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2008.9.6(土)午前 ベルヒテスガーデン:ケーニヒスゼー<br /><br />今回の旅の大きな目的のひとつ、プリーンから電車で約2時間のベルヒテスガーデンへ行きました。<br /><br />午前中はケーニヒスゼー(ゼーとはドイツ語で湖)で遊覧船に乗り、午後は岩塩坑とベルヒテスガーデンの旧市街を観光して、この旅行中で一番心に残る日となりました。<br /><br />まずは、ケーニヒスゼー観光から。<br /><br />(旅行期間:2008年9月5日〜9月14日)<br />

南ドイツの旅 その2−1 ベルヒテスガーデン(ケーニヒスゼー遊覧)

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2008/09/06 - 2008/09/06

72位(同エリア124件中)

ぶどう畑

ぶどう畑さん

2008.9.6(土)午前 ベルヒテスガーデン:ケーニヒスゼー

今回の旅の大きな目的のひとつ、プリーンから電車で約2時間のベルヒテスガーデンへ行きました。

午前中はケーニヒスゼー(ゼーとはドイツ語で湖)で遊覧船に乗り、午後は岩塩坑とベルヒテスガーデンの旧市街を観光して、この旅行中で一番心に残る日となりました。

まずは、ケーニヒスゼー観光から。

(旅行期間:2008年9月5日〜9月14日)

交通手段
鉄道
  • 時差のせいで早く目が覚めてしまい、まだ外は暗いが、6時を待って身支度を始める。ようやく明るくなってきた6時半、7時からの朝食の前にホテル近くを散策しようと部屋から出てビックリ。廊下の突き当たり、ガラス戸の向こうに船が見えるではないか!湖は目の前だった。<br /><br />

    時差のせいで早く目が覚めてしまい、まだ外は暗いが、6時を待って身支度を始める。ようやく明るくなってきた6時半、7時からの朝食の前にホテル近くを散策しようと部屋から出てビックリ。廊下の突き当たり、ガラス戸の向こうに船が見えるではないか!湖は目の前だった。

  • おりしも、朝日が昇るところ。カメラを手に急いで船着き場へ向かう。空も湖も茜色に染まり、とーっても綺麗!遠くには山の連なり。キームゼーは、思ってた以上にいい所!<br />

    おりしも、朝日が昇るところ。カメラを手に急いで船着き場へ向かう。空も湖も茜色に染まり、とーっても綺麗!遠くには山の連なり。キームゼーは、思ってた以上にいい所!

  • 船着き場の地図で、目の前のこんもりした木の茂みがキームゼー城のある島“ヘレン・インゼル”であることがわかる。こんなに近いと思わなかった。

    船着き場の地図で、目の前のこんもりした木の茂みがキームゼー城のある島“ヘレン・インゼル”であることがわかる。こんなに近いと思わなかった。

  • SL乗り場もホテルのすぐ前。ホテル・ルイトポルトを選んで正解!

    SL乗り場もホテルのすぐ前。ホテル・ルイトポルトを選んで正解!

  • では、別棟のレストランへ行こう。“朝の光の中、テラス席で優雅なひととき”といきたいところだが、7:50の電車に乗りたい。そそくさと朝食を済ませ、7時半過ぎ、タクシーを呼んでもらう。昨晩、フロントの人に調べてもらったが、朝早い時間のバスはなかった。

    では、別棟のレストランへ行こう。“朝の光の中、テラス席で優雅なひととき”といきたいところだが、7:50の電車に乗りたい。そそくさと朝食を済ませ、7時半過ぎ、タクシーを呼んでもらう。昨晩、フロントの人に調べてもらったが、朝早い時間のバスはなかった。

