２０２５年春　６年ぶりのドイツ＆オーストリア【３２】ケーニヒス湖再び！～まずはラムザウへ！

2025/05/21 - 2025/05/21

ザルツブルクでの一夜めが明けました。
この日は国境を越えてドイツのベルヒテスガーデンまで出かけます。
2014年に訪ねて以来の、11年ぶり2度めの訪問です。
実はその際、ベルヒテスガーデンのメインの観光先ともいえるケーニヒス湖までは行ったものの、ボートの最終時間をよく調べておらず、ケーニヒス湖を渡ることができずに、すごすごと戻った苦い思い出が・・・。（泣）
今回はいわばその時のリベンジです。さて、うまくいきますかどうか・・・！？
そしてもう1ケ所、是非とも行きたい場所があり、ケーニヒス湖の前に訪ねました。
まずはそちらのことを。

そしてこの日、天気予報ではベルヒテスガーデンは雨マークだったのですが、そのことをトラベラーのとんちゃん健康一番さんとのやりとりの中でお話ししたところ（とんちゃんはちょうどドイツから日本へ帰国された頃でした）”降らないようにエネルギーを送るね～！！”と言っていただいていたのです。
すると本当にお天気がもってくれたではありませんか！
とんちゃん、Danke！！

以下、今回の旅程です。（☆印がこの旅行記の日です。）
　５月１３日（火）　自宅より福岡～羽田～フランクフルトに向けて機内泊
　５月１４日（水）　フランクフルト～ハンブルク～マインツ
　５月１５日（木）　マインツ～エッシュホーフェン～ルンケル
　　　　　　　　　　　　～リンブルク～マインツ
　５月１６日（金）　マインツ～メーアスブルク
　５月１７日（土）　メーアスブルク～シュタイン・アム・ライン
　　　　　　　　　　　　～コンスタンツ～メーアスブルク
　５月１８日（日）　メーアスブルク～フェルトキルヒ～インスブルック
　５月１９日（月）　終日インスブルック
　５月２０日（火）　インスブルック～ザルツブルク
☆５月２１日（水）　ザルツブルク～ベルヒテスガーデン～ザルツブルク
　５月２２日（木）　ザルツブルク～ハルシュタット～バート・イシュル
　　　　　　　　　　　　～ザルツブルク
　５月２３日（金）　ザルツブルク～ミュンヘン～エルディング
　　　　　　　　　　　　～ランツベルク・アム・レヒ～ミュンヘン
　５月２４日（土）　終日ミュンヘン
　５月２５日（日）　ミュンヘン～レーゲンスブルク～ヴュルツブルク
　　　　　　　　　　　　～フランクフルト
　５月２６日（月）　フランクフルト～ディーツ～ホーフハイム
　　　　　　　　　　　　～フランクフルト
　５月２７日（火）　フランクフルト～ヘルボルン～ヴェツラー
　　　　　　　　　　　　～クロンベルク～フランクフルト
　５月２８日（水）　フランクフルト～羽田へ向けて機内泊
　５月２９日（木）　羽田～福岡～自宅

エリア ベルヒテスガーデン(ドイツ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

5月21日（水）。早くもこの旅9日め、ちょうど折り返し地点となりました。
ザルツブルクのホテルには朝食は付けなかったので、前夜スーパーで買ってきていたパンやヨーグルトで軽めに済ませて出かけます。
このピーチティが美味しかった！

7:50頃ホテルを出発。
途中の広場では花壇のお手入れ中。
朝早くからお疲れさまです。ありがとうございます。

ザルツブルク中央駅。

その西側のこのバス停から、国境を越えてドイツのベルヒテスガーデンまで出かけます。
バス停の場所は前日確認していたのでバッチリ！

840番のバスに乗車します。8:10発です。

まずはベルヒテスガーデン中央駅までの切符を購入しました。6.8ユーロ。
実はお得なチケットがないかと事前に探してはいたのです。
見つけたのはこちら。↓
https://www.dbregiobus-bayern.de/tickets/lk-sondertarife/rvo-sondertarife/bgl-ticket
バスも列車も乗れるようですし、いいかと思ったのですが、9:00以降の使用のようなので、それより早めに出発したかったため断念。
ま、仕方ない、それぞれの区間を払えばいいか、と自分なりに納得していました。

ところが、このチケットを買って最前列の席に腰かけ悠長に写真なんか撮っていたら、あとから乗り込んできた人がドライバーに”1dayチケットを”と言っているではありませんか！
耳を澄まして聞いてみたら、ザルツブルクからベルヒテスガーデンとその近郊エリアへの1日券が10何ユーロかであったようなのです。（正確に覚えていませんが、20ユーロはしていなかった。）
えーーーー！？そんなのあるのー？
乗客の女性：「駅の自販機とかいろいろ探したけど売っているところがなくて～」
ドライバーさん：「乗る時にドライバーから買ってもらうんだよ～」と談笑している・・・。
そ、そうなの？
今更、さっき買ったチケットを払い戻してその1日券を買いたいとも言えず、この先、ベルヒテスガーデンで乗り換えの時にそのチケットを買う方が得なのか？どうなのか？頭が混乱しているうちにバスは出発。

