２０２５年春　６年ぶりのドイツ＆オーストリア【３６】念願のハルシュタット町歩き！＜前編＞

2025/05/22 - 2025/05/22

ハルシュタットに到着しました。念願叶ってやっと！です。
お天気は思わしくありませんが、晴天時にはない幻想的な雰囲気を楽しもうと思います。
湖畔に家々が並び立つ景観は、オーストリアの代表的な風景として観光ガイドに用いられ、近年では観光地として大脚光を浴びていますよね。
「ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」として、1997年にユネスコ世界遺産に登録されています。
あまりにも有名になり過ぎて、オーバーツーリズムでのご苦労もあるようですね。
旅先ではどこでも、自分がそうならないようにと気を引き締めています。

以下、今回の旅程です。（☆印がこの旅行記の日です。）
　５月１３日（火）　自宅より福岡～羽田～フランクフルトに向けて機内泊
　５月１４日（水）　フランクフルト～ハンブルク～マインツ
　５月１５日（木）　マインツ～エッシュホーフェン～ルンケル
　　　　　　　　　　　　～リンブルク～マインツ
　５月１６日（金）　マインツ～メーアスブルク
　５月１７日（土）　メーアスブルク～シュタイン・アム・ライン
　　　　　　　　　　　　～コンスタンツ～メーアスブルク
　５月１８日（日）　メーアスブルク～フェルトキルヒ～インスブルック
　５月１９日（月）　終日インスブルック
　５月２０日（火）　インスブルック～ザルツブルク
　５月２１日（水）　ザルツブルク～ベルヒテスガーデン～ザルツブルク
☆５月２２日（木）　ザルツブルク～ハルシュタット～バート・イシュル
　　　　　　　　　　　　～ザルツブルク
　５月２３日（金）　ザルツブルク～ミュンヘン～エルディング
　　　　　　　　　　　　～ランツベルク・アム・レヒ～ミュンヘン
　５月２４日（土）　終日ミュンヘン
　５月２５日（日）　ミュンヘン～レーゲンスブルク～ヴュルツブルク
　　　　　　　　　　　　～フランクフルト
　５月２６日（月）　フランクフルト～ディーツ～ホーフハイム
　　　　　　　　　　　　～フランクフルト
　５月２７日（火）　フランクフルト～ヘルボルン～ヴェツラー
　　　　　　　　　　　　～クロンベルク～フランクフルト
　５月２８日（水）　フランクフルト～羽田へ向けて機内泊
　５月２９日（木）　羽田～福岡～自宅

エリア ハルシュタット(オーストリア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

対岸から渡ってきて、ハルシュタットの町に上陸しました！
船を降りた広場のすぐ左手には「福音教会（Evangelische Pfarrkirche Hallstatt
）」。のちほどお邪魔します。

右手上方にはカトリック教会の「Pfarrkirche Mariä Himmelfahrt」。
その下の建物群もかわいらしい！

広場には大きな案内図。
みんなここから目当ての場所へ歩き始めます。

岩崖にへばりつくように民家が建っているのがこの町の特徴。
このあとも至る所で目にします。

町のマンホール。かわいいですね。

やはりまずはあの景色が見える場所に行きたいですよね♪
バート・イシュル駅で知り合ったインド人女性とご一緒することに。
雨はしとしと降っています。
傘を差しながらの撮影は思うようにいきませんが、やはりこの町はたくさんの写真に残したいのでがんばろう！

こんな急な階段の上に民家が建っているのですね。
建てるのもだし、毎日の生活も大変そう。冬は雪が多いでしょうし。

もっと先よね～、前を歩く人たちも同じところを目指しているはず。
湖沿いの通りを北へ北へ歩きます。

ビューポイントらしき場所から南側を振り返ってみると、この風景。
おー！これこれ！
でも、もうちょっと先まで行ってみよう。

左の建物、とっても立派で素敵ですね。
壁に這う木、オーストリアでよく見ます。好みです♪

お、ずい分いい感じになってきた！

もうちょっと先へ。みんな同じこと考えてるのでしょうね。（笑）

これでどうだ！いや、もう少しかしら。

団体さんが来て、人がどっと増えてきた。避難、避難。

空のかすみがいい雰囲気です。
この天候、これはこれでよかったかもしれません。

いい感じ♪

もうちょっと先まで・・・

こちらがベストショットでいかがでしょうか。
本当はもう少し引きのアングルで、湖をもっと入れた方がいいのでしょうが、ま、よしとします♪
後ろの山と霧とあいあまって、えも言えぬ雰囲気です。
インド人女性とはここでお別れ。彼女はもっと先まで行くようです。

