2026/01/12 - 2026/01/12
3878位(同エリア4525件中)
ちゃんさん
12時前に高雄駅へ戻ってきた。帰りは15時半の飛行機なので、もう3時間半しかない。手続きの時間を考えれば、手持ちの時間は昼飯の時間を含めても2時間だ。
それは日本と台湾の絆を考える、またとない2時間となった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 自転車 タクシー 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
高鐵の左営駅から来ると、台鉄の高雄駅の閑散ぶりが際立つ。ただ高鐵を屏東方面へ延伸する計画が具体化しており、高雄駅経由の絵が描かれているそうだ。
高雄駅の方が市街地に近いのは間違いなく、実現の暁には高雄駅が息を吹き返すだろう。左営駅も、新横浜や台北・板橋駅のように、副都心の駅としての役割が続くに違いない。高雄駅 駅
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高雄駅で捷運に乗り換え、空港の1駅手前の草衙駅で下車。SKMパークなるショッピングセンターの最寄り駅だ。
センター内に路面電車風のミニチュア列車が走っているのがユニークで、鉄道「もどき」も趣味対象な者としても見逃せない。SKM Park 高雄草衙 アウトレット
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あとでランチも兼ねて訪ねるとして、ひとまず別の目的地を目指そう。シェアサイクル・YoubikeをQRコードで開錠して、街中サイクリングに出発だ。
SKYパークを取り囲むように捷運の基地があり、車庫で休む緑色の電車の姿が見えた。 -
周辺は観光地ではない、普通の住宅街。
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そんな中を、地元の人に交じって自転車で走る。台湾の暮らしに溶け込んだ感じが新鮮だ。
交通ルールをよく分かっていない部分があるので、慎重にペダルを漕いだ。 -
再開発が進むエリアでもあるようで、空き地の背後に、真新しいマンションが立ち上がっていた。見るからに高級そうで、富裕層向けではないだろうか。
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駅から10分弱で、紅毛港保安堂に着いた。境内にYoubaikeのポートがあるので、使いこなせさえすればアクセス良好だ。
台湾は、日本以上に「神」の対象が広い。戦時下、攻撃を受けた戦闘機を最後まで操縦し、集落を避け墜落させ戦死した日本軍人を神として祀る、飛虎将軍廟はあまりに有名だ。鳳山保安堂 (紅毛港保安堂) 寺院・教会
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紅毛港保安堂は、戦禍で沈没した日本軍艦がご神体という、こちらも日本との縁が深い堂だ。しかも堂の前には、安部元総理の銅像が立てられている。
安部政権を支持していたわけではないけど、この高雄の地で、日台の絆の象徴になっている事実は硬く、揺るぎない。 -
すると奥から、日本語を話す方が出てきた。日本の元自衛官で、今は堂でボランティアガイドを行っているとのこと。
どれくらい時間があるか問われ、「昼食がまだで、あまり時間もなくて…」と伝えたら、何と廟の皆さんの昼食のご相伴に預かることになった。台湾の普通の家庭ごはんを食べるだなんて、はじめて。食堂のごはんよりも、日本人の舌にしっくり馴染む味だった。 -
お昼ご飯を頂きつつ、廟の成り立ちについてお話を伺った。恥ずかしながら、安部さんの銅像の存在以外は、詳しくは知らないままに来たのだ。
撃沈され、「日本へ帰ることができなかった軍人たちの魂」を、日本へ返したい…そんな思いで今も、台湾の人々に守られている廟である。 -
その思いを受け止めた安部さんが、2020年の戦没者慰霊式で、公式に名簿を受け取ることになっていた…らしい。
しかしコロナ禍で、海外との交流が断絶したため叶わなかった。往来が復活して、いよいよ帰還実現かと思われた矢先に起きてしまったのが、あの銃撃事件である。 -
以後、魂を日本に返せぬまま時は過ぎたが、高市総理の誕生で、今夏(2026年夏)には実現できるのではないかと期待されているとのことだ。
しかし、いわゆる「保守」でない僕でも沸く疑問がある。軍人の魂は「靖国に帰る」ことになっていたのでは? -
そう、魂が残されているというのは、台湾側の考え方ではあるのだ。しかし台湾の人々が日本人の魂を思いを寄せてきたことに対し、安倍さんは感謝の念を持ちつつ、向き合ったのではないかと思う。
