2025/06/15 - 2025/06/17
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バウヒニアさん
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ヨーロッパ(特にイタリア)の街歩きが大好きな私と、それはもうこりごりという夫の夏休み旅行ですが、2023年に行ったスイスのツェルマットで二人の妥協点が見出せそうだったので今回もドロミテ西側のガルディナ渓谷でプチハイキングをすることにしました。トレニタリアとバス移動で、初日からストライキに遭い困惑しましたが・・・
6月15日 香港→北京乗り換え
6月16日 北京乗り換え→ミラノマルペンサ空港→ミラノ中央駅→ベローナ→ボルツァーノ→オルティセイ
6月17日 シウジ高原でハイキング
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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おととしも利用した格安の中国国際航空で香港を午後8時過ぎに出発、12時近くに北京首都空港着、午前1時半に北京発、6時半ミラノ着でトランジット時間が短かったので預けた荷物も含めて間に合うかどうかが心配でしたが、無事にミラノマルペンサに到着しました。機内食がおととしは中華風でしたが、今回はサンドイッチやソーセージ、オムレツなど洋食になっていて乗客も中国の方に加えて欧米の方も増えていたようです。空港バス乗り場で係の人からミラノ中央駅までの往復チケット16ユーロを買いました。片道だけだと10ユーロです。
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このレシートがチケットで、帰りの時もこのQRコードが必要なので写真に撮っておくといいと言われました。私たちが乗ったのはTERRAVISIONという会社のバスで、帰りも同じ会社のバスに乗る必要がありました。7時40分のバスに乗り、9時少し前にはミラノ中央駅到着、駅構内で9時25分発のTrenord2619のチケットをトレニタリアのサイトで購入したのですが・・・
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電光掲示板を見ると、何とTrenordの列車がすべてキャンセルになっているではありませんか。掲示板を確認してからチケットを買うべきでしたが、キャンセルになっているなら売らないでほしいです。ミラノ中央駅からベローナ乗り換えでボルツァーノまで一人25.85ユーロ、Refundしてもらえるのかとにかく駅員に相談しようと思ったのがさらに間違いでした。駅構内の窓口はすでに長蛇の列、どうしていいか分からずプラットフォームに入って中央部の窓口も大勢の人が並んでいましたが、とにかく並んでみました。後で考えるとさっさとあきらめてTrenordではなくFrecciarossaをネット予約すればよかったと思いますが、なんだかネット予約するのも不安になっていました。ベローナ経由でベネチアに行きたいという韓国人男性も同じ列に並んでいて、このストライキのショックを共有できてちょっと落ち着けました。40分ぐらい並んでようやく駅員に相談できて、Refundはオンラインでリクエストするように、そして次にベローナへ行けるのは午後2時15分発のFrecciarossaだと言われました。
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できるだけ早く行きたかったのでFlix Busでボルツァーノへ行こうかと思ったのですが、ネット予約を試みているうちに満席になってしまったようだったので、結局駅員さんに勧められた午後2時15分発のFrecciarossaをネット予約しました。ストライキのことは気になって旅行前に情報を調べていましたが、この日は全国的なものではなくTrenordだけのストだったので私には調べられなかったのだと思います。気をとりなおしてミラノ駅でゆっくり食事することにして、空港バス発着所の横にあるメルカートというフードコートへ行きました。
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私はストのショックで食べ物を選ぶ気力もなく、夫がピザにチキン、ビールを買ってきてくれました。ビールを飲んでちょっと元気になりました。11時頃入ったので空いていましたが、12時を過ぎるとテーブルが一杯に。早いですが念のため列車の時刻の1時間前にはメルカートを出て、駅構内でお手洗いを済ませてプラットフォームへ行きました。メルカートの一つ上の階の1Fに有料トイレがあって、1.2ユーロですがクレジットカードで入れました。プラットフォームは2Fです。
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プラットフォームに入って電光掲示板をチェックしましたが、2時15分発予定なのに2時になっても何番ホームか表示されません。プラットフォームはストの影響かとても混み合っていました。結局ぎりぎりになってホームが表示され、Frecciarossaもすごく混んでいて10分ぐらい遅れて出発・・・乗り換えのVerona Porta Nuovaにも15分ぐらい遅れて到着、次のRegionale Veloceに間に合うかどうかドキドキしましたが、同様に乗り換えようとしていたイタリア人女性がとても親切で、次の列車のホームを確認して私たちに教えてくれました。結局その列車も30分ほど遅れていたので乗り換えには十分時間があったのですが、今度はボルツァーノで予定のバスに乗れるかどうかが怪しくなり・・・
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ボルツァーノでは半分駆け足でSUDバスのチケット売り場(駅を出て右方向に5分歩いた黄緑っぽい建物)に向かい、中では係員が一人でお客さんに応対していたのですが私たちのバスの発車時刻間近だったので事情を話して先にチケットを買わせてもらいました。その時「次回は運転手から直接買ってね」と言われたので、バスの中でもチケットは買えるようです。オルティセイを通る350番バスは1時間に1本で、すでに午後6時半だったのでこのバスに間に合って本当にほっとしました。この写真のようにバスの中でこれから停車するバス停の名前と時刻が表示され、オルティセイの聖アントニオ広場では多くの人が下車するので分かりやすかったです。
