2025/11/27 - 2025/11/27
318位(同エリア1688件中)
susuさん
去年くらいから漠然と行くつもりになっていたエジプトへ。アフリカ大陸はモロッコ以来、12年ぶり2回目。
遺跡にそこまで興味がなかったので、カイロ・ギザ以外にどこへ行くかを、自分でもびっくりするくらい長~いこと悩みました。具体的にはルクソールとアレキサンドリアを反復横跳びしていたけど、ルクソールは観光エリアが広すぎ、アレキサンドリアは見所が海でギリシャの後に行って満足できるか?もういっそ移動せずカイロに絞る手もあるけど、一都市滞在なんて私の辞書にあるか?
行きたい町が多すぎて悩むのは常でしたが、行きたい町が無くて悩むのは初めて。決してエジプトに興味がない訳ではなく、以前から興味があった西方砂漠にもシナイ半島にも現在行けない情勢らしいこと、それ以外でエジプトでやりたいこと・見たいものはカイロ・ギザ周辺で全部済みそうなことが大きい。ピラミッドの周辺を歩き回って、街歩きして、コシャリ食べて、モロヘイヤスープ飲んで…。
散々悩んだ末に「そういえば最新の西方砂漠の情勢ってどうなってるの?」と調べたら、なんと去年の時点で危険レベルが一部下げられて、各オアシスへのルートは観光エリアのナイル川流域と同じくらいの危険度になっているようだ。さらに調べるとトリップアドバイザーで現地ツアーが沢山見つかり、2025年度の口コミもあって催行されてる!シワに興味があったけど、遠いからバフレイヤにしよう!とウキウキでプライベートツアーを予約しました。
羽田~北京~カイロ(中国国際航空)107,515円
2泊3日の白砂漠とバフレイヤオアシスツアー 54,154円
11/22(土)羽田~北京~カイロへ
11/23(日)カイロ~ギザ~カイロ
11/24(月)バフレイヤオアシス①
11/25(火)バフレイヤオアシス②
11/26(水)バフレイヤオアシス③~カイロ
11/27(木)カイロ
11/28(金)カイロ~北京へ
11/29(土)北京~羽田
先に決めたタイトルの通り砂漠とピラミッドがメインの旅になると思っていましたが、一番楽しいところはなんと別にあったのでした!
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
6時頃目が覚めてゴロゴロ。早朝は流石に外が静かだったけど、間もなく常にクラクションが聞こえる時間帯に。お腹空いた、朝食オーダー開始8:30は遅い。15分前にWhatsAppで注文を送るもリアクションなし、8:30に「注文通ってる?」と送ると返事が来た。「ドリンクは何にする?(コーヒーor紅茶)」「ミルクと砂糖は入れる?」と何度かやり取り。こういうやり取りは便利だけど、朝食1つに面倒くさすぎるって。明日は外で食べようかな。
9時に漸く朝食が届き、室内にテーブルも椅子も無い部屋なのでベッドで頂く。これがまた、面倒な注文を経ても食べたいくらい美味しかった~!ターメイヤとポテトは揚げたてサクサク、ゆで卵は火傷しそうなくらい熱々。今旅で、ゆで卵は塩とか付けなくても普通に美味しいことに気が付いた。茶色のペースト状のものは豆のようで、これもフール(乾燥そら豆の煮込み)?ちゃんと塩気があり、アエーシに付けて食べると美味しい。ミカンは皮も実も硬めだけど手で綺麗に剥け、歯切れ良い食感で酸っぱくなくて美味しい。コーヒーは牛乳入り砂糖なし、ドリップコーヒーらしくこれまた美味しい。
改めて写真を見てもシンプルな朝食なんだけど、美味しい物ばかりだった今旅でも特にびっくりするくらい美味しかったです。
一昨日キャンプの朝食で食べたのと全く同じハルヴァ(緑色のパッケージ)、お土産に良さそう。スーパーで発見しましたが、これより大きいサイズで12個入りともなると結構重い上に、会社で配るには数が足りないのでやめ。 -
お盆をキッチンに返してすぐに出掛けました。今日も青空!
