2025/05/21 - 2025/05/21
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ハッピーねこさん
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念願のラムザウ教会を訪ねたあとは、これまた念願でリベンジのケーニヒス湖へ!
湖を渡って向かった南の端のオーバー湖(Obersee)は、昭和を代表する日本画家・東山魁夷(1908-1999)が、ベルリン留学中に二度訪れ、そしてその美しさが忘れられず還暦を過ぎてから再訪し、30数年前と変わらないその自然に感動し、”緑深き湖”と称賛して「湖澄む」などの作品を描いたという湖。
それから更に数十年が経っているわけですが、その湖を見てみたいと以前から思っていました。
2014年に来た時は、ボートの最終時間を調べておらず、ケーニヒス湖に着いた時には最終ボートが出ていたという計画性のなさから敢え無く断念。
その後2020年に再訪を計画しましたが、コロナ禍で旅は中止せざるを得ず、また断念・・・。
ということで、11年越しにやっと念願叶ってやって来ました。
オーバー湖、一体どんな湖でしょう。期待が膨らみます。
以下、今回の旅程です。(☆印がこの旅行記の日です。)
5月13日(火) 自宅より福岡~羽田~フランクフルトに向けて機内泊
5月14日(水) フランクフルト~ハンブルク~マインツ
5月15日(木) マインツ~エッシュホーフェン~ルンケル
~リンブルク~マインツ
5月16日(金) マインツ~メーアスブルク
5月17日(土) メーアスブルク~シュタイン・アム・ライン
~コンスタンツ~メーアスブルク
5月18日(日) メーアスブルク~フェルトキルヒ~インスブルック
5月19日(月) 終日インスブルック
5月20日(火) インスブルック~ザルツブルク
☆5月21日(水) ザルツブルク~ベルヒテスガーデン~ザルツブルク
5月22日(木) ザルツブルク~ハルシュタット~バート・イシュル
~ザルツブルク
5月23日(金) ザルツブルク~ミュンヘン~エルディング
~ランツベルク・アム・レヒ~ミュンヘン
5月24日(土) 終日ミュンヘン
5月25日(日) ミュンヘン~レーゲンスブルク~ヴュルツブルク
~フランクフルト
5月26日(月) フランクフルト~ディーツ~ホーフハイム
~フランクフルト
5月27日(火) フランクフルト~ヘルボルン~ヴェツラー
~クロンベルク~フランクフルト
5月28日(水) フランクフルト~羽田へ向けて機内泊
5月29日(木) 羽田~福岡~自宅
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ラムザウからベルヒテスガーデン中央駅へバス移動してきて、こちらの10:15発の841番バスに乗り継ぎです。
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地理はこのような感じ。
左手のラムザウからベルヒテスガーデン中央駅へ。
そこから南へ下るとケーニヒス湖です。 -
この地図は南北が逆ですが、北(地図では下)のゼーランデ(Seelande)からボートに乗り、修道院のあるバルトロメ(St.Bartholoma)を経由して、南(地図では上)のザレト(Salet)まで。
オーバー湖(Obersee)へはそこから20分ほど森の中を歩きます。
ゼーランデから出発して15分ほど、地図に”Echo”と書かれている辺りで、ケーニヒス湖名物のトランペット演奏があるのも楽しみのひとつ。 -
さて、ここでバス料金のお話を。
ザルツブルクからベルヒテスガーデン近郊までをカバーするDBバスの1DAYチケットの存在を知らず(バスに乗ってから気付き)、都度の料金を支払ったこの日。
①ザルツブルク中央駅→ベルヒテスガーデン中央駅:6.8ユーロ
②ベルヒテスガーデン中央駅→ラムザウ:5.6ユーロ
③ラムザウ→ベルヒテスガーデン中央駅:5.6ユーロ
④ベルヒテスガーデン中央駅→ケーニヒス湖:2ユーロ
⑤ケーニヒス湖→ザルツブルク中央駅:8ユーロ
*ベルヒテスガーデン中央駅経由でザルツブルク中央駅まで直通
と、5回乗車し、計28ユーロ。
1日券は20ユーロはしなかったようなので、そちらにしていたらたぶん10ユーロほどはお得だったよう・・・。
または②の乗車の際、そのチケットのことをドライバーに尋ねてラムザウまで含むのであればそこで購入していたら、28ユーロよりは少し安く済んでいた・・・。
ま、今となっては・・ですが、よろしければご参考まで。 -
841番バスは出発するとすぐにこのような長閑な風景の中へ。
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そうだったな~と古い記憶が蘇ります。
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山々に抱かれた集落。
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山肌険しいあれは、ヴァッツマン?
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10:26到着。中央駅からわずか11分です。
予定より早かったよう。 -
おー!鹿さんたち!お久しぶり。
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船着き場はあちらですね。
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気持ちのいい通りを歩きます。
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途中にはレストランや売店。
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ナチュラル石鹸、お土産によさそうですね。
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この壁絵、見覚えがあります。うれしくなります♪
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ワッフル美味しそう~!帰りにでも。
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船着き場が近づいてきました。そうそう!こんな感じだった!
