2025/09/13 - 2025/09/19
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ポポポさん
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今日は早朝から鳳凰古城の観光である。
鳳凰古城の観光は町の西にある文化広場から始まった。古い町並みが続く東正街から登濤街に入ると古い町にタイムスリップしたかのような錯覚に陥る。
写真は沱江遊覧
<9月17日の旅程>
鳳凰古城ー鳳凰古街他旧市内の観光ー南方長城ー張家界(泊)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
9月17日旅行5日目。
早朝のホテルのレストラン。朝食会場は8号楼1階のレストランだが、中国人観光客の姿が無いので我々の専属レストランのようだった。Phoenix Grand Hotel ホテル
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生野菜コーナーはほぼ手つかず。
Phoenix Grand Hotel ホテル
-
麺のコーナー。
麺は中国のホテルの朝食ではよく見かける風景だが、ホテルごとに汁の味が異なると言う。
麺の太さは基本2種類で細麺と幅広の麺(きし麺と考えれば理解しやすい)。だし汁は共通でお好みに応じてネギやパクチーなどでトッピングする。
朝から麺とは重たいイメージだが、これが中国人の普通の朝食らしい。 -
豆や南瓜のスープ。
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こちらはパンのコーナー。
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菓子パンやカステラのような蒸かしパン。
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オレンジジュースと温めた牛乳と豆乳。温めた牛乳と豆乳は中国のホテルの定番である。
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暖かい食事が並ぶ。
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ゆで卵にカリフラワー。
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お粥のコーナー。
私が中国の朝食で必ず頂くのが、このお粥。お腹に優しいので重宝している。 -
ホテルの部屋からの眺望。
新市街のホテルの為眺望はビルが見えるだけ。 -
昨日に引き続き今日もいい天気。絶好の観光日和となった。
8時半にツアーバスに乗り込んで鳳凰古城の観光に出発した。Phoenix Grand Hotel ホテル
-
新市街にある郵便ポスト。
中国のポストは緑色だ。赤に慣れている日本人としては見逃してしまう程地味な存在。 -
ツアーバスは鳳凰古城の入り口に当たる文化広場前に到着。
いよいよ鳳凰古城の観光が始まる。鳳凰古城は中国で最も美しい古鎮と言われているので期待に胸が躍る。 -
鳳凰古城は湖南省トゥチャ族・ミャオ族自治州鳳凰県にある古い町。明代以降の古い石畳の街路、街並みや民家がよく残っていて国家歴史文化名城に指定された。
夜景や沱江沿いの吊脚楼、沱江沿いの散策、城門や城壁、古い街並みが人気の観光地である。
ここは鳳凰古城の入り口にあたる文化広場。
広場の中心にあるのが黄永玉作の鳳凰像。黄永玉は湖南省鳳凰県の出身の有名な芸術家(画家・工芸家)である。鳳凰古城 城・宮殿
-
広場に面して建っている建物は「銀太閣」。「銀太閣」の扁額は鳳凰古城ゆかりの文豪「沈従文」の揮毫である。
ガイドの話では現在この建物は図書館として利用されているそうだ。
なお、「銀太閣」の後ろから屋根だけ見えるが、この建物は鳳凰古城の役場である。
鳳凰県はミャオ族とトチャ族の小数民族が暮らす地区で、中央政権と境界を接する要衝の地であった。
明時代に軍の駐屯地として整備され、近辺に長城(南方長城)が建設された。清時代(1917年)に鳳凰県となり県庁が置かれた。 -