-
Uberでシタデルへ。この辺りも一方通行の道が多いようで、1台目が待ち合わせ場所まで来ずキャンセル、2台目はすぐ来た。
-
朝なので道が空いており、10分弱でシタデルの東側(街から遠い方)にある入口に到着。チップ込みで62.10EGP(211円)。
西にも入口があるけど、入場できるのは東だけ。坂を上っていくと広い駐車場があり、ツアーバス等が沢山停まっています。チケット売り場は真ん中のアーチをくぐった先にありました。 -
550EGP(1,876円)、カード払いのみ。
-
園内交通がありますが、別料金のようです。
整備されていて綺麗。売店、土産物屋、カフェなどがありました。 -
日向ぼっこしてる犬。
カイロには野良猫も野良犬も沢山いる。両者がこれだけ共存してる街って珍しいと思う。 -
シタデルは、十字軍を打ち破った中世アラブの英雄サラーフッディーンが、対十字軍の拠点として1176年に建設した城塞。サラーフッディーンが興したアイユーブ朝、その後のオスマン朝、19世紀のムハンマド・アリの時代まで、ここシタデルが政治の中枢でした。
1km四方くらいの城壁の中に様々な建物があります。 -
中世の建物の中に職員のかっこいいバイクが!
-
イチオシ
シタデル内で一番有名なムハンマド・アリ・モスク。ムハンマド・アリは近代エジプトの基礎を築いた人物。
1857年完成、イスタンブールのモスクを参考にしており、鉛筆のように尖ったミナレットはエジプトの他のモスクに見られないもの。そしてこの土色の壁がエジプトのモスクの特徴だと思う。 -
靴にビニールのカバーを付けて内部へ。配っている人から受け取るとチップを請求されるっぽいけど、看板の後ろの箱に纏めて入っていました。かかと部分が裂けてたからゴミかもしれませんが、縛って靴にフィットするように出来たのでむしろ都合が良かった。
-
中庭から時計台が見えて、モスクとしてはかなり珍しい。ルクソール神殿のオベリスクを贈った代わりに、フランス政府から贈られたものだそう。凄いもの贈るな、フランス政府も生半可な時計台では釣り合いが取れないと思ったのか、装飾的で見るからに素敵。
時計が動いていないことで有名だったそうですが、2021年に漸く修理されたらしい。 -
回廊の天井が色鮮やか。大きなライトが釣り下がっていて夜も綺麗そうだけど、シタデルは17時まで。
-
イチオシ
窓素敵~!その向こうに見える街並みも素敵。
-
イチオシ
中庭からモスク内部へ。イスタンブールのブルーモスクに似てるけど、こちらの方が圧倒的に美しい!良い意味で小ぢんまりとしてるんだと思う。あっちは広すぎて美しい部分が遠いというか。
-
深い黄緑と金がいいね。
-
豪華なシャンデリア。真下に破片がちょっと落ちていて「?!」となる。
-
土産物屋にポストカード置いてて嬉しい、もう他所で買っちゃったけど。
帽子や杖など、珍しい品揃え。 -
ムハンマド・アリ・モスクに来るときに通った階段の上が、丸いステージみたいになってる。
-
警察博物館だって。
-
門をくぐると展望台でした。一番来たかったのはここ!
