2026/01/11 - 2026/01/11
2588位(同エリア4553件中)
ちゃんさん
ランチは環状軽軌の沿線から離れ、高雄駅前へ。地上を汽車が行き交っていた時代を想像しながら、風に吹かれつつ台湾ビールで喉を潤した。
再び環状軽軌に戻り、緑のトンネルを抜けてLRT一周を完遂。二つの鉄道博物館で「ハマセン」の謎を解明した。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
一旦、環状軽軌から離脱し、地下鉄紅線(レッドライン)で高雄駅に戻ってきた。
相変わらずの現代アートな駅舎ではあるが、行き交う人は少ない。列車に乗りに来る以外の用事がない上に、高速鉄道にも乗れないのなら、こんなものだろう。https://www.youtube.com/watch?v=f8zqZGQOMyM高雄駅 駅
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立派なツインタワーが、本来のスペックを存分に発揮する日は来るのだろうか。
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駅の北西側に出てきた。なんでもない地元向けの商店街も、アンブレラで飾るだけで「エモい」通りに変身する。
韓国も台湾も、なんでもない街の飾り方が上手だなと思う。 -
そんな北西エリアにある名物食堂・驛站食堂にやってきた。站を日本語に訳せば駅(驛)になり、訳せば駅駅食堂? などと考えてたが、古代の馬の中継所を「驛站」というらしい。
となると、日本語に訳せば「うまや」ということになるのかな? JR九州っぽくなってしまうが。駅站食堂 (後驛總店) 中華
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鉄道ムードのある食堂ということで、旅好きには有名なお店。外観だけ見ていると、鉄道よりも南国のムードに溢れている。
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味わい深いレジ。
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席毎にサボ(列車の行き先を示す札)が掲げられ、鉄道ムードを演出。
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昼間は汗ばむ陽気なので、オープンエアの席が気持ちいい。昼間っからビールというのも台湾の流儀に合わない気がしたが、日本人とみるや店員さんが勧めてくるので、じゃあ…と冷蔵庫から取ってきた。南国の風に吹かれて台湾ビール、たまらないね。
下水の匂いが漂ってこなければ、もっとよかったのだが。 -
メニューに日本語があるのは助かるが、写真はないので想像力を働かせ、豚肉野菜ニンニク炒め、ハマグリとつみれのスープをオーダー。
味は文句なしで、ビールが進む。合わせて2千円近くにはなったけど、有名店でもあるし、こんなものだろう。うまかった。 -
高雄の駅が地上にあった頃なら、行き交う列車たちの音が聞こえてきたであろうシチュエーション。地下化の前に、来てみたかった。
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地下鉄で凹子低駅に戻り、コスプレイヤーたちとともに環状軽軌の旅を再開。環状線の「左上部分」は、2021~2022年に段階的に開業した区間だ。
道路交通と環境への影響が大きいとして、開業までは紆余曲折があったと聞く。ごく一部が単線になっているのもその結果で、将来的にボトルネックにならなければよいが。愛河之心駅 駅
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美術館駅で下車。その名の通り、高雄市美術館の最寄り駅で、電停の上屋も美術館に共通したデザインがなされている。
輕軌美術館站 駅
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隣駅の内惟芸術中心までが、環状軽軌のハイライトとも言える区間で、森の中に線路が敷かれている。環境への配慮の結果、今や「トトロのトンネル」とも呼ばれ、高雄を代表する観光地の一つにまでなった。
あまりに木々に近いため徐行運転を行っているそうで、都市交通として健全な姿なのかは、判断が分かれそう。https://www.youtube.com/watch?v=EEpz2rfhBrA高雄輕軌龍貓隧道 観光名所
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90度ターンして、進路を南に取る。線路の右側は台湾鉄道の跡地で、今は地下を走っている。
せっかく台鉄が地下化されたのに、LRTが再び走り始めたことを、沿線がどう受け入れられたのかは気になる。LRTは静かで本数も多く、歓迎されているのならよいけど。 -
台鉄と地上・地下で平行する区間には、台鉄の駅も3駅が設けられていて、相互に乗り換えが可能。
鼓山駅 駅
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地下を走る見えない台鉄と分かれれば、高雄港駅に向かっていた臨港線を転用した区間になる。なるほど、家々の裏口がこちらを向いていて、昔ながらの鉄道の雰囲気が残る。
臨港線をLRTに再生するとは富山のよう。専用軌道の緑化にまで踏み込んだのは高雄の英断で、沿線の環境を大きく変えたに違いない。 -
哈瑪星駅で降りずに、駁二蓬莱駅まで乗った。駁二藝術特區の最寄り駅で、朝に再訪を誓った場所だ。
日曜日のお昼過ぎの時間帯とあって、観光客でごった返している。駁二芸術特区 博物館・美術館・ギャラリー
