2025 ドロミテの旅 【6】 LagazuoiからScotoni小屋へ

2025/08/13 - 2025/08/13

2025年8月　6年ぶりのヨーロッパ旅行の記録です。
イタリア・ドロミテでハイキングを楽しみました。

日程
8月7日（木）：羽田空港22：45発　NH205
8月8日（金）：ウィーン空港6:30着 －RJ－ウィーン中央駅－IC
　　　　　　　－Lienz（泊）
8月9日（土）：－SAD列車－S.Candido－Brunico－バス－La Villa（6泊）
8月10日（日）：Puez小屋からGardenacciaのハイキング
8月11日（月）：La CruscからCrusc峠、Medesc峠を経てSan.Cassiano
　　　　　　　　へのハイキング
8月12日（火）：ゴンドラ（Boe、Vallon、Borest、Colfosco、Col Pradat）　
8月13日（水）：LagazuoiからScotoni小屋へのハイキング　　
8月15日（金）：－バス－Brunico－SAD列車－Lienz－CJ－Spittal-
　　　　　　　　Millstaettersee－IC－Salzburg（泊）
8月16日（土）：－BRB－Munich Ost－S8－Munich 空港（泊）
8月17日（日）：ミュンヘン空港11：15発 NH218
8月18日（月）：羽田空港6:55着

LagazuoiからScotoni小屋まで下りのハイキング
絶景を楽しめるナイスコースでした。

エリア イタリア

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

2025年8月13日　
朝食ルームをビュフェ台のあるお部屋から見たところ。
テラスにも出られるようになっていて、ferragosto前夜は
外で乾杯の予定だとオーナーさんが前々から張り切っていました。

朝食はいつも同じ感じで食べていました。
すっかり私達のコーヒーの注文にも慣れてポットで
コーヒーとホットミルクを持ってきていただけます。
他のゲストはエスプレッソやカプチーノの方が多かったです。

お宿からコルバラ方面に5分程歩いたLa Villa Strada Colz
のバス停でFalzarego峠行の465番バスを待ちます。
このバス停の左側にはLa Villaのインフォメーションがあります。

8：35のバスが少し遅れてきました。座れてよかったです。
途中工事による交互通行帯があり、予定よりだいぶ遅れて
ファルツァレーゴ峠に到着。
バス停からロープウェイ駅と奥にSas de Striaを見たところ。

あの建物、懐かしいな。
反対のコルチナ・ダンペッツォ方面へのバスはあの前から出ます。

ファルツァレゴ S N C カフェ

Sas de Striaと素朴な教会

ラガツォイのロープウェイはALTA BADIAサマーカードに
含まれていないので、今日は片道チケットを購入しました。
ただ、サマーカードを見せると20％割引になりました。
（片道2人で31ユーロ）

ロープウェイは満員御礼で出発。ぎゅうぎゅうですが
後ろの窓に張りついていたので景色は楽しめました（^^）
ドロミテに来て初めて日本語が聞こえました。

到着したLagazuoi山頂駅では青空が迎えてくれました。

Tofanaの３つの峰が近い！！

AverauやNuvolau、ギザギザのCroda da Lago、
奥にPelmoとCivettaまで見えます。
ちょっと靄っていますが…

今日はこちら方面へ歩く予定です。
地図によるとあの岩塊はLagazuoi Granというんですね。
2011年に来た時はあの山裾を歩きました。

Rifugio Lagazuoiへ行きましょう

2011年に来たときは朝露で床が湿っていたことを覚えています。
2019年に両親と来た時はここでお茶しました。

Rifugio Lagazuoi ホテル

ここからの眺めはやはり素晴らしいです。
左手前はSas de Stria2209mかな。中央右にSet Sas2571m、
その左にCol de Lana2452m が続いています。
左奥にMarmolada3343m 、右奥はSellaですね。

