2026/01/02 - 2026/01/02
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この旅行記のスケジュール
2026/01/02
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レストランモウション
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墓の回廊
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新聖具室
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ポルタカレイロス礼拝堂
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沐浴の回廊
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シャローラ(聖遺物箱)
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聖バルバラの回廊
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ジョアン3世の回廊
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宿屋の回廊
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クロッシング・チャペル
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食堂
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カラスの回廊
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貯水槽
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コインブラ大学学生食堂
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この旅行記スケジュールを元に
元旦にリスボンからオビドス経由でトマールまで200Km程移動して翌朝になりました。
この街の丘の頂には、ポルトガルを支えた盟友、テンプル騎士団の拠点となった修道院があります。
今日は、午前中は歴史を作ったトマールのキリスト教修道院を。午後は80km程離れたコインブラに移動して、コインブラ大学の世界一美しいと言われるジョアニナ図書館へ。2つの世界遺産を巡ります。
【旅程】
<1>2025/12/30 (TUE)
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01:00 HND ------ 06:25 LHR JL041 サスガカイテキ
9:15 LHR ------ 12:10 LIS BA504 スッゲーオクレタ
*Sé de Lisboa ホウモツノテンジガイイ
*Nat'elier | Pastel de Nata ナタハツタイケン
*Forca Portugal - Lisboa 1 テンインサンアリガトー
*NH Lisboa Campo-Gtrande ベンリナホテル
<2>2025/12/31 (WEN)
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*Armazém das Malhas アイテナーイ
*A ERIA ココガイチバンオキニイリ!
*Mosteiro dos Jerónimos アイテナーイナーイ
*Pastéis de Belem コンデルヨ
*Fragoleto Ice Cream オイシイジェラート!
*Manteigaria Silva ポルトガルノハムチーズ
*Igreja de São Domingos ダークツーリズムソノイチ
*Glória Funicular ダークツーリズムソノニ
*Miradouro de São Pedro de Alcântara サカノマチヲジッカン
*Campo Pequeno SM タテモノカワイイ オオキイSM
*Continente Bom Dia タヨレルSM
*Praça do Comércio COUNTDOWN2026 ミンナデ!
<3>2026/1/1 (THR)
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*Obidos Old Town カワイイガイッパイ
*Igreja de Santa Maria de Obidos ソウコレガミタカッタ!
*Castelo de Obidos ジコセキニンデオネガイシマス
*Adega do Ramada グリルオイシイ
*Castelo Almourol ナツガイイナツガイイ
*Estalagem Santa Iria Hotel & Spa カンチュウスイエイ!!!
*Igreja de Santa Maria do Olival ミサニイッタヨ
*Estalagem Santa Iria Hotel & Spa ←イマココ
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<4>2026/1/2 (FRI)
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<5>2026/1/3 (SAT)
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18:40 LIS ------ 21:25 LHR BA511
<6>2026/1/4 (SUN) - <7>2026/1/5 (MON)
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08:35 LHR ------ 07:25 HND JL04
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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翌朝。レストランモウションで朝ごはんを食べたら修道院に向かって出発です。公園の見える窓際のお席にしました。今朝もお天気はパッとしません。
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朝食はビュッフェで、卵とベーコン以外にもチーズやハム、サラダやパンケーキなど盛りだくさん。リスボンのカフェA EIRAさんで、みなさん朝ごはんにエスプレッソを飲んでいたのを思い出して、コーヒーはエスプレッソをいただきました。
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Estalagem de Santa Iria Hotel & Spaさん、一晩お世話になりました!