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ゆっくり見て行きたいのだが、この後に乗る列車の時間が迫っていて、歩く時間も取れそうにない。
家族や友人と来ても楽しめそうな場所だし、次回の楽しみに取っておくのも悪くはないか。また来る「理由」に残しておこう。 -
残り少ない時間で、哈瑪星台湾鉄道館だけは見ておく。入場料149NTD≒772円。
哈瑪星台湾鉄道館 博物館・美術館・ギャラリー
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昔ながらの駅を再現した展示室では、日本語もあちこちに見られた。
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台湾東部の鉄道が、孤立していた頃の地図だ。
台湾島を環状に結ぶ鉄道が全通したのは90年代のことで、かの鉄道紀行作家・宮脇俊三氏も、ナローゲージだった台湾東部の鉄道のことを記している。 -
鉄道館のメイン展示は、区間車(普通列車)を再現した区画の先にある。
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台湾全土の主要都市を再現したジオラマ展示だ。かなりの規模で、走る車両も様々。模型好きなら、1日を溶かしてしまいそうな大きさである。
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都市ごとにエリアが分かれていて、高雄港駅周辺は現役時代が再現されている。今の鉄道園区は線路や建物がそのままなので、さきほど見た景色と容易に重ねられる。
現代の最新型特急から、僕も懐かしいと感じる前世代の列車まで。広大なジオラマを走り回る列車は、見ていて飽きない。https://www.youtube.com/watch?v=BU1sxqJu3RQ -
ちなみに横浜の原鉄道模型博物館とは、姉妹館の関係にあるとか。
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原氏手作りの重厚感ある模型とは異なる世界観ではあるが、規模でいえば高雄も負けていない。台湾の鉄道について興味を持ち始めた層には、ぜひ訪ねてほしい。
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人力軌道車の体験コーナーなんてのもあり、家族連れが楽しそうに興じていた。
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「濱線的誕生」。この地が哈瑪星(ハマセン)と呼ばれるようになった、ヒントとも言えるポスターもあった。
日本統治下では臨港線が「浜線」と呼ばれていたそうで、転じて周辺地域を「ハマセン」と呼ぶようになったそうだ。日本語の、それも通称由来の地名が、今なお息づいているとは。 -
おや、こんなところで門司港名物・バナナの叩き売りのキャラクター「バナナマン」に出会うとは。
バナナの叩き売りは、時化の影響で傷んでしまった台湾バナナを、着岸地である門司港で安く叩き売ったことが起源。バナナを送り出した側にも、置かれたというわけか。 -
入場料がちょっと高いかも、と思いつつ入ってみたが、充実していて楽しめた博物館だった。
屋外のミニ列車も合わせれば、子どもも楽しめるスポットである。いつか、我が子とも来てみたい。 -
鉄道園区の中を地下鉄の哈瑪星駅前で歩き、「旧打狗駅故事館」を訪ねた。10年前、入籍後・挙式前のヨメさんと訪ねた時には夜遅く、観覧がかなわなかった鉄道資料館だ。
たまたま港で上がっていた花火を見られたので、デートとしては申し分なかったが、鉄道好きのおっちゃんとして今回、ようやく訪問を果たせた。入場無料。旧打狗駅故事館 (打狗鉄道故事館) 博物館・美術館・ギャラリー
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2008年の廃駅からわずか2年後の、2010年に開設された資料館だ。
駅構内と同様、旧駅舎内も、鉄道駅時代の面影は色濃く残している。人造石研ぎ出しの床や小さな窓は、日本よりも、韓国のローカル駅舎に似た印象を受けた。 -
販売用の硬券を納める箱や、切符の発行日を切符に印字するダッチングマシン。そしてアナログな電話機の数々。鉄道輸送を支えた備品の数々が、美しく保存されている。
これらが日本で現役だったことを知る最後の世代としては、韓国留学していた大学生時代より、近所の小駅に入り浸っていた小中学生の頃を思い出す。 -
今や風前の灯となったディーゼルカーの自強号(特急)が、デビューしたばかりだった頃の記憶。
ディーゼル、エアコン、静か、快適、早い…今では当たり前のことが、最先端だった時代だ。 -
窓からはホーム越しに、保存車両が見える。今にも動き出しそうで、現役の駅と見まごうばかりだ。
ノスタルジーにひたっていたら、急に最新鋭のトラムが現れるのだから、もう脱帽するしかない。 -
ホームでは、保存車両の運転の準備が進められていた。この後の予定が詰まっているので、乗れそうもないのが残念だ。
週末旅が限界の今、旅程を詰め込むだけ詰め込むしかない分、逃すものは多い。一方でまた来る理由が増えていくのは、いいことだ。 -
地下鉄の哈瑪星駅から、高雄駅へ戻る。英文表記は「Hamasen」。台湾語の厳密なルールでは「Hamasing」となるところを、あえて日本語の「ハマセン」をローマ字書きしたスペルで表記されている。
韓国の地名に由来する熊本市電の「蔚山」電停が、ハングル表記を日韓翻訳の標準ルールではなく、韓国での表記を尊重したスペルだったことを思い出した。哈瑪星駅 駅
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