2024/05/12 - 2024/05/16
30155位(同エリア30562件中)
azumino_kakuさん
- azumino_kakuさんTOP
- 旅行記147冊
- クチコミ28件
- Q&A回答0件
- 43,654アクセス
- フォロワー16人
2020年3月、筆者と家族は台湾ゆきを予定していましたが、COVID-19拡大の影響で旅行を延期。
その後も観光目的の渡航が難しい時期が続き、ようやく実現したのが2024年5月の旅でした。
当初の3泊から4泊に延ばし、九份での宿泊、台中への日帰り旅行、台湾新幹線や臺灣鐵道の移動も組み込んだ、4年越しのリベンジ旅です。
羽田から台北へはエバー航空を利用し、JTBルックのパッケージで手配しました。
三日目は台中の散歩です。
スケジュール未記入。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- エバー航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
5月14日、火曜日の朝。
台北の宿である「シーザー メトロ 台北」の客室でパッと目が覚めた。
枕元のデジタルクロックが告げるのは、まだ夜が明けたばかりの「05:08」。窓の外からは、これから徐々に目覚めてゆく台北の街の微かな息遣いが聞こえてくるようだ。早朝の澄んだ空気のなか、今日はどんな新しい出会いや文化的ルーツに触れられるのか、心地よい緊張感とともに旅の2日目が静かに幕を開ける。シーザー メトロ タイペイ ホテル
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暖色系の柔らかな間接照明が美しい客室のレイアウト。機能的な洗面台やアメニティがコンパクトにまとめられており、無駄を排した現代的なミニマムの快適さが心地いい。海外の定宿を選ぶ基準は、こうした現世(うつしよ)の利便性と、異国の緊張感を優しく包み込んでくれるデザインの調和にある。
シーザー メトロ タイペイ ホテル
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起床直後の、少し乱れたツインベッド。綺麗に整えられたホテルの一枚も良いが、こうした生活の体温が残る瞬間の景色にこそ、旅の生々しい足跡(リアリティ)が宿る。まだ薄暗いカーテンの向こうから、台北の新しい1日が静かに差し込み始めていた。
シーザー メトロ タイペイ ホテル
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シーザーメトロ台北の朝食バイキング。台湾名物のローカルフードから定番の洋食までズラリと並ぶ充実のラインナップだ。お腹を空かせた旅人たちで賑わう会場で、美味しい料理を前にどれから食べようかと目移りしてしまう、旅の2日目の幸せなひとコマ。
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賑わう朝食会場の一角で、旅の相棒とテーブルを囲む。周囲を行き交う人々は、にたような顔つき、同じアジアのルーツを持つ台湾のローカルたちや世界からの旅人だ。飛び交う中国語の喧騒と、小気味よい食器の音。異国にいるはずなのに、どこか不思議な親近感と生活の温かみに包まれる。この飾らない現世の熱気(核)のなかに身を置く瞬間が、歩く旅をさらに味わい深くしてくれる。
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朝食会場のすぐ隣で見かけたのは、見慣れたセイレーンのロゴマーク。グローバルブランドの安心感が、異国のホテルのなかにごく自然に溶け込んでいる。メニューに並ぶ「拿鐵(ラテ)」や「美式(アメリカーノ)」といった漢字の表記を眺めていると、世界共通のコーヒー文化が台湾の言語レイヤー(層)と美しく噛み合っているグラデーションの面白さに気づかされる。
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スタイリッシュな木目調のカウンターが美しいホテル内のカフェスタンド。出発前のちょっとした待ち時間に、気軽にお馴染みのコーヒーをテイクアウトできる利便性が実に嬉しい。カメラのストラップを肩にかけ直し、いよいよ台北の街へと出発する瞬間の記録。
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朝食を終え、ホテルの直下にある台鉄の萬華(万華)駅へ。エスカレーターを下りると、目に飛び込んできたのは「基隆」や「蘇澳」といった行き先が並ぶ発車電光掲示板。これから始まる未知の移動への期待感に、旅の五感が心地よく覚醒していく。車社会や飛行機の移動とはまた違う、鉄路(レール)が紡ぐローカルな旅の始まりだ。
萬華駅 駅
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1番ホーム(月台)の壁に掲げられた「北上」の案内板。「台北・基隆」から、遥か東海岸の「花蓮・台東」まで、旅情をそそる漢字の駅名がずらりと並ぶ。にたような顔つきの先人たちが、この線路を頼りに台湾の険しい山々を越えて人生を往来させてきたのだろう。現世(うつしよ)の利便性と、歴史ある鉄路の重みが交差するプラットホームで、カメラのストラップを握り直す。