寒中水泳のインパクトがすごかったですが、落ち着けるいいお宿でした。エスタラジェン サンタ イリア ホテル&スパ ホテル
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入る時に入っていいのか迷いに迷った公園唯一の出入口の橋から車を出して、修道院に向けて車を走らせます。
時折小雨も落ちる中、街中を抜けて走ると大きな水道橋が見えてきました。Pegoes Aqueduct(ペゴエス水道橋)は、12世紀にキリスト教修道院に水を引くために作られた水道橋です。 -
9時にお城の下にある駐車場に車を停めます。お城は改装中とのことで入口が閉まっていました。城壁を見上げてしばらく進むと階段があるので、看板に従って登っていくと修道院のテラスです。
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テラスからはトマールの街が一望できます。天気がもう少し良ければ眺望を楽しめたことでしょう。
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階段を登ると、箱庭のような建物の入り口です。
トマールのキリスト教修道院 寺院・教会
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長い階段の白い壁に青いタイルからかわいくて、気分が盛り上がってきます。一個一個表情の違う手描きの青白のアズレージョが並んでいます
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登り切るとホールに到着しました。天井に騎士団の盾が描かれています。チケットセンターがあるので1人15EURお支払いして入場します。
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ホールには修道院の模型やタペストリー、クロスが入った器など、テンプル騎士団縁の品が展示してありました。
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順路に従って細い通路を抜けると、墓の回廊(Cemetery Cloister)の中庭です。
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白い壁に青いタイルと細い二重アーチで囲まれた回廊には、オレンジの木が植えられています。
墓の回廊は、15世紀に騎士団長になったエンリケ航海王子が、騎士団の埋葬地として建設したエリアです。それ以前は、昨日ミサに参加したサンタ・マリア・ド・オリヴァル教会がテンプル騎士団の埋葬地でした。 -
回廊にある一際大きな石板は、ヴァスコ・ダ・ガマの弟の修道院長ディオゴ・ダ・ガマの墓碑なのだそうです。
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他にもピラミッド状のものや、幾つもの騎士の墓碑が残っています。
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ぐるっと回って歩きます。壁側の腰壁だけでなく二重アーチの下の内庭側の腰壁の両方に美しいアズレージョが施されています。
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墓の回廊の横に、新聖具室(New Secristy)とわれる部屋があります。こちらは16世紀に作られました。
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キリスト騎士団の十字や、天球儀、紋章の図柄が天井にはめ込まれていたり、アーチの内側にもパターンが細かく描きこまれていています。
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回廊の一角に小さな礼拝堂があるのを見つけました。ポルタカレイロス礼拝堂(Capela dos Portacarreiros)という看板が出ていますが、全面アズレージョで飾られている小空間です。
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礼拝堂は17世紀に改装されたもので青黄2色のアズレージョで飾られています。下層のダイヤモンドカットと言われる幾何学文様のタイルのものや、壁面には受胎告知等聖書モチーフのストーリー仕立ての絵画タイル。天井との境界はまた違う植物文様のパターンのタイルと、様々なタイルが使われています。
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イチオシ
アーチ越しに見える城壁とオレンジの木をバックに記念撮影などして、墓の回廊を後にします。
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回廊を繋ぐ通廊を見つけました。黄色と青のアズレージョと金色の盾の紋章が描きこまれており、新聖具室のすぐ横を通っています。奥の扉は閉まっていて先に入れませんでしたので、別の通路を見つけて抜けていきます。
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墓の回廊は、すぐ隣にある別の回廊と繋がっています。かつて修道士が沐浴に使っていたという沐浴の回廊(Claustro da Lavagem)です。高さのレベルが違っていて、1階から2階へとダイレクトに繋がっています。2層になった細い柱が並び、1階の中庭には井戸が見えます。中世の修道士は、あそこの井戸で沐浴をしていたのでしょうか?