マルモラーダの雪、やはり少ないかなぁ。
その手前にViel del Panに続く展望尾根、中央はCol de Lanaです。

チンクエトッリが見えています。
奥にクロダ・ダ・ラーゴとさらに奥にペルモ

夫が未踏なのでLagazuoi のピークへ

この花、またありました。

よく整備された安全な道です。

ピークの十字架は人が多かったので私はこのあたりで。
山頂は2762ｍかな。山小屋より10ｍ高いです。

しばらく山頂からの景色を楽しみました。

初日に歩いたGherdenaciaの平原を見ますが
ちょっとぼやけていますね。

いよいよハイキング開始です。
今日はRifugio Scotoniを経てCapanna Alpinaへ20番のコース
を歩きます。

Tofana　Rozes 3225ｍへ向かって歩きます。

途中塹壕を見物できる場所も。
かつてはここも戦場だったのですね。

チンクエトッリを中心に左奥にはアンテラオ

ここで色々コースが分かれます。

振り返るとロープウェイ駅からだいぶ下りてきたことが
わかります。砂礫の斜面です。

20番のコースを下っていきます。
このコースはAlta Via 1という人気の縦走コースの一部なので
歩く人がかなり多いです。

基本的に下りなので楽に景色を楽しみながら歩けました。

コース番号もあちこちに書かれています。

花の最盛期は過ぎていますが、まだ少し残っていました。

ダイナミックな岩肌を眺めながら

2011年の初ドロミテの時はよくわからずに来て、現地で地図を買い
初日はTre Cime、翌日にこの右の岩塊の山裾を歩きました。
多分左側のForcella Grandaを抜けて反対側を周りました。
懐かしいです。

このあたりで日本の方とすれ違い、少しお話しました。
Alta Via 1を9日間でBellunoまで歩くというすごい方。
山小屋予約が大変だったとのこと。

黒っぽいですが、小さい湖が見えてきたみたいですね。

拡大したらやはり湖です。
Lech de Lagacio　標高2183mに佇む山上湖です。

マツムシソウ

とりあえず湖まで行ってから休憩しましょう

その左手には深い谷が見えてきました。
今日はこちらへ下る予定です。

奥に見えるのは初日に歩いたJimmyヒュッテからPuez小屋、
さらにGherdenaciaへと続く岩塊です。

ウメバチソウかな

下り始めはなかなかの急傾斜でちょっと足が竦む…

下ってしまう前に湖畔で休憩します。
最初の計画では岩と岩の間に見えるあのザレ道を登って
Forcella dl Lech　まで往復しようと考えていましたが…

こうして眺めると怖いくらいの傾斜なのでやめておこう
とあっさり軟化（^^；

拡大するとたくさんの方が行き交っているのが見えます。
あの上まで行けば反対側の絶景も見えると思いますが
ザレ道を下るのも怖いし…

というわけで、湖畔でのんびり。
湖水浴する方もいらして、ここが目的地の方も多いみたい。

湖の周囲には花もまだ咲いていました。

寛いだ後は試練の下りが待っています。
一昨日のトラバース道に比べたら道幅も広いし
安定しているのですが、柵などはないのでちょっとビビります。

転ばないよう慎重に下ります。

こんな大岩の脇を通ったり

少し下ったら傾斜が緩んで気が楽になりました。
でも転んだら危ないので慎重に。

30分ほどの下りで安全地帯に降りて一安心。
広々とした平原ですね。

Rifugio Scotoniで昼食休憩します。
大人数のグループが多く、とても込み合っていました。
日向の狭い2人席が空いていたのでスタッフさんに聞いて
すぐに座れました。