  • 駅の窓口で切符を買おうと思ったら、列ができていたので、とりあえず券売機の前に立つ。<br /><br />長四角の箱型の機械の前面の左側半分に、アルファベット順に駅前が書かれ、その頭には4桁の数字。プッシュ・ボタンでベルヒテスガーデンの4桁の数字を押すと、料金の表示が出た。なーんだ、簡単じゃん。<br /><br />いつもジャーマン・レイルパスを利用しているため、券売機は苦手。1年前のハンブルク旅行では、いろんなタイプのマシンにふりまわされっぱなしだった。でも、四苦八苦したおかげですんなり切符が買えた!<br /><br />気をよくしていたが、バイエルン州を走る普通列車やバスが1日乗り放題の“バイエルン・チケット”なるものの存在を後から知る。ベルヒテスガーデンへ行くにはお得なパスだった…。今さら悔やんでも仕方ない。ま、そういうこともあるさ。思うことにする。<br /><br />

    駅の窓口で切符を買おうと思ったら、列ができていたので、とりあえず券売機の前に立つ。

    長四角の箱型の機械の前面の左側半分に、アルファベット順に駅前が書かれ、その頭には4桁の数字。プッシュ・ボタンでベルヒテスガーデンの4桁の数字を押すと、料金の表示が出た。なーんだ、簡単じゃん。

    いつもジャーマン・レイルパスを利用しているため、券売機は苦手。1年前のハンブルク旅行では、いろんなタイプのマシンにふりまわされっぱなしだった。でも、四苦八苦したおかげですんなり切符が買えた!

    気をよくしていたが、バイエルン州を走る普通列車やバスが1日乗り放題の“バイエルン・チケット”なるものの存在を後から知る。ベルヒテスガーデンへ行くにはお得なパスだった…。今さら悔やんでも仕方ない。ま、そういうこともあるさ。思うことにする。

  • プリーン駅には、行き止まりのホームがあって、2両編成の電車が止まっていた。15分ほどで終点という短い路線を走る、プリーン始発のアシャウ行きだった。<br />

    プリーン駅には、行き止まりのホームがあって、2両編成の電車が止まっていた。15分ほどで終点という短い路線を走る、プリーン始発のアシャウ行きだった。

  • 7:50、ザルツブルク行きに乗り込む。2階席のボックス席には誰かしら座っていて、1階席で我慢。<br /><br />

    7:50、ザルツブルク行きに乗り込む。2階席のボックス席には誰かしら座っていて、1階席で我慢。

  • フライラッシングで、8:53のベルヒテスガーデン行きに乗り換えると、電車は山間部に入って行く。単線のため、何度かすれ違いの列車を待って、ベルヒテスガーデンにやってきた。<br />

    フライラッシングで、8:53のベルヒテスガーデン行きに乗り換えると、電車は山間部に入って行く。単線のため、何度かすれ違いの列車を待って、ベルヒテスガーデンにやってきた。

  • 駅前のターミナルには、9:50発843番のバスが停まっていた。すでにお客が乗り込み、車内は混んでいる。次の10:15発839番のバスなら10分で行けるところ、25分もかかるバスなのだが、「みんな湖へ行くに違いない。たくさんの人が降りる所がケーニヒスゼーのはず」と踏んで、一番後からに乗り込んだ。

    駅前のターミナルには、9:50発843番のバスが停まっていた。すでにお客が乗り込み、車内は混んでいる。次の10:15発839番のバスなら10分で行けるところ、25分もかかるバスなのだが、「みんな湖へ行くに違いない。たくさんの人が降りる所がケーニヒスゼーのはず」と踏んで、一番後からに乗り込んだ。

  • バスは、思いがけずスイスのような景色の中を走り、25分という時間を感じさせずに停留所に到着。

    バスは、思いがけずスイスのような景色の中を走り、25分という時間を感じさせずに停留所に到着。

  • さて、湖はどっち?両側にみやげ物屋の並ぶ、緩やかな下り坂を下ると、カーブした道の先に、湖が見えてきた!

    さて、湖はどっち?両側にみやげ物屋の並ぶ、緩やかな下り坂を下ると、カーブした道の先に、湖が見えてきた!