多様な考え方の違いを認め、尊重する。政治家にこそ忘れてほしくない気持ちだ。 -
廟の向かいは今、安倍記念公園となり、今や多くの日本人が訪れる地になった。いわゆる「安部派」の政治家たちも多く訪れているが、もっと様々な人に見てほしい場所だ。
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日台友好の地であることは、政治的思想や信条に関わらず違いないのだから。
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SKMパークなんて次回でいいやという気持ちになり、詳しくお話を頂いていたら、14時を過ぎていた。飛行機の時間までは1時間半を切っている。
シェアサイクルでもよかったが、タクシーに乗っても大した金額ではなかろう。近所のタクシーを呼んでもらい、10分もかからず国際線乗り場に着いた。190NTDと、千円もかからなかった。 -
空港の出発ロビーに入ったのは14時半で、離陸まであと1時間である。国際線搭乗のギリギリ記録更新だ。
高雄国際空港 (KHH) 空港
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保安検査が大行列で気を揉んだが、さくさく進み幸い。自動化ゲートを利用することもできたので、搭乗開始まで10分の余裕をもって搭乗口にたどり着けた。
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26番ゲート前の待合室は、阿里山森林鉄道がモチーフ。
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熱帯を感じられるエリアも。
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海がテーマの子ども向け待合室もあって、子連れ旅行で余裕を持って空港に行っても、たいくつ知らずで過ごせそうだ。
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短いようで長いようで、やっぱり短かった台湾の旅も、終わりの時間だ。
後方の日本人グループ客の「楽しかった!」「帰りたくない!」の声に共感し、スマホのシャッター係を仰せつかった。 -
ただ3連休の最終日の午後便というのに、日本人の割合が1割にも満たないのは、なんだか残念でもある。
滑走路上に留め置かれた、古めかしい2機の飛行機。2019年に運行停止した遼東航空の機体で、もう7年も放置されていることになる。いやはや。 -
帰路は窓側。高雄市内の地理にもだいぶ詳しくなったので、今回訪ねた場所を空から追うことができた。また来ます。
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冬の嵐はだいぶ収まってきたようで、目立った揺れもなく安定したフライトだった。
3日間めいっぱい歩き回り、疲れているはずだが、旅の帰路で眠れないのはいつものこと。アイマスクをかぶり、体力の温存を図った。 -
連休最終日の夕方の福岡空港は、通常なら上空から大混雑。旋回を強いられることが多いのに、今回はスムーズに着陸できた。なんと20分の早着である。
預け荷物なしで、日本人の乗客がわずか、そして自動化ゲートの威力もあり、所定の着陸時刻だった19時には入国まで完了した。福岡空港 国際線 送迎デッキ 名所・史跡
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福岡空港の国内線・国際線連絡バスへ、流れるように乗車。国際線側の乗り場の改良に続き、専用の高架道路が整備され、徐々にスピードアップしている。
新たな交通システムを整備するのではなく、バスのまま改良を図っていくというのが、西鉄も経営に参画する空港らしい。福岡空港 国内線 国際線連絡バス 乗り物
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乗れないと思っていた19時30分の久留米行き高速バスに、余裕を持って間に合うことができた。
久留米・六ツ門で降りれば、目の前にイルミネーション。昨夜の四重渓温泉公園のまたたきと重なる。早いバスに乗れたおかげで、眠りに付く前の四重渓坊や…ではなく、我が子と会うことができた。久留米シティプラザ 名所・史跡
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