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墓の回廊と同じく15世紀のエンリケ航海王子の時代に増築された回廊です。墓の回廊よりも外側が窓になっていて、白い壁と青白のアズレージョの腰壁もやや高いところまで貼っていることで、2階の廊下はより美しさが際立ちます。しかもタイルのデザインはとてもかわいいキキョウのようなお花柄。
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イチオシ
厚みのある外壁に面していて、窓から眺める景色も抜群の雰囲気です。
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目の前にあるのが、修道院へ入る階段。今日はお城の入り口が改修で入れませんでしたが、本来の修道院へのメインアプローチです。
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修道院がトマール城の塔と城壁に囲まれているのがよくわかります。
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手前の石組みの基礎はエンリケ航海王子の宮殿跡で、騎士団長として王子は40年の間トマールで執務していたのだそうです。
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イチオシ
なんと素敵な扉でしょうか。
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ぐるっと回って次の順路を探します。沐浴の回廊の先は、色々回れるぶん迷路のようです。次の順路への出口を探す脱出ゲームみたいになってきます。
Visitのサインを見つけて、建物の通路を抜けて歩くうちにタイルの柄がまた幾何学的な鎖のような模様に変わり、次の回廊「宿舎の回廊」に到着しました。この回廊は、修道士が寝泊まりしていた宿坊に接続していて、さらに一層増えて3階建になっています。 -
イチオシ
宿舎の回廊の通路を進むと聖堂に到着します。美しく彩られ騎士団の盾の紋章が描かれたゲートの向こうに、シャローラ(聖遺物箱)と呼ばれるトマール修道院の祭壇が見えます。
「うわ…すごいな」
「こんなの見たことないわ」 -
イチオシ
門の上の天井はジェロニモス修道院と同じ植物的な装飾の柱で支えられています。
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イチオシ
12世紀に建てられた際、シャローラはエルサレム神殿をモチーフにした要塞化された礼拝堂でしたが、その後16世紀にマヌエル1世が礼拝堂の壁をぶち抜いてこの門を作り、多くの絵画や金の装飾を整えて、豪華絢爛な聖堂となりました。
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シャローラ周廊の壁面には、入口のゲートを挟んで2つ側礼拝堂が設置されています。一つは奥の台の装飾は取り払われていて何も設置してありません。ただ天井のデザインと側面の金の装飾がライトに照らされて、暗いシャローラの内部で黄金色に輝いています。
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もう一つは聖ベネディクトゥスの礼拝堂。テンプル騎士団も騎士修道会ですからベネディクトゥスの戒律に則って生活していたのでしょう。それ以上にベネディクト会と深い関係があったのかはわかりませんが…こちらの側礼拝堂は黄金の壁だけでなく黄金の天蓋付で目立ちます。
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入って来た門を振り返ると聖堂のテラスから降りて門に入ってきているので、丸窓から光が入るさまがよく見えます。
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正面にはそびえ立つ8本の柱と、柱に囲まれた金箔細工で飾られた内陣が。
シャローラの入り口に立つと、ちょうど正面に磔刑のイエスが見え、近づいていくと近くの梁の上に、磔刑のイエスを見て嘆き気を失う聖母マリアと聖ヨハネの像が見えてきます。
上層部の2体の騎士像は、一体がポルトガル王家の紋章の入った盾を構え、もう一体は騎士団の赤い十字が入った盾を構えており、そのさらに上には騎士団の十字が天蓋に描かれています。
他にも下層には立像が柱に沿って置かれています。これら内陣の像は、マヌエル1世の改修時に置かれたもので、聖書の中の物語をモチーフに飛び出す絵本のように立体的に見せる配置で置かれているのだそうです。 -
内陣の柱は最上部で連結して、天井まで一本の樹のように繋がっています。そして天井から傘を広げて、周歩廊の16角形の外壁へと広がっています。
柱の上部は絵画で遮られていますが、少しだけセンターに隙間がつくってあって、正面のテラスの上から内側の屋根部分を見ると、ちょうど騎士団の十字が外からも見えるように作られています。 -
内陣を正面から見ると生首を持った天使や聖骸布を持った天使がいますが、各面に様々な天使象の絵画が描かれています。
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周歩廊には、ポルトガル王家の紋章が大きく飾られていました。その上の高窓のパターンと降り注ぐ光がとても美しかったです。
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高すぎる位置に配置された王の紋章や絵画や、高い位置で内陣の内部を伺える作り。周歩廊も人1人が歩くには広く感じます。
見て回るうちに、シャローラは馬に乗って見ることを前提に「最初から設計されている」のだと思えてきました。 -
馬上の目線で成り立つように最初から空間が設計されているから、全体的に高いところに絵画や窓があるのです。
一部の絵画は取り去られていて、空白が続く場所もありましたが、絵画はイエスの生涯と受難の様子を描く連作でした。絵を見て受難に思いを馳せつつ回礼するのは、正直、人の目線の高さだと首が痛くなります。
騎士がすぐに戦場に駆けつけられるように馬上のまま回礼したと説明されるのですが、偶発的な状況で馬に乗って回礼するのではなく、むしろ騎士にとって鎧兜を身に着け馬に乗った姿が正装だからでしょう。パレード的なデモンストレーションだったのかもしれません。威風堂々と馬に乗って回礼することが本来の儀式の在り様と考えるとシャローラの全てがしっくりきます。 -
素晴らしくも美しいシャローラ。ここは強く印象に残りました。
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てテラスに戻ってきました。順路に従うと、次はジョアン三世の回廊へと進むようです。今は工事中で赤いところは立ち入り禁止なのだとか。階段の陶器でできた手摺のデザインが可愛すぎるよ、なんだこれ。
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テラスから一段低くなった部屋に展示があって、階段で降りられるみたいです。並んでいるのはマネキン?
