2025/10/15 - 2025/10/15
4365位(同エリア84876件中)
RON3さん
この旅行記のスケジュール
2025/10/15
-
徒歩での移動
神田川を聖橋で渡って、御茶ノ水へ向かいました
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
神田神保町に用事ができたので、そのついでに湯島、お茶の水、そして神保町を散策しました。
数十年ぶりにお茶の水を訪れたら、「江戸の総鎮守 神田明神」、「日本の学校教育発祥の地 湯島聖堂」、「正教会の大聖堂 ニコライ堂」、「日本のカルチェラタン・学生街」、「古書店街」、「レトロな喫茶店」、「カレーの街」、「スポーツ店街」、「楽器店街」などと、新旧様々な顔を持つ街に触れることができました。
スポットと写真の枚数が多くなったので、2冊に分けました。
本編『湯島~神保町①おりがみ会館・神田明神・湯島聖堂』
『湯島~神保町②お茶の水・ニコライ堂・学生街・古書店街・カレー街』
⇒ https://4travel.jp/travelogue/12010701
※ 地名の表記について ※
「お茶の水」江戸時代に徳川将軍に神田川の源泉の水を「お茶の水」として献上されたのが由来。地域名として使用。
「御茶ノ水」駅名や校名の固有名詞に使用。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
-
御茶ノ水駅(東京都千代田区~文京区)
神田川(外堀)を挟んで、南側の千代田区にJR東日本(総武本線と中央本線)の駅があって、北側の文京区に東京メトロの駅丸ノ内線があります。
15年の歳月をかけた工事によって「エキュートエディション御茶ノ水」が2025年5月に完成しました。15年の歳月をかけた大規模工事によって「エキュートエディション御茶ノ水」は2025年5月に完成しました by RON3さん御茶ノ水駅 駅
-
JR東日本の総武本線
本数も多く便利ですが、常に混雑しています by RON3さんJR総武本線 乗り物
-
東京メトロの丸ノ内線と、東京メトロの千代田線「新御茶ノ水駅」の乗換駅にもなっています。
-
初めに神田川を渡って、御茶ノ水駅から北の文京区湯島から散策を開始します。
-
聖橋(ひじりばし)
名前の由来は、神田川を挟んで、北の湯島聖堂と南のニコライ堂を結んでいることからで、一般公募によるそうです。
1927年(昭和2年)に関東大震災の復興橋の一つとして建設。
長さ92.0m、幅22.0mの鉄骨コンクリ-ト橋。聖橋 名所・史跡
-
「近代教育発祥の地(湯島聖堂・旧東京医科歯科大学)」の説明板によると、
江戸時代に学問所 (儒学)の府だった湯島聖堂(孔子廟)の一部、昌平坂学問所(昌平黌)があった場所。
明治維新後は新政府のもとで、昌平学校、大学校、東京大学と発展。
1871年(明治5年)に師範学校(後の東京教育大学、現筑波大学)が開校、隣接地に東京女子師範学校(後のお茶の水女子大学の母体)が開校されたそうです。 -
東京科学大学(文京区湯島)
あれ?どこにも「東京医科歯科大学」の名前がないので警備員さんに尋ねると、「東京工業大学と東京医科歯科大学が2024年に統合したからです」とのこと。 -
そうだ、 テレビのニュースでもやっていました!
科学技術と医歯学を融合させて、地球規模の課題解決や新たな学術分野の創出を目指すための統合だそうです。東京科学大学御茶ノ水生協 食堂 グルメ・レストラン
-
おりがみ会館(文京区湯島)
2017年にテレビ東京「世界!ニッポン行きたい人応援団」で、グアテマラの数学教師で折り紙愛好家のオットー・サレヴィアさんが来日して、おりがみ会館にも訪れたことで知りました。お客のほとんどが外国人で、「おりがみ」が国際的だとビックリ! by RON3さんおりがみ会館 美術館・博物館
-
1859年創業の千代紙の老舗「ゆしまの小林」が運営するおりがみ専門店で、染紙や千代紙の製造や販売、和紙や和紙民芸品販売、手工芸教室や展示を行っています。
-
9:30-16:30(ギャラリーは16:20まで)
定休日:日曜・祝日
入館無料 -
玄関に入ると、見事な作品が出迎えてくれます。
-
他にも、「おりがみ」のイメージからは程遠い、素晴らしい作品が並んでいます。
-
階段の壁にも、折り紙の歴史や、ペーパーナプキンの折り紙が展示されています。
-
中2階ギャラリーの企画展「Carlos Vives 紙の魔術師」
スペイン芸術家が製作したグリーティングカードのコレクションです。
私も昔、開くと立体的になるグリーティングカードを作ったことがあったので、興味深いです。こんなに精密なものは、しっかりスケッチをしてからでないとできないとわかりました。 -
