2026/01/11 - 2026/01/11
-位(同エリア4501件中)
ちゃんさん
この旅行記スケジュールを元に
実質的な旅の1日目は、2024年に全線開業したLRTの環状線を、ぐるり一回りしながら高雄市内を巡ることにした。
というわけで哈瑪星駅からLRTに乗ったのだが、車窓に興味をひかれて思わず1駅で下車。鉄道文化園区を散歩してたら、1時間経っていた。いかんぞ、なかなか進めない。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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哈瑪星(ハマセン)駅は、捷運(地下鉄)オレンジラインの終点であり、LRTの環状線との接続駅でもある。
同じ会社の路線なので、乗り場案内がしっかり掲げられていて分かりやすい。哈瑪星駅 駅
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サインに従って歩いて行くと…
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昔ながらの鉄道駅に出てきて、面喰う。台鉄・旧高雄港駅のホームだ。
歴史的遺産の駅ホームを、地下鉄と最新のLRTの乗り換え動線として活用するとは、洒落たことをするではないか。 -
方向感覚も掴めぬまま、やってきたLRTに乗り込んだ。
10年前(2015年)の秋に来た時、高雄のLRTは開業前の試運転中。これまで路面電車がなかった台湾のLRTを見て、次に来た時には乗るのだと心に誓ったものだ。ようやく乗れた。 -
流れる車窓に目が釘付け。哈瑪星鉄道文化園区と呼ばれるエリアで、数々の鉄道車両が保存されている。立ち入り自由で、車両にも近づけるようだ。
時間はまだ8時台で、屋内系の施設は開いていない時間。自由に見られる鉄道文化園区を今のうちに見ておけば、時間を有効に使えるのでは?https://www.youtube.com/watch?v=qGbXtyxYN70 -
なんてことを一瞬で判断して、次の駅である寿山公園で、反射的に下車した。
高雄港駅の前身となる打狗停車場の開業が、1900年。高雄の鉄道の発祥の地でもあり、2008年まで現役の貨物駅だった場所でもある。 -
13年前、東部幹線を疾走する特急列車として乗った特急型気動車が、屋根の下に大切に保存されていた。電化とともに活躍の場を追われており、鬼籍に入った車両だ。
カフェとして活用されているが、営業時間外。昼に来るべきだったのかなとも思う。 -
公園としてののどかさを兼ね備えていて、地元のじいさま・ばあさま達が憩っていた。
ばあさまが餌付けしていて、どこの国でも野良猫を仲間にしちゃう人がいるものだと思ったら、エサを食べているのは なんとリス! 地下鉄の駅からほど近い公園とは思えない。 -
線路や鉄道車両だけではなく、信号所の建物も保存されている。かわいらしい木造2階建てが、貨物駅の情景を残す。
線路のうち2本は現役のLRTの線路で、ときおり近未来の乗り物のようなバッテリートラムが走っていくのも、対照的で面白い。 -
駅構内をまたぐ、赤いアーチ橋すら残されていた。
交通の支障になっていた貨物駅が廃止されたのだから、待ってましたとばかりに取壊し、跡地に道路をぶち抜きそうなシチュエーションなのに。 -
鉄橋には、自由に登ることができる。しかも鉄橋上に小さなカフェまでできていた。
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ここも営業時間ではないのが残念。
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カフェの建物には登ることができて、広い鉄道園区を一望。改めて、広い。
もし日本の大都市なら、民間ディベロッパーの大規模開発の餌食になりそうな場所。地方都市だったとしても、自治体主導の開発が進められそうなロケーションだ。youtube.com/watch?v=p9y1-yegHqc&feature=youtu.be -
鉄橋のアーチ上部に近づくことができて、点検員か塗装屋にでもならねばできない体験だ。技術屋に興味を持つ子どもが、増えてくれればとも思う。
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線路の多くも撤去されずに残されており、そのまま芝生を敷いて公園化していた。転轍機(ポイント)を示す標識までそのままだ。
段差があって危ないとか、子どもがぶつかってケガしたらどうするんだとか、野暮なクレームを入れる人もいないのだろう。程よい自己責任の社会だからこそ、遺して活かせるものは多い。 -
貨物駅だった記憶を伝える鉄道車両も、かなりの数が留め置かれている。しかも、巨大バナナが刺さってますやん(笑)。
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そんな鉄道色が濃い公園の中にアート作品が散在し、文化の香りがする。