部屋の中には、修道院の人々の服装や、騎士修道会の剣や盾や鎧、大航海時代の歴史や人物の紹介など盛りだくさんの展示が並んでいました。 -
中央の窓枠マヌエル様式?!天井のヴォールトの中央には、もやい綱をモチーフにした意匠が施されています。
お部屋はシャローラのちょうど反対側に位置していて、入り口の扉から磔刑のイエスが見えるように出来ています。まさしく「神は見ておられる」を実現しています。 -
順路に従って歩くと、16世紀に整えられたジョアン3世の回廊の2階にアクセスします。白い漆喰とオレンジがかった石造のやさしい色調の回廊です。
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イチオシ
外を覗くと、すぐそこにマヌエルの窓が見えるテラスがありました。
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その上部には大きい丸窓…先ほどのシャローラの手前のテラスの上の丸窓と同じならマヌエルの窓は展示のあったお部屋の窓ってこと?
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マヌエルの窓だけでなく、両側の柱や丸窓、屋根にも装飾が付け加えられています。
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「あの模様、生クリームみたいじゃない?美味しそう」
「そう聞くとケーキに見えてくるな」
「でしょ?スポンジケーキにクリーム絞ったみたい」
2階の回廊をウロウロと探索します。次の順路はどこなのか、どう歩けばいいのかサッパリわからず、探索しながらルート探しです。 -
イチオシ
この回廊にはアズレージョがないのですが、代わりにこんな細長い青い扉がたまにあってかわいらしいです。
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ジョアン3世の回廊と反対側に伸びている宿屋の回廊に移動します。聖堂への通路にも通ってきた3層の回廊で、下2層はアーチ、3層目は普通の建物です。宿屋の回廊に入ると、鎖状のアズレージョが貼られていて雰囲気が変わります。
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回り込んでいくとマヌエル窓の正面から見るテラス(聖バルバラの回廊)に出ることもできました。
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12世紀からあるロマネスク建築の聖堂に、後付けでファサードが取り付けられたものです。大航海時代を象徴するモチーフ、海の珊瑚やもやい綱、天球儀といった航海アイテムがデザインに折り込まれています。
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正面から見ると、窓のところにも騎士団の十字と並んでポルトガル王の盾があるのや、ロープを巻き付けたような意匠もよく見えます。
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そのまま聖堂の北側が見えるところまで移動しましたが、そこで行き場がなくなります。
「どーする?戻る?」
「うーん、ちょっとその辺にルートないか探してみるよ」
聖堂の左下にあるテラスにも人がいるのが見えたので、何かいけるルートがあるのだと思いますが、迷路でよくわかりません。 -
旦那が、奥のほうの緑の扉の一つが謎の螺旋階段になっているのを見つけてきました。
「ねじねじの階段ね」
「だろ。どうやら三階に行けるみたいだ。行ってみよう」
「入っていいのかな?」
「ダメとは書いてないしね」
身体をかがめて、人ひとりが通るのがやっとの狭いネジネジの階段を通って上階に向かいます。 -
階段を登ると、石の手摺のある3階のバルコニーに出ます。バルコニーから入った建物の中は、長~い廊下が続いていました。
「おお?!」
「すごいでしょ?だから呼びに来たの」 -
天井は木造で、壁にはアズレージョが貼ってあります。
部屋の上には番号が。どうやら修道士たちの宿坊エリアです。アズレージョの柄はテープとお花のこれまでに無いパターンです。お部屋の中には入れるものもありましたので見学しながら、探検気分で廊下を進んでいきます。マヌエルの窓が窓越しにちょうど見えるお部屋もありました。 -
中央で廊下の交差点までくると、廊下には窓がないので辺りは暗いです。写真右手の格子の向こうがチャペルになっています。交差点(The Crossing)にあるのでクロッシング・チャペルといいます。
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格子戸の向こうなので入ることはできませんでしたが、一体の陶器の像が設置されています。隙間から確認すると、赤い布を纏い茨の冠を被る様は、磔刑の直前のイエスが苦悩する姿をテーマにしたように見えます。
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イチオシ
見上げるとライトアップされた交差点の天井のヴォールトが美しいシンメトリーで、目を惹きます。
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遠くの窓から入る光がかろうじて廊下を照らしています。ほとんど他の観光客とすれ違うこともありませんでした。貸し切り状態なので通路を使って影絵で遊んでみました!
