2012/08/25 - 2012/08/30
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きっちーさん
準備中
『台湾原住民』と呼ばれる人々。
その存在は台湾旅行ガイドブックなどに記載されてはいるものの、あまり身近に意識したことはありませんでした。
台湾へは何度か訪れていますが、原住民の伝統的な暮らしをしている集落へ行ったこともなかったし、たいてい台北市内や近隣の古い風景をとどめた地域へ足を伸ばすだけ。
そんななか、日本と原住民の歴史的な関わりを知るきっかけとなったのが、2008年におこなわれた『9条世界会議』でプレ上映された、ドキュメンタリー『出草之歌』―――。
2002年8月以来、靖国神社に対し台湾原住民「高砂義勇隊」戦死者の「合祀」取り下げを要求して、何度となく来日する台湾原住民。
その訴えと、魂をゆさぶり果てしなく響く歌声。
来日した原住民に罵声を浴びせる一部の日本人の姿。
この映画が、すべての原住民の気持ちを表しているとは思いませんが、それでも短い映像の中に凝縮された、台湾原住民が突きつける終わらない『戦後』を観たとき、その場所へ行ってみようと決意しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
PR
-
もっぱら美味しいご飯と風光明媚な地域観光という遊び中心だった台湾に、真面目にフィールドワークしに行く日が来ようとは(汗)??
決意したはイイものの、ズルズル遊んでいるうちに4年が経過v
↑やる気あんのかーっ!
あります。
ガンバリマス。
まずは、事前の下調べ!
日本からの飛行機も原住民が多く暮らすという、台湾中部への直行便は無く〜。
いったん台北へ入って、そこから台中へ高速鉄道、もしくは長距離バスで行くカタチになりそう。
目指すは、台中近郊の町「埔里」(プゥリィ)からバスで30〜40分ほどの山岳集落「霧社」へ☆ -
某有名旅行ガイドブックにも紹介されている、『霧社事件』の舞台となった集落です。
1930年10月27日、日本の強権的な統治によって、続発する被害と労役に堪えかねたセイダッカ霧社群の六部落が、のちに『霧社事件』と呼ばれる武力蜂起をしました。
マヘボ社頭目モーナ・ルーダオの呼びかけに応え、ホーゴー社、ボアルン社、スーク社、タロワン社、ロードフ社の抗日部隊が、霧社公学校の運動会に集まっていた日本人を襲い、ほぼ同時に各日本警察駐在所の通信網を切断します。
原住民決起の報が伝わると、日本側は大量の武器と人員を投入。
飛行部隊によって毒ガス投下までおこないました。
それでも、地の利を得た原住民のゲリラてきな戦法に不利と見ると、周辺原住民を脅しと褒賞で取り込み、原住民同士で殺し合うよう差し向けます。
結局、日本側は六部落の蜂起を殺戮によって鎮圧しますが、生き残りや投降者たちを対立勢力に襲わせ(第二霧社事件)、さらに川中島(現・清流)へ強制移住させます。
この一連の出来事は、「中国や韓国と違い、戦時中、日本人は台湾では現地の人に感謝されるような良い事しかしていない」という主張への、強烈な反証として語り継がれています。
『霧社事件』の関連書籍を読むにつけ、抗日を戦った台湾原住民から「高砂義勇隊」として日本の侵略戦争に駆りだされ亡くなっていった人々の存在が、いっそう悲しく思えます。
果たして現地へひとりで行っちゃって、大丈夫なんだろーかー(汗)。 -
ま。
行く前に周囲から、散々警告を受けた南京でも、重慶でも、ハルビンでも、ソウルでも!
じもちーの皆さんには非常に良くして頂いてるからなー。
言うまでもなく、慎重な行動はどんな旅にも必要ですけれどぅ。
①現地の人は全員が日本人を嫌っている
②日本の侵略戦争の戦跡へ行けば酷い目にあう
↑こういった先入観は捨てよう、イエイ。
どの地域にだって、いい人もいれば悪い人も居る。
たいていは優しく親切な人がほとんどである。
旅先で出合った相手を信頼するかどうかは自分の責任であって、それがコワくて出来ないなら初めっからひとり旅は止したがヨイ、というのがこの間の教訓でした。 -
そんな感じで、今回のひとり旅開始!!