文化広場の南にある阜城門(西城門)。
車の通行はできないが車の通行は可。但しツアーではこの門は潜らなかった。 -
文化広場がある西門から東門に向かうこの通りが東正街。
道の両側には店が軒を連ね、うだつが並ぶ様は壮観だった。
正面の山頂に佇む塔は、昨夜鳳凰大橋から眺めた夜景で輝いていた塔である。鳳凰古城 城・宮殿
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うだつの部分を切り取るとこんな感じ。
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鳳凰古街(東正街)を散策する。
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鳳凰古街には色々な店がある。
漬物店や茶館、土産物店、銀細工、生姜飴の店や中国醤油や豆板醤・甜麵醬などの調味料の店、さらには食堂などの店が並んでいた。
昔ながらの店や建物が立ち並ぶ様は、周囲に人が居なければタイムスリップしたかのような錯覚に陥るだろう。 -
ここは漬物の店。
漬物の材料の野菜は一部水に漬けてあく抜きしていた。 -
様式は昔風だが近年建て替えられた店もあった。
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鳳凰古街(東正街)にある鳳凰城の碑。
揮毫は元首相の「朱鎔基」。この碑は裏も表も全く同じ字の為、逆光でない方向から写真が撮れる。鳳凰古城 城・宮殿
-
逆光にならないように鳳凰城碑の東側に回ると、奥に文化広場の県役所の建物(屋根瓦に白い漆喰がある建物)と時を告げて来た鐘楼が見えた。
現在は鐘が取り外され、鐘無しの鐘楼だけがポツンと建っている。 -
ここでツアーの若い女性2名が花冠を被って登場。
真ん中のミャオ族のお爺さんが花冠を売りに来た時、右の女性が即座に購入。それに釣られて左の女性も花冠を購入してお爺さんを真ん中に記念写真となった。
はにかむお爺さんがとても可愛らしかった。 -
東正街の案内板。
これから中菅街にある沈従文の故居に向かう。 -
中菅街は東正街から右に折れた道。その道の奥に沈従文の旧宅があった。
写真は中菅街沿いの雑貨店。
中菅街には写真のような雑貨店や筆・硯などを売る文具店、本屋などの店が軒を連ねていた。 -
前を行くブルーの半袖の男性がトゥチャ族の現地ガイドで陳さん。
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中菅街の端にあるのが沈従文の旧宅。
旧宅の右隣には沈従文本屋と言う本屋があって、沈従文の書籍を売っていた。 -
居宅の入り口。
玄関入口にある沈従文の胸像が観光客を出迎えてくれる。
建物は中庭を囲む四合院造りで中央の部屋には沈従文の胸像や肖像画、彼の直筆の墨跡が有り、向かって右の建物が書斎だった。 -
沈従文は湖南省鳳凰県の作家、歴史家、考古学者。
代表作に「辺城」があるが私は読んだことも、沈従文の名前すら聞いた事が無かった。
父は漢人、母はトゥチャ族で軍人の家に生まれた。青年期まで故郷の鳳凰県の実家で過ごし、1917年に地方の軍閥軍に入隊して各地を転戦し見聞を広めた。
20歳(1922年)の時軍隊を抜けて北京に行き、文筆活動を開始。
戦前故郷の湖西の辺境の町の悲恋物語「辺城」を発表し代表作となる。
戦後中華人民共和国では文化大革命で批判され、作品は発表せず博物館で文物の研究を行った。
ノーベル賞にノミネートされたが死去したため受賞を果たせなかった。 -
沈従文に対する賛辞の文章。
多くの人々にとって、鳳凰や湖南省西部への理解は沈従文から始まる。この文学界の巨匠は「中国農村文学」の父と称され、生涯を通じて自らを真の人間とみなし、故郷の鳳凰を創作の源泉とした。
彼の最も影響力のある作品である農村小説は湖南省西部の兵士、船乗り、少数民族の生活を描いており、人間味溢れる暖かさと地方の風習が豊かに表現されている。
代表作には「辺城」や「長江」のほか「沈従文自伝」や湖南紀行といった随筆集がある。
「国境の町」「湘西旅行記」では素朴な生活、自然な民族習慣、優しく正直な性質が澄んだ川や純粋な愛、そして静かな渡し船と共に魅惑的な湘西を形作っている。