-
カイロの街が一望できます。『シタデルで』を超えてカイロで一番来たかった。
今日はすっきり晴れてるけど、ギザ方向は霞んでる。完全にクリアだとピラミッドが見えるんだと思う。 -
こういう所に置かれがちな大砲、なんか珍しいタイプ。
-
イチオシ
スルタン・ハサン・モスクとリファーイー・モスク。
-
こちらの建物が警察博物館。
-
銃の向き物騒じゃない?恨みでもあるのかい。
流石エジプト、亀の甲羅の盾からミサイル(写真)まで、古代から現代までの武器や防具等が展示されています。 -
牢獄跡。
-
ナースィル・ムハンマド・モスク。入ろうとしたら呼び止められ、ここも土足不可。靴を持って上がります。
1335年にマムルーク朝のスルタン、ナースィル・ムハンマドが建てた歴史あるモスク。 -
ミフラーブというメッカの方角を示す窪みは、モスクで一番重要なものだそう。
右の階段は説教壇のミンバル。 -
イチオシ
ドームがありますが、このモスクは回廊のみで内部は存在しないようで、ドームの下の透かし窓からは外が見える。度重なる破壊と修復で今の姿になったらしい。
-
猫が沢山いました。美猫だなあ。
-
軍事博物館。
-
ひとまず軍事博物館をスルーして奥へ。シタデルの広い敷地のうち観光客が来るのはここまでの2つのモスクと展望台、軍事博物館くらいで、後は殆ど人気がありませんでした。
馬の首が並んでる。あと手前のベンチの壊れ具合に注目。 -
たぶん世界中探してもあんまり見ない光景、展示品の兵器と駐車場がごっちゃ。
-
青いドームが綺麗なスレイマン・パシャ・モスク。
-
1528年にオスマン朝の軍人スレイマン・パシャが建てたモスクです。
-
あまり観光客が来ない様子で、家族で常駐しているらしいスタッフの人があちこち案内してくれました。
-
鍵が閉まっている部屋も見せてくれました。
-
柵越しに見られるスレイマン・パシャの棺。
-
ここも綺麗だよ、ここも見所だよとあちこち案内してくれて、チップの請求はありませんでした。シュクラン!
-
綺麗に整備されています。
-
絶妙なつっかえ棒。
-
ナンバープレートonナンバープレート。
-
別の似た建物(現役の軍の建物?)に入ってここじゃないよと言われつつ、軍事博物館へ。
-
入口沿いに胸像が並んでいますが、ターバンを巻いた偉人に混じってファラオ像があるのが流石エジプト。きっと軍事的に活躍したファラオなんでしょう。
-
入った所にシタデルの模型。
軍事博物館は、中世から現代までの戦争に関連する展示品が収められた博物館。 -
とのことですが、なんか「廊下で座ってなさい」みたいな位置に古代エジプト像が。
セクメト、古代エジプト神話に登場するライオンの頭を持つ女神で、戦争、破壊、復讐の神とのこと。なるほど、軍事に関係した神だから展示されているのね。 -
と思いきや、古代エジプト関連の展示物は普通に沢山ありました。
きっと考古学系の博物館だけでは展示しきれないくらい古代の発掘品があるから、博物館と名の付く所には関連物を配置しているんでしょう。警察博物館とか結構苦しいけど。 -
ジオラマの展示が印象的でした。
-
古代の戦車。
-
広くて建物自体も装飾的な博物館でした。廊下が木の部分もあってギシギシ鳴り、薄暗くて人気が少ないと若干お化け屋敷感。
-
上の階に行って別の階段から下りる順路で、出口の辺りに子供の塗り絵コーナーがありました。題材は軍事と何も関係ない。あっても嫌だけど。
出口にトイレがあり、女性スタッフが入る時にトイレットペーパーをくれ、手を洗った後に手を拭く紙をくれと甲斐甲斐しく世話をしてくれました。これは有料トイレ?何も張り紙とか無い…。幾らか分からないので5EGP(約17円)渡したら満足げに引き出しにしまっていました。まあ1人入る度に掃除するくらい綺麗に保っていたので納得かな。 -
出口には凄い数の戦闘機やら戦車やらが展示されています。
砂漠で運用するためか、地上を走るタイプは車体が砂色。 -
たっぷり2時間見学して外へ。
社会科見学らしき子供達がいて、めっちゃ手を振ってくれました。 -
シタデルは小高い所にありますが、南東にもっと高い丘が。
-
何だろう?Googlemapで見てもよく分からないけど、あっちこそ軍事基地みたい。
-
シタデル南の道を歩いて下り、Uberを呼んでイスラム地区へ。54.79EGP(186円)。
-
展望台から見えたスルタン・ハサン・モスクの前で下車。
この辺りでは今旅初めてトゥクトゥクを見かけ、よく声を掛けられました。 -
モスクには入らないけど、ここからイスラム地区の街歩きを始めてランチを食べたい。
スルタン・ハサン・モスクと道を挟んだカニーベイ・アル・ラーマン・モスク。ボーダーが可愛い。
スルタン・ハサン・モスク隣のリシャーイー・モスクの北の広場に男子小学生が屯していて、嫌な予感がした通り1人の少年がニヤニヤ近付いてきてお金を要求してきました。断って無視すると暴言を吐いてる風で、こいつが今旅一番治安が悪かったな。なんで老若男女の中で男子小学生だけがこんななんだ?他の世代と女の子は笑顔で挨拶してくれるだけなのに。 -
絨毯やマットレスのお店が集まるエリア。
-
イチオシ
建物の隙間から見えたシタデルのムハンマド・アリ・モスク。遠くから見ると、ミナレットの長さと尖り具合がまさにイスタンブール風!