いつも通り、飛行機で台北桃園国際機場へ到着後、一番安いリムジンバス大有巴士で台北市内に入ります。
リムジンバスの運転手さんは観光客慣れしていて、降りたい場所で声をかけてほしい旨を筆談でお願いすると、ちゃんと声かけをしてくれますv
台北中心部に入ったところで、今回もノーリザーブ。
ほてほて歩いてテケトーなホテルにチェックイン。
←こちら『京都商務旅館』☆
名前から、日本語通じそうで安価なビジネスホテルかと思いきや。
ははは。
かなりリッチ&ゴージャスなホテルでござった〜。
ちなみに、レセプションの皆様は日本語べらべらです☆ -
中国だと、1泊3000円〜4000円くらいのチェーン展開してるようなモーテルか、地元密着の安くて親切で日本語はもちろん英語も通じないホテル愛用のオイラには、清水の舞台から的なホテルでござった・・。
-
こちら、たぶんお部屋の中では一番お安い(?)シングルルーム。
1泊、2640台湾元。
日本円で、約6600円。 -
高っい!
いつもと違う!
いつもとちがうぞー! -
まあ、でも、高いだけあってキレイな内装・・v
-
お洒落な雰囲気・・・v
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水周りもアメニティーも抜群ね・・。
-
どんな豪華ホテルだろうと、だいたい寝るときくらいしか帰ってこないので。
若干もったいない気も致しますが・・・・うっかりクラリときまして〜。
台北でのお宿は、ココに決定!! -
8/25(土)。
この日は、成田→台北市内までの移動で、終わってしまうかと思ってたんですけれども。
思いがけず早く宿が決まっちまったので、ちょっち台北観光v
まだ4時かー。
全然明るいし、どっかいこー。
そして、新事実!
台北は東京より涼しい!!
これはブラブラしなきゃ損でしょ、っつーわけで出発。
ホテルの最寄り駅、MRT「中山」站から「士林」站へ。
オフコース!
台湾故宮博物院へゴー!! -
2010年の冬休みにママ上と来たときは改装中だった館内も、キレイに完全復活いたしてましたです、ハイ。
土・日は開館時間が20時までやっていて(!)、しかも土曜は18:30以降入場無料になるっつーことで、暗くなってからも続々と観光客、しかも団体さんが詰め掛けてきます。 -
すごいね、こりゃ。
その動員数にいささか呆然としながらも見学を終え、この日の観光は終了!
明日は、順益台湾原住民族博物館へ行って、それから埔里(プゥリィ)への交通手段を確認して、あさってにはいよいよ台湾原住民の居住地区へむかうぞー。 -
翌朝。
なぜか予定外に、MRT「新店」站へ来ちょりまっす。
じつは、台北近郊にも泰雅族(タイヤル族)の居住地域&博物館があるよ、とガイドブックに載っていたので、そこへ行ってみることに。
新店站ちかくのバス停から、「烏来」(ウーライ)という温泉街へ。
烏来の山村には、タイヤル族が定住されているそう。 -
新店站の改札を出たあたりで、速攻迷います。
「えーと、どっちへ行けばいいんだ?バス停はどこ??」
いちおう案内板が設置されているのですが、どうにも位置関係が理解できず〜(涙)。 -
もういい。
野生の勘で行く。(無いけど)
改札を背に右手へ出て、Uターンするように歩き出します。
間違ってたら戻ればいいわけですし。
時間はあるので、ノンビリ行きましょう。 -
「いいのかなー、あってんのかなー」
若干、不安に感じつつも街中を歩いていくと、見慣れた台湾のバス停標識が見えてきます。 -
あったv
これだ。
烏来(ウーライ)往きv -
15分ほど経過したところで、バスがやってきます。
「ダオ、ウーライ」(到、烏来)
前から乗車して、運転手さんにお金を差し出すと、
「降車時に払って」
と断られます。
代金後払いみたいですが、前も真ん中の出入り口も乗車チケットも出てないし、これって料金は一律ってコトなんだろうか??
座席は8割がたうまっており、乗客は地元の人や遊びに来た男女の学生グループなどが、楽しそうに話に花を咲かせています。
うーん、語学苦手だから内容までは聞き取れないなあ〜。 -
バスが走り出し、ふつーに街中を走っているような感じだったのが、少し走った先の橋を渡った途端、くねくねと蛇行する山道にいきなり突入します。
うおっ!
標高、高っ!