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駅の構内で見かけた台湾らしいユニークなピクトグラム。自転車を愛するサイクリストたちが、そのまま愛車と一緒に鉄路の旅を楽しめるようなスロープの案内だ。日本ではあまり見かけない、いかにも台湾らしい旅人への配慮に思わずカメラのシャッターが動く。
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第一月台。地下駅ならではの少しひんやりとした静寂と、これから遠くの街へと向かう乗客たちの微かな高揚感がホームに満ちている。切符を握り直し、液晶の発車標を見上げながら、いよいよ新幹線と対面する直前の旅情あふれるひとコマ。
萬華駅 駅
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なかなか萬華(万華)駅から先へ進めない。というのも、台北の都心部に潜むこの広大な地下駅の佇まいが、妙に旅人の心を捉えて離さないからだ。無機質に並ぶ格子の天井と、大きなデジタル数字。基隆方面ゆきの普通列車(区間車)の入線を静かに待つホームの、ひんやりとした熱気に身を置いているだけでも、異国の鉄道旅のリアルな質感が五感に染み渡ってくる。
萬華駅 駅
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コンクリートの無骨な柱にぽつんと掲げられた「萬華(Wanhua)」の文字。対向ホームの青いベンチに腰掛けるローカルたちの、現世(うつしよ)の静かな日常が線路越しに切り取られている。にたような顔つき、同じアジアのルーツを持つ人々が日常的に行き交うこの場所に、いま自分も確かに足跡を刻んでいるのだという、静かな旅の充足感(核)を噛み締める一枚。
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台鉄・萬華駅にて。
区間車中心の運行で、台北駅のような過密ダイヤとは違う、生活駅の雰囲気があった。萬華駅 駅
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まだ萬華駅から動けないでいる。壁に設置されたこの洗練されたデジタルディスプレイに、思わず目が釘付けになったからだ。日本の駅で見かける無機質な掲示板とは異なり、直感的で美しい色使いのUIデザイン、そして上部にあしらわれた郷土の風景。さすが世界の電子機器や半導体産業の覇権を握るIT先進国・台湾だと、現世(うつしよ)のインフラの質の高さに深く感心させられる。旅人の知的好奇心を静かに満たしてくれる、ホームの隠れた名脇役だ。
萬華駅 駅
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台鉄の台北駅地下ホームに到着。基隆方面ゆきの列車を下り、まずは地上階のメインホールを目指してエスカレーターへ。「東区出口」の鮮やかな黄色い案内板をカメラに収めながら、いよいよこれから乗り換える台湾高速鉄道(新幹線)のきっぷ売り場へと、人波に混じって一歩ずつ進んでいく移動のひとコマ。
台北駅 駅
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萬華駅からの短い鉄路の旅を終え、ついに台北の巨大な心臓部「台北駅(台北車站)」の地上へと這い上がってきた。見上げるほどに威風堂々とした、中国の伝統美と近代建築が融合した巨大な格子状の駅舎。その圧倒的なスケール感を背に、これからの旅路への高揚感を込めて自撮りで一枚。ここからいよいよ台湾高速鉄道(新幹線)へと乗り換え、スリリングな南下の旅が本格的に始動します。
台北駅 駅
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地下のホームから一度地上へと這い上がり、改めて台北駅(台北車站)の巨大な外観を見上げる。中国の伝統的な宮殿屋根を近代的なコンクリートの格子状ファサードへと大胆に落とし込んだ、国定古跡級の威風堂々たる大建築だ。この重厚な壁の向こうに、さきほどの広大な吹き抜けホールと、縦横無尽に張り巡らされた地下の鉄路が眠っている。そのスケール感に、大陸の玄関口ならではの強烈なエネルギーを感じずにはいられません。
台北駅 駅
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台北駅の象徴である、圧倒的な大吹き抜けのメインホールで相棒と記念撮影。これほど贅沢な大空間を実現できたのは、すべての鉄路を地下へと埋め込んだ「台北鉄路地下化」という大インフラ改革の恩恵に他ならない。頭上に広がる天窓からの光と、チェッカーフラッグ柄の床に思い思いに座り込む人々。近代国家の綿密な計画性と、アジア特有の自由な熱気が見事に調和するこの現世(うつしよ)の広場で、旅へ出る楽しさを味わいます。
台北駅 駅
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新幹線への乗り換え口へと続く、台北駅の地下コンコース。案内板を頼りに人波をかき分けながら進む、旅の移動ならではの心地よい緊張感。すれ違う人々から飛び交う中国語のアクセントに、これからさらにディープな台湾の地方都市へと向かう期待が高まっていく。