産業遺産の「残し方」には、いつも感心する台湾。鉄道文化園区もまた、台湾にはしばらく勝てそうもないと思える名所と感じた。 -
赤レンガ倉庫がならぶ区画に出てきた。地面にはミニトレインのレール。
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ハマセン駅前に鉄道資料館があるのは知っていたが、別に鉄道博物館まであるとは想定外だった。もちろん朝の9時前では開いておらず、後程、再訪することを期す。
旧打狗駅故事館 (打狗鉄道故事館) 博物館・美術館・ギャラリー
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屋根が抜けたレンガ倉庫を、トイレに再生。物は やりようだ。
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鉄道園区とはいっても、公園的な活用も必要な市民の財産であり、北側は広大な芝生広場になっていた。出店の準備が進んでいて、今日も何かイベントがあるようだ。
ただ線路は芝生の下に埋まっているらしく、少し硬い部分があった。駅に戻そうと思えば、いつでも戻せそうだ。 -
現役の車両のようにピカピカに輝く、貨物輸送に活躍したディーゼル機関車。
出入りが自由な公園なのに、ガラスが割られることも、落書きされることもない。子どもが登って危ないなんてクレームもない。そうでなければ、実現できない保存のやり方だ。 -
歴史を伝える鉄道公園からも、最新型のLRTの駅に、直接入ることができる。
高雄のLRTは2015年の第1段階開業以来、7度に渡る延伸を重ね、2024年に22.1km・38駅の環状線全線が開業した。 -
全線が緑化軌道になっていて、長く続く公園のような都市景観を作っている。
電車が土を引張って来てしまうのか、線路の隙間を清掃する人たちの姿が見られた。維持管理は大変だ。 -
5両編成のトラムに乗り、改めて環状線の旅を再開する。
高雄のトラムはバッテリー式で、電停に停車する十数秒で充電してしまう優れものだ。ごちゃごちゃした架線がなく、景観上もすっきりしていてよい。 -
ホーム上にきっぷの券売機があり、交通系カード利用者は端末にタッチして利用するが、常時の検札はない「信用乗車」方式だ。アプリ利用者は特段の処理の必要はなく、臨時検札があればスマホ画面を見せればよい。
のちに開業した台北都市圏の2つのLRTと違って、前面展望がOKなのは嬉しい。 -
駁二蓬萊から駁二大義にかけては、駁二芸術特区と呼ばれるアートの街になっている。
台湾お得意の「最小限リノベ」された建物群を背景に、色とりどりのアート作品が並ぶ。大きな窓のLRTから眺めるだけでも楽しい。駁二芸術特区 博物館・美術館・ギャラリー
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屋内の施設も多く、9時台ではまだほとんどがクローズしている。一周してきたら、散歩してみよう。
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駁二大義駅を出発すると、高架に上がる。乗り降りしやすい路面区間と、スピード重視の高架区間を適宜使い分けるのが、路面電車ではない「LRT」の特徴の一つだ。
台湾でも、安坑軽軌では半分くらいが高架区間。本邦唯一のLRTである宇都宮ライトレールも、主要道路との交差ではダイナミックな高架橋を採用している。 -
高雄LRT唯一の高架駅、真愛碼頭駅。物珍しさと、周辺の眺めの良さから、反射的にドアボタンを押して下車してしまった。フリーきっぷの気軽さゆえだ。
カードを出す必要すらなく、乗り降りのストレスがない。周囲の他の乗客から、不正乗車を疑われていないか心配ではあるが。真愛碼頭駅 駅
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穏やかな愛河湾の水面に、心が落ち着く。港には遊覧船が何隻も巡り、地上の人と手を振りあう姿も見られた。平和な1月だ。
海峡を挟んで、きな臭い話も時々聞こえてくる台湾だが、この地が戦禍に巻き込まれることは、絶対にあってはならないことと思う。 -
2021年に開業した、高雄流行音楽中心の最寄り駅でもある。メインの建物の名前は「海音館」。日本人としても、どこかしっくりくるネーミングだ。
高雄音楽センター 劇場・ホール・ショー
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高架駅に滑り込んできた、次の逆行電車に乗車した。
高雄LRTは環状線なので、上り・下りという表現は使えず、「順行」「逆行」と表現する。順行が時計周り、逆行が反時計周りだ。意味さえ分かれば、日本や韓国の「外回り」「内回り」より、分かりやすい。
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