2008/09/07 - 2008/09/07
33位(同エリア55件中)
ぶどう畑さん
2008.9.7(日)ヘレン・キームゼ城観光、キームゼー遊覧
この旅のもうひとつの目的である、ヘレン島のキームゼー城を見学しました。
2000年7月のドイツ旅行で、ミュンヘンからキームゼーへ行こうと思っていましたが、その日は朝から土砂降りの雨。やむなく予定変更して8年、やっと城を訪れることができました。
が、今回も雨にたたられました…。キームゼー城を見た後は、船で湖を周遊。気温は低く、雨は降ったり止んだりで、16時前にはホテルに戻ってきました。のんびりの1日でした。
(旅行期間:2008年9月5日〜9月14日)
- 交通手段
- 船
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時差ボケのせいで4時半近く目が覚める。ひとしきり、ガイドブック情報などを確認して、またベッドに潜り込み、外が明るくなってから起きる。窓を開けると、昨日とは打って変わって曇り空。
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7:15、肌寒い外を避け、プロヴァンス風の内装が施されたダイニングに座る。のんびり朝ごはんを食べたら、ホテル周辺を散策。
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“ゼープロムナード”と名づけられた散歩道を行くと、向かいのヘレン島の木の茂みが途切れている場所がある。
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その奥に見えるのは、もしかして、もしかして、キームゼー城?!ホテル近くから見えるとは思ってもいなかった!
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感激して眺めていると、何やら湖面に動くモノ。驚いたことに、泳いでる人がいた。この寒い日に、なんとまぁ。
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周遊券を買って10:15の船に乗り、15分ほどでヘレン島の船着場に到着。
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船を降りる頃から、心配していた雨がポツリ、ポツリと落ちだし、あっという間に強い降りに。
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入場券売り場は船着場からすぐだったが、城までは距離がある。
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ザーザー降りの中を歩くのはヤダなぁ…。と思っていたら、ちょっと先に、数台の乗合馬車が停まっていた。すぐさま乗り込む。
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料金は3ユーロ。御者のオネエサンが小さい機械を持ってお金を集め、レシートをくれる。馬車で領収書がもらえるとは思わなんだ。
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木立の中の小路を走ってしばらく、ルートヴィヒII世がヴェルサイユ宮殿を模して建てたキームゼー城が見えてきた!高く上がる噴水も迎えてくれる。
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城はガイドさんに従って見学をする。
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入場券の裏にツアー開始時間と言語が書かれているので、電光掲示板でゲートを確認し、11:15、英語ツアーで見学開始。
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残念なことに、中は撮影禁止だった。
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ルートヴィヒII世が建てた城は、ノイシュヴァンシュタイン城しかり、リンダーホフ城しかり、とても風光明媚な場所にあるものの、内装はどうもなぁ…。キームゼー城に入ってすぐの大理石を使った階段の間はシックでよかったが、ヴェルサイユ宮殿のものよりも22m長いガラスの間を見ても、感動はナシ。ここはシンプルでいい感じ!と思った場所は、未完成の部屋だった。
未完成の部分があるのは、ルートヴィヒII世が相次いで城を建設したため、バイエルン国の財政が傾き、城の完成前に王の座を追われたから。退位の翌日に、彼が謎の死を遂げると、ノイシュヴァンシュタイン城とヘレン・キームゼー城の建設は中止され、ノイシュヴァンシュタイン城はすぐに一般公開された。財政を傾けた城が、今や観光収入源となっているのは皮肉な話。
興味があったキームゼー城ではあるが、ふーんって感じに見学終了。まぁ、こうなるだろうと予想はしていたけれど。 -
お城のカフェでお昼を食べている間に、雨は小ぶりになる。
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島の端まで行って、対岸のホテルを眺めたい。
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キームゼー城の正面から見える水路へと歩きながら、「ルイトポルトって、ルートヴィヒII世の代わりに政治を執り行った、彼の叔父さんの名前なんだよね…」なんて考えていた。
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かつて王様の船が着いた水路は思ったより長く、また雨が強くなってきた。端まで行くのはあきらめ、水路の手前で道を曲がり、ルートヴィヒII世博物館へ行くことにした。
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木立の間を抜けると、牛のいる草地が広がっていた!
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柵に近づくと、こちらを警戒している。
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牛を刺激しないよう、雨の中、じっと立つ。聞こえるのは、傘を打つ雨の滴と牛が草を喰む音。しばし静けさを堪能。
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天気の悪い日もいいもんだ。
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雲のかかる遠くの山々の景色も素敵で、名残惜しく、何度振り返りながら、博物館へ向かった。
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“ルートヴィヒII世”と名のつく博物館ではあるが、彼に関連しているのは、滞在した部屋くらい。展示されていたキームゼーの景色を描いた絵などをざっと見る。
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周遊券を買ったことだし、せっかくだからキームゼー遊覧をしよう。
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船着場には、外輪蒸気船のルーヴィヒII世号が停まっていた。ホテル前に停泊している姿しか見ていないので、ちゃんと働いているんだ、な〜んて思う。
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14:15、ヘレン島の船着場を離れる頃、雨が止み、風が冷たいものの、デッキで景色を楽しみながら、修道院のあるフラウ島へ。
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ホテルなのか、船着場近くに何軒か家が建っている様子に、なんとなくホッとして気がついた。ヘレン島は人を拒絶している?お城だけの島だから?よくわからないけど、何かが違う。
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次の船着場“Gstadt”の周りは、フラウ島に比べると華やかな雰囲気。ここは陸続きだった。なーるほど。また、雨が降りだす。
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Gstadtを出て、ヘレン島に寄ったら、あとはシュトックの船着場へ。
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もっと湖の奥のほうまで行けるコースもあったのだが、湖は鉛色だし、この程度の船旅で充分。満足して船を降りる。
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SLの停車場では、ちょうど機関車を先頭につなぎ直していた。連結する様子を写真に撮る。
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15時半、出発を知らせる汽笛を鳴らし、ゆっくりと走り出すSLを見送り、踏切近くのカフェでケーキを買う。暖かいカフェでは、たくさんの人が楽しそうに会話していた。
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ホテルに戻り、ケーキを食べたら、急に眠くなってきた。夕飯の前にちょっと昼寝。17時、ベッドに横になる。
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船やSLの汽笛を聞きながら眠りに落ち、目が覚めて時計を見れば、なんと、夜の0時過ぎ!7時間以上、寝たってこと???
昨夜は遅くまで音楽が聞こえていたが、日曜の夜は静か。顔を洗ってまたベッドに潜りこんだ。
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