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新幹線への乗り換え口へと続く、台北駅の地下コンコース。案内板を頼りに人波をかき分けながら進む、旅の移動ならではの心地よい緊張感。すれ違う人々から飛び交う中国語のアクセントに、これからさらにディープな台湾の地方都市へと向かう期待が高まっていく。
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吹き抜けの大ホールをあとにし、再び地下の連絡通路へ。新幹線(高鐵)の乗り換え口を目指す道中、目の前に現れたのは巨大な分岐の案内板だ。左は空港MRT、右は新幹線や新光三越。網の目のようにインフラが張り巡らされた台北駅の地下迷宮を、まるでパズルを解くように歩みを進めていく。この少しスリリングなルート探索もまた、自らの足で歩く自由な旅の醍醐味だ。
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台北駅の地下迷宮を案内板に導かれて進むと、パッと空間が開け、オレンジ色の光が目に入ってきた。ついに高鐵(台湾新幹線)の改札コンコースに到着だ。右手に並ぶ黄色い自動改札機と、オレンジ色の案内板が示す「車廂 7-12」の文字。台鉄のノスタルジックな地下ホームから、最先端の高速鉄道の世界へと時間がシームレスに切り替わっていく、このスリリングなグラデーションがたまらなく旅情をそそります。
台北駅 駅
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台北駅名物の大アトリウムを見渡す。床の白黒の格子模様が美しく広がり、新幹線や在来線への乗り換えを待つ旅人たちの活気で満ち溢れている。最新の交通ICサービス「TPASS」の案内看板をカメラに収めながら、時計の針を確認し、いよいよ高鐵(新幹線)の待つ地下の改札口へと再び足を進める瞬間のロードムービー的なひとコマ。
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東のゲートを押し開け、ついに台北駅の外へと足を踏み出した。肌をなでる5月の台北の湿った風と、都会の喧騒。見上げる駅舎は、やはり近くで見ても圧倒されるほどの巨躯(きょく)だ。縁石に腰掛けてのんびりとスマホを眺めるローカルたちや、スーツケースを引く旅人の姿。薄暗い地下の鉄路から、このまばゆい現世(うつしよ)の広場へと脱出するグラデーションに、異国の地を踏むスリリングな旅情がじわじわと込み上げてきます。
台北駅 駅
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10時24分、ようやく高鐵(台湾新幹線)の自動改札口へ。実はコロナ禍の間、NHKで放送された日台共同制作ドラマ『路(ルウ)~台湾エクスプレス~』を自宅で何度も観ては、まだ見ぬ台湾へ思いを馳せていた。作中の時代では新幹線の北端は「板橋始発」だったが、現在の現世(うつしよ)ではさらに北の「南港」までしっかりと延伸されている。ドラマの記憶と、目の前の進化したインフラのグラデーションが脳内で重なり合い、胸が熱くなる。切符を握りしめ、いよいよ物語の舞台へと足を踏み入れる最高にスリリングな瞬間です。
台北駅 駅
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改札をくぐり、ようやく地下の「1B月台(1Bホーム)」へと下り立つ。なかなか列車に乗らない私の執拗なインフラ描写に、読者のイラついている表情が目に浮かぶようだが、これこそが歩く旅のリアルな時間軸(スピード)なのだからご容赦いただきたい。見上げる電光掲示板には、これから乗り込む「10:46発 左営ゆき」の文字。発車まであと20分、いよいよドラマの舞台となったあの鉄路が、すぐ目の前まで迫っている。
台北駅 駅
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「車廂 1-7(1~7号車)」の案内に従ってホームに整列する人波。衣服のラフさ、飛び交う柔らかな台湾訛りの中国語。現世(うつしよ)の日常の風景でありながら、日本の東海道新幹線のDNAを受け継いだこのホームにいると、不思議な既視感(デジャヴ)と親近感が交錯する。さあ、まもなく白とオレンジ色の駿馬(台湾新幹線)がこの暗がりの向こうから滑り込んでくるはずです。
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うに乗車した。一歩足を踏み入れた瞬間、強烈な既視感(デジャヴ)が全身を駆け抜ける。3列・2列の座席の並び、シートのファブリックの質感、壁の造形。すべてが日本の東海道新幹線のそれと完全に一致しているのだ。ドラマ『路』のなかで、日台の技術者たちが日本の新幹線システムをこの異国の地へ根付かせたという歴史の結実が、いま私の目の前に現世(うつしよ)の日常として広がっています。
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日本と全く同じ既視感に浸っていると、頭上の荷物棚に突如としてピンク色の世界が現れた。なんと、日本でもお馴染みのイラストレーター「カナヘイの小動物」のキャラクターたちがずらりと描かれているのだ。台湾での凄まじい日本のポップカルチャー人気を象徴するような、なんとも微笑ましい遊び心。重厚なインフラの歴史と、こうした軽やかな現代のトレンドがグラデーションのように同居するこの空間に、台湾という国の親しみやすさの「核」を見る気がします。
