ドイツの初夏、2023（その12）

2023/05/17 - 2023/05/20

5月17日～20日、ベルヒテスガーデン

エリア ベルヒテスガーデン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

翌１７日はほぼ１日中電車にゆられ、ベルヒテスガーデンへ。
宿泊したホテルは川をはさんで駅のすぐそば。川沿いに道路が走っていて、けっこう車の通りは多いです。

翌日（１８日）、バスに乗ってケーニヒス湖へ。ここは一大観光地で、お土産物屋さんやレストランが並び、まだシーズン前でしょうに、多くの人が来ていました。

観光客が多いので船はつぎつぎと港を離れていきます。
船の中では、「ここがこだまが良く聞こえるところ」と言って、スタッフがトランペットを吹いてくれます。ほんとうにこだまとなって返ってきました。

有名な聖バルトロメー僧院が近づいてきます。たまたま舟で相席になった家族連れのおばあさまとおぼしき人が英語でいろいろ話してくれました。

「帰りの船は６時が最終だからね」と念を押されたので「なんのことだろう？」と思ったのですが、船を降りて、周囲の人がみな散歩しているのに気づきました。ドイツの人たちはこの湖の周囲を散歩するのが主な目的のようなのです。お天気が思わしくなく、気温は１０度そこそこくらいに感じられたのですけれども。

僧院のそばには魚料理のレストランもありましたが、やはりここは聖なる場所。船が出発した地点とは異なり、静かです。

霧がまいて幻想的な雰囲気。

船が出発した地点、お土産物屋さんが並んでいるところに戻ります。絵葉書と少しお土産を購入。これは木でできた家の飾りを売っているお店。クリスマスの飾りなのでしょうか？

５月１９日。今日はとてもいいお天気。宿泊したホテルの写真です。駅から近いし、スタッフはてきぱきしているし、プールとサウナもあり、部屋には小さなベランダまでついている。このホテル、おすすめです。

今日はバスで別の方向に向かい、こちらで教えていただいたヒンター湖へ行きます。Zauberwald（魔法の森）で下車。ここから湖をまわる遊歩道へ。

なんて美しい！こんなに美しい湖は見たことがありません。こちらで教えていただき、ほんとうに感謝です(_ _)

遊歩道には、「この美しい湖をさまざまな画家が描きました」という旨の表示があちこちにあります。

道は整備されていて、高低差もなく、歩きやすい。観光客はほとんどおらず、歩いている人に出会うと「Morgen」、「Gruss Got」と笑顔で挨拶を交わします。

標識もあちこちに建てられており、道に迷うこともありません。

歩いていると、ウシと牛飼いの人たちに出会いました。

ヒンター湖に来る道すがらも車道を平気で歩く牛に出会いました。歩くだけでなく、道端の草をのんびり食んでいる。しかもバスの運転手さんはクラクションを鳴らしたりはしないのです。文字通り「牛歩の歩み」で牛のあとをゆっくりと走っていき、追い越せそうなポイントで追い越しました。つまり牛ファースト(笑)

ヒンター湖から戻る途中にラムサウ村の有名な教会が。この写真を見て、どんなに行ってみたいと思ったことか。その景色が眼前にあるのです。

ここでカフェでもと思ったのですが、観光地化されていないので、カフェはそれほどありませんでした。あとで、少し歩けばもう少し村の中心のようなところに出て、何軒かお店があることに気づきましたが。

この教会に入り、このような素晴らしい場所にこれた幸せをしみじみ感謝して、ろうそくを灯しました。

ラムサウ村

ベルヒテスガーデンに戻ります。お天気のいい日だったので、村はにぎわっています。奥にみえる素敵なカフェでひと休み。

ベルヒテスガーデンの町

ホテルのベランダからみたベルヒテスガーデン旧市街

明日はミュンヘンに戻り、明後日には日本に帰るので、ほとんどこの日が旅行最後の日。このホテルで夕食をとり、食後は川に面したテラスでコーヒーを。

５月２０日。朝早く目が覚めてベランダに出てみると、ヴァッツマンがバラ色に輝いていました。今日はミュンヘンに戻るのですが、それまでどうしよう。あのヒンター湖を見たあとに、ミュンヘンなんかに行かれない。今日もヒンター湖に行って、音楽会にまにあうぎりぎりまでここにいよう。

晴れた空にヴァッツマンがきれいに見えました（手前のスーパーの看板がちょっと気になりますが)。
午前中、もう一度ヒンター湖を散歩してから、ミュンヘンに戻り、その夜は音楽会を聴いて、翌朝、ミュンヘンを発ちました。

今回は「海外はこれが最後かもしれない」と思い、ドイツの北から南まで、これまで行っていなかったところを巡りました。物価は高いし円は安いし（泣）、しかも予定していたところがストのために行かれなかったりしましたが、それでも旅はやめられない。

またこのような気ままな旅にでて、素敵な人たちと出会う機会はあるでしょうか。あったらいいな。あってほしい。