3階ショップ
和紙、折り紙、小物、道具などがいろいろ、2000アイテムもあるそうです。 -
3階ショップの一角で、小林館長自らデモンストレーションをやっていました。
この時は「おりがみ手品」を教えてくれました。
ほとんどが外国人です。 -
これが完成品です。
下に出ている足をどちらか一方を下に引いたり戻したりすると、上から日の丸(日の出?)が次第に出て来るものです。 -
ここにも力作がたくさんあります。
-
4階は染め紙工房で、染め師が和紙を1枚1枚染めているのを見学できます。
-
ここにも展示コーナーがあります。
-
5階と6階は折り紙や何かの教室の開催中でした。
神田明神に向かいます。 -
おりがみ会館から新妻恋坂(蔵前橋通り)を東へ進むとすぐに、神田明神の裏参道に出ました。
-
江戸総鎮守 神田明神(かんだみょうじん)(千代田区外神田)
正式名称:神田神社(かんだじんじゃ)
江戸の総鎮守で、東京都心108町会の総氏神。江戸の総鎮守で東京都心108町会の総氏神で、挙式をあげているカップに遭遇 by RON3さん神田神社(神田明神) 寺・神社・教会
-
小唄塚・小唄作詞塚
昭和の小唄作曲家 吉田草紙庵を追悼するために立てられた石碑。 -
水野年方顕彰碑
水野年方(1866-1908年)は、明治時代の浮世絵系日本画家・風俗画家。 -
神田明神 末廣稲荷神社
ご祭神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
宇迦之御魂神、級長戸辺之命、級長津彦之命を祀っていた旧社で1616年(元和2年)頃の創建。神田明神 末廣稲荷神社 寺・神社・教会
-
三宿稲荷神社
ご祭神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
金刀比羅神社
ご祭神:大物主命(おおものぬしのかみ)・金山彦命(かなやまひこのみこと)・天御中主命(あめのみなかぬしのみこと) -
鳳輦神輿 奉安庫
神田祭で使われる、一の宮鳳輦、二の宮神輿、神田明神大神輿が安置されています。 -
浦安稲荷神社
ご祭神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
元は江戸平川の河口に近い所(現内神田鎌倉町附近)に祀られていた。 -
江戸神社
ご祭神:建速須佐之男命(たけはやすさのをのみこと)
702年(大宝2年)に、現在の皇居内に創建され、江戸最古の地主神として崇敬されている。江戸神社 寺・神社・教会
-
由緒書き
-
千貫神輿(1958年 鹿野喜平・作)
平成になって、神田明神にあった神輿庫を改修して江戸神社として奉安された。
2年に一度の神田祭で使われるそうです。 -
力石(大盤石)
直径80cm、短径67cmで、1822年(文政5年)に神田仲町の柴田四郎右衛門が持ち上げたものだとか。 -
小舟町八雲神社
ご祭神:建速須佐之男命(たけはやすさのをのみこと)
鉄製天水桶一対が歴史が古いらしい。神田明神 小舟町八雲神社 寺・神社・教会
-
神田明神 魚河岸水神社
ご祭神:水神・弥都波能売命(みつはのめのみこと)
日本橋に魚市場があった頃、徳川家の武運長久と大漁安全を祈願するため市場の守護神・大市場交易神として神田明神境内に祀られたのが始まり。
野村胡堂(1882-1963年)作『銭形平次捕物控』の主人公、平次親分が神田明神下の長屋に女房お静と住んでいたことで、境内に銭形平次の石碑もあって、顔はめパネルまであります。神田明神 魚河岸水神社 寺・神社・教会
-
730年(天平2年)に江戸幕府によって建立され、社殿内に徳川将軍家の葵の御紋があるそうです。
現社殿は昭和9年の竣功で、鉄骨鉄筋コンクリート・総朱漆塗の権現造り。
本殿・幣殿・拝殿、そして神饌所・宝庫が重なり合うようになっています。
国登録有形文化財。 -
ご祭神:一の宮 大己貴命(おおなむちのみこと)「だいこく様」のこと
二の宮 少彦名命(すくなひこなのみこと)「えびす様」のこと
三の宮平将門命(たいらのまさかどのみこと)「まさかど様」のこと
ご利益:縁結び、家内安全、商売繁昌、除災厄除、病気平癒など
神田祭:2年に一度開催されて、江戸時代には江戸城で徳川将軍が上覧し、御用祭とも天下祭とも呼ばれた。 -
神田明神 明神会館は、神前式で挙げられる結婚式場です。
神田明神 明神会館 グルメ・レストラン
-
中から新郎新婦が出てきました。
-
雅楽の生演奏もあります。
https://youtu.be/JV2x928TlTM -
挙式をあげるため、社殿へと向かいました。
どうぞお幸せに ! -
獅子山