  • 水の色がとても綺麗!湖のほとりに木造の船小屋が並び、小さい島の向こうには朝もやが残っている。

    水の色がとても綺麗!湖のほとりに木造の船小屋が並び、小さい島の向こうには朝もやが残っている。

  • なーんて素敵な所なんだろう!!にぎやかなのは船着き場のほんの一角で、素朴な雰囲気がこれまた良い。

    なーんて素敵な所なんだろう!!にぎやかなのは船着き場のほんの一角で、素朴な雰囲気がこれまた良い。

  • 心洗われる景色をゆっくり眺めていたいところだが、観光船の席が埋まりつつある。次の船はたぶん30分後。急いで切符売り場に並んだものの、はて、何て言えばいいんだ?思ってるうちに順番が来てしまい、とりあえず「往復」と言ってみる。窓口の人に「バルトロメ?」聞かれてうなずく。<br /><br />この湖へ来た目的のひとつは、ケーニヒスゼーのほとりに立つバルトロメ僧院。湖の奥まで行くかどうかは、僧院を見てから考えよう。どうにか左側の窓際の席を見つけて座った。<br />

    心洗われる景色をゆっくり眺めていたいところだが、観光船の席が埋まりつつある。次の船はたぶん30分後。急いで切符売り場に並んだものの、はて、何て言えばいいんだ?思ってるうちに順番が来てしまい、とりあえず「往復」と言ってみる。窓口の人に「バルトロメ?」聞かれてうなずく。

    この湖へ来た目的のひとつは、ケーニヒスゼーのほとりに立つバルトロメ僧院。湖の奥まで行くかどうかは、僧院を見てから考えよう。どうにか左側の窓際の席を見つけて座った。

  • 10時半、船着場を離れる。船のエンジン音が小さいことに、まず驚く。

    10時半、船着場を離れる。船のエンジン音が小さいことに、まず驚く。

  • 説明はドイツ語で“さっぱりわからん”なのだが、右・左のキーワードを頼りに、あっちを向いたりこっちを向いたり、景色を楽しむ。

    説明はドイツ語で“さっぱりわからん”なのだが、右・左のキーワードを頼りに、あっちを向いたりこっちを向いたり、景色を楽しむ。

  • 湖には船が行き交っていた。観光客の多い日はどんどん船を出しているようだ。

    湖には船が行き交っていた。観光客の多い日はどんどん船を出しているようだ。

  • しばらくして、船がエンジンを止める。お腹のでっぷりしたガイドのオジサンに代わって、リチャード・ギアに似たトランペッターが登場。湖の中ほどでトランペットを演奏すると、こだまが返ってくるそうで、この“こだま”を聞くことが、ケーニヒスゼーに来たもうひとつの目的。<br /><br />演奏の様子を立ったまま撮ってもいいかと聞いた観光客は、船中の人からダメー!と言われ、ニタニタしながら席に戻ってビデオカメラを構える。みんなシーン。<br /><br />リチャード・ギアさんは、もったいぶった感じで、船の上へ頭を出し、トランペットを吹き始めた。すると、ホントーにこだまが聞こえてきた!凄い、凄い! ひたすら感動。こだまを邪魔しないよう、エンジン音の小さい船を走らせるドイツも凄い。<br />

    しばらくして、船がエンジンを止める。お腹のでっぷりしたガイドのオジサンに代わって、リチャード・ギアに似たトランペッターが登場。湖の中ほどでトランペットを演奏すると、こだまが返ってくるそうで、この“こだま”を聞くことが、ケーニヒスゼーに来たもうひとつの目的。

    演奏の様子を立ったまま撮ってもいいかと聞いた観光客は、船中の人からダメー!と言われ、ニタニタしながら席に戻ってビデオカメラを構える。みんなシーン。

    リチャード・ギアさんは、もったいぶった感じで、船の上へ頭を出し、トランペットを吹き始めた。すると、ホントーにこだまが聞こえてきた!凄い、凄い! ひたすら感動。こだまを邪魔しないよう、エンジン音の小さい船を走らせるドイツも凄い。

