続・日本百名城攻略旅・・・岩櫃城・名胡桃城・沼田城（群馬県）

2025/10/02 - 2025/10/03

日程表（予定）
9月30日（火）北上06：29→東京08：56　　はやぶさ102号
　　　　　　　東京09：06→新宿09：21　　中央線快速
　　　　　　　新宿09：30→甲府11：15　　特急かいじ11号
　　　　　　　・・・要害山城
　　　　　　　甲府13：07→韮崎13：21　　JR中央線
　　　　　　　・・・新府城
　　　　　　　韮崎14：36→上諏訪15：12　特急あずさ26号　
　　　　　　　・・・高島城
　　　　　　　・・・上諏訪泊　

10月1日（水）上諏訪07：05→小渕沢07：40　JR中央線
　　　　　　　小渕沢07：45→龍岡城09：20　JR小海線
　　　　　　　・・・龍岡城
　　　　　　　龍岡駅11：43→佐久平12：00　JR小海線
　　　　　　　佐久平12：25→長野12：46　あさま609号
　　　　　　　長野12：51→上越妙高13：13　はくたか561号
　　　　　　　上越妙高14：08→北新井14：12　妙高はねうまライン
　　　　　　　・・・鮫ヶ尾城
　　　　　　　北新井16：32→上越妙高16：35　妙高はねうまライン
　　　　　　　上越妙高17：12→高崎18：24　　はくたか570号
　　　　　　　・・・高崎泊
●10月2日（木）高崎07：27→群馬原町08：24　JR上越・吾妻線
　　　　　　　・・・岩櫃城
　　　　　　　群馬原町11：51→後閑12：56　JR上越・吾妻線
　　　　　　　・・・名胡桃城
　　　　　　　後閑16：05→沼田16：10　JR上越線
　　　　　　　・・・沼田城　　
　　　　　　　・・・沼田泊
●10月3日（金）沼田07：13→高崎08：00　JR上越線
　　　　　　　高崎08：04→熊谷08：21　とき304号　東京行　　　　　　
　　　　　　　
熊におびえながらも、岩櫃城を攻略してきました。

エリア 沼田(群馬)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: タクシー 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

鮫ヶ尾城の旅行記は枚数の関係で別途、報告します。
10月2日（木）高崎07：27→群馬原町08：24　JR上越・吾妻線
群馬原町駅

群馬原町駅 駅

岩櫃城のアクセス
群馬原町駅から出て右に曲がり、群馬県道35号渋川東吾妻線を南西方向に草津方面に向かいます。
国道１４５号線を潜る手前の左側に岩櫃城跡の案内板があるので右折します。

高架の国道145号線の下をくぐり、山の方へ入っていきます。

所々に案内板が建っているので迷いません。

岩櫃山平沢登山口駐車場まであと５分程です。

岩櫃山の麓にある広い駐車場（７０台）に到着します。

岩櫃山平沢登山口観光案内所
所　在　地　　 〒377-0801　 群馬県吾妻郡東吾妻町原町1965-2
電　　　話　　　0279-26-7088
開館時間　　　 　4月1日から11月30日（無休） 09:00から16:00
交通アクセス JR群馬原町駅より徒歩 40分

続日本100名城スタンプ設置場所・御城印販売所
●平沢登山口観光案内所
・東吾妻町観光協会
パンフレットやクーポンが置いてあり、簡単なお土産も販売してます。またトイレ・自販機があります。

