イタリア二都訪問・ナポリとフィレンツェ　【５】フィレンツェは街自体が芸術

2011/02/18 - 2011/02/25

イタリアのナポリとフィレンツェという対照的な２つの都市を訪問。
南イタリアの明るい日差しのもと活気あふれるナポリと、貴族的な雰囲気の芸術あふれるフィレンツェ、それぞれの魅力を満喫しました。　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　【１】ナポリの街歩き　　　　　　　　　　
　【２】ポンペイで古代ローマのすごさを実感
　【３】陽光あふれる　　　　　　　　　　　
　　　　　アマルフィとポジターノの絶景　　
　【４】カプリ島、青の洞門は見れなかったが
　　　　　代わりの絶景があった！　　　　　
＞【５】フィレンツェは街自体が芸術　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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【５】フィレンツェは回りのどの建物も美しく均整のとれた姿で、絵画や彫刻の各所にあり、街自体が芸術といった印象です。ウフィツィ美術館で珠玉の芸術作品を堪能した後、夕方フィレンツェを離れる前に少しだけ時間があったので、ミケランジェロ広場から夕日に照らされたフィレンツェの街の美しい姿を臨み、この旅を締めくくりました。　　　　　　　　　　　　
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　【１】2/18　成田＝　　　　　　　　　　　
　　　　2/19　（パリ経由）＝ローマ＝ナポリ
　　　　　　　ナポリ観光　　　　　　　　　
　【２】2/20　ポンペイ観光　　　　　　　　
　【３】2/21　アマルフィ海岸観光　　　　　
　【４】2/22　カプリ島観光　　　　　　　　
　　　　　　　ナポリ＝フィレンツェ　　　　
＞【５】2/23　フィレンツェ観光　　　　　　
　　　　2/24　フィレンツェ＝ローマ　　　　
　　　　2/25　ローマ＝（パリ経由）＝成田　

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: 個別手配

フィレンツェで迎える朝。今日も快晴です。
昨日までいたナポリ駅前は夜も人の声や車の音で騒々しかったのですが、フィレンツェはとても静かでした。
朝になって路面電車やバスが行き交っていますが、ざわざわした騒がしさやクラクションの音がなくて静かです。
遠くにサン・ロレンツォ聖堂のドゥオーモが見えています。

C ホテルズ アンバシアトリ ホテル

駅のすぐ側に、駅の名前にもなっているサンタ・マリア・ノヴェッラ教会があります。
壁面の幾何学的な文様が整然とした雰囲気を醸し出しています。

サンタ マリア ノヴェッラ広場 広場・公園

街角にこのような絵が突然あったりします。

街中は静かで落ち着いた雰囲気で、ナポリと同じ国とはとても思えません。
その建物も均整が取れていてとても美しい街並みです。

このような町並みの中にコインランドリーがありました。
やはり人が生活しているのだという当たり前のことが実感されます。

レプッブリカ広場には回転木馬がありました。なんとなくミスマッチで不思議な感じがします。

レプッブリカ広場 (フィレンツェ) 広場・公園

このような彫像が街角にあります。
街中が芸術作品という感じです。

シニョーリア広場にやって来ました。
工事中の建物の覆いに、元々の建物の絵が描かれています。雰囲気を壊さない良い考えです。

シニョリーア広場 広場・公園

シニョーリア広場のヴェッキオ宮殿前にあるミケランジェロのダビデ像です。
これは複製ですが、もともとダビデ像はここに置かれていました。
こういうものは本来あるべき場所にあるのを見なければ、本当の理解はできないのではないかと思います。その意味でこういう複製は、私は大賛成です。

ヴェッキオ宮殿の隣がウフィツィ美術館です。
１０：１５開場なので早めに来てみましたが、今９：４０でもう行列ができています。ただやはり早く気た甲斐はあり、３０分くらいで入ることができました。出る頃にはもっと長大な列になっていました。

ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

６．５ユーロとその内容に比べて破格の安さです。

ボッティチェリの作品を筆頭に、どこかで見たことのある珠玉の絵画や彫刻があふれています。
ただ残念ながら展示物は撮影できないので写真はなし。
２階のテラスからは目の前にヴェッキオ宮殿と、向こうにサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂が見えました。

なんと抹茶味のジェラートがありました。「ｍａｔ−ｃｈａ」と書いてあります。
よく海外でＧｒｅｅｎ　Ｔｅａというとちょっと違う味のことがありますが、このジェラートは本当の抹茶味でした。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂にやって来ました。
正面の装飾はこれだけ大きな建物なのに緻密で、壁の中に装飾のないところがありません。圧巻です。