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かわいいカウベル。自分へのお土産に買えばよかった。
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さほど人はおらず、チケット売り場へ行くと10分後くらいのボートに乗れそうだとわかり、ひと安心。
ここで何便か待つ、というのも一応覚悟して、ザルツブルクを早めに出て来ましたので。 -
ザレト(Salet)までの往復は29ユーロ。クレジットカードが使用できました。
途中、バルトロメ(St.Bartholoma)でも乗り降りできます。
(チケット右の楕円や三角の印が、乗り降りした検札の目印のようです。)
私は先にザレトまで乗り、オーバー湖へ。帰りにバルトロメに寄る計画です。
2020年に訪ねる予定で準備していた時のメモが残っていますが、当時はラウンドトリップという名の往復チケットは19.5ユーロだったよう。
5年で9.5ユーロ、結構な値上がりですが、何もかも物価が上がっているのですから致し方ないのでしょうね。 -
こちらのボートが私をザレトまで運んでくれるよう♪
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けっこう満席です。どうにか窓際の席に座れました。よかった。
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10:45頃、出発しました!
湖水がとてもきれい。
(ですが、窓ガラスにカメラのレンズが映り込んでおり・・・残念。) -
ボートは環境に配慮して電動なのだそう。
静かに湖面を滑るように進みます。
(ほかに、手漕ぎボード、ペダル式ボートのみが使用を許されているのだとか。) -
出発して15分ほどたった頃、電動エンジンが止まり、いよいよメインイベントのトランペット演奏が始まりました。
腕前の方は・・・ですが(失礼)、湖を囲む山や岩壁にこだまして、とても気持ちのいい時間でした。
(演奏はトランペットを外へ向けて行われます。残念ながら写真は撮れず。) -
この湖は氷河期末期のアルプスの氷河が流れ込んで形成された淡水湖。
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1978年、ベルヒテスガーデン国立公園に指定され、よって新しい建物を建てるのは厳しく制限されたり、前述のボートのエンジンにしても規制がされ、この自然が守られているのですね。
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ドイツの有名な自然学者のフンボルト(1769ー1859)。
ヨーロッパや北米、南米は勿論、中央アジアまで研究旅行をしてきた彼が、ケーニヒス湖を「地球上で最も綺麗な光景のひとつ」と讃えたのだそう。
(ベルヒテスガーデン観光局のHPより) -
確かにこの自然の壮大さ、美しさは、地球上でも貴重なものでしょう。
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そして出航から35分ほどでこちらが見えてきました。
「バルトロメ修道院(St.Bartholoma)」です。 -
数名の人が下船して行きましたが、私と同様、まずはザレトまで行く乗客が多かったようです。
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あとでまた来ますね~!
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陸地の部分も時折現れます。
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小さな滝も!
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湖面にすっかり映り込んだ山。すごいですね!
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ザレトの船着き場が見えてきました。
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出航から50分ほどで到着です。
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たくさんのハイキングコースがあるようですね。
私の目指すオーバー湖(Obersee)へは徒歩20分。がんばりましょう! -
けっこうたくさんの人が前を歩いて行きます。
みんな、オーバー湖へ行くのかしら?
確か左の建物に無料トイレがあり、お借りしました。 -
近くの水辺。とても澄んだ湖水です。
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船着き場には帰りのボートに乗り込む人たちが。
帰りもスムーズに乗船できますように。 -
こんなゲートを開けて、ハイキングの始まり!
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前のお二人は本格的トレッキング?
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ベルヒテスガーデン国立公園の案内板。
湖に生息する魚類もたくさんいるのでしょうね。 -
きれいに整備されているパス。
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安全に気持ちよく歩けます。
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あの建物は放牧の動物を管理するところかしら。
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カモさんたち、きれいなお水で気持ちいいことでしょう。
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牛たちものびのび♪
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岩のコケがすごいっ!
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すぐにレストランもありました。
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こんなショップも。
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本当に美しく保たれています。
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木も草も、ほったらかしたらすぐに伸び放題ですからね。
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小川が現れました。
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水辺が近くなってきたということは・・・
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オーバー湖も近い!?ドキドキ。
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と思ったら、まだ半分の地点でした。(笑)
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そこからまたのんびり歩くこと10分ほど。
木々の間からまた水辺が現れて・・・ -
少し進むと、この光景!
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イチオシ
オーバー湖(Obersee)です。
湖面に岸辺や山が完璧に映り込んで、線対称のようになっています。 -
一体、どんな風景?と最初は理解できなかったほど。
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澄んで、鏡面のように穏やかな湖水ならではの眺めですね。
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そびえる山々も壮大!
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皆さん、ゆっくりとこの雄大な眺めを堪能されておりました。
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私はそこの岩にしばらく腰かけて楽しみました。
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イチオシ
東山魁夷の”緑深き湖”という表現そのまま。
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イチオシ
こんな湖、見たことがありません。
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フンボルトの「地球上で最も綺麗な光景のひとつ」という言葉の意味もよくわかります。
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カモさんたち、最高の場所に暮らしているね。
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たっぷり楽しんでもまだ名残惜しいけれど、そろそろお暇を。
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行きと同じ道をのんびり引き返します。
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こんな自然を楽しみながら。
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このコケ、何年ものでしょう?(笑)
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雄大な山々を仰ぎ見ながらの帰路。
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ここも湖面への映り込みがすごい。
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どこを見ても雄大。
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どこを見ても美しい。
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ハイキングのパスが終了です。
Auf Wiedersehen! -
イチオシ
ここからの山々もすごい迫力です。
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のんびりボートを待ちます。
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時刻は13:00前頃。このボートでバルトロメ修道院へ参ります♪
オーバー湖、訪ねて本当によかった!
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