どきどきしながら乗客を見まわすと、さきほど新店站で一緒に乗車したお婆さんや学生グループなど、一切下車する人がありません。
どうも、みなさん近場の温泉地烏来を目指しているもよう。 -
結局、乗客はほとんど変わらないまま、終点烏来へ到着です。
-
バスを降りると、烏来バス停周辺は温泉街へ続く道沿いが駐車場になっており、ものすごい数のマイカーが駐車しています。
-
川沿いにのびる道路を、皆さんの後ろについて歩いていきます。
川向こうには、派手派手な寺院の屋根も見えてきて、だんだんテンションがあがってきます。
わーい、ひとり旅! -
バス停から2〜3分ほどで温泉街へ入ります。
なるほど、道がさほど広くないので、街の入り口が駐車場になってるんですね。 -
烏来は本当に小さな温泉街のようですが、お店や宿が密集していて、観光客も多くて、なんだかとてもレトロで良い感じです。
台北からこんなアクセスの簡単な場所に、素敵な温泉街があるなんて!
次回は、こっちに泊まってみたいかも〜。 -
街に入ってすぐに、『烏来泰雅民族博物館』の建物が現れます。
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博物館の開館時間は9:30。
到着したのがオープン2〜3分前だったので、建物の前でボサっと写真を撮っているうちに、スタッフの方が玄関のガラス戸の前にあった赤いコーンをどかします。
おっし、さっそく〜。 -
一番乗り☆
-
「ニーハオ」
挨拶してくれるスタッフの小姐に挨拶を返しながら、「写真撮っていいですか?」とつたない英語と中国語で尋ねると、「ノーフラッシュならかまいませんよ」そういってニッコリ。 -
写真を撮らせてもらっていると、先ほどの小姐が中国語で何か話しかけてきます。
うっ!
聞き取りが・・っ!! -
軽く焦りながらも、指差された方へ行くと入口のインフォメーションの横に館内案内パンフレットがあり、日本語や英語のパンフレットも用意されていました。
おお、サンキュー小姐! -
しかし、です。
その日本語パンフレットには、『お客様へのお願い』の欄に「展示室内は撮影、録画禁止です」と書かれておりました。 -
いいのか、小姐。
-
まあ、小姐がオッケーしてくれたんなら、いいのかなあ?
コミュニケーション如何で、人の対応は変わるのかも知れません。
いつにも増してアヤシイ中国語ですが。
ものすごい片言でも、日本語とか英語じゃなくて中国語で話しかけると、皆さん非常に良くして下さいます。
なので、ほぼ通じなくとも頑張ってご当地の言語に取り組もうと心がける日々です。 -
せっかく撮影オーケーが出たので、いっぱい撮らせてもらおうv
-
まずは、展示室最上階の3階から。
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伝統的な柄というよりは、伝統を取り入れた最近の原住民織物工芸っといったカンジの織物の額が展示されています。
-
イヤ、ホント細かくてすごいね。
コンピューターグラフィックみたい。 -
いろいろ見ていくうちに、スゴイの見つけました!
(まあ、どれもお手製ってことで充分すごいですけど) -
←これ。
一見、シンプルなデザインなんですが。 -
タイトルは、『跳躍的銅鈴』
説明文には、「太魯閣族的浮織。毎到節慶時、背後的銅鈴飛躍的很精彩、奪人眼目」
たぶん、訳すと「太魯閣族の織物。祝いごとの際、背後で揺れる美しい鈴が人の目を奪います」っぽい。 -
そう、しま模様に見える白いラインは、布地に縫い付けられた無数の鈴なのです!
ゴージャス! -
そんなゴージャス衣装の製作過程がパネル紹介されています。
-
最初はやっぱり白いのねー。
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でもなんかガサガサした感じで、肌触り悪そうな素材なんですけど。
コレで本当にあんな衣装になるのかと思うと、不思議です。 -
あ、ちょっと糸っぽくなってきた。
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やはり伝統工芸の技を持っている人は、大部分高齢化されているのでしょうか?
パネルに掲載されている写真は、大多数がお年寄りです。 -
タイヤル族の衣装は、シックなものから派手派手なものまで、さまざまです。
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染色は石を使ってるのかな?