-
スルタン・ハサン・モスクはマムルーク朝時代(1250年-1517年)を代表する世界最大級のイスラム建築で、ミナレットの高さは90m。
周辺はローカルな雰囲気で、乗り合いバスが走り果物の屋台が出ています。 -
現金が凄い余っているのでちょっと良いレストランに行きたい。
Googlemapで見つけたシーフードのお店に来てみたけど、周辺もお店も予想以上にローカル。氷の上に魚が並んでおらず、営業していなさそうだったので退散。
混沌としたイスラム地区のマイナス点って蝿が多い事くらいだけど、主に地面にいて人にはたかってこないし、他の虫は見なかったので苦ではない。 -
カイロは1000のミナレットを持つ町と言われ、イスラム地区のイスラム建築群は世界遺産に登録されています。
-
600以上ある建物は保護が進んでおらず、焼失したりもしてるそう。
-
イチオシ
イスラム地区の魅力は建物もそうですが、観光客があまり歩いてないせいか、地元の人が笑顔で「ハロー!ウェルカム!」とめちゃくちゃ挨拶してくれるところ。
-
観光客の多いエジプトで、地元の人のこういう対応は予想外だった。全く擦れていない。挨拶してくれるのは通行人や沿道で働いている人(整備工場とか)で、商売っ気は全く無い。
私は皇族の方だったのかな?というくらい笑顔で手を振り、挨拶を返して歩きました。 -
イチオシ
カイロ最古のイブン・トゥールーン・モスク。879年に、アッバース朝から独立してトゥールーン朝を開いたアフマド・イブン・トゥールーンが建てました。
螺旋階段が付いたミナレットが珍しく、これはイラクのモスクを真似たものだそう。 -
植物園らしい。
-
肉屋さん。
-
お店の中に漢字!日本語かは不明。
-
人々が集まる謎の窓口。
-
目当てのレストランの手前で郵便局(左)を発見したので、ポストカードを出しに行きました。街中でポストは見かけなかったと思うし、エジプトは郵便事情が良くないらしいので出来るだけ確実に届くようにしたい。
局内は混んでおり、柱に郵便受けのようなポストがあったので入れていいのかな?と受付の局員さんを見ながら入れるしぐさをすると、駄目らしい。ポストカードを渡すと一旦外に出て、局員用らしい隣のドアに入っていく。外で待っていると出てきてOKと言ってくれました。届くといいな。
結果20日程で届きました。嬉しい! -
こちらもGooglemapで見つけたレストラン、Ibn Hamido Seafood。
本当はハト料理が食べたかったけどどういうレストランで出してる料理なのか分からず、普通のレストランに入ったらまたコフタかチキンを食べることになりそうなので、ここはもう未食のシーフードで。
予想と違う店構えで、1階は奥行きのある魚市場みたい。困っていたら店員さんが「レストラン?」と2階に案内してくれました。なるほど!カイロのレストランってこういう構造のお店が多いのかも。 -
時刻は13時、客層は地元の家族連れ。普通に席で注文するシステムで、メニューに英語併記あり。会計は食後に席で。綺麗なトイレあり。
何も考えず過ごしていたけど、店内BGMが大音量のアザーンなのは謎すぎる。
フレッシュレモンジュース(35EGP)、タジンシーフードライス(300EGP)、モロヘイヤwithシュリンプスープ(140EGP)、お通しの水(15EGP)で計490EGP(約1,617円)。お金使いたいのでいっぱい頼んだ!