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シートポケットに目を落とすと、まるで旅客機の「安全のしおり」のような洗練されたパンフレットが入っていた。高鐵の車両である「700T」の文字とともに、緊急時の避難経路や脱出方法がイラストで緻密に解説されている。日本の新幹線では見かけないこの飛行機ライクなアプローチ。インフラの安全配慮に対する台湾独自の合理性と、どこかガジェット的な遊び心が交錯していて実におもしろいです。
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手元にある切符を見つめる。高鐵のコーポレートカラーである白とオレンジが鮮やかにあしらわれた、非常に美しいデザインだ。券面が告げるのは、台北10時46分発、台中11時46分着。かつては丸一日を要したであろう現世(うつしよ)の距離が、日本の新幹線技術によってわずか「1時間」というデジタルの数字に凝縮されている。切符をポケットに仕舞い込み、時速300キロで滑り出す台湾の車窓に目を向けます。
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11時46分、定刻通り新幹線は「高鐵台中駅」へと滑り込んだ。ホームからエスカレーターを下り、改札内コンコースへ足を踏み入れた瞬間、その圧倒的なモダンさと近未来的な美しさに思わず息を呑んだ。高く切り取られた傾斜天井と、コンクリートとメタルの機能美。台北駅のレトロな地下迷宮とは全く違う、この開放的で現代的なインフラの質の高さに、台湾の目覚ましい経済発展の「核」を突きつけられた気がします。
高鉄台中駅 駅
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朝一番に台北のホテルで見かけたスタバのロゴに続き、ここ台中の新幹線の改札内でもお馴染みのセイレーンに出迎えてもらう。この新旧・東西の文化がモザイクのように噛み合う台湾のグラデーションが、歩く旅人を飽きさせず実にスリリングで面白い。
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柱に躍る「日立」の漢字。にたような顔つきのトップ女優が微笑む広告の佇まいは、異国の地でありながら、日本の都心の主要駅を歩いているかのような不思議な錯覚(既視感)を抱かせる。
何かにとりつかれたように旅を重ねる2024年。
台湾という土地が持つ、日本文化や技術に対するこの圧倒的なリスペクトと親近感の「核」に触れるたび、歩く旅人の心は心地よい安心感で満たされていく。 -
高鐵から在来線の新烏日駅への乗り換えなのだが、この連絡通路のモールがなかなか終わらない。読者からも「まだ駅の中を歩いているのか」とツッコミが入りそうだが、この巨大なインフラの長さを自らの足で稼ぐことこそ、旅のリアルな時間軸(スピード)だ。頭上の案内板には「台鐵新烏日站」と「捷運(MRT)」の文字。あらゆる鉄路がこの巨大なハブで美しく交差している。
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通路の両脇には、どこかレトロモダンなデザインの木造の屋台やスイーツショップがズラリと並んでいた。ドーム状の天窓から降り注ぐ柔らかな光と、お土産を選ぶ人々。先ほどまでの時速300キロの緊迫したデジタルな移動から、こうした穏やかで活気ある現世(うつしよ)の商業空間へのグラデーションが実に心地いい。台中のディープな街へ出る前に、この通路そのものが一つの魅力的な観光地のようだ。
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長い長い連絡通路のモールをようやく歩き終え、ついに台鉄・新烏日(しんうーりー)駅の改札口へとたどり着いた。見上げる電光掲示板には、これから向かう台中方面へのローカル列車(区間車)の時刻が整然と刻まれている。高鐵の近未来的な洗練さから、どこか親しみやすい在来線の熱気へと時間が切り替わっていく。切符を手に、いよいよ台中のディープな旧市街へと向かう最後の鉄路のゲートをくぐります。
新烏日駅 駅
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切符を握りしめ、いよいよローカル列車のホームへと続く階段へ。夏の強い日差しを遮る巨大な高架構造のシェルターの下、列車の入線音を待ちわびる旅情あふれるひとコマ。この階段を登りきれば、いよいよ目的地の台中旧駅舎(鉄道文化園区)や、あのお楽しみの小籠包の名店「沁園春」がグッと近づいてくる。
新烏日駅 駅
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新烏日駅のホーム。高鉄と接続する大きな駅で、ホームも広く、萬華とは違う近代的な雰囲気があった。
新烏日駅 駅
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台湾の日常の足である在来線に乗り換える瞬間の心地よい緊張感。