でも説明書きは、植物染色と読めるが?? -
これが機織風景。
座ってやるみたいなので、長時間は大変そう。 -
完成品☆
おしゃれです。
いっこほしい。 -
きれいだよなー。
アフリカとか、ああいった派手さは無いんですけれども。
アイヌの伝統衣装が好きなオイラ的には、けっこうツボなデザインです。 -
←タイヤル族の男女の装束は、台北桃園地域のものと近いそうな。
肩や袖の色に法則がある的なコトが書かれております。たぶん。 -
てけとーな訳で失礼!
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ちゃんと知りたい方は、中国語を勉強しましょうね。
-
タイヤル族のファッションに萌えまくりながら2階へ降りると、館内ギフトショップ発見!
残念ながら、キーホルダーとかちょっと微妙な既製品ぽいものばかりで、展示してあるような質の物がなくて残念だったのですが、いちおう見て歩きます。
ひとりでお店を担当しているらしきショップの店員の女性は、退屈していたのか話し相手が欲しかったらしく、入店すると速攻で話しかけられます。 -
「ど、どいぶーちー。ぶーみんぱい」(対不起、不明白)
焦って、あわあわ答えると、
「韓国人?」
尋ねられます。
「ぶーしぃ。うぉしぃ、ルィーベンレン」(不是。我是日本人)
「あら、日本の方なの」
「どもども・・」
きょとりと目を開いた店員さんは、流暢な日本語に切り替えてくれます。
台湾ピーポーは間違いなく世界一の日本語通なんじゃないかと思う瞬間。
頭が下がります。
見習え、この語学力。
はあ〜。 -
相変わらず日本人には見られないみたいなんですが(笑)。
ホテルから新店へむかう途中で、すでに通りすがりのお爺ちゃんにじもちーと間違われて声かけられたもんなあ。
目つきが悪いわりに、こうして気軽に話しかけてもらえるのが数少ない特技か? -
「台北から来たの?あっちの天気はどう?」
「ときどき小雨がパラリと来てましたけど、天気はいいですよ」
「こっちは山だから大変なのよ!昨日はすごくて、そこの屋根のすき間から雨が入ってきちゃって」
店員さんは商売そっちのけで、完全に雑談モードです。
「今日は晴れっぽいですね」
「これからよ。アナタも大変ね、こんな天気のときに観光じゃ」
「ああ、なんか台風来てるって聞きましたけど」
「そうなのよ。行く場所には気をつけてね」
ギクッ!
明日から完全に山岳地帯へ行くんですけれど〜。 -
オイラが台湾へ上陸したころ、台南周辺をかすめて一端中国大陸へ向かっていた台風が、南シナ海でなんとUターンして戻ってきており(!!)今度は台東辺りに再上陸が懸念されていたのでした。
その名も『天秤』!
日本名は14号!!
今回の旅は、この天秤ちゃんと御一緒する羽目になりそうです。
あ〜あ。
『天秤』への厳重注意を頂き、商売っ気の皆無な店員さんに別れを告げて、ふたたび展示室を歩きます。 -
現在の原住民族のあいだでは、キリスト教が盛んだと聞いていたのですが、パネルにもそうした紹介がありました。
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タイヤル族には、女性も男性も入れ墨の習慣があったそうですが、今はもう見られなくなっているのかもしれません。
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男性の場合は特に無いかも。
なぜなら、タイヤル族の男性が入れ墨を入れるのは、『出草』(首狩)を成功させた時に初めて入れることか許される、通過儀礼でもあるからです。
「入れ墨もない男は結婚できない」まで言われるため、がんばっちゃうみたいです。
『霧社事件』を調べる前まで、「台湾原住民の首狩り風俗」とは、山岳民族への蔑視からくるデマだと思っていたのですが。
実際におこなわれていた習慣だったんですね。 -
「出草」は、部族間の戦いや個人的な報復といった、なんとなくわかるような理由で行われるだけでなく、『共同体の厄落とし』や『身の潔白を証明するため』といった、サッパリわからん理由でなされてたりもしたそう〜。
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「出草」の字のごとく、草むらに潜んで襲い掛かるそうなんですけど。
もちろん、返り討ちにだってあうわけで。
そうやって、逆に殺されちゃうリスクを犯しても、相手の首を取ってくる人は敬意をはらわれるってコトなんですかね。
この首狩りの風習が、いつごろからどういった経緯で始まったのかは、未だ謎につつまれています。 -
『霧社事件』の関係者の証言を集めた本に、「出草」の事も書かれています。
いまの時代では猟奇的にも感じる風習であっても、首狩りの成功を祝って祭りで盛り上がる共同体の高揚や、難易度の高いハンティングのように、生活の一部として行われる「出草」の雰囲気が伝わってくると、聞いた瞬間に受ける「ソレ無理」感は若干緩和されます。