”修道院から大脱出”ってイメージです。 -
57番のお部屋は扉が取り払われていて、中に入れます。このお部屋は、宿坊で火を起こすことを許された暖房のためのカレファクトリー(Calefactory)。大きな石造りの台の上に、薪の模型が置いてあります。
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登ってきた螺旋階段を降りて、また聖バルバラの回廊に戻ってきました。窓の前で記念撮影したり、間近で楽しんだりしているうちに、下の階があることに気が付きました。
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回廊のアーチの上には、人間の石像が水を吐き出すガーゴイルの雨樋が並んでいます。この日は朝から雨が落ちたことで、いくつかのガーゴイルからは水が滴っていました。涎を垂らしてるみたいで、生々しくて落ち着きません。しかもなんとなく睨まれてるような気がしてきます。
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ジョアン3世の回廊は足場のフェンスに覆われ、接続部の一部だけが解放されています。お庭の噴水と手前の壁に囲まれた奥に石の祭壇がある広い空間は入れましたが、有名な螺旋階段は見学できませんでした。
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だいたい探検したのでショップ方向に順路を進むと、上層へ向かう階段を見つけました。壁のアズレージョや天井のランプが、宿坊のあった3階の廊下と同じです。おそらく交差点の先を歩いてくるとここに出るのでしょう。
下のほうにある丸いスポットライトのような光の先が気になって目で追ってみると、壁の小さい丸窓からの自然光でした。壁の向こう側は修道士たちの食堂(Refectory)で、食堂側から見ると壁に唐突な穴が開いています。中の様子を覗き見るのか今日のメニューを香りで推測するためか、それとも足元を照らすためなのか?結局よくわかりませんが、不思議な穴でした。 -
扉を超えて壁を回り込むと縦に長い食堂のホールに入ります。
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窓も大きく明るい空間です。
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食堂の長い壁には、幾つかの窓の他に、彫刻が施された演説台が2つ突き出しています。食事の際のお祈りや周知に使われたのだそうです。
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奥の方にある細い出入り口から、人1人通るのがやっとな細い通路に入ると、演説台に登れました。グルっと食堂を見渡せます。
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イチオシ
演説台に向かう細い通路は演説台の反対側にも続いていて、灯りを取り入れるための縦に長い窓が設けられています。思わぬところでユニークな美しさに出会えました。
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回廊側から通路を経て食堂に入り、出る時は大きなグリーンの扉から厨房へと出ます。作業台や竈門が並ぶ厨房を通って、トイレやギフトショップのあるエリアにくると見学ルートはほぼ終わりです。
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厨房の先は、もう一つの回廊に繋がっていました。
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カラスの回廊というエリアで、中庭に迷路のような植栽があります。改装されてカフェも営業していました。
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回廊の入り口に地下に降りる階段を見つけました。貯水槽?