この素晴らしい風景に感動しきりの私ですが、近くのお宅の壁にはこんな文字とイラストが。
かなりご苦労されているのでしょうね・・・。
美しい場所に住んでいるが故の苦労、苦悩。
日本でも多くの場所で起きていること。
旅先では本当に節度ある行動を意識したいし、全てのツーリストにしてほしいものです。

その近くに、たまらない萌えポイント。

すごい数の薪！冬の寒さが偲ばれます。

霧に霞むハルシュタット湖を眺めながら、町の方へ戻ります。

四季折々、天候によっていろいろな表情を見せるのでしょうね。

船着き場近くまで戻りました。
「福音教会（Evangelische Pfarrkirche Hallstatt）」へお邪魔します。

シンプルで落ち着く堂内。
雨の中を歩いてちょっと疲れたので、ひと休みさせていただきました。

カトリック教会は眺めるのみ。
（少し高台にあるので躊躇したのでした・・・。笑）

では、町の南側へ歩てみます。
雨は降り続いております・・・。
この日、気温はぐっと下がって寒い１日でした。
ヒートテックのインナー着こんで、アウターはフリースと完璧と思ってザルツブルクを出ましたが、パンツは裏起毛のにすればよかったし、コットンのマフラーもあったのに忘れてきてるし、アウターはフード付きにすれば小雨なら凌げたのに・・・あーあ。本当に間が抜けています。

少し進むと、右手にかわいいカラーのカフェ。

このお店が面しているのが、マルクト広場。
中央に泉のある、かわいい広場です。

建物がどれもかわいい！

この広場の奥の高台にも素敵な建物が。

この3軒の並び、とんでもなくキュートでした。
実物は写真の何倍も！

お向かいにはこのショップが。
同じザルツカンマーグートの町、グムンデン（Gmunden）の陶器、グムンドナーのお店ですね。
陶器もかわいいし、トラウン湖（Traunsee）に面するグムンデンの町も素敵みたいです。
いつか行ってみたいな。

通りを挟んで広場の正面になるのは、「ゼーホテル グリューナー バウム（Seehotel Grüner Baum）」。
逆側（奥）はハルシュタット湖に面しています。
2013年に計画していた旅でここに宿泊する予定にしていたのですが、旅行自体を中止にしたので幻の予約でした。
その時はまだ私にも手が出せる料金だったのですが、今見てみると、もうとてもとても・・・（汗）。

広場越しに見る「福音教会」の塔。

角にはビビットなカラーの建物。

ここから更に南へ歩きます。
狭い通りですが、この町のメインストリート、ゼー通り（Seestrasse）です。
この辺りは通りが細いので傘を差した人で混み合います。

素敵な窓辺と看板ですね。

途中にはこんな祠が。

この町には、こういうお花がとても多かった。
大自然の景色に加えて、住民の方の植物を愛でる気持ちが町を更に美しくしているのですね。

山手を覗くと、小さな滝のようなものも。

この壁色もかわいい！
木造の家とこういうパステル調の家とが、とてもバランスよく町に馴染んでいます。

かわいい看板。
あら？この看板、以前にバート・イシュルでも見たような・・・。
（あとで確認することができました。）

壁絵のある建物も。

この辺りは大きくて立派な建物が居並びます。

長いバルコニーが南ドイツの建物と似ていますね。

見事な薔薇の木。

この細いアーチを抜けて、皆さんどこへ？

着いていくと結構急こう配の階段が・・・！
がんばって上ってみますか！いい景色に出会えるかも。

上った先からはこんな眺望。
「福音教会」や、通ってきたゼー通りの家々の屋根が。
湖はやはり霧で霞んでいます。

南の方面も。ここは快晴だといい眺めでしょうねー。

更に上に行く気力はないので引き返します。もっといい眺めなのでしょうが。

途中の小さな路地もたまらない雰囲気！

石造りの家が素敵ですね。

ゼー通りへ戻りました。

小さなスペースに、苔むした石などまるで日本庭園のような設え。

高台にあんな大きな家が！すごい町ですね。
後編もゼー通りを歩きます。