どこにいても人間は社会的な動物だから、ほかを知らないで疑問に思わなければ、まわりで当たり前に行われているルールに違和感無く馴染んでしまうものなのかも? -
それはそれとして、いまの時代に「厄落としの出草だ」とかゆって、物陰に潜んで無差別に人を付け狙ったら、やっぱりそれはフツーに犯罪者だと思いますが(汗)。
同じ人間だから詳しく聞けば、当時の人たちの価値観が分からないわけでもないように思えました。 -
あ。
なにこれ。
タイヤルの皆さんの鍋は中華鍋っぽい・・? -
←こゆのも、日本昔話で出てくるっぽい。
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刀はけっこうゴツイです。
鞘の形が独特で、お魚の尻尾みたい。 -
士林の順益台湾原住民族博物館でも、台湾原住民の生活用具が展示されていますけど、写真不可なのでこうやっていっぱい撮影できるのはウレシイ。
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←こういった口で挟んで弦をはじく楽器って、アイヌの人たちも使うし、イタリアにもあったよなー。
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服装が違うだけで、演奏スタイルはまさにそっくりだ。
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しかし、こうやって生活用品を見てくると、素朴な暮らしをしていても人間ってけっこうハデハデな生き物なのかも。
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べつに飾り立てる必要は無いものでも、キレイで手の込んだ飾りがついているのを見ると、場所や時間は違えど何か共通した洒落気があると思う。
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展示数は、順益台湾原住民族博物館よりも若干少なめですが、無料で公開しているのとスタッフの皆さんがとっても親切なので、おススメです。
『烏来泰雅民族博物館』! -
スタッフの方たちは、やはりタイヤル族なんでしょうかねー?
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意外にも『霧社事件』の展示はなかったので、ひと通り見終わったところで館内を出て、街をぶらつくことに致します。
烏来の中心にのびる一本道に、ちいさな商店が身を寄せ合うように軒を連ね、時折現れる路地の奥にはレトロな雰囲気の温泉宿がひしめき、昔の映画に出てきそうな町並みです。 -
川にはさまれた、本当に小さな小さな集落で、あっという間に町外れの川べりについてしまいます。
伝統デザインのほどこされた橋を渡って、トロッコ乗り場へむかいましたが、店員さんが話していた先日の豪雨の影響からか、クローズしていました。 -
残念。
本当はトロッコで山頂付近まで行って記念碑を見学して、お昼はタイヤル名物の『竹筒飯』でお昼にしようと思っていたんですけど。
まだ11時前だし。
全然お腹すいてないから、残念ながら次の機会に。
ちなみに、屋台でも食堂でもタイヤル族のソウルフードが烏来のあちこちで売られております。 -
お越しの際は、ぜひご賞味くだされ〜。
離れているせいか、あまり『霧社事件』関連の情報は得られず。
街歩きを楽しんだところで、そろそろ台北に引き返すことに致します。
バス乗り場には、数台の折り返しバスが停車しており、15分毎くらいに出発しています。
1時間に1本とかなら乗ってきますが、いっぱい出てるみたいなんで、気になるあの場所へ行ってみよう! -
そう。
あの、川向こうのハデハデ寺院。 -
なんかこう、乙女心を揺さぶるカンジ(笑)?
-
ほかにも揺さぶられる人が多いのか、びみょーなデザインのつり橋が架かっています。
どういうコンセプト? -
薄雲に太陽が隠れると、ちょっとおどろおどろしいカンジに見えなくもないような〜?
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まあ、橋が怪しく写ろうとも曇っていた方がお肌にはいいと思うが。
しみそばかすがネー。 -
お。
晴れてきちゃった。 -
急に強い日差しが照りつけて、さきほどまで曇りで涼しい気候だったのが、少し夏らしいむわっとした暑さにつつまれます。
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それでも、台湾の方が日本よか全然涼しい!
避暑に来てもいいと思う!
橋の上から景色を眺めて川風にあたっていると、不思議な光景を発見。 -
左手から流れ込んでくる、エメグの水流。
おー、川の色が2色に!! -
面白いですね。
どっちか温泉水かなんかなのかな?