フレッシュレモンジュースは、同じようなのをお盆に一杯乗せてハンハリーリでも売ってました。氷入りで水で薄めた感じだけど、蜂蜜レモンみたいな甘さで丁度いい。
モロヘイヤスープとセットなのか大量の揚げたアエーシ、かなり硬い。モロヘイヤスープは初めて飲むけど、見た目通り&予想通りの味。とろみがあって青臭さなど一切なく癖も無く、刻みニンニクも入っている。底にエビピラフに入ってるサイズのエビが沢山。薄味で大量で飲みきれない。
タジンシーフードライスはメニューに写真が無かったのでどういうものか全く予想できなかったけど、ドリア。シーフードの出汁で炊き込んだピラフに白身魚、蟹(ガザミ系)、アサリとチーズ、ピーマン、パプリカを乗せて焼いたもの。これがまた、うっっま!!シーフードの風味とチーズのまろやかさ、レモンの酸味が最高。
滅茶苦茶満腹になりました。 -
ホテルに帰る途中で、レストランの並びにスーパーを発見。ばら売りのお菓子を箱でも売っていて、お土産に最適。箱だけで売ってると個包装か分からないから有難い。
-
2件のスーパーをハシゴして沢山購入、全部で500.50EGP(約1,652円)。デーツ入りのお菓子、ハイビスカスティー、蜂蜜。
エジプトではハイビスカスティーやハイビスカスジュースのカルカデーヤが広く飲まれていると聞いていたけど、スーパー以外でお目にかかる機会は無かった。 -
箱が壁みたいに並べられているお店、カラフルで面白い。
外に段ボール箱を置いているのをよく見かけます。雨が滅多に降らないんだろうな。 -
八百屋や果物屋のエリア。
-
イチオシ
並べ方の美しさ!
-
肉やソーセージのお店。
-
ホテルの近くまで来ると、ますます混沌としてきました。そうなの!(笑)
-
長毛の犬がいると思ったら、ヤギ!
しかもよく見ると、顔が特徴的なことで有名なダマスカスヤギみがある。 -
ガスボンベを巧みに転がして運んでいる人が、笑顔で挨拶してくれました。
旅行記冒頭文の答えになりますが、今旅一番楽しかったエリアはイスラム地区でした!一部しか歩かなかったので、カイロ再訪の機会があればイスラム地区に宿を構えたい。その頃には地下鉄が開通してるかもしれないし、駅近じゃなくてもUberが便利だから移動には困るまい。 -
16時頃に宿に帰ると、シャワーも洗面台も水が殆ど出ない。トイレは流れる。チョロチョロだけ出るシャワーでなんとか手足を洗って、暫く部屋で寛ぐ。
-
カイロ地下鉄を利用しないまま旅が終わりそうなので乗ってみよう。せっかく駅近のホテルに泊まってるんだし、空港へは往きと同じくバスで行こうと思っているので、下見を兼ねてムハンマド・ナギーブ駅へ。
切符は窓口で購入するらしい。運賃が書いてありませんが、窓口で「サーダット(駅)」と告げ、このくらいかな?という紙幣を差し出すと10EGP(約33円)でした。切符は日本のと見た目同じタイプ。日本で数十年切符を買ってないから今もそうか分からないけど…。 -
ホームの時計、文字盤がアラビア語の数字!旅の初めに写真を撮っておいたら便利かも。アラビア語の数字は結局覚えませんでしたが、普通の数字が使われている場面も多いし、いざという時にはGoogle翻訳があるからあまり困らなかった。
ホームには女性専用エリアがあり、何両か女性専用車両でした。イスラム教の厳しい国ではレストランも女性(家族)席があったりするらしいけど、エジプトでは無かった。現地の女性は皆さんヒジャブを被っており、黒いアバヤで目以外を隠している人も見るけど、旅行者が髪そのままで歩いていても、白い目で見られる感覚は一切無い。どこへ行ってもアウェイ感が無くて居心地がいい。 -
1駅隣のサーダット駅で下車、タハリール広場の最寄り。