あーあ、またやってしまいました。
この日のバス代の全容はのちほどまとめてご報告しますが、はっきりとわかったのは、こういう移動の場合、乗車時にドライバーに何かお得なチケットがないか尋ねてみるべし！ということ。
旅なれた皆さまには、今ごろ？という感じですよね、はい。（汗）

ちょっとブルーな気分の私を乗せて、バスはスイスイ南へ走っています。
ベルヒテスガーデンへは旧市街を抜けて向かいます。
あれは「旧市庁舎」の時計塔ですね。

メンヒスベルクあたり。

ザルツァハ川も横目に見ながら。

これは「大聖堂」のクーポラ？
奥は「ホーエンザルツブルク城」ですね。

旧市街の名所を見ながら走ると、すぐに険しい山が見えてきました。

は～！雄大だ！
ちょっと沈んでいた気持ちもあがってきます。

しばらくは無心にこの山々を眺めながら。

大きな道路を快調に走るバス。

こういう景色を眺めたくて（撮りたくて）、バスでは空いていれば進行方向右列（運転席と反対側）の最前席に着席する私です。

気持ちいい～！

中央駅から30分でこういう眺めの中を走るのですからね、すごいですよね～。

郊外に入り、こんな草原も出てきました。

現在、ザルツブルクからベルヒテスガーデンへ向かっているところです。
そこでバスを乗り継いで、Ramsau（ラムサウ、ラムザウ、どちらの読みがいいのでしょう？webでは両方の読みが出てきます。私はラムザウでいきます。）まで。
そこに是非とも見たい景色があって。
まずはベルヒテスガーデンまで、24もの停留所に停まりながらバスは走ります。

川も現れました。これはもうベルヒテスガーデン川、かしら？

小さなお家もあったりして。

あれはもうヴァッツマン（Watzmann）かなー？
ドイツ第3位の高さ（2,713m）を誇るそう。
壮大な雄姿ですが伝説によると、はるか大昔、残忍で冷徹、横暴なヴァッツマンという王とその妃と子供たちが神の怒りをかい、岩に変えられてしまった、という何か残念なお話・・・。知らない方がよかったかも。（笑）

見覚えのある風景が出てきました。

ベルヒテスガーデン中央駅に到着です。

ザルツブルクから1時間弱のバス旅でした。

乗り換えのバスと時刻を確認。

バスはDBのベルヒテスガーデン中央駅正面のZOBから発着。
少し時間があるので駅に入ってみます。

そうそう！こんなかわいい壁絵があったのでした！この駅。

なつかしいな～♪

さあ、乗り遅れないように乗り場へ！
9:15発のヒンター湖行き846番バスに乗り込みます。

バスはすぐに長閑な風景の中へ。

山々が迫ってきます。
このバスの終点のヒンター湖（Hintersee）という湖もとても美しく、風景画家に愛された場所なのだそう。
いつか訪ねられたらいいな～。

あ！そろそろ到着するようです。

ベルヒテスガーデン中央駅から9つめのバス停、Kirche,Ramsauが目的地。
所要時間は15分ほど。
もう、目当てのものが見えております！
30分後のバスでベルヒテスガーデンに戻りますので、わずかな時間ですが楽しみましょう。

ベストポジションから見たいので、小さな川を渡って向こう岸へ。

狭い川幅ですが、けっこう勢いよく流れていきます。
ラムザウアー・アーヘ（Ramsauer Ache）という名前の川のようです。

イン川のような白濁の色。

村の様子を描いた案内図かな。

さ、そろそろ振り返ってみましょう。
まずはちょっと遠目から。

近づき過ぎたかな。

もう少し後ろから。

横向きはどうだ！

これがベスポジでしょうか。^^

いや、もっと川を入れて、こちらか？？
キリがありません。（笑）
すかっと晴れてくれていたらよかったのでしょうが、この空の色もなかなかですよね。
よしとしましょう♪
この景色が見たくて、ここまで来ました！

周囲は小高い丘になっており、かわいい家々が。

どんな暮らしなのかしら。
冬はかなり寒さが厳しいのでしょうね。

見ている分にはかわいらしいけれど。

などと想像したりして。

さて、もちろん教会へもお邪魔しましょう。

墓地の方から失礼します。

鉄製のみならず木造の墓碑も。

不謹慎かもしれませんが、オーストリアやドイツの墓碑は本当に美しい。

磔刑像も。

教会は少し高台にあります。そこから見えるワイルドな山々。すごいですね。

小さな祠もありました。

では、中へお邪魔致します。
「ラムザウ教会（Pfarrkirche St. Sebastian Ramsau）」です。

小さいけれど、とても美しい堂内です。
地元の皆さんで守られている雰囲気が感じられますね。

中央祭壇。

白い花のアレンジと、同じく白く細いキャンドルがきれいです。

振り返るとパイプオルガン。下には十二使徒が。

副祭壇も立派です。

いい教会でした。
坂を下りて、そろそろバス停へ。

長閑な絵本のような景色。

水の豊かな土地ですね。

バス停には先客が。

バスがやって来ました。
9:56発のあのバスでベルヒテスガーデンへ戻ります。

束の間でしたが、素敵な時間を過ごすことができました。
訪ねてよかった。
帰りもこのような長閑な風景の中を。

ベルヒテスガーデン中央駅からこのバスで、いよいよリベンジのケーニヒス湖へ参ります！