岩櫃神社
天狗丸跡にあります。平坦で田畑になっているので見晴らしが良いです。

意を決して城跡まで行くことにしました。
案内所のすぐ上が岩櫃山の登山口（平沢口）で、岩櫃城跡への入口でもあります。

登山口を入ると、すぐに「尾根通り」と「沢通り」の二つの登山道の分岐があります。熊出没注意の看板があります。

「尾根通り」を進みます。
途中に栗の木がたくさんあり熊が居ないか注意深く進んでいきます。
時々、大声を出して、熊を威嚇しました。

二の丸跡

見晴らしが良くなります。

東屋のある平坦な広場が「本丸」跡です。

岩櫃城跡
一段高い「櫓台」に、「岩櫃城本丸址」の標柱と説明板がありました。

岩櫃城跡 名所・史跡

岩櫃城の築年代は不明ですが、南北朝時代の頃築城されたと考えられています。
永禄6年（1563年）、武田信玄は上州侵略のため、真田幸隆に岩櫃城攻略を命じます。当時の城主であった斉藤憲広は必死に抗戦しますが、ついに落城し、武田氏は岩櫃城を手にしました。
岩櫃城主に真田幸隆が入り、幸隆亡き後には家督を継いだ嫡男 信綱が城主となります。信綱が長篠の戦いで討死すると三男 昌幸が家督を相続し、その後、昌幸の嫡男 信幸が城主となっています。

本丸には南北2つの虎口（出入口）があったといいます。こちらは北枡形虎口です。

山頂と観光案内所の分岐点に来ました。観光案内所まで0.5ｋｍです。

志摩小屋（水曲輪）
志摩小屋の地名の由来は、沼田藩家老祢津志摩守幸直の屋敷があったと伝わるところです。この人の末裔は真田信之に仕え、真田家家老という立場で残っていきます。

真田信之は、慶長19年（1614年）幕府に憚り岩櫃城を破却しました。

戻ります。

(一社)東吾妻町観光協会
観光協会は、JR吾妻線群馬原町駅舎内にあり。岩櫃城の御城印を５００円で購入できます。また、荷物を預かって貰えます。￥500-/個

群馬原町10：33→渋川11：10　JR吾妻線　高崎行き
名胡桃城へ向かいます。

群馬原町駅 駅

後閑駅から名胡桃城へ行くタクシーを捜したが、皆断られてしまい、沼田駅に行けばタクシーが居るようだから、予定を変え、沼田駅に行くことにしました。

渋川駅 駅

渋川12：28→沼田12：51　JR上越線　水上行き

沼田駅

沼田駅 駅

名胡桃城址案内所
タクシーで行きました。￥3，100-
待ってくれると言うので、城址を見て沼田城に行くことにしました。

名胡桃城址案内所
【続日本100名城】名胡桃城の『スタンプ』の設置場所・『御城印』販売所
住所 群馬県利根郡みなかみ町下津3462
開館時間 午前9時～午後4時
休館日 木曜日
観覧料（常設展示） 無料
URL http://www.enjoy-minakami.jp/area/tsukiyono_kanmaki/enjoy/

名胡桃城址
国道17号線沿いにあるので車での登城は便利です。

名胡桃城址 名所・史跡

馬出
第二期に造られた丸馬出で三郭及び外郭との間には木橋が架けられました。

馬出
※名胡桃城の歴史は、沼田氏の一族である名胡桃氏（沼田景久の子 景冬が名胡桃氏を称した）が居館を築いたことに始まります。

三郭（さんのくるわ）
※第一期の三日月堀による丸馬出を埋め立て、第二期は三郭に改築されました。
鎌倉時代から戦国時代にかけて沼田氏が支配していたが、戦国時代の天文の頃、小田原の北条氏が利根に進行し、利根沼田一帯は北条氏の支配となった。天正7年（1579年）、武田家臣であった真田昌幸は主君の命を受け名胡桃館を攻略し、名胡桃城を築きます。

名胡桃城址 名所・史跡

二郭への木橋と堀切、その先が二郭南虎口です。
※その後、真田氏と北条氏の間で攻防が続くが、天正17年（1589）、関白豊臣秀吉は東と赤谷川の左岸を北条領、西（名胡桃城）を真田領とする裁定を下します。

二郭南虎口
※しかし間もなく、沼田城に入城した北条方の猪俣邦憲（いのまたくにのり）が名胡桃城を不法に攻略してしまいました。

門址の側面は名胡桃城 復元土塁となっています。
※秀吉は私戦を禁じた総無事令に違反する行いに激怒し、天正17年11月小田原北条氏に対し宣戦布告し、名胡桃城を巡るこの事件が、豊臣氏による小田原征伐のきっかけとなりました。

