2011/07/11 - 2011/07/11
139位(同エリア241件中)
まみさん
2011/07/11月 トビリシ市内観光
・聖エチミアジン教会(アルメニア教会)見学
・ツミンダ・サメバ(聖三位一体)教会見学
<ホテルをチェックアウト>
・メテヒ教会見学(ほとんど一瞬)
・スルプ・ゲヴォルグ大聖堂(アルメニア教会)見学
・ナリカラ城塞跡&聖ニコラス教会見学
・グルジアの母(カルトゥリス・デダ)の像の足元からトビリシ市を見下ろす
【20時35分時発トビリシ行きの一等寝台泊】
午前中、ツミンダ・サメバ教会を、ごくごく軽装で見学しに行ったあと、ホテルに戻り、さっとシャワーを浴びて、12時前ぎりぎりにチェックアウトしました。
そして、今宵のアルメニアの首都エレヴァン行きの寝台車の切符を良く確認したら……あれっ。
時間節約のため、旅行代理店経由で予約し、トビリシに着いた当日に発券してもらったものなのですが、出発時間は事前には16時30分と連絡を受けていたのに、券面には20時35分と印字されてありました。
むむむ。
午後の観光は、ホテルに荷物を預けて、ホテルのすぐ上のナリカラ要塞だけ回って戻って来るつもりでした。
14時くらいにはホテルに戻ってきて、早めに駅に向かおうと思っていました。
でも、寝台車の発車が20時35分だとすると、そんなに早くに駅に向かったら、時間が余ってしまいます。
本当に20時35分発なのかなぁ。
悩みました。
安全をとって、駅で退屈しきるのを覚悟に、早めに向かうべきか。
一体なんで代理店の人は、出発が16時30分だと連絡してきたのでしょう。
でもふりかえれば、このコーカサス旅行の手配は日本で数ヶ月前から代理店の人と少しずつ進めてきましたが、グルジアに限らず、コーカサス3カ国の列車の運行予定は、数週間くらい前の、私にとってはかなり直前でも、ころっと変わったものでした。
それは、ほぼ同時に立案していた秋のウズベキスタンでも同じでした。
このあたりの旧ソ連圏の鉄道のインフラは、日本や他の欧米先進国ほど整っているとは言い難いし、列車の本数は少ないし、予約できるのも切符が発券できるのも、かなり直前になってからなので、発車時刻だけでなく、運行するかどうかまでも、事前までかなりフレキシブルなようです。
とはいえ、予約ができるより前の話だから、仕方がないところもあります。
だから、切符に印字された時刻の方が正しいはず。
発車時間が遅れることはあっても、何時間も早まることは、さすがにないでしょう。
なので、早めに駅に行っておくには変わらないけれど、午後は当初の予定より、もう少しゆっくり観光していようと思い直しました。
でも、それだと、ナリカラ要塞を廻るだけでは、時間が余ってしまいます。
今日が、博物館が軒並みお休みの月曜日なのが、つくづくと悔やまれました。
今まで入れなかったアルメニア教会(スルプ・ケヴォルグ大聖堂)に入れたりなどの嬉しい予定外はありましたが、それほど大きな教会ではないので、見学にさほど時間はかかりません。
というわけで、むくむくと沸いてきたのは買い物欲。
旧市街の中心のゴルガサリ広場は、今まではあまり気に留めていなかったけれど、その気になると、みやげ屋が意外に見つかり、結局、ゆっくり買い物タイムをとってしまいました。
さらに、ナリカラ要塞からは、行く予定のなかったグルジアの母の足元まで足を伸ばしました。
ゴルガサリ広場で買い物したグルジアみやげとそのお店の写真は、こちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2011年コーカサス3カ国旅行ハイライトその15(完):写真だけ撮ったコーカサスみやげ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10592476
グルジアの母の像は、中に入れるわけでも上れるわけでもないし、近くに行くと、豊満な胸がドーンと出っ張っているのが下から見えるだけです。
そして像の写真そのものも、近寄るとかえって撮りづらくなりました。
でも、まあ、行ったということだけで、記念になるでしょう。
トビリシ観光を16時頃に切り上げて、ゆっくり夕食もとって、タクシーで駅に向かいました。
車窓の外の街並みは、ここ数日でだいぶ馴染みになりました。
でも、そんな街並みを眺めながら私の胸に去来していたのは、トビリシを、グルジアを去る感慨よりは、無事にエレヴァン行きの列車に乗れるか、そして無事にエレヴァン入りができるか、という心配の方が大きかったです。
なにしろ、おととい寝台車でクタイシに向かったとき、駅には英語表示がほとんどなくて、目当ての列車を見つけるまで、うろうろしましまいましたから。
あのときは、ホテルにスーツケースを置いて1泊用の荷物だけを持った軽装でしたから、駅やホームをうろちょろできたのですが、今は20kg近い荷物を抱えたフル装備ですから、あまりムダに動き回りたくありません。
それに、ホームに降りるエレベーターもエスカレーターもなく、階段だけなので、違うホームに降りてしまった場合のホーム間の移動も大変です。
でも今回は、英語だけでなく、ひとこと日本語も話せる人がいて、その人も同じ列車を待っていたので、アルメニア行きの列車が来るホームを教えてもらい、待っている間、少しだけおしゃべりしてられました。
列車は、首都間の寝台車なら発車30分前には来るかと思ったら、15分前にやっと来ました。
でも中は、クーラーがすでにきいていて、とても快適でした。
コーカサスを含む東欧では、特に始発の寝台車だと、夏はサウナ状態を覚悟しなければなりません。
なにしろ、窓が開かないんですもの、コーカサスの古い車両は。グルジアから乗った寝台車でも、グルジアの第二の都市クタイシ行きの寝台車でもそうでした。
居るだけで全身ぐっしょりと汗をかくような中で、着替えやベッドメイクをしなければなりませんでした。
あのときに比べると、天国と地獄ほどの違いに思えました。
アメニティもたくさんで、うーん、さすがアルメニア、グルジアよりお金持ちかも、と思いました。
2人用の一等車を予約していたのですが、同室の人はいなかったため1人で占領できました。
その寝台車体験と、ものものしかった国境審査のレポートは、こちらのハイライト旅行記まとめました。
「2011年コーカサス3カ国旅行ハイライトその5:国際・国内・市内交通編・後編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10586586/
※2011年コーカサス3カ国旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2011年コーカサス3カ国旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10584724