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

聖堂内から見上げるとドゥオーモの内側に描かれた「最後の審判」が遠くの方に見えます。

丸いドゥオーモ、四角いジョットの鐘楼のどちらも登れますが、より高いドゥオーモの方に登ることにしました。
聖堂の正面右手のドゥオーモの真下の入り口で入場料を払い、二重壁の間の階段を登って行くと、壁と丸屋根の継ぎ目の部分の内側に出ます。
下にいる人が小さく見えます。

上を見上げると、丸屋根の内側に描かれた「最後の審判」が間近に迫ります。ここからだとすごい数の人が描かれているのがよくわかります。

そこからやはり二重になっている丸屋根の間の階段を登ります。だんだん天井の傾斜がきつくなってきて、頭をぶつけそうです。
構造がバチカンのサン・ピエトロ大聖堂と同じなのがよくわかります。

ようやくてっぺんまで来ました。
最後はこのハシゴのようなものを登ると外に出ます。階段は一方通行ですが、このハシゴは上り下り兼用です。

想像以上の高さで、街を取り巻く丘陵地帯まで一望出来ます。
ドゥオーモのてっぺんまで１０７ｍなので、ここは１００ｍくらいでしょうか。マンションなら３３階くらいです。
ちょっと腰が引けます。

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

南側にはアルノ川、その左手の向こうには後で訪れるミケランジェロ広場があります。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の正面にあるサンジョバンニ洗礼堂の天国の門。ギベルティの作品です。

サン ジョヴァンニ洗礼堂 (フィレンツェ) 城・宮殿

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の北側にはマーケットがあります。
近くのフィレンツェ中央市場では名物料理なども食べられるそうですが、このときはすでに閉まった後でした。残念。

ぶらぶら歩いていたらセルフサービスのカフェテリアがありました。
フィレンツェの街中にこういう店があるというのは意外。

鶏肉と野菜スープを注文。味付けはサッパリ目です。

明日の早朝の便で帰国するので今日中にローマに戻るのですが、今１６時過ぎでまだ少しだけ余裕があるので、川向うのミケランジェロ広場に行くことにしました。
駅前からバスに乗ります。バスは川の対岸に出て川沿いに大きく西側に迂回してから丘を登っていき、３０分ほどで広場に着きました。
夕日がフィレンツェの街を照らす美しい光景を眺めて、今回の旅を締めくくります。

ミケランジェロ広場 広場・公園

美しい光景を目の前にして離れがたく、日が暮れるまで眺めてしまいました。
帰りは１７時半のバスに乗り、駅に１８時頃戻りました。
荷物の受取などあって１８：１０発のローマ方面行き列車はもう間に合いません。旅行前にネットのイタリア鉄道のページで検索した結果によると、次の列車は１時間後の１９：１０発のはずだったのですが、駅の自動券売機で見るとなぜか１８：４０発という列車があります。
治安が良くないローマなので少しでも早く着けるのは安心です。

フィレンツェ サンタ マリア ノヴェッラ駅 駅

高速列車フレッチャ・ロッサは定刻より５分遅れで１８：４５にフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅を出発しました。
２０：１２、チケットに書いてあるより１分早くローマ・テルミニ駅に到着。急いで少し離れた空港行きのホームに走り、ちょうどとまっていたレオナルド・エクスプレスに飛び乗るとまもなく出発しました。

空港駅には２１時に到着。思ったより早く着けました。
今日は空港内にあるヒルトン・ホテルに１泊します。通路をしばらく行き、最後に通路が途切れて１階に降りるとすぐ目の前がホテルです。でも通路にいるとすぐそこがホテルというのがわからず、この時間に外を歩かなければいけないのかと不安になってしまいました。通路をつなげばいいのに。

ヒルトン ローマ エアポート ホテル ホテル

翌朝の飛行機出発は７：００。まだ暗い５時半過ぎにホテルを出ます。
ＡＦ９８３１便は行きと同じくアリタリアとのコードシェア。
朝日を浴びたアルプスを南から北に越えてパリに向かいます。

９：１０、雨のパリに到着。
温かいイタリアから来るととても寒く感じます。

パリを１１：００発のＡＦ２８２便で帰国します。ＪＡＬとのコードシェア便で、羽田空港行きです。
所要時間１１時間５５分で翌朝早朝６：５５に羽田に到着。初めて海外から羽田に帰って来ました。
実はこれから出社です。朝帰国して出社するのは初めての経験ですが、機内でよく眠ったせいか思ったより平気です。今日は金曜日なので１日がんばれば休み。こうやって有給休暇を節約して海外旅行をするのもいいものです。