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「厳禁跨越軌道」――線路をまたぎ越えてはならない、という強い警告。にたような顔つき、同じ漢字文化のルーツを持つ国だからこそ、辞書がなくともその意味がダイレクトに脳内に飛び込んでくる。
こうした何気ないインフラの表記に隠された文化の共通点と、右から左へ読むという時間のグラデーションを発見するたび、歩く旅人の知的好奇心が心地よく満たされていく -
12時過ぎ、ローカル列車に揺られてついに「台鉄・台中駅」へ到着。高架化された現代のモダンなホームから外を見下ろすと、駅前広場の大パノラマが目の前に広がった。左奥にそびえ立つのは、円盤状の展望台が目を引くル・メリディアン台中(李方艾美酒店)。そしてその足元には、オレンジ色の屋根が美しい日本統治時代の旧駅舎ホーム跡がひっそりと保存されている。新旧の時間がモザイクのように噛み合う台中の第一歩に、胸が高鳴る。
台鉄台中駅 駅
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液から外にでます。
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高架の改札を下りて駅前広場に出ると、目の前に堂々たる赤レンガ造りの「旧台中駅舎」が姿を現した。1917年に落成した国定古跡で、日本の東京駅を思わせるクラシカルな美しさに、時空を超えた強い既視感が胸に迫る。現在は「台中駅鉄道文化園区」としてホームや線路ごと美しく保存されているが、この歴史の遺産に触れるのは帰りのお楽しみ。まずはこのゲートを通り抜け、蒋介石の愛した味が待つ旧市街の深奥へと歩みを進める。
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歴史ある駅舎を背に一歩街へ踏み出すと、角には見慣れた「セブンイレブン」の看板が出迎えてくれた。しかし足元に目を落とすと、そこにあるのは台湾特有の鮮やかな緑と白の横断歩道。日本と同じ安心感のなかに、絶妙な異国の記号(レイヤー)がモザイクのように噛み合っている。すれ違う人々、近づいてくる緑色の路線バス。むっとする熱気のなか、台中のリアルな現世(うつしよ)の日常のなかに自分が溶け込んでいくスリリングな心地よさを覚えます。
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「沁園春」を目指してオールド・タイペイならぬオールド・タイチュウの街を歩く。その途上、突如として視界を圧倒する巨大な廃墟「千越大楼」に遭遇した。かつてはゲームセンターやディスコ、映画館、そして屋上の回転レストランまでを擁した昭和の娯楽の殿堂(複合ビル)だったという。現在は朽ち果てた姿ながら、低層階には今も商店が息づき、上階はウォールアートの聖地として有料で公開されている。この都市の「光と影」がむき出しになった現世(うつしよ)の光景に、カメラを持つ手が震える。
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巨大な千越大楼を左手に見ながら、台湾大道と緑川が交差する大きな交差点へと差し掛かった。前方へとまっすぐ伸びるアスファルトの向こうには、いよいよ目指す蒋介石の愛した名店「沁園春」がすぐそこ。夏のむっとする熱気のなか、行き交う現世(うつしよ)の車たちの喧騒を背に受けながら、台中のディープな旧市街の核心部へとさらに歩みを進める高揚感に満ちた瞬間だ。
新盛緑川水岸廊道 広場・公園
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「沁園春」へと向かう道中、歩く旅ならではの寄り道がまた始まった。目に飛び込んできたのは、黒いモダンな看板に「法國麵包・越南咖啡」と躍る文字。本場のバインミーとベトナムコーヒーを提供する、台中駅前で大人気の「小玉法國麵包」だ。台湾のオールドストリートを歩いていたはずが、突如としてハノイやサイゴンの熱気が重なり合う、
この現世(うつしよ)の多国籍なグラデーションよ。 -
寄り道はさらにディープな方向へ。台湾大道から一本足を踏み入れると、そこは台中の秋葉原とも呼ばれる「電子街」のアーケードだった。
かつて秋葉原のラジオジャンク街に通いつめた元・電子小僧としての魂(ルーツ)が、このどこかノスタルジックな薄暗い通路の匂いに激しく共鳴する。
赤いスクーターと、奥へと続く黄色い屋根のグラデーション。蒋介石の愛した小籠包の手前で、まさか自分自身の少年時代の記憶と現世(うつしよ)の台中がモザイクのように噛み合うとは思わなかった。台中電子街 専門店
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「宏茂電子」の店先にずらりと並ぶ、真っ赤に発光するデジタルクロックの群れ。IT・電子機器の覇権を握る先進国・台湾の、これがまさに地元の生活に根ざした草の根のテクノロジーの姿だ。にたような顔つき、同じアジアのルーツを持つ人々が、この無骨でメカニカルな部品を買い求めて日々を逞しく生きている。文系の身でありながら、この怪しげなデジタルの光(核)にどうしてもカメラを向けずにはいられない、歩く旅人の性(さが)を感じる一枚。
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台中電子街のさらにディープな深奥へと潜り込んでいく。観光地として記号化された美しさではなく、こうした地元の生々しい機材がひしめくストリートにこそ、IT先進国・台湾の草の根の生命力が隠されているようで、カメラのシャッターを切る手が止まらない。
