2006/04/27 - 2006/05/02
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旅人のくまさんさん
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<2006年4月27日(木)>
基本計画5泊6日の韓国旅行の出発日です。同時出発の第一陣のKwさんご夫妻は、3泊4日の4月30日帰国、私を含め3人が5月2日帰国の5泊6日、その後、Muさんだけが旅行を継続する計画です。(ウィキペディア)
<セントレア集合、名古屋出発>
私とKtさんが名古屋から、そのほかの人は、全て岡崎からの参加でした。セントレア空港では、8時頃に集合する予定となっていました。フライと予定が9時50分の大韓航空KE752便ですから、ほぼ2時間前の集合です。
私の場合、予定の名鉄電車に1本乗り遅れましたので、セントレアに到着したのは、8時を少し回っていました。Muさんとは、AU携帯での連絡が付いていました。韓国内でも使えますから、旅行では、いつも持参しています。携帯として使わない場合も、目覚まし代わりです。
ゴールデンウィークの始まりは4月29日の土曜日ですから、空港は空いていました。それでも、早めに出国審査を済ませました。最初に免税店でオールドパーを買い、その後、出発ロビー近くのお店で軽食です。
<インチョン国際空港到着、光明へ>
セントレア空港を飛び立った大韓航空機は、途中順調なフライトでしたが、水原の少し東南で旋回を始め、到着は少し遅れました。KTXの乗車時間に、余り余裕がありませんでしたから、少し気になる遅れでした。
全員無事に入国審査を終えた後、リムジンバス乗場へ急ぎました。行き先はKTXの始発駅ではなく、光明(クァンミョン)駅です。しかし、時間の余裕がありませんでしたから、急遽、ジャンボタクシー乗場の方へ急ぎました。
大雑把な値段が10万ウォン(約1万円)である事を確認した後で、ジャンボタクシーに乗り込みました。8人乗りでしたから、6人全員が1台に乗ることが出来ました。1人当たりの料金では、1500円程度です。
<光明駅からKTXで木浦へ>
光明駅には、30分ほどの余裕を持って到着することが出来ました。ソウルの龍山駅がKTXの始発駅ですが、先回りをして、乗換え時間を稼ぐ作戦でした。ここで、韓国の新幹線である、KTX(Korea Traine Xpress)について説明しておきます。
KTXは、フランスのTGVの技術をベースにしています。最高営業速度は、300km/hです。1990年に事業計画・路線が確定し、1992年6月に着工しました。12年の歳月と、国家予算の2割に達する総額22兆ウォン(約2兆円)とも言われる事業費をかけて、2004年4月1日に暫定開業しました。
高速新線は日本・フランス・ドイツ・イタリア・スペイン・スウェーデン・ベルギー・英国・米国・中国に次いで世界で11番目となりました。計画段階では『京釜高速鉄道」と呼ばれていましたが、現在では、『KTX』の呼称が定着しています。この日の車内表示は、1キロ前後の誤差はありましたが、最高時速は300キロを表示していました。
光明駅から西大田駅までは、最高時速で運転していましたが、その先では次第にスピードを落とし、在来線の運転のように、いくつもの駅に停まりました。論山、益山、金堤、井邑、長城、光州、松汀里、 羅州などの駅を経て、17時半頃に木浦に到着しました。約3時間掛かりました。
<木浦で宿探し、フェリーターミナルへ>
木浦を訪れたのは、3回目になります。前の2回とも、短時間の滞在でした。宿泊するのは今回が初めてです。その木浦について紹介します。
木浦市は、北方には務安郡、西方には西海岸の島々、そして穀倉地帯である海南郡や霊巌郡などと接している人口26万人の港町です。韓国では、最も西南に位置しています。
『木浦(モッポ)』という名称は、『高麗史』で初めて登場します。以後、朝鮮時代の世宗21年(1439年)には、『木浦萬戸』が設置され、1897年10月1日、木浦港は第一開港時代を迎えます。
日本に国権を奪われた1910年には、『木浦府』と呼ばれていましたが、国権を回復した次の年に、今の『木浦市』に改称されました。韓国初のノーベル平和賞の受賞者となりました金大中元大統領の出身地でもあります。1997年10月1日、開港100周年を迎えました。
さて、明るい内に木浦へ到着しましたが、宿探しはこれからです。駅構内で貰った日本語観光マップや持参したガイドブックを調べて、宿探しの方面に見当を付けました。
その結果、意見が一致したのが、KTX駅南の『百済ホテル』方面でした。最新のガイドブックでも、お値打ちな値段が記されていました。KTX駅からも近く、フェリー・ターミナルへの順路であることも好都合でした。
百済ホテルはすぐに見付かりました。5階建てのシンプルな旅館でした。値段も安く、部屋も空いていましたから、このホテルに即決しました。
<夕食、木浦の散策>
フェリーの運行状況が確認できましたから、後はゆっくりと木浦の市内散策と、その後の夕食が、この日の唯一の楽しみになりました。それにしても、一番北西に位置するインチョン国際空港から、一番南西に位置する場所まで移動できたものです。
インチョン国際空港で乗ったジャンボタクシーの調子が悪く、携帯のコンプレッサーを使ってタイヤ空気圧を上げていた時には、正直、次の作戦を思い浮かべていました。KTXに乗り遅れた場合は、とても木浦まで到着できませんし、深夜に到着できたとしても、宿探しの方が無理になってしまいます。幸い発車時刻に間に合い、杞憂に過ぎませんでした。ところで、光明駅は立派な造りでしたが、乗降客は少ないようです。
木浦での夕食のお店探しには、時間が掛かりました。と言うより、市内見学を兼ねてのお店探しでしたから、急がなかったためです。しかし、生簀には魚類が少なく、もっぱら干物が多い港町だったことが、お店を決めるのを遅らせたたことも事実です。
もっぱら貝類が、生簀に入っていました。生干しにしたエイがこの町の名物のようですが、これを食べたいと言い出す人はいませんでした。結局、刺身と海鮮鍋を注文しましたが、感激できる食事ではありませんでした。
旅の始めに
春惜み時を惜みぬ旅始め
遅桜出遭う異国を巡る旅
KTX乗車
疾き車窓田植に早き韓下る
木浦で
電飾は点り人無き春の宵
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー
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今年のゴールデンウィークの韓国旅行の出発日は、4月27の木曜日でした。旅行ピークが始まる前を狙った旅行のスタートです。
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普通の時期の平日よりは、若干混んでいる位の人出でした。出国審査を終えたセントレア空港のロビーです。女性の比率が高いようです。
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マイドの古都ながら、セントレア空港のロビーを紹介します。大きくない空港ですから、迷うことがありません。出発ゲートを記した標識です。
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こちらは免税店です。私の場合毎回立ち寄るのは酒類を扱っているお店です。旅の友のオールドパーを買い求めるためです。