予想通り、地上への階段が無数にあるので狙ったところに出るのは難しい。そもそも宿から徒歩でも地下鉄利用でも、バスターミナルまでの所要時間が全く一緒なので徒歩の方が安心。重い荷物に関しては、地下鉄利用なら階段があるから苦労度は変わるまい。あ、Uberという手もあるか。
ところで、歩行者用信号があるのが珍しすぎて感動してしまう。 -
イチオシ
ちゃんとタハリール広場に来るのは初めて。1854年にムハンマド・アリー朝のイスマーイール・パシャによって、フランスのエトワール広場を真似て建設された広場。元はイスマーイール広場という名前でしたが、1952年エジプト革命の後にタハリール(解放)広場に改名。
2011年のアラブの春も含め、20世紀以降のエジプトの歴史的局面は常にこの広場が中心となっています。 -
帰国前日の夕焼けはいつも切ない。エジプトは本当日数足りなかったな。旅程組む時点では行きたい所が無くて困ってたのに、日数を割くべきはカイロだったとは。本当、来てみないと分からないものだ。
-
考古学博物館。目玉の展示品が大エジプト博物館に移った今はどうなったんだろう。
-
エジプトでは物乞いやホームレスを見てませんが、近い状況なのかなと思うのはポケットティッシュ売り。たまに声を掛けられます。トイレには基本的に紙を置いてないので、必要なら買いたいところ。
大人はポケットティッシュ売りだけど、タハリール広場には子供の造花売りがいました。砂埃だらけのバラ一輪のような赤い造花を「10ポンド…」と弱弱しい笑顔で差し出してくる。断ればしつこくしないんだけど、幼い子が弱弱しく「サンキュー…」と別の人の所へ去っていくので心に来る。何度か別の子に声を掛けられたから元締めがいるんだろう。頼むから、もっと人が欲しがるものを売らせてくれ。 -
Googlemapでレストランを探しながら宿方面へ。
初日に滞在したタラアト・ハルブ通り、試飲させてくれたカフェの看板が出来てる。数日前は外観ボロボロだったからオープンは先だと思ってたけど、間もないのかも。
写真を撮ったら、数日前とは別の男からまた試飲の客引きに遭う。二度行く気は無いので「知ってる、もう行った」と去ると後ろで何か投げつけるような音がして感じが悪い。深入りしなくて正解だったかもな。 -
2階の客席に女性客が多いお店を発見。1階にはケバブとフルーツジュースのテイクアウトのお店があり、そういう料理を出しているSINDBADというお店。
-
見開き10ページくらいある写真入りのメニューは、女性客が多いのも納得のポップさ。食事やスイーツメニューも豊富。凄く空腹という訳でもないので、何を食べるか物凄く迷う。今旅最後の外食、これまで食べてないものにしたい。
-
注文したのはthe magician(75EGP)、モッツァレラチーズパイのS(70EGP)、コールスローサラダ(25EGP)、お通しの水(7EGP)。サービス料と税金込みで計201.78EGP(約666円)。
the magicianはマンゴー、イチゴ、桃、蜂蜜、アイスクリームのミックスジュースですが、今は桃が無いとのこと。イチゴが強く、クリームソーダのように上にアイスが乗っています。ミックスジュースはVIPとかThe Kingとかそれぞれ内容に関係ない名前が付いてる。
Sでも大きいモッツァレラチーズパイはOriental Pieというカテゴリーで、注文時に「これってエジプト料理?」と尋ねて「うーん…オリエンタル」と店員さんを困らせてしまう。ググってみると、多分ハンハリーリにお店があったエジプシャンパンケーキがこれと同じ料理なんじゃないかな。サクッとした軽いパイの中にモッツァレラチーズがたっぷりでもちもち、うまっ!絶対カロリーえぐい!食べるのに手が汚れるのでビニール手袋が付いてきました。