これらは地元の習慣や伝統を記録しているおり、世界に「湘西を始めて垣間見る」機会を提供している。
沈従文の作品には故郷の人々の優しさと誠実さを称える湘西への深い愛情が込められている。
以下略 -
沈従文の旧宅の説明
西向きの平屋建のレンガと木造の中庭式住宅である。主棟、後庭、前棟、母屋、測室、書斎、冷蔵庫、台所から構成されている。 -
左は「沈従文」、右は妻の「張兆和」。
-
書斎。この机で小説や随筆を執筆した。
沈従文はこの机で「辺城」の構想を練ったと言われる。 -
「梓木太師椅(カタパの木で作られた伝統的な肘掛け椅子)」
1867年8月文化大革命の際に沈従文は激しい迫害を受けて住居や財産を奪われた。
この椅子は1967年8月に没収されたが奇跡的に破壊を免れ、文革終結後の1982年に彼のもとに戻って来た。
その後1988年に沈従文が北京で亡くなると、2年後の1990年に北京の遺族の元から彼が幼少期に過ごした鳳凰古城の故居へこの椅子が運ばれた。 -
沈従文は1988年5月に亡くなり、1992年に故郷である鳳凰県の汀濤山に遺灰が埋葬された。
墓石には彼が世界に向けて告白した言葉が刻まれている。
意味は「私の思索に照らし合わせるなら、私(という人間)を理解することができる。私の思索に照らし合わせるならば、人間(というもの)を知ることができる。」 -
墓地にある黄永玉の石碑
「一人の兵士というものは、戦場で死なないのであれば、故郷に帰るものである」
沈従文は若い頃に軍隊に入り、その後文学の世界で活躍した。波乱の人生を送りながらも、最期は生まれ故郷である湖南省の鳳凰古城へ戻りここに分骨された。
「戦場で倒れなかった兵士(沈従文)が、ついに懐かしい故郷に帰ってきた」という彼の人生を称え、悼む深い情愛が込められた一節である。 -
旧居の隣には沈従文の書籍を売る本屋があった。
-
再び東正街に戻り登瀛街へ。
この通りを通り抜けた先に北門がある。私の印象ではこの通りが一番古鎮らしい通りだったように思う。鳳凰古城 城・宮殿
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裕福な商家の壁に取り付けられていた吉相の意匠。
ガイドが説明してくれたが詳しいこちは覚えていない。意匠の四隅に蝙蝠があり、下の方には2羽の鳳凰がある。
商家に取り付けられていたので商売繁盛、金運向上を願っての事であろう。
特に中国では蝙蝠は金運を高める動物として珍重されているらしい。
他の生き物も金運向上に関する物だがハッキリ覚えていない。 -
タイムスリップしたかのような古街の通り。
-
登濤街はこの先まで。
この先には何があるのか? -
通りを抜けたところにあったのは北門城楼。
北門城楼は明代に建てられた4つの城楼門の一つである。この城楼には上がる事ができるので、城楼からの景色を見てみよう。 -
城楼に上がる途中で見た城壁。
明代に建てられた城楼と城壁は外敵から鳳凰古城を守るための物では無く、城壁内に住むミャオ族やトゥチャ族などの少数民族が城外に逃げ出さないことを目的に建てられた物である。
また鳳凰古城の近くにある南方長城(北の万里の長城に対して、南にある長城なのでで南方長城と呼ばれている)はミャオ族の反乱に対して設けられた長城である。
明王朝は漢人が打ち立てた王朝である。
漢人以外の他の民族の弾圧は今に始まったことでは無く、何百年も前から行われていた。
ウイグルとチベットは武力で無理やり併合させられた。 -
北門城壁と城壁内の商店。
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左に鳳凰古城の城壁、右はうだつの商店が並ぶ。
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城楼に登ると城壁の外の様子が見えた。
城壁の左側に建ち並んでいるのは民宿群。そして右には商店が建ち並ぶ。鳳凰古城 城・宮殿
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北門城楼上り口の反対側の景色。
城壁が続いている。 -
北門城楼の観光が終わった所でトイレ休憩を兼ねてフリータイム。
銀細工の店のトイレが無料で利用できると言う事で、私ともう一人の男性は店内で休憩した。
