンス、バリ音楽独特の息遣いと音色を楽しんだ。

エリア バリ島(インドネシア)

王宮（Legong of Mahabrata Epic）に到着したのが開演10分前。
ほぼ満席で、最後尾列だったから立って観ようかと思ったけど、背が低い私がどう頑張っても人の頭しか見えないから試しに尋ねてみたら、お堂のように高くなった場所に椅子を移動してもOKと言われた。

レゴン オブ マハーバーラタ エピック 劇場・ホール・ショー

今回、レゴンダンスを演じるのはJaya Swaraチーム。
毎週日曜日の19：30から演じている。
資料によるとウブドの若手パフォーマーによって構成されていて、内容はマハーバーラタ叙事詩からストーリーを得た新作らしく、傘を持ちながらの優雅なテドゥンアグンダンスや、複数で踊るバリスなど…他チームにはない斬新な演目が人気なんだとか。

レゴン オブ マハーバーラタ エピック 劇場・ホール・ショー

最初はガムラン演奏：Bitukaから始まり、男女の踊り手が花と傘を持ち優美な舞を繰り広げるテドゥンアグンダンスが公演の幕開けとして上演される。

レゴン オブ マハーバーラタ エピック 劇場・ホール・ショー

男性は力強く、女性はしなやかに。

レゴン オブ マハーバーラタ エピック 劇場・ホール・ショー

印象的な視線を送る。

レゴン オブ マハーバーラタ エピック 劇場・ホール・ショー

続いてバリス。
通常1人が演じるバリスを、このチームは複数人で演じるので戦いの場面を見ることが出来る。
なんとなく…実家の五月人形を思い出させる顔と衣装(笑。

レゴン オブ マハーバーラタ エピック 劇場・ホール・ショー

5人の演じ手によって披露されるレゴン（スブラバドゥータ・マハバラタ叙事詩より）。

レゴン オブ マハーバーラタ エピック 劇場・ホール・ショー

マハバラタ叙事詩の一節に基づいて創作されたもので、シンクロした動きがとても美しい。

レゴン オブ マハーバーラタ エピック 劇場・ホール・ショー

ガムラン演奏ののち、イリアン地方に生息する美しい極楽鳥をモチーフにした踊り：チェンドラワが始まる。

レゴン オブ マハーバーラタ エピック 劇場・ホール・ショー

２羽の極楽鳥の求愛の踊りが表現されていて、裾を羽根に見立てて舞う大きな動きが特徴のダンス。

レゴン オブ マハーバーラタ エピック 劇場・ホール・ショー

バリの言葉でお面を意味するトペン アルサ。
お面の種類多数ありマニス優しく穏やかな表情のものと、クラスという赤ら顔の荒型系の2つに大きく分けることが出来る。

レゴン オブ マハーバーラタ エピック 劇場・ホール・ショー

男装した女性によって踊られるバリ北部の舞：タルナジャヤ。

レゴン オブ マハーバーラタ エピック 劇場・ホール・ショー

激しいガムランの旋律と、それに負けないくらい早いスピードで舞う踊り手たち。　

レゴン オブ マハーバーラタ エピック 劇場・ホール・ショー

肩にまたがったと思ったら…

レゴン オブ マハーバーラタ エピック 劇場・ホール・ショー

肩車状態で何度も舞うアクロバティックな一面も。

レゴン オブ マハーバーラタ エピック 劇場・ホール・ショー

終焉のガムラン演奏が終わると出演者全員がステージに現れ、挨拶をして終了。
パワフルさと優美さがギュッと凝縮された濃厚な時間に翻弄された。

レゴン オブ マハーバーラタ エピック 劇場・ホール・ショー

カメラを置きにHOTELに戻ったけど、ウブドの夜は割と早くて、バリ舞踊の公演が終わってからだと店によってはラストオーダー間近なこともあるから、ビスマ通り付近で食べることに。
店の数は少ないけどお洒落なレストランが幾つか並んでいるので、その中でもいつも満席でダントツのコスパの良さを誇る“Umah Pizza”に決定。