土塁から堀切と木橋
※名胡桃城は、北条氏の滅亡後、役割を終え廃城となりました。

二郭（にのくるわ）
約65ｍ×50ｍの台形です。3時期に分けて建物が造られたと考えられています。

周りは急峻な崖となっています。

本郭と結ばれる北虎口も南虎口と同様に木橋＋食い違い虎口となっています。

二郭北虎口の門址です。
門址の周囲は名胡桃城 復元土塁となっています。名胡桃城 見学台もあります。

名胡桃城 二郭北虎口

堀切木橋
名胡桃城 本郭堀切が北虎口と分断しています。

本郭

名胡桃城址 名所・史跡

名胡桃城址

名胡桃城址 名所・史跡

本郭の「名胡桃城址之碑」

名胡桃城 ささ郭 搦手門跡

ささ廓
城の主体になる本郭が外に対してむき出しにならないように設けた郭です。土塁を両側に持つ狭長な通路です。

小さな祠には、真田の六文銭にあやかって、5円硬貨が6枚づつ並んでいます。

正面に三峰山が見えます。
見晴らしが良いです。

２０分位で廻ることが出来ました。
沼田城に向います。

名胡桃城から沼田城　タクシー￥3，500-

沼田公園

天空の城下町　真田の里　沼田

沼田城址 名所・史跡

沼田城は天文元年（1532）に三浦系沼田氏１２代鬼斎顕泰が約3ヶ年の歳月を費やして築いた。

築城して48年後の天正8年（1580）武田勝頼の武将真田昌幸が入城し、城の規模を広げ、天正18年（1590）昌幸の長子信幸が沼田領2.7万石の領主となり、慶長年間に五層の天守閣を建造しました。

天和元年（1681）に真田氏5代城主伊賀守が徳川幕府に領地を没収され、翌二年一月に沼田城は幕府の命により破壊されました。

沼田市観光案内所

沼田城の続・日本百名城スタンプ設置場所
設置場所: 沼田市観光案内所内
所在地: 群馬県沼田市西倉内町2889-3
営業時間：9:00～17:00（3～11月）、9:00～16:00（12～2月）
定休日：年末年始
入場料（大人一般）：無料
群馬県の岩櫃城・名胡桃城・沼田城のスタンプを提示するとクリアファイルがもらえます。

沼田城の御城印
販売場所 沼田市観光案内所

料金 300円

展示されている甲冑

本丸跡

沼田城址 名所・史跡

本丸御門跡

沼田公園
本丸堀跡
本丸から二の丸の間に造られたもので、堀幅1２間（約24ｍ）×堀高3間（約6ｍ）です。

沼田公園 花見

沼田公園 丸池

真田信之と小松姫（稲姫）の石像
小松姫(こまつひめ)は、徳川家康の家臣・本多忠勝の長女(第1子)です。
1600年、真田昌幸、真田信幸、真田幸村は徳川家康に促されて会津の上杉景勝を討つため関東に向かったが、石田三成の連署状を見て。昌幸と幸村は石田三成につくことを決め、帰参し、信之は徳川勢として進んだ。
真田昌幸と真田幸村は今生の別れと、上田に引き返す途中、沼田に寄って孫(真田信之の子)の顔を見てから上田に帰ろうと思い、1600年7月25日夜半に沼田城に使者を出し入城を申し入れたが、城を守る真田信之の正室・小松殿は自ら武装して出迎え「例え義父であっても今は敵味方の間柄。主人の留守を預かる者として城の中には入れられませぬ」と入城を拒否したと言われ、昌幸は納得したそうです。