まだ朝の10時だが晴天に恵まれて気温は鰻登り。すでに気温は30度を超えていたと思う。
私達男性はクーラーの効いた銀細工店で涼んでいたが、女性達は漬物屋でアイスクリームを食べたり、生姜飴を買い求めに行ったりと暑さに負けず元気だった。 -
城壁と北門城楼の景色
鳳凰古城 城・宮殿
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城壁と北門城楼の景色
次は城壁を抜けて沱江の川岸へ。 -
沱江の川岸に着いた。
左端の橋は昨夜夜景を写した鳳凰大橋、次の橋は雪橋さらに木橋、跳石と続く。
沱江の川岸には遊覧船の乗り場がある。ガイドがチケットを買いに行った時間が休憩時間となった。鳳凰古城 城・宮殿
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跳石を渡って向こう岸まで渡りたい衝動に駆られるが、ガイドからいつ集合がかるか分からないので、跳石は渡らず写真を撮ることに専念した。
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跳石と沱江の景色。
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一番奥の橋が鳳凰大橋。次に雪橋、一番手前の橋が木橋。
昨夜は鳳凰大橋の上から夜景を写したが、今日は反対側から写真を撮ることができた。 -
沱江川岸の民宿などの建物。
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沱江川岸の景色。
木橋にトゥチャ族の衣裳で腰かけている観光客らしい2人がいたのでズームアップしてみた。 -
ズームアップしすぎてピンボケになってしまった。
衣裳がピンボケでハッキリ見えず残念。 -
ガイドから集合がかかり、遊覧船で鳳凰古城の観光を開始。
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遊覧船は沱江の川下りならぬ、川登り。
遠くに見える橋は虹橋。川を遡って観光開始。 -
沱江の川岸には吊脚楼の建物が並ぶ。
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沱江岸に吊脚楼の建物が建ち並ぶ景色は壮観!
吊脚楼は少数民族の独特の建築様式。 -
吊脚楼はおよそ三階建ての木造の建物。一般住宅や飲食店や民宿として使用されている。
昨日観光した芙蓉鎮にも多くの吊脚楼があったが、鳳凰古城の方がスケールが大きい。 -
吊脚楼は多くの柱で支えられており、これが独特の建築様式。
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川岸には民族衣装を着て写真を撮る観光客の姿があった。
写真には写していないが、吊脚楼の1階をレストランなどの飲食店に転用している建物がいくつかあった。 -
吊脚楼の建物を眺めながら遊覧船は虹橋に向かって遡って行く。
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虹橋が近くに見えて来た。
虹橋は鳳凰古城のランドマーク的な構造物。日中見るよりもライトアップされた方が美しい。
昨日の夜景は脚を伸ばしてここまで来たかったな。鳳凰古城にはそうそう来る機会は無いだろうから、雪橋や虹橋の夜景を近くで見たかった。
4トラメンバーさんの旅行記を見ると鳳凰古城の夜景見学は町中から始まって虹橋と雪橋を巡り最後は鳳凰大橋から町全体の夜景を見るコースが多い。
鳳凰古城の夜景観光を計画されている人は私が利用した旅行会社以外のツアーを検討されたらいいと思う。他の旅行会社のツアーであれば雪橋や虹橋など町中の夜景見学ができるのではないかと思う。 -
遊覧船は虹橋を潜って進む。
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虹橋を潜って見えて来たのがこの景色。川の奥に見えている塔は万名塔で、これもランドマーク的な構造物。
この続きは次の旅行記で。
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