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長い電脳迷宮をようやく歩ききり、外の通りへ出たところで振り返る。頭上の黄色いゲートには「台中電子街」の文字、そして脇には「電子材料行」の青い看板が力強く躍っていた。にたような顔つき、同じアジアのルーツを持つ人々が、かつて秋葉原のジャンク街と同じ熱量でこの電脳文化を築き上げてきたのだという歴史のレイヤーを想う。胃袋が鳴るのを思い出し、今度こそ蒋介石の愛した味が待つ「台湾大道」へとルートを戻す、大満足の寄り道でした。
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寄り道に寄り道を重ね、台北を出発してからどれほどの時間が経っただろうか。西北へ伸びる台湾大道をようやく進み、ついに目指す台中の最高峰「沁園春」へとたどりつく。
1949年創業、蒋介石が愛したという格調高き金文字の看板を見上げた瞬間、電脳迷宮を歩き回った心地よい疲労感とともに、現世(うつしよ)の強烈な空腹感が最高潮に達する。
歴史の暖簾をくぐり、いよいよ伝説の小籠包と対面する至福の瞬間です。沁園春 中華
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蒋介石の愛した味を求めて、台中の「沁園春」の暖簾をくぐる。大ぶりで肉汁あふれる小籠包を頬張ると、同じ漢字を使い、似た顔つきを持つ中華圏の文化的ルーツの深さが、ダイレクトに味覚を通じて伝わってくるようだ。1949年の創業以来、現世(うつしよ)の変遷をじっと見つめてきた看板の風格に深くリスペクトを覚える。
沁園春 中華
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案内されたクラシカルな円卓に、まず運ばれてきたのは「排骨炒飯(パイクーチャオファン)」だ。
香ばしく揚げられた大ぶりの豚肉(排骨)が、パラパラの黄金炒飯の上に豪快に乗っている。白い中国茶器から注いだ温かいお茶で喉を潤し、まずは肉を一口。
蒋介石もかつてこの濃密な旨味を噛み締めながら、激動の現世(うつしよ)に思いを馳せていたのだろうかと、歴史のレイヤーが味覚を通じてリアルに繋がっていく。沁園春 中華
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待ちに待った蒸したての小籠包に舌鼓。刻み生姜と黒酢を少し添えて頬張れば、濃厚なスープの旨味が口いっぱいに広がり、思わず笑みがこぼれてしまう。炒飯や麺類、スープまでテーブルいっぱいに並んだ老舗のフルコースを、旅の相棒とともに夢中で平らげる大満足のひとコマです。
沁園春 中華
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「沁園春」の極上ランチを満腹で終え、お隣の角にそびえ立つ「彰化銀行」の重厚なビルの前で相棒と一枚。1938年に落成したというギリシャ様式の古典建築は、まるで日本の日本銀行や大手町の古い銀行街を思わせる圧倒的な風格を放っている。この歴史のレイヤーがそのまま現世(うつしよ)の現役の銀行として機能しているのが台中のおもしろさだ。むっとする夏の風に揺れるヤシの木を見上げながら、いよいよ道路の向かいにあるお目当ての菓子店へ。
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美味しい小籠包に舌鼓を打ちながらふと壁を見上げると、一枚の重厚な白黒写真が飾られていた。一瞬、旧日本軍の軍人かとも思わせる凛々しい軍服姿の主は、ほかでもない中華民国初代総統・蒋介石その人だ。隣には、ファーストレディである宋美齢夫人が寄り添っている。歴史の教科書のなかの英雄が、かつて自分と同じこの空間で食事を愉しんでいたのだという圧倒的なリアリティ。これこそが、1949年創業の老舗「沁園春」の放つ、時空を超えた本物の風格(核)なのだろう。
沁園春 中華
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最高の上海料理を堪能し、木目調のクラシカルなレジカウンターでお会計。アクリル板に書かれた「只收現金(Cash Only)」の文字と、添えられた日本語の案内に思わず笑みがこぼれる。電子決済やスマート社会の覇権を握るIT先進国・台湾において、この超名門老舗が頑なに「現金手渡し」の流儀を貫いているのが実におもしろい。財布から紙幣を取り出す指先に、デジタルにはない旅の生々しい手触り(リアリティ)が宿ります。
沁園春 中華
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頑なに現金を求める老舗の流儀に従ってお会計を済ませ、心地よい満腹感とともに店外へ出た。真っ赤な看板に掲げられた金文字の「沁園春」のロゴを改めて見上げる。入り口のメニューボードの前では、熱心に品定めをする現世(うつしよ)の若い旅人たちの姿があった。かつて蒋介石夫妻が通い、いまも目の前の若者たちや私を魅了してやまないこの暖簾。千年の食文化が持つ圧倒的な包容力に深くリスペクトを覚えながら、台中のストリートへと再び歩み出す。