キレイな光景にしばしボンヤリ。
おっと、寺へ行くんだった。 -
川向こうにあった寺院は、どうやら関帝廟っぽいです。
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しっかし強烈な色彩感覚。
それでいて不快に感じさせないのが南国の豊かさのように感じます。 -
お廟参りをすませ、バス停へと戻ります。
10分ほどで市内からの折り返しバスが到着。
カップルや家族連れなど、たくさんの観光客ズが降りていきます。
帰りのバスは、なぜか代金先払い。
なんでだー?!
よくわからないので、バスを利用される方は乗車賃については、先にバスの運転手さんに聞いちゃったほうが早いと思われます。 -
台湾ピーポーはほぼ全員磁気カードを御利用なので(スイカとかパスモとかイコカみたいなの)、現金で乗る人がそもそも少ないみたい。
ちゃんと往きと同じ金額を用意してはいたものの、一応コイン投入口に入れる前に行き先を告げて運転手さんに小銭を見せると、ちゃんと数えて「これだけでいいよ」とボックスに入れてくれました。
親切!
しかも10元まけてくれたv -
帰りのバスは、電光掲示板につぎのバス停が表示されるので、超安心。
間違った場所で降りるようなトラブルも無く、新店站まで戻ってきます。 -
今日の予定は、あと順益台湾原住民族博物館へ久しぶりに寄って、台湾原住民についておさらいするのと、台北→埔里→霧社の行き方を整理するだけなんですけど。
烏来観光が思ったより早く、午前中で終わってしまったので、そうとう時間が余ってしましました(汗)。
なので、いつものワタクシの趣味の時間v -
今回は台湾の玉石の市場、『建國假日玉市』へやって参りまシタ!
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その名の通り、土・日の休日しかやっていない市場だそうで。
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某『歩き方』には高架道路沿いで行われているように記載されていますが、実際には高架下の道路の中央に市場の建物があります。
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1階がこのような問屋さん(?)が店を並べており、階段をあがった2階は駐車場になっています。
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客層は観光客も多いですが、おなじくらい地元の人も来ているカンジで、ラフな服装のおじいちゃんが店の前に置かれた丸イスに腰をすえて、じっくりと価格交渉していたりします。
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こほん。
あっちゃこっちゃの玉石を見てきたワタクシの感想としては・・・ここから掘り出し物を見つけるのは、けっこう大変かも!・・で、御座います。
というのもですねー。
あつかわれているのは、玉石だけじゃないんですよ。
チープなアクセサリーや、ちょっと胡散臭い(笑)骨董、どうみてもプラスチックだろ的な琥珀など、お店によってすっごいレベルに差が。
明らかに高いとわかる翡翠やシルバー、細かい手仕事の珊瑚のアクセサリーなどもあるのであなどれません。
とにかく体育館が4〜5つ繋がったような長い市場なので、ちゃんと見て歩こうとすれば1時間なんてザラな感じです。 -
よく「選択肢が多すぎるとかえって選びにくい」などと言いますが、まさにソレです。
せまいお店で、そこにある玉石から良品を探せといわれたら、ちょっと自信がありますが!
こんだけ広いと「いいな」と思うものがあっても、一周してその店をもっかい探すのが難儀です〜。 -
つーわけで今回のお買い上げは質はイマイチだけど、大好きな「如意」(ルゥイィ)デザインの玉石に致しました。
「ええーどうしよっかなー。ちょっと高いなー」的な雰囲気で(台湾で私の中国語はほぼ通じない。ジェスチャー勝負)200元値切り、800元(約2000円)でゲット☆
ほくほく。
自分用のおみやを買って気が済んだので(土産早過ぎ!)、お昼ご飯にいたしますv -
建國假日玉市の道路を挟んだ向かいの、香港風味の食堂へゴー。
台湾まで来て香港メシもどうかと思いますが。
まあ、香港ゴハンも好きなのでvv -
「えーと。これを、ウォヤオ、イーグァ」(我要一个)
入り口でお品書きを指差して注文すると、「持ってく?それともここで食べる?」と中国語で尋ねられます。
どうやら、テイクアウトのお弁当もやってるみたい。
えーと、えーと。
「あのう、ヅオで・・」(坐)
こんなテケトーな語学力でも、気持ちは伝わる!!