ウマー ピザ ピザ

流石に22：00近かったので客足はまばらだったけど、夕食時になるとテイクアウトや空席待ちの行列が出来ることもある。

ウマー ピザ ピザ

Menu。
他店に比べると若干安めの価格設定。
Wi-Fiは強くて混雑していてもサクサクなのは嬉しい。

ウマー ピザ ピザ

【ビンタンBeer（小)】19.000Rp

ウマー ピザ ピザ

【ハッテンワイン（ロゼ)】30.000Rp
ハッテンワインはバリ島産のワインで赤・白・ロゼがあり、ウブド内でもこの価格はかなりお値打ち♪

ウマー ピザ ピザ

【トマト＆モッツアレラチーズサラダ】35.000Rp
周囲にパプリカがまぶしてあって、フレッシュバジルの香りがワインとよく合う一皿。

ウマー ピザ ピザ

【フレンチフライ】18.000Rp

ウマー ピザ ピザ

【プロシュートピッツア】40.000Rp
店の奥にある石窯で焼いていて、中厚の薄焼き生地が特徴。
どれも美味してく、赤ワインはちゃんと常温で提供してくれるし、料理提供も早いのでリピ決定♪
合計：172.000Rp。

ウマー ピザ ピザ

3日目の朝。
HOTELの向かいは学校になっているので、通りに出ると朝からにぎやかな声が響き渡る。

ビッシリと葉に覆われた素敵な扉。

緩やかに煙を立ち上らせる朝のお供え物。
あらゆる場所で見かけるけど、バリでは“供える”行為が大切なので、お供え後の供物は蹴られたり、踏まれたり…あっという間に残骸化してしまう。

今日はウブド王宮を始点に、モンキーフォレスト通り⇒ハヌマン通りを歩いて、ウブドのメイン通りを一周する予定。

モンキーフォレスト通り 散歩・街歩き

道端でチェスをする人たち。

モンキーフォレスト通り 散歩・街歩き

お供えついでなのか、石像も花でおめかししている。

モンキーフォレスト通り 散歩・街歩き

とあるホテルのエントランス。
さりげなく花が添えられていて素敵だった。

モンキーフォレスト通り 散歩・街歩き

モンキーフォレストまでの道は一方通行で、原付の路駐が多くてこんな状態がどこまでも続く。

モンキーフォレスト通り 散歩・街歩き

旅行前に病院で貰った薬で、だましだまし過ごしてきたけど機中で悪化したせいか全く効いていないので、現地の風邪薬を入手したくて薬局へ。
バリでは珍しいエアコンが効いた店内で風邪薬の相談をスタッフにしていると、何やら外が騒がしい。
外を覗いてみたら、警察と住人が原付の路駐について揉めてるようで、スタッフも気になるのか全員が表に出てしまい、薬の相談が出来ないので私たちも外へ。

モンキーフォレスト通り 散歩・街歩き

こちらが購入した風邪薬。
最初、日本円で3000円を超える輸入品の風邪薬を勧められたけど、効くかわからないのにそんな高額なのは…と、チープなのを見せてくれるように頼んだらこれを勧められた。
物凄く強力なのか…飲んでる間はとても身体が楽だけど、一向に治らない(笑。
けど身体が楽なのには変わらないので、何度もこの薬を購入して旅行中ずっと飲んでいた。

買い物を済ませて出てみると、あの重なり合うように止められた原付が歩道に沿って1台ずつの駐車に減っていた。

モンキーフォレスト通り 散歩・街歩き

モンキーフォレスト前を横切って…

モンキー フォレスト サファリ・動物観察

壁に沿って歩く。

ゆるやかな坂道を登っているといつの間にかハヌマン通りに切り替わっていて…

大きなスーパーがあったので立ち寄って、土産購入。

モンキーフォレスト通りよりもハヌマン通りの方がお洒落なショップが多いので歩くのも楽しい。
結構な距離がある（後日、夫がダイビングに行った際にインストラクターに、ぐるっと徒歩で一周した話をしたら「暑いのに…気は確かですか？」と言われたらしい）ので、原付で颯爽と走り抜ける人を見ると羨ましくて仕方が無かった。