私はミネストローネ、夫はスコトーニマカロニです。
ガス入りの水を1本注文してトータル30ユーロ支払いました。
美味しかったです。

この小屋でもアルパカかな？飼われていましたね。

小屋は大人気で並んで待つ人多数です。
このアルムでピクニック目的の方も多いみたい。
確かに素敵な場所です。

ここからの下りもなかなかの急坂でした。
ちょっとファッサ谷のVaioletからGardecciaまでの下りを思い出す
ザレた広い急坂が続きます。

ズルズル滑りながら下りました。
それでもダイナミックな景色を見ながらで楽しいです。

平坦になるとハイキングも終盤。
ここから見えている岩塊はFanesのConturinesに続く岩かも。

Capanna Alpinaの小屋を通過。
ここまでは車でも来れるので大賑わいです。

車道をバス停まで歩きます。

バスの通る大通りに出て橋の上から歩いてきた方を振り返ります。
なかなかに山深く良いコースでした。

橋から5分くらいでSciareのバス停に到着。
すぐにFalzarego峠からCorvaraに向かう465番バスが来ました。

15時にホテル着。
玄関前からConturinesがよく見えています。

Pensione Camoscio ホテル

一息ついてからバス停１つ分歩いたところにある
大きいスーパーDesparに買い物に行きました。
その帰り道に歩いた遊歩道からの景色です。

19時から夕食です。
今日もお水を1本追加注文しました。

サラダビュフェで野菜をもりもり食べます。

Pensione Camoscio ホテル

プリモは二人とも同じものを注文
ナスのパルミジャーノレッジャーノ　濃厚で美味です。

セコンドも二人同じメニュー

ビーフグラーシュにダンプリングが添えられていました。
お肉が柔らかくて美味しかったです。

デザートはBuchtelnというラディンドーナツです。
パンの様な食感でバニラソースと合わせて丁度よい甘さ。
アプリコットジャムが入っているのかな。

この旅行記へのコメント （2）

• poodle714さん 2025/10/13 19:19:12

  やっぱり「歯間」が気になります

  
  batfishさん
  
  この日の表紙写真も迫力がありますね。そそり立つ岩壁がいかにもドロミテな印象です。それと歯間部分の峠道ですが、あんなに急峻でもやはり登られる人が多くいらっしゃるのですね。ざらざらの歯茎部分は足を取られて特に苦労しそうです。
  batfishさんはラガツォイ山頂がお気に入りのようで何度も訪ねておられますね。過去の旅行記を改めて見せていただきますと、歩くコースをかえて楽しんでおられるのが分かりました。この日もかなりの標高差を下っておられますね。だんな様と歩かれるときは、難易度高めのコースになるのでしょうか。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　poodle714
  　追伸
  　　ミネストローネに粉チーズをたっぷり入れていただくの
  　　おいしいですよね。
  　　イタリアのお食事はどれもはずれがなさそうです。

  batfishさん からの返信 2025/10/13 20:59:43

  RE: やっぱり「歯間」が気になります

  poodle714さん　こんばんは！
  いつもありがとうございます！！
  
  > この日の表紙写真も迫力がありますね。そそり立つ岩壁がいかにもドロミテな印象です。それと歯間部分の峠道ですが、あんなに急峻でもやはり登られる人が多くいらっしゃるのですね。ざらざらの歯茎部分は足を取られて特に苦労しそうです。
  
  この日のコースは事前に考えていたものでなく、前日夜に急に決めたので
  それほど景色に期待せず、ラガツォイからの景色を見れればよいか、
  と思っていたので思わぬご褒美をもらった気分でした。
  あの峠道、かなり急峻で見ただけで行く気が失せたのですが
  Alta Via 1のルートだけあって人がいっぱいでした。すごいですね～
  
  > batfishさんはラガツォイ山頂がお気に入りのようで何度も訪ねておられますね。過去の旅行記を改めて見せていただきますと、歩くコースをかえて楽しんでおられるのが分かりました。この日もかなりの標高差を下っておられますね。だんな様と歩かれるときは、難易度高めのコースになるのでしょうか。
  
  ラガツォイの展望台はお気に入りです。
  たくさんの名峰が簡単に楽しめる上に歩くコースが多彩にあって
  とてもお得に感じます。Sass Pordoi展望台やTofana山頂展望台、
  マルモラーダ山頂展望台など景色のよい展望台はたくさんありますが、
  そこから縦走ハイキングができるところは貴重な気がするのです（^^）
  両親と行ったときはお天気も今一つで展望台往復だけでしたが
  今回はどこか歩きたいな～と。そうですね、やはり夫との方が
  歩きごたえのあるコースになりますね。
  だんだん歩けなくなるでしょうし、今のうちにという感じかな（^^；
  
  > 　追伸
  > 　　ミネストローネに粉チーズをたっぷり入れていただくの
  > 　　おいしいですよね。
  > 　　イタリアのお食事はどれもはずれがなさそうです。
  
  粉チーズをちゃんと持ってきてくれるところが嬉しいですね。
  コーヒーも本格派ですし、山小屋での食事も侮れません（^^）
  
  batfish