無事にゴハンにありつきます。
あ〜、うまい。 -
香辛料のきいた鶏肉に、煮込んだ玉ねぎがまるごと☆
あとは野菜炒めと、ホカホカご飯!
台湾(香港?)ゴハンは、野菜が多くてスレンダー女子が多いのもうなづけます。
大満足で、ご馳走様でしたー! -
ふたたびMRT「士林」站に移動し、順益台湾原住民族博物館へやって来ました。
-
あいかわらずコチラの博物館は撮影禁止なのですが、台湾原住民の風俗全般を広く網羅されているので、観光客のワタクシにも分かりやすい!
前回、前々回に続いて、またもや「学生さん?」と尋ねられますが、もはや喜んだりしない(笑)。
ぜったいコレ、見た目じゃなくてマニュアル的な質問だよな〜。
さすがに、もう学生とかありえないもん(涙)。 -
すぐ近くの故宮博物院に比べ、見学者は全然少ないのですけれどもー。
それでもなんだかんだと途切れず来館者が入ってくるようなので、ひと安心。
当分つぶれないぞ。←失礼だなオマエ! -
あとは明日の出発準備!
プランはふた通り。
A.台北→新幹線利用:台中→バス利用:埔里(プゥリィ)→バス利用:霧社、所要時間約2時間
B.台北→長距離バス利用:埔里(プゥリィ)→バス利用:霧社、所要時間約4時間強
さあ、どっち!!
←正解はコチラ☆ -
往きは、時間はかかるが乗り換え手間の少ないプランBにして、帰りは移動手段に慣れたところでサッと帰れるプランA!
そんなわけで、MRT「台北車站」そばの『台北西B站』です。
このバスターミナルから、埔里への直行便が出ているそう。
建物内のインフォメで時刻表をもらってきます。 -
さて、お次は埔里でのお宿か。
食べながら考えよう・・。
じゃなくて、食べる前に考えよう!!
日本語べらべらの京都商務旅館のレセプション・スタッフの方にお願いします。
「あのー。明日、埔里へ行くんですけどー。インターネットで、泊まれそうなホテルを探していただくことって出来ますでしょうか?ガイドブックに埔里のホテルがあまり載ってなくて」
「できますよ。お待ちくださいね」
「ありがとうございます!」
「埔里へは、お仕事ですか?」
「いえ、埔里から霧社へ行くんです。『霧社事件』の地域フィールドをしようかと・・」
「ええっ!ひとりで行くんですか?!」
「そうなんですー」
「危ないですよ!!」「やめたほうがいいですよ?」
レセプションの男性と女性スタッフの声がひっくり返ります。
えー?
なにが危ないのー?? -
その真相は、NEXT旅行記で☆
てな感じで、夕飯はホテル近くのレストラン。
なぜかお店の前には梅宮○っつあんの「うまかったです」的な日焼けした笑顔全開の写真が・・。
びみょーだ。
でも気になるから、このお店にしよう。 -
梅宮さんおススメの(わからんけど)お店のお味は、ワタクシにはちょっとしょっぱすぎました。
不味くはないんだが。
味が濃すぎる感じ。
お昼に食べた、香港食堂のがうまかったなー。 -
お店のスタッフさんが親切なのと、日本語メニューもあってわかりやすかったので、写真をアップしときます。
お酒呑まれる方には良いお店かも☆
さて。
埔里のお宿はどうだったのか?
京都商務旅館のスタッフさん達の心配とは?
無事に霧社までたどりつけたのか?
まてまて次回旅行記!
おったのしみにー!
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ateruiさん 2012/09/07 20:17:25
- 少数民族のきょじゅうく 私もいくよていです
- こんにちわ
ウーライ素晴らしいですね
仕事で何度か行ったんですが
博物館博物館は行けませんでした
カレンでもアミ族関係のところには行けなかったです
仕事柄連休があまりとれないのですが
少数民族敵的な博物館はクリアしたいです
- きっちーさん からの返信 2012/09/08 20:29:59
- どうもです
- みて頂いてありがとうございますー。
原住民ルーツのみなさんも、べつに都市部の住民とまったく違いはないのですけど、お住まいの地域がそこはかとなくエスニックテイストな雰囲気で素敵でしたv
ウーライには原住民の学習センターみたいのもあって興味深かったです。
機会がありましたらぜひぜひ。
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