詳細版「2011年コーカサス3カ国旅行の詳細旅程(写真付き)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/07/2011-1ab0.html
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ナリカラ要塞に続く、スルプ・ゲヴォルグ大聖堂(アルメニア教会)の脇の坂道
一部工事中のところがあって、無意識にそこを避けてしまったため、どの道がナリカラ要塞へ行けるのか迷い、地元の人に何度も道を尋ねてしまいました(苦笑)。 -
途中の見晴らしがステキ
こういう写真を撮るのに、天気が回復して良かったです。
それに午後からちょうど順光向き@ -
2つの教会の白銀のとんがり屋根がみえる
手前は、ここに前に見学した、スルプ・ゲヴォルグ大聖堂(アルメニア教会)です。
その写真は前の旅行記にあります。
「2011年コーカサス3カ国旅行第9日目(2)トビリシ:グルジアとアルメニアの正教会とイスラムの聖堂めぐり」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10638772 -
ムトゥクヴァリ川と川に架かるガラスの橋
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ナリカラ要塞入口前
「ナリカラ城塞(無料)からの旧市街の眺めは非常に良い。地元のグルジア人は単にツィヘ(城塞)と呼ぶ。4〜5世紀に最初の砦が築かれたといい、後に様々に増改築がなされたが、帝政ロシア時代の1827年、城内に貯めていた火薬の爆発事故があり、城壁以外は吹き飛んでしまった。城内の聖ニコロズ教会は、独立後に再建されたもの。」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より) -
アバノス通りの公衆浴場のぽこぽこ屋根を中心に
下から見た公衆浴場の写真はこちら。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23093697/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23093698/
関連の旅行記
「2011年コーカサス3カ国旅行第3日目(1)トビリシ:18〜19世紀初頭にタイムスリップしたような、ほんのりエキゾチックな旧市街」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10599431 -
ナリカラ要塞前からの見晴らし
やはりメテヒ教会とツミンダ・サメバ教会がアクセントになります。 -
ナリカラ要塞へのゲートをくぐる
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ナリカラ要塞内の聖ニコライ教会・その1
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ナリカラ要塞内の聖ニコライ教会・その2
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ナリカラ要塞内の聖ニコライ教会・その3
この教会は見学できましたが、内部撮影不可でした。
壁じゅうにぎっしりと描かれたフレスコが、青系統が多く、とても色鮮やかでした。 -
教会前の家の庭の養蜂の箱
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ナリカラ要塞の十字架と石碑と見晴らし
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十字架と向かいの教会
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グルジア十字とキリスト洗礼場面の浮彫のある石碑
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ナリカラ要塞の城壁と鐘
この鐘には、鳴らさないでください、という張り紙がありました。
うん、こんな風にあったら、鳴らしたくなる気持ちは分かります@ -
ナリカラ要塞からの見晴らし・その1───アヴァラバリ地区方面
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ナリカラ要塞からの見晴らし・その2───緑のムトゥクヴァリ川と
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ナリカラ要塞からの見晴らし・その3───眼下の旧市街とムトゥクヴァリ川と彼方の新市街
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ナリカラ要塞の城壁と鐘を見上げる
あのはじっこの1番高いところへ行ってみました。
でもすぐそばの階段はとても狭い上に手すりもないので怖くて、少し迂回しました。
若い男の子は、ああいう階段でもひょいっと上っていましたが、女性にはハードルが高いです。 -
ナリカラ要塞の聖ニコライ教会
ふだんは花の写真をメインに撮影散策する私。
夏のヨーロッパは日本の春のように野花があふれていて、コーカサスもその例にもれず、写欲がそそられました。
このあたりにはレースフラワーがたくさん咲いていて、ちょっとだけ花の撮影をしてしまいました。
植物中心の写真は、これらのハイライト旅行記にまとめました。
関連の旅行記
「2011年コーカサス3カ国旅行ハイライトその10:植物編──野花にあふれたコーカサス」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10588959/
「2011年コーカサス3カ国旅行ハイライトその11:植物編──コーカサスの教会や街角で」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10588960/ -
城壁と見晴らし
あそこに向かう途中。 -
聖ニコライ教会とトビリシを囲む山
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城壁の間から
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グルジアの母の像を望む
時間があったので、あとであの母の像の足元まで行きました。 -
あの親子は先には進めず