ひんやりとした地下の空間です。支える柱は他の階層と同じような作りですが、鍾乳洞のようにつらら石が伸びていて年月を感じます。今朝方の雨でポタポタと天井から水が落ちていました。 -
地下から出たらショップへ。騎士の人形や顔ハメ看板が置いてあるのが目印です。お店には普通のお土産物もありますが、剣や十字架の盾など、修道院ならではのグッズもたくさん置いてありました。
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お皿もたくさん置いてありました。騎士団の十字架デザインのものや、アズレージョのパターンやお城を形どったものなど、充実のラインナップ。お土産物レベルを超えてテーブルウェアとして使いたくなるかわいさです。気に入ったお皿を一枚購入して帰りました。
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他にもポルトガルの製品がちらほら。味のある陶板やポルトガル産の大理石のお皿とか、ウールの織物のクッション、かごバッグなんかも並んでいます。全体的にイイものを置いてある印象で、ポーセリンのボウルを記念にいただきました。
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お買い物もしたので出口に向かいます。
「トマールの修道院、思ってたよりすごく広くて楽しかったね」
「さすが世界遺産、お皿もかわいいの買えたしね」
「もう11時30分だ。そろそろコインブラに向かわないと」
「予約何時だっけ?」
「14時15分だっけかな」
見どころたくさんのトマールの修道院。一通り回るのに2時間~3時間くらいはかかります。 -
トマールの街を出てコインブラへは、A13でおよそ1時間。道と並走して走る聖セバスティアン水道橋が目印です。12時50分には旧市街アルタ地区の丘の上にあるコインブラ大学迄やってきました。パーキングメーターはコインを沢山入れると停車できる時間も伸びるので、とりあえず1時間分支払って車を停めます。
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コインブラ大学については全く調べておらず、ポルトガル有数の名門大学らしいことしか知りません。正直、ダウンロードしたチケットにある案内しか情報がありません。
「GPSはこの辺だっていうけど…大学って生徒さんもいるんでしょ?入れるのかな?」
「さあ…まずはどこが図書館か、どこに入れるのか調べて、一回戻ってこよう」
「ここはMEDICNA…ってことは医学部かな?」
「思った以上にズカズカと入りにくいね」
とりあえず周りの建物をみるとそこはかとなく大学っぽい雰囲気です。コインブラ大学 建造物
-
建物に囲まれた広場の中でもひときわ「それっぽい」門をみつけました。床のモザイクといい大きさといい、きっと大学キャンパスへの門に違いありません。
門の隣の案内板によるとやはりこの門がポルタ・フェレア(鉄の門)と呼ばれる大学への入り口で間違いないようです。 -
門を過ぎるとパソ・ダス・エスコーラスと呼ばれる大学の中庭に出ます。ここからはコインブラの街を一望できます。案内板の通りなら、左側の端にあるのがバロック図書館です。
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逆の右側にある立派な建物が、パソ・レアル(王宮)。16世紀に王家から大学に寄贈される前は王の居城だったそうです。
-
王宮の隣に立つのはカブラの塔。時計台です。でも、どこも扉が閉まっていて、開いているのは案内板だとギフトショップや食堂のある時計塔の横の棟の扉だけ。
「確かコインブラ大学って、学食なかったっけ」
「あー、あるって書いてあった!学食でお昼食べるの良くない?」
「賛成!食べてみたい!」
ということで、世界遺産の大学で真っ先に向かったのは学食でした。 -
廊下に入って右手の奥に行くと大学の売店があります。
ユニバーシティグッズのTシャツやパーカー!
アズレージョモチーフのペンケース!
ボタニカルアートのトートバッグ!
Vista Alegre製のコーヒーカップ!
かわいいポーセリンのフィギリン!
などなどなど。
お土産というより立派なギフトが並んでいました。 -
ギフトショップのお隣に地下に降りる階段があります。
同じ入り口から入れる聖ミゲル教会(ミカエル)も扉が閉まっていて、奥のデスクにいた職員さんに「いつ開くの?」と聞いてみたところ、お昼休みで14時までオープンしないそう。ますますご飯を食べに学食に行くしかない!