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9時50分フライト予定の大韓航空機でしたから、2時間前の8時頃に空港へ到着できるよう、6時半過ぎに家を出ました。
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前の写真が登場予定の大韓航空機です。別のエプロンに着けた期待も撮影しました。一番手前はタイ国際航空機のようです。
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定刻どおりの出発となりました。チェックインの時に、通路側の席を頼んでありましたが、その必要もありませんでした。概ね3割程の搭乗率でした。
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空いていた大韓航空機の機内です。2時間ほどの搭乗ですから、余りありがたく感じませんが、これが長距離フライトですと、航空会社には申し訳ありませんが、ラッキー!です。
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セントレア空港から北へ向けて飛び立ち、その後西に折れて、琵琶湖方面から日本海へ向かいました。ここはまだ伊勢湾上空です。
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写真を撮った時刻は10時半頃です。日本上空を離れて、日本海へ出た時の写真です。海水浴場のような海岸線が見えます。
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若狭湾辺りから日本海へ抜け、暫く海上上空を西にくかったあと、韓半島に達しました。半島の上空に入った場所は釜山よりやや来た、鉄鋼の街、ポハン辺りです。
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韓国上空から見た詳細地形の画面を見たのはこれが初めてです。四方の移動マークの中心に、フライト中の大韓航空機の機体が表示されているようです。
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インチョン空港が近付いてから、急に旋回を始めました。世界文化遺産の華城がある、水原の東でした。眼下に2回ゴルフ場を見ることになりました。
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水原近くでゴルフ場を2回見ることになった理由を、この画面でご覧ください。インチョン空港への着陸時刻の調整のために旋回したためです。
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水原の上空付近で旋回した後、会場へ向かいました。いよいよインチョン空港への着陸です。海上へ出たところです。航行する船が見えました。
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着陸前の機長アナウンスでは、インチョン国際空港、ソウル方面は薄曇りでした。気流の乱れも少なく、多少遅れましたが、順調な飛行でした。
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離着陸の時は、デジカメでの写真撮影も禁止されますが、通信機能は使いませんので、一寸だけ失敬しました。クレーンが立ち並び、更に拡張工事が進んでいるようでした。
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インチョン国際空港から、光明駅方面に向かうバスは、本数が少ないようです。10万ウォン程度の料金を確認して、ジャンボタクシーに乗込みました。
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現在は空港島からソウルへのアクセスは、この高速道路だけです。道路と並行する場所での鉄道架線工事が、急ピッチで進んでいました。
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空港島とソウルを結ぶ橋の1つです。3車線ありますから、この途中で渋滞にあった経験はありません。むしろソウル市内に入ってから混みます。
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ジャンボタクシーは、途中でコンプレッサーを使ってタイヤの空気圧を上げるなど、かなり心配でした。何とか光明駅まで、たどり着きました。
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乗り合わせたジャンボタクシーは、定刻までに到着できるか心配でしたから、次善の策も検討しました。発車に間合った、光明駅の切符売り場です。
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KTXのダイヤが並びます。行き先に東大邱(トンテグウ)と釜山(プサン)が交互に並びます。木浦(モッポ)方面より、こちらの本数が多いようです。
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真新しく、スケールの大きなターミナルですが、人は疎らでした。喫茶店や軽食の店、本屋さんなどが構内にありました。
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行き先の方向を間違えずに、プラットホームに向かわないと大変です。広い構内ですから、ぎりぎりですと、乗り遅れてしまいそうです。
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新しく出来たKTXの光明駅はかなり大きな駅でした。線路を渡る歩道です。かなりの距離がありました。
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出発便の時刻が10分ほど前でなければプラットホームに下りることは出来ませんでした。その時刻になると、この自動改札機が使えます。
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KTXのダイヤです。3番線から釜山往き、2番線からも木浦(モッポ)往きの時刻が記されています。私達の乗る車両は14時20分発の木浦往きです。
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プラットホームへは、発車間際でないと入ることが出来ませんでした。釜山行きの電車の改札が済んでから、自動改札口を通っての入場でした。
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十分にスピードを落とした真新しい車体がプラットホームに入ってきました。全席指定ですから、写真を撮影してからの乗車で、十分に間に合います。
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