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台中の超老舗菓子店「陳允宝泉(チェンユンパオチュン / 陳允寶泉)」の自由路総店(本店)1908年創業の「陳允宝泉」の本店へ。かつて日本でも製菓技術を磨いたという5代にわたる歴史が、洗練された木目の佇まいに見事に表現されている。同じ顔つき、にたような文化的ルーツを持つ台湾と日本が、お菓子という現世の至福を通じて交差しているような、心地よい親近感を抱かせてくれる素晴らしい老舗だ
宝泉(台中市子友路本店) 専門店
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陳允宝泉で台中名物の太陽餅を買い込み、いよいよ元祖タピオカミルクティーの聖地「春水堂」へ。その道すがら、頭上を圧倒的な緑で覆い尽くすガジュマル(榕樹)の巨木と出会った。垂れ下がる無数の気根が、ここが南国のストリートであることを雄弁に物語っている。相棒の後ろ姿を追いながら、木漏れ日のなかをのんびりと歩く、これぞ自らの足で距離を稼ぐ旅の贅沢な余白の時間だ。
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台湾の路上駐車(停車格)の料金システムが書かれた案内看板をパシャリ。奥に見える「MWD(麦味登)」という台湾でお馴染みの朝ごはん屋さんのレトロな黒い看板も含め、台北とはまた違う台中ののんびりとした地方都市の日常のグラデーションがカメラに心地よく収まった。
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「沁園春」から少し歩き、ついに世界中のタピオカミルクティーの聖地である「春水堂 創始店」へ到着!1983年にこの場所から始まったという「人文茶館」の看板をバックに、旅の最高の記念撮影。今や世界中で親しまれているあの一杯が、まさか台中のこの穏やかなストリートの小さな一軒から産声を上げたのだと思うと、歴史のドラマを感じずにはいられない。
春水堂 創始店 (四維店) カフェ
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ガジュマルの並木道を歩ききり、ついに世界中のタピオカミルクティーの源流である「春水堂 創始店」の暖簾の前に立った。白地に力強い墨文字で書かれた「人文茶館」の看板が、1983年の創業当時から変わらないお茶文化へのプライドを漂わせている。テラス席では地元の人々が穏やかに談笑しており、その飾らない現世(うつしよ)の日常のなかに、相棒の背中を追うようにしていよいよ私も足を踏み入れる。
春水堂 創始店 (四維店) カフェ
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足元に置かれた「請勿停車(駐車禁止)」のスタンドに目を落とすと、そこには「春水堂創始店」「THE ORIGINAL STORE」の文字が誇らしげに刻まれていた。ただの日常のインフラ機材にすら、世界的な大発明のルーツとしての確かな「核心(コア)」が宿っている。にたような顔つき、同じアジアの文化的ルーツを持つ人々がこの小さな一軒から仕掛けた大ブームの軌跡を想い、深くリスペクトを込めてシャッターを切る。
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春水堂の店内に案内され、さっそく元祖タピオカミルクティーをオーダーして番号札(125番)を受け取る。クラシカルで落ち着いたレトロなインテリアを五感で楽しみながら、冷たくて甘い伝説の一杯がテーブルに滑り込んでくる瞬間を今か今かと待ちわびる、至福の聖地巡礼のひとコマ。
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連れがオーダーした、春水堂創始店名物の元祖タピオカミルクティーが到着!キメ細やかな独自の泡(泡沫)が乗った上品なミルクティーは、甘さと茶葉の香りのバランスが絶妙で、まさに本家本元の圧倒的なクオリティだ。木漏れ日が差し込む落ち着いたテーブル席で、長い移動と電脳街の寄り道の疲れを美味しく癒やす、最高のティータイムのひとコマ。
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私はフルーツ系の爽やかなアイスティーをオーダー。たっぷりのクラッシュアイスと、すっきりとした酸味が絶妙に調和しており、たくさん歩いて火照った身体に染み渡るような美味しさだ。お互いに異なる伝統の一杯を味わいながら、今日ここまで歩んできたディープな台中の街角の思い出を振り返る、最高に贅沢なひととき。
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水堂創始店の店内に飾られている、歴史の解説パネルと可愛いミニチュア展示をパシャリ。シェーカーを使ってお茶を冷やすという当時の画期的なアイデアから、現在の世界的なブームへと繋がっていった背景が分かりやすく紹介されている。本物の味を堪能した直後だからこそ、その歴史の重みがより一層リアルに胸に響く、素晴らしい聖地巡礼の締めくくり。