意を決して、いってみます。地下に降りる階段の途中からワイガヤと騒々しさが伝わります。すごくいい感じです! -
カウンターにはお酒の類もあって、確かにBARでもあるみたい。どうやって買えばいいのか全然分かりませんが、他の人の動きに合わせて、値段もわかんないままカウンターの行列に並びます。学食だしそんなビックリするほど高くないよね、きっと。
前の人の様子を観察すると、どうやらメインを指定してサイドを選ぶようなので、お姉さんに指差しでお品を頼みました。 -
お姉さんがドンドンっと盛ってくださったトレイを待って、テーブルの一つを確保します。
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「おー!美味しそう!」
「ポークスペアリブ!すごいボリューム」
付け合わせはポテトとサラダ。
ほろほろの豚肉も、柔らかく煮えてました。
2人でシェアしても十分な量もあって、美味しくいただきました。ご馳走様でした! -
お昼も食べて予約の時間が迫ってきました。一回パーキングメーターを更新して図書館の前にやってきました。他の場所は予約は要らないのですが、ジョアニナ図書館(バロック図書館)だけは時間制で予約しないと入れません。
ジョアニナ図書館 博物館・美術館・ギャラリー
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予約をしたのは14時15分の回で、10分前に来てねとチケットには書いてあります。パソ・ダス・エスコーラスのテラスからコインブラの街を眺めてから行く程度の時間の余裕はありました。
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図書館の入口は建物の側面に回り込んだテラスの下にあります。しばらくすると扉の周りに同じ時間帯の予約をしている人たちが集まりだして、列を作って時間が来るのを待ちます。予定時間になるとスタッフさんが中に入れてくれるので、チケットのQRコードを読み込ませてから入場です。
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あれ…?
図書館だと思っていたけど、なにここ?
天井の細かい石を重ねたデザインは素敵ですが、窓もないようなお部屋と狭い通路に鉄格子…まるで牢屋です。 -
暗いお部屋を巡るうちに、聖アントニオが祀られている小部屋につきました。お部屋の案内板によると、やはりここは牢獄でした。校内で悪事をはたらいた学生を一般の罪人とは別に裁くために、学生牢を大学が持っていたのだそうです。聖アントニオは失せ物の取次聖人です。良心を失った学生の罪人が、聖アントニオの執りなしで失った良心を再び取り戻せるようにとコインブラ大学がこの像を設置したのだそうです。
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図書館の模型のある階段を上がって上階にあがると、書棚が並んでグッと図書館らしくなりました。
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つくりはシンプルですが古い本がたくさん並んでいる書棚が並んでいます。
「ここが図書館?」
「こんなんだっけ。思ってたのと雰囲気が違う?」
「天井綺麗だけどね」
「なんかペーパーがあるよ」
「INTERMEDIATE FLOOR…”中二階”なんだここ」
中二階は、古書の保管や修繕や管理に利用されるスペースになっているのだそうです。そうこうするうちに係員の方が入場している皆を大きな扉の前に集めて、説明をはじめます。
「皆さま、今からご案内するこの先がビブリオテカ・ジョアニーナ(Biblioteca Joanina)になります。17世紀からの図書の保存のため撮影は禁止です。ご理解ください」
ここで撮影禁止が宣言されました。館内撮影禁止という話は聞いていましたが、中二階までは撮影可能で、ジョアニア図書館のあるお部屋だけが禁止エリアです。 -
係員さんの案内に従って、ジョアニナ図書館を巡ります。内部は暗い中に金細工で飾られた大きな本棚が天井まで立ち並ぶクラシカルな図書館です。
入ってすぐは基調が赤に金細工の赤の部屋、次に緑の棚、最奥の黒の部屋に分かれています。窓の下に古書を読むためのテーブルと椅子のある小さなスペースがあったり、どことなくシノワな装飾があったり、興味深く楽しめました。書庫には3組のコウモリも棲みついていて、本の虫を食べて維持管理に一役買っているのだそうです。
見学を終えると、正面の扉からテラスに出ます。
最後の方が扉を閉めるまでの間で、建物の外から捉えられるか試してみましたが、かろうじてぼやーっと金細工の影が映りこむのが精一杯。写真で紹介はできませんが、映画実写版美女と野獣の蔵書室のモチーフになったという、テラスや梯子がついた書棚は一見の価値のある不思議空間でした。
この後は、コインブラ大学や旧市街の街歩きへと続きます。
※正確にはテンプル騎士団は後に異端冤罪により14世紀に解散。その際、ポルトガル領内のテンプル騎士団はキリスト教騎士団として再編されています。旅行記中では話を単純化するためにあえて一つのテンプル騎士団として区別をしていません。
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