沼田城址
天守跡・大手門沓石
真田時代は五層の天守が有りました。

沼田城址 名所・史跡

大天狗面
沼田市は天狗が有名で、沼田城址内に、神社があり、神社の中に天狗を祀っています。

沼田城から名胡桃城方向

平八石（首さらし石）
沼田平八郎景義は、沼田城築城者の沼田顕泰の側室の子とのこと。摩利支天の再来とまでいわれたつわものだったようです。身内の争いから沼田勢に追われ会津へ逃れていましたが、時を経て、平八郎は旧領奪還の兵を挙げて沼田に迫りました。
真田昌幸は、勝ち目がないことを悟り、激突は避け、調略によって平八郎の武装を解き、沼田城内に招き入れて殺害しました。沼田平八郎は（1581年）42歳でした。討ち取られた平八郎の首級は、真田昌幸が実検の後、この石の上に置いたとされています。

沼田城跡西櫓台の石垣・石段
天和二年一月に沼田城は幕府の命により破壊されたが、壊されずに地中に埋められていた部分が発掘調査により300年以上を経て再び往時の姿を現した。
発掘部分石垣石段（全長27.5ｍ高さ0.8～2.0ｍ巾2.4ｍ）

沼田城 西櫓台跡石垣

旧沼田町役場復元鐘楼
真田氏が沼田城主時代は城内に建てられていたが、廃城により取り壊された。

その後、沼田町役場に平等寺で保存の城鐘で時を知らせ、昭和三十九年市役所庁舎建設に際し撤去されたが、市民の熱望により城の本丸跡のここに移して復元新築された。

御殿桜
樹齢推定400余年

ホテルリブマックスBUDGET群馬沼田
群馬県沼田市下之町900

ホテルリブマックスBUDGET群馬沼田 宿・ホテル

【スタンダード】ビジネス・観光に♪スタンダードプラン【素泊り】
セミダブル・禁煙
￥6．079-

トイレ・バス一体型

アメニティ類

晩飯
あけぼの食堂

焼き魚定食　サンマ（新物）￥750-
ノンアルコールビール　￥200-
歩いて帰れるか心配だったのでノンアルにて我慢します。

10月3日（金）予定変更

沼田07：13→高崎08：00　JR上越線

沼田駅 駅

高崎08：04→熊谷08：21　とき304号　東京行

熊谷駅 駅

ワシントンR&Bホテル熊谷駅前
荷物を預けて城巡りです。

ワシントンR&Bホテル熊谷駅前 宿・ホテル

御城印＋（ポストカード）

この旅行記へのコメント （2）

• ポテのお散歩さん 2025/10/25 21:36:58

  沼田

  164-165さん　こんばんは。
  
  沼田は 私の友人の出身地なので、友人を思い出しながら拝見しました。
  小松姫のお話しは、大河『真田丸』でそのシーンが出て来た記憶があります。
  さすが本多忠勝の娘さんですね。
  
  各お城の御城印を拝見していますが、どれも勇ましくカッコイイ字体だなぁと
  見入っています♪
  
  熊の出没が半端ないですね。
  街の中でも出るようになって、それだけ山に食べ物が無くなっているのでしょうか。
  くれぐれも気をつけて下さいね。
  
  　　ポテ

  164-165さん からの返信 2025/10/26 10:44:30

  Re: 沼田

  ポテさん　早速のコメントありがとうございます。
  水曜日にグアムから帰って来て、残っている旅行記をまとめ投稿しました。
  グアムは晴れたり、雨だったりで必ずしも満喫はできませんでしたが、異国を感じることが出来てよかったで。日本語も半分通じるのも良かったです。ちょっと物足りないかも、、、。
  『徳川四天王』の小説で小松姫のエピソードは知っていましたが『真田丸』は見ていなかったので残念です。
  熊の事件が多くて怖いです。散歩にも、家庭菜園に出るのも怖いです。腹を空かせているので熊も必死なんでしょうが、元プロレスラーも殺される位ので太刀打ちできないです。
  12月に再び近畿地方に行きます。熊に遭遇しないことを祈っています。
  
  　　　　　　　　【164-165】