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地巡礼の至福の時間を終え、レトロモダンなエントランスを振り返ってパシャリ。クラシカルな中華建築の中に、ガラス張りのスタイリッシュなカウンターが覗く洗練された佇まいは、さすが本家本元の圧倒的な風格だ。お腹も心もすっかり満たされ、大満足で「春水堂創始店」をあとにし、いよいよ台中の街歩きのフィナーレへと向かう瞬間の記録。
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春水堂からの散策の途中、レトロモダンなタイル壁が印象的な「林歯科」の前にて。台湾の医療インフラの日常をのぞき見るような知的好奇心を覚えつつ、カメラを構える。よく見ると「特約診所」などの漢字が躍っており、日本の街医者のような懐かしい安心感と異国情緒が同居する、台中のストリートならではの味わい深いひとコマ。
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台中の名所・宮原眼科へ。
重厚な赤レンガの建物は日本統治時代の眼科医院を改装したもので、外観の歴史的な趣と、内部の華やかなスイーツ空間とのギャップが印象的だった宮原眼科 お土産店
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宮原眼科の店内へ。
木製の棚とガラスケースに並ぶスイーツが美しく、歴史建築を活かした空間に独特の華やかさがあった。 -
宮原眼科の内部は、書庫のような高い棚が並ぶ壮麗な空間で、かつての眼科医院とは思えないほどの雰囲気に驚かされます。
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宮原眼科の店内を歩き、物販エリアからアイスのカウンターまで巡ると、歴史建築の中に広がる華やかなスイーツ空間を存分に楽しめます。シャンデリアがすごい!
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アイスクリームのカウンターでは、色とりどりのフレーバーが並び、旅の疲れを癒やす甘い香りが漂っています。
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宮原眼科。アイス売り場の背面には梅の枝を描いた中国風のアート。
中国では「梅・蘭・竹・菊」が四君子と呼ばれ、
梅は
清廉
忍耐
冬に咲く強さ
の象徴として非常に好まれるそうです。 -
てんこ盛りです。
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宮原眼科の焼き菓子コーナーでは、出来たての香りが漂い、ガラス越しに並ぶ焼き菓子がとても美味しそうだった。
宮原眼科 お土産店
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店内には焼き菓子を求める行列ができており、宮原眼科の人気の高さを実感した。
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アイスカウンターではスタッフの方が丁寧に盛り付けてくれ、宮原眼科らしい華やかな空間の中で特別な一杯を味わえます。
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目の前でアイスを手際よくサーブしてくれる様子が印象的で、歴史建築の中に活気あるスイーツ空間が広がっています。
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これも焼き菓子を求める行列。
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台中駅へ向かう道すがら、近代的な駅舎と大通りの風景が見えてきて、街の中心へ戻ってきたことを実感した。
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臺中驛鐵道文化園區
旧台中駅のホームや線路跡を丸ごとリノベーションした巨大なカルチャーパークタピオカミルクティーでお腹を満たした後は、すぐ隣に佇む「台中駅鉄道文化園区」へ。2016年に高架の新駅へと役目を譲った日本統治時代の旧プラットホームが、見事なカルチャーパークとして生まれ変わっている。ホームに佇むのは、かつて台湾を駆けた日本の東急車輛製のレトロなステンレス列車。役目を終えた歴史の遺産を、ただ壊すのではなく現代の息吹(現世のカフェ)として再生させる台湾のリノベーション技術の粋に、静かな感動を覚える台中駅鉄道文化園区 博物館・美術館・ギャラリー
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台中駅へ向かう道すがら、駅前の大きな交差点に出る。バスや車が行き交い、台中らしい都会の空気が広がっていた。
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駅につきました。
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台鉄・台中駅の新駅舎は、ガラスと鉄骨を使った近代的なデザインで、旧駅舎とは異なる都会的な雰囲気が広がっています。
お読みいただきありがとうございました。台鉄台中駅 駅
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