6泊6日の夏山撮影紀行　　その２

2009/08/05 - 2009/08/11

8/8
　4時30分の一番の朝食を済ませ準備は出来たのですが
　台風の発生ではどうにもなりません。
　
　天候の快復？を願いながら雨具に身をかため三脚を
　かついで時間をずらして出発。

　　昼頃には天候も快復
　　中道ルートから青空の雲間から聳える槍ヶ岳が望める。

エリア 新穂高温泉(岐阜)

6:45
双六小屋を出発。

双六岳の稜線ルートには
雪渓がありコバイケイソウが群落をつくる。

雪解けの雪田には命の誕生が。

ここにも新芽の誕生が。
　自然の生命力を感じます。

例年になくコバイケイソウは
今年は多く咲いているらしい。

リンドウ

タカネツメクサ　イワカガミ　ウサギギク
タカネヤハズハハコ　シオガマ　キンポウゲ
アキノキリンソウ

霧の中に立つ彼女と今回の旅は
始まった。双六岳の山頂付近で。

8：45
双六岳山頂（2860.3ｍ）に着く
　双六岳の山頂に立つのは初めてである。
　登頂記念に三角点にタッチ。

陽射しも見られ濡れた雨具を乾かす。
　デジタルカメラは水気に弱い。
　カメラも日干しをする。

双六岳山頂から辿ってきた道を眺める。
一瞬にベールがかかる自然のドラマを
楽しむ。

ハハコグサ

手前に大胆に入れて
雪渓の形の面白さを楽しみました。

コイワカガミ

人影に草陰に逃げ込むライチョウ。
一瞬の出会いでした。

14：45
三俣蓮華岳（2841、2ｍ）の標識
2度目の山頂だが2007年の時の思い出が
よぎる。この標識の前で記念撮影を。

三俣蓮華山頂から黒部五郎に行く標識
「2007年7泊8日の縦走の旅」ではこの標識を
　見ながら黒部五郎に向かった。

三俣蓮華の山頂は展望が聞く。
蓮華小屋が眼下に見える。遠くには
雲の平の小屋も見える。

明るい陽射しをうけて
コバイケイソウは輝く。

こんな風景が好きです。

中道ルートより槍ヶ岳を見る。

今回の旅で初めて見る槍ヶ岳
雲間から見える槍ヶ岳は美しい。
何時見ても槍ヶ岳の姿は感激です。

瞬時に変わる自然の山風景。
ここに居るだけで刻々の時間を
楽しみました。

クルマユリ
花との出会いは嬉しい。
雨上がりの樅沢岳で。

硫黄尾根が午後の光の中で
一際赤く輝いています。
ここだけが別世界。不思議な風景です。

三俣蓮華岳に登頂
　中道ルートまで戻り双六小屋に。
　中道ルート風景
　　　自然の風景の雄大さを感じます。

8/9
4:00 起床
　早起きは…の得
　朝焼けがありました。
　一日が良い日でありますように。
6：20
　双六小屋　出発

　今日の行程は
　　お勧めの樅沢岳〜硫黄尾根に
　　槍ヶ岳ルート方面です。
　　このコースを登るのは初めて楽しみでした。

ここから槍ヶ岳が正面に見えます。

樅沢岳（2755ｍ）
こんなに近くにここから槍ヶ岳が見えるとは
知りませんでした。ラッキーです。

不思議な不思議な天気です。
前線の通過と不安定な天気は突然に雨を
降らせてくれます。雨具を着たり脱いだりと
忙しくて。

　でも、雨上がりの風景はドラマも運んで
　くれました。

　硫黄岳の分岐近くで。

ウスユキソウ

目の前にそびえる槍ヶ岳
こんなに近く見たのは。感激です。
雲間から・・・一喜一憂しながらシャッターを
押し続けました。

　ドラマが有ることを願いながら。

イブキジャコウソウ

　花の香りを楽しみました。
　
　硫黄岳へのコースはジャコウソウ通りの
　様でした。

山岳風景です。
　樅沢岳に登った褒美のような風景です。

チシマキキョウとシオガマ

昨日、三俣蓮華から眺めた硫黄岳です。
硫黄の臭いも感じます。

この風景が好きです。
何枚シャッターをきったでしょうか。

しばらくここで遊びました。
　あまのじゃくな天気も今日は充分
　楽しませてもらいました。

雪解けの雪田にも
命の誕生が。自然の素晴らしさを
感じます。可愛い新芽です。

向かいに昨日登った双六岳が見えます。
枯れ木も風景の中で主役です。

16：00に
双六の小屋に到着。

　今日一日充分楽しみました。
　「一期一会」とは
　　こういうものなのでしょうね。
　　素晴らしい風景との対話をしながら
　　過ごせた時間に感謝。