  • 演奏が終わるとエンジンがかかり、再び走り出す。船は天井に窓があり、ヴァッツマン山群の頂を眺められた。<br /><br />

    演奏が終わるとエンジンがかかり、再び走り出す。船は天井に窓があり、ヴァッツマン山群の頂を眺められた。

  • 赤い屋根が可愛らしい僧院が近づき、11時、バルトロメに到着。<br />

    赤い屋根が可愛らしい僧院が近づき、11時、バルトロメに到着。

  • 湖水が澄んできれいなこと!しばし見とれる。

    湖水が澄んできれいなこと!しばし見とれる。

  • そびえるヴァッツマン山群は、神々しいほどに美しく、草地の緑が輝いているようにまぶしい。ここに来てよかった!!

    そびえるヴァッツマン山群は、神々しいほどに美しく、草地の緑が輝いているようにまぶしい。ここに来てよかった!!

  • 僧院は、今は小さい祭壇があるのみで、僧侶たちが暮らしていたと思われる建物はレストランになっていた。

    僧院は、今は小さい祭壇があるのみで、僧侶たちが暮らしていたと思われる建物はレストランになっていた。

  • 湖のほとりに立つと、小さくトランペットの演奏が聞こえてきた。残念ながら、こだまは聞こえない。あとは打ち寄せる波の音だけの、とても静かな湖。

    湖のほとりに立つと、小さくトランペットの演奏が聞こえてきた。残念ながら、こだまは聞こえない。あとは打ち寄せる波の音だけの、とても静かな湖。

  • しばらく湖沿いに歩き、林の中の道を通って、11時半すぎ、レストランまで戻ってきた。

    しばらく湖沿いに歩き、林の中の道を通って、11時半すぎ、レストランまで戻ってきた。

  • ここでお昼にするはずだったが、お腹が空かず、デザート・メニューの中からバルトロメの名前があるものを選ぶ。出てきたのは、生クリームたっぷりの大きなパフェ。アイスクリームの下にはラム酒もたっぷり。全部食べたら酔っ払っちゃう。<br />

    ここでお昼にするはずだったが、お腹が空かず、デザート・メニューの中からバルトロメの名前があるものを選ぶ。出てきたのは、生クリームたっぷりの大きなパフェ。アイスクリームの下にはラム酒もたっぷり。全部食べたら酔っ払っちゃう。

  • ガーデン席に、目の不自由な人とお年寄りの団体がやってきて、急ににぎやかになる。ウェイターさんが大きなジョッキを乗せたお盆を、やっとの思いで運んできた。このレストランでは、ホーフブロイハウスのビールが飲めるのだ。みんなジョッキ片手にワイワイ、ガヤガヤ。“ドイツ人はビール好き”を実感。

    ガーデン席に、目の不自由な人とお年寄りの団体がやってきて、急ににぎやかになる。ウェイターさんが大きなジョッキを乗せたお盆を、やっとの思いで運んできた。このレストランでは、ホーフブロイハウスのビールが飲めるのだ。みんなジョッキ片手にワイワイ、ガヤガヤ。“ドイツ人はビール好き”を実感。

  • 名残惜しいけれど、そろそろ岩塩坑へ向かおう。席を立ち、12:20、湖の奥まで行ってみたい気持ちに駆られながら、折よくやってきた船に乗る。

    名残惜しいけれど、そろそろ岩塩坑へ向かおう。席を立ち、12:20、湖の奥まで行ってみたい気持ちに駆られながら、折よくやってきた船に乗る。

  • 乗客は数名で、席は選び放題。遠くなっていく僧院をずっと眺めることができた。午後から観光する人は少ないのか、行き交う船の乗客も少なかった。

    乗客は数名で、席は選び放題。遠くなっていく僧院をずっと眺めることができた。午後から観光する人は少ないのか、行き交う船の乗客も少なかった。

  • 細長い逆Sの字のケーニヒスゼーの終わりへと近づき、僧院が見えなくなって、船着場に到着。

    細長い逆Sの字のケーニヒスゼーの終わりへと近づき、僧院が見えなくなって、船着場に到着。

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