長い一本道を歩いていくと、小さな食堂やお洒落なショップの間に時々、バリらしい威厳を感じる立派な門構えを見ることが出来る。

寺院もあって…

門が閉ざされているので中には入れないけど、道路側の喧騒とは裏腹に、この先は静寂と不変的な存在がが漂っているように感じた。

ハヌマン通りを行きかう人を眺めながらしばしの休憩。

角に立つパダントゥガル集会所（Trena Jenggala）には、翌日行われる演目看板が貼られている。
これを目印に左折するとデウィ・シタ通りに繋がる。
ここで曲がって…

トレナ ジェンガラ（パダントゥガル集会場） 劇場・ホール・ショー

更にデウィ・シタ通りとウブド市場を繋ぐ路地へ。
この路地にはホームステイが出来るゲストハウスが幾つもあった。

豊かな表情。

緻密でカラフルな素敵な扉の奥を覗いたら、小さな女の子と視線が合う。

いつの間にかウブド市場の裏手側に入った模様。
市場はランチを食べてから改めて行くことにして、HOTELがあるビスマ通り方面へ向かう。

ウブド市場 市場

バリ島の扉は個性豊かで美しく、自分好みなお気に入りを探すのもまた楽しい。

昨夜見たときの熱気が忘れられずバリ伝統舞踊の事がもっと知りたくなって、本屋でダンスの詳細や意味合いを詳しく書いたバリ伝統舞踊の写真画集を自分のお土産に購入した。

HOTELに荷物を置いてから、すぐ隣にある小さな食堂“AYU CAFE”で遅めのランチを食べることに。

アユカフェ カフェ

Menu。

アユカフェ カフェ

【ビンタンBEER（大)】35.000Rp

アユカフェ カフェ

【トマトスープ】14.000Rp
トマトと玉ねぎが入ったシンプルなスープで、トマトの甘みが強くて癖になる味。

アユカフェ カフェ

【ミーゴレン】18.000Rp
野菜がたっぷり入っていて美味しかった♪

アユカフェ カフェ

【チキンサテ】20.000Rp
炭火焼の香ばしさが鼻をくすぐる。
ちょいピリ辛なピーナッツソースと一緒に。

アユカフェ カフェ

【Rendang】21.000Rp
パダン州の郷土料理で、パダン料理を代表する郷土料理なのだそう。
牛肉カレースープみたいな感じで、人参・インゲン・フライドオニオン・ジャガイモが入っている。
ビールも追加して合計：147.000Rp。

アユカフェ カフェ

お腹いっぱいになったし、天気も良いのでまた出かけることになり、ウブド市場にUターン。

改装後、すっかりキレイになってしまったウブド市場。

ウブド市場 市場

宝探しをするような、あの雰囲気は見つけ出せない。

ウブド市場 市場

前回は、バロンの絵とラーマーヤナの一節を描いた絵画を購入したけど、何故かラーマーヤナを飾ると立てつづけて困ったことが起こるので（現在は封印中）今回は、絵の購入は見送り。

ウブド市場 市場

色鮮やかなグラデーションを奏でるサロン。

ウブド市場 市場

お供え物をつくる女性。
本来は自宅で毎日用意するらしいけど、最近は出来合いのお供えを購入する人も増えているのだそう。
HOTELに戻り、夜の外出に備えて部屋で準備をしていたら何の前触れもなくピキッ！！！と落雷にやられたように動けなくなり、突然夫が軽度のぎっくり腰に。
なぜココで…でも今夜は、バロンダンス鑑賞に行く予定。
続きは04へ。

ウブド市場 市場