石獅子は、武州下野の名工石切藤兵衛(別名 油売藤兵衛)作。
親獅子が子獅子を谷底に突き落とし、はいあがってきた子をはじめて我が子とするという能の出し物がモチーフ。 -
御百度石
二十度お参りすると、百度石に五色紙垂を一色づつお供えすることで、五色で百度参りすることになるそうです。 -
だいこく様尊像
1976年に建立されただいこく像で、石造りとしては日本一。
高さ6.6m、重さ約30トン。 -
内側から見た随神門
-
外側から見た隨神門の正面です。
1975年(昭和50年)に昭和天皇御即位50年記念に建立。総檜・入母屋造。 -
手水舎の背後の建物の内部は千社札納札所になっていて、貼りたい人を尊重しつつ、境内の美観も保つ工夫がなされていました。
-
隨神門につながる回廊の屋根には鳳凰が向かい合っています。
-
鳥居までやってきました。
-
湯島聖堂(文京区湯島)
江戸時代に、江戸幕府5代将軍徳川綱吉によって建てられた孔子廟が創建されて、幕府直轄の学問所も開設されたそうです。
入ったのは西門でした。お薦めのコースは、正門から入って大成殿(孔子廟)を見て、西門から出るのが便利 by RON3さん湯島聖堂 寺・神社・教会
-
ここが「日本の学校教育発祥の地」の由来になっています。
-
入徳門(にゅうとくもん)
本来の構内2番目の門で、木造平屋建て、切妻造り。 -
杏壇門(きょうだんもん)
構内3番目の門で、大成殿に入るための門です。
間口20m、奥行4.7m、入母屋造り、鉄筋コンクリート造りで、1935年(昭和10年)再建。 -
大成殿(たいせいでん)は孔子廟のこと。
間口20m、奥行14.2m、高さ14.6m、入母屋造り、鉄筋コンクリート造り。1935年(昭和10年)再建。
江戸時代の1690年(元禄3年)に、江戸幕府5代将軍徳川綱吉によって建てられ、1797年(寛政9年)に幕府直轄の昌平坂学問所が開設。
湯島聖堂・昌平坂学問所は江戸時代、学問・教育の総本山となった。
明治初期に、文部省や東京国立博物館の前身もここに置かれて、近代教育発祥の地となったそうです。 -
伏見宮博恭王の揮毫による扁額
普段は入れないけど、殿内には、中央の厨子に孔子像、左右に孟子・顔子・曽子・子思の四賢人が祀られているそうです。 -
外から見た入徳門(にゅうとくもん)
聖堂構内唯一の木造建造物で、1704年(宝永元年)建造。
ここから左に進むと聖橋門で、そこから出るとお茶の水方面に行くのに便利です。
ところが、これから仰高門から出て、斯文会館に寄って正門から出たので、後で大変でした。 -
楷(かい) うるし科
学名:とねりばはぜのき
枝や葉が整然としているので書道の「楷書」の語源ともなったそうです。 -
楷樹の由来
楷は曲阜にある孔子の墓所に植えられている名木で、孔子と楷とは離すことができない存在だそうです。
花が咲くまでに三十年位もかかるため日本で定着や増やすのに苦労したらしい。
牧野富太郎博士が孔子木と命名。 -
孔子銅像
1975年(昭和50年)、中華民国台北市 ライオンズ・クラブからの寄贈。
高さ4.57m、重量約1.5トンで、孔子の銅像では世界最大。 -
仰高門(ぎょうこうもん)
構内1番目の門。平家建、切妻造り、鉄筋コンクリート造。1935年(昭和10年)再建。 -
本来はここから入る門ですが、逆に回ってきました。
-
斯文会館(しぶんかいかん)
休憩所や売店、文化講座の教室や事務所があります。 -
合格祈願などの絵馬もあります。
-
論語の本がたくさんあります。
-
神農廟(しんのうびょう)
神農像は最初は、1640年(寛永17年)に徳川家光の命によって山下宗琢が雑司谷薬園に祀られた。
後に聖堂構内に祠堂を建てて、神農像が移された。 -
毎年、11月23日に神農祭が開催されて、当日のみ一般公開されるそうです。
残念ながら今回は見ることができませんでした。 -
正門から出たところに昌平坂(千代田区外神田)があります。
右が「昌平坂学問所」の名になった坂道です。
さて、聖橋で神田川を渡ってお茶の水に向かいます。
********************
続きは『湯島~神保町②お茶の水・ニコライ堂・学生街・古書店街・カレー街』 ⇒ https://4travel.jp/travelogue/12010701「日本の学校教育発祥の地」となった「湯島聖堂」と「昌平坂学問所」の目印になっています by RON3さん昌平坂 名所・史跡
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
東京 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 湯島・お茶の水・神保町
0
68