あの先へはどこまで行けるのかな、と思って観察してしまいました。
お父さんの方はひょいひょいとどんどん先に進んでいました。
お母さんはついていけず、息子はお母さんにつきあっていました。 -
ここをたどって来た@
若い女の子たちは、さきほどの親子のお父さんがひょいひょいと上ったのと同じところをひょいと上ってしまいました。 -
あんな上まで私は行けない(苦笑)
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グルジアの母の像に向かう途中、来た道を振り返って
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途中の見晴らし
右下のとんがり屋根の教会は、スルプ・ゲヴォルグ大聖堂(アルメニア教会)です。 -
木にビニールをくくりつけている
まじないかな。
ブルガリアやウクライナでも似たようなのを見かけました。
再訪の願いを込めて、こうするそうです。
ただ、この木にまきついていたのは、店などでもらえるビニールの切れ端みたいで、見ばえはあんまりよくありませんでした(苦笑)。
※ブルガリアのは、すぐ思い出せるのはマルテニッツァで、これはちょっと意味が違ったかも。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14506444/
関連の旅行記
「2008年ブルガリア旅行第3日目(4):白い岩壁に囲まれたロージェンとメルニック(翌朝の散策も含めて)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10271040/
※ウクライナでは、私の記憶ではクリミア半島のスダックのジェノヴァ要塞で見かけたはずなのですが、写真はありません。
現地ガイドのニーナが、木によくない習慣だとめちゃくちゃ怒っていたので、写真を撮るのにしのびなかったような記憶が……。
関連の旅行記
「2009年ウクライナ旅行第7日目(4)クリミア半島:中世のお城のようなスダックのジェノヴァ要塞跡と夕方のヤルタ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10394061/ -
途中の見晴らし
右上の細長いビルがあるところは、地下鉄駅アヴァリラバリ駅前の広場です。
アヴァラバリ駅前の写真はこちら。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/22690672/
関連の旅行記
「2011年コーカサス3カ国旅行ハイライトその4:国際・国内・市内交通編・前編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10586583/
そしてあの橋から見上げたグルジアの母の像の夜景写真はこちら。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23150805/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23150806/
関連の旅行記
「2011年コーカサス3カ国旅行第3日目(4)トビリシ:アヴァラバリ地区からムトゥクヴァリ川と旧市街のゴルガサリ広場の夕景・夜景」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10601256 -
眼下の旧市街を見渡す
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新市街と旧市街に接したところのルスタヴェリ広場にある黄金の聖ジョージの騎馬像を中心に
騎馬像の向こうにのびる大通りは、新市街の目抜き通りのルスタヴェリ大通りです。
ルスタヴェリ大通りを散策したときの旅行記はこちら。
「2011年コーカサス3カ国旅行第3日目(2)トビリシ:帝政ロシアの香りの残るおしゃれなルスタヴェリ大通り界隈」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10599647/ -
横向きのグルジアの母
「(前略)(ナリカラ要塞)から尾根伝いに東へ行くと、銀色に輝く実写版マグマ大使のようなカルトゥリス・デダ Kartlis deda(グルジアの母)像がある。第二次大戦の際、ソ連では祖国を母親に擬人化してナショナリズムを昂揚させた経緯があり、その後も各地で「〜の母像」を建てるのが流行した。これもその一つ。」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より)
ちなみに、グルジア語では、母は「デザ」で、「まみ」はなんとパパの意味だそうです。
現地ガイドからそれを教えてもらったときには、ショック!? -
母の背中
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母を見上げて
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グルジアの母の足元からの見晴らし
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ここでひと休み
少し戻ってきた地点です。
あのまま先に進めばムタツミンダ山の方まで行くと思いますが、本日は寝台車でアルメニアに旅立つ日です。
ホテルに戻って、預けた荷物を引き取って、早めに駅に向かうつもりなので、ここで引き返しました。
帰りに、グルジアに唯一残るモスクを見学した後、ホテル最寄りのレストランで早めの夕食をとり、タクシーで駅に向かいました。
夕食をとったレストランと食事の写真は、こちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2011年コーカサス3カ国旅行ハイライトその6:食べ物編(ホテルの朝食以外)<アゼルバイジャンのバクーとグルジア編>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10587126
トビリシからエレヴァンに向かう寝台車の写真や国境越えのレポートは、こちらです。
「2011年コーカサス3カ国旅行ハイライトその5:国際・国内・市内交通編・後編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10586586/
これでグルジア編は終わりです。
翌日からはアルメニア!
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