コールスローは店員さんに「付け合わせは?」と勧められて追加したもの。結果こってり×こってりになり、フライドポテトにしなかったのは正解だけどグリーンサラダにすれば良かった。
お通しの水は最安値かも。大きいスーパーで水を買わなかったから、水の底値は分からないままでした。そしてこれのようにチュニジアの水をたまに見かける。
めちゃ頑張ったけど完食は無理。 -
やばい全然現金余ってるのにもう使い道がない。1階にお菓子の量り売りがあったので買って行こう。
-
客の手の届く所に商品があるけど、袋を貰って自分で詰めるんじゃなく店員さんが詰めるシステムらしい。色んな種類をミックスして買いたいと言ったら大きい一掴みでガンガン入れていくので、減らさせたりこっちの商品も欲しいと大いに口を出しながら購入。145EGP(約479円)。
エジプトのお菓子かと思いきや、見覚えのあるロゴが。ウクライナのROSHENやトルコのElvanのお菓子が混じっています。 -
名残惜しく19時前に宿に帰りました。疲れた。結局部屋チェンジは無かったな。シャワーを浴びて、荷物を詰め直す。4本も買った蜂蜜の瓶が心配だ。服で包んでキャリーの一番下へ。おっも!!ガラス瓶は重い。荷物量によっては明日もスーパーに行くつもりだったけど、どうだこれ?いけるか?
空港まではバスで行くつもりでしたが、そうする理由は「バスに乗りたいから」以外無いので、空港まで直でUberでいい気がしてきた。時間に余裕が出来るし、どの道お金余るし。
今旅ずっと21時には眠くなってたけど、今日は何故か眠気が来ない。フライト中に幾らでも寝れるので、好きに夜更かしして0時くらいに寝ました。
この旅行記のタグ
関連タグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
エジプト~砂漠とオアシスとピラミッド
-
前の旅行記
エジプト~砂漠とオアシスとピラミッド 5(バフレイヤオアシスツアー③~カイロ)ハンハリーリ市場
2025/11/26~
カイロ
-
次の旅行記
エジプト~砂漠とオアシスとピラミッド 7(カイロ~北京~羽田)
2025/11/28~
カイロ
-
エジプト~砂漠とオアシスとピラミッド 1(羽田~北京~カイロ~ギザへ)
2025/11/22~
カイロ
-
エジプト~砂漠とオアシスとピラミッド 2(ギザ~カイロ)ピラミッド、大エジプト博物館
2025/11/23~
ギザ
-
エジプト~砂漠とオアシスとピラミッド 3(バフレイヤオアシスツアー①)白砂漠、クリスタルマウンテン、黒砂漠
2025/11/24~
バフレイヤ・オアシス
-
エジプト~砂漠とオアシスとピラミッド 4(バフレイヤオアシスツアー②)黒砂漠、バウーティー周辺
2025/11/25~
バフレイヤ・オアシス
-
エジプト~砂漠とオアシスとピラミッド 5(バフレイヤオアシスツアー③~カイロ)ハンハリーリ市場
2025/11/26~
カイロ
-
エジプト~砂漠とオアシスとピラミッド 6(カイロ)シタデル、イスラム地区、タハリール広場
2025/11/27~
カイロ
-
エジプト~砂漠とオアシスとピラミッド 7(カイロ~北京~羽田)
2025/11/28~
カイロ
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
カイロ(エジプト) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ エジプト~砂漠とオアシスとピラミッド
0
99