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これから6泊するGarni Panoramikへは、聖アントニオ広場から慣れれば5、6分で歩けるのですが、初日は10分ぐらいかかりました。中心部を流れる川を渡り、とても急な坂道をスーツケースを引きながら歩くのは大変でした。ミラノのストのせいでチェックインが遅れることを宿のご主人に知らせておいたので、もう午後8時近くでしたが待っていてくれてスムーズにチェックインできました。予約の時もこのKlausさんが丁寧に応対してくれて、他の宿に比べてリーズナブルだったのでこちらに決めました。朝食付きで1泊1人62ユーロです。ただ、デポジットとして150ドルを送金するのは少々面倒くさかったのですが。私たちの部屋は山側だったので向かいの宿が見えるだけで景色はよくなかったですが、バルコニーで食事したり洗濯物を干したりできました。この日は夕食のために外にでる元気が残っておらず、部屋で持参したカップうどんを食べて就寝しました。列車のストライキと遅延で精神的にくたくたの初日でした。
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2日目、Garni Panoramikの朝食は7時からで、7時半ごろから朝食を食べました。オルティセイの街が眺められる朝食レストランで、パン、シリアル、ヨーグルト、ハム、チーズ、ゆで卵の簡単な朝食ですがどれもとても美味しいもので満足です。特に私は中にクリームやジャムが入った甘いクロワッサンが大好きで宿泊中毎日食べました。
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ゆっくり支度をして10時頃宿を出ました。Garni Panoramikの前で。
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宿から歩いて3分ほどのシウジ高原行きゴンドラ乗り場の2階でGardenaカードの6日券を買いました。ガルデーナ渓谷の大体のゴンドラ、ケーブルカー、リフトが乗り放題になる券です。一人152ユーロで、元が取れるか分からないですが乗るたびにチケットを購入するのが面倒なので買うことにしました。このカードの他にドロミテスーパーサマーカードというのがあって、それは5日で確か180ユーロぐらいですが、ガルデーナ渓谷より広いエリアで使えるようです。私たちはそんなに広いエリアには行けないだろうと思って、Gardenaカードにしました。そして赤いゴンドラに乗り込んでシウジ高原へ。
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ゴンドラ頂上駅の前で左方向を見ると左からセッラ山塊、サッソルンゴ、
サッソピアットが見えます。午前中は逆光で、午後のほうがはっきり見えました。 -
右方向にはシリアール山塊が見えます。こちら側にSoleというリフトの乗り場があって、私たちはこの後9番ルートをSaltriaまで往復したんですが後で考えればこのリフトで下れば20分ぐらい時間が短縮できたなあと。この時はリフトに乗ることなど頭になく、左方向の9番ルートに向かいました。
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この日のルートを水色でなぞりました。ゴンドラ駅からSaltriaまで1時間とあったので往復2時間で余裕だと思ったのですが・・・SaltriaからWilliams小屋まではリフトで上がり、Williams小屋でランチにして戻ってこようと思っていました(実際にはWilliams小屋は休業中)。
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歩きはじめてすぐチェアリフトの下を通ります。
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すぐ近くにアルパカがいました。
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小川のそばを通って、少し登った後に・・・
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広い草原に出ます。この季節、お花がたくさん咲いていて感動です。遠くにシリアール山塊を見ながら。
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前方左手にサッソルンゴとサッソピアットを見ながら進みます。
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ベンチで記念撮影したりしてゆっくりしすぎました。11時頃歩き始めて、この地点でもう40分ぐらい経っていましたが、まだゴンドラ駅とSaltriaの中間地点です。
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馬が放牧されています。
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これは右手に見える景色だったと思います。1時間以上歩いてもSaltriaに着かないので、このころから夫が心配し出して私も焦り始め、速足で進みました。この平らな草原の後は下りが続きます。
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SaltriaのFlorianというリフト乗り場に着いたのは1時近くだったと思います。写真を撮りながらのんびり歩くと表示時間の倍かかることを学びました。夫はもう疲れてしまって、同じ道を戻る自信がないようなのでSaltriaからバスでどこかへ出てオルティセイに戻ろうかと思いましたが、この日は初日でまだバスのアプリをダウンロードしておらず、うまく調べられませんでした。とにかくお昼を食べようとFlorianに乗ってWilliams小屋へ向かいます。Gardena Cardでは乗れず往復で一人22ユーロでした。
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サッソピアットが間近になって、
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Williams小屋の前ではハートの枠の向こうにシウジ高原が広がり、遠くにシリアール山塊が見えます。でも、なんだか人がいなくて静かすぎると思ったのですが、Williams小屋は休業中でした。まだ6月中旬なので、夏のシーズン前なのでしょう。昼食を食べようと思ったのにがっかり。
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時間が心配なのですぐにFlorianでSaltriaへ下りました。下りのリフトはスリル満点で怖かったですが気持ちよかったです。スキーをするので、リフトにはよく乗りますが雪の高さがない分夏のリフトは高さを感じます。
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Florianリフトで下っている途中、右手に見えた山小屋でランチにすることにしました。もう2時近くで夫が疲れているし、帰りの最終ゴンドラの時間(午後5時半)を気にしているし、とにかく早く食べようと思ってウェートレスさんに何が早く食べれるか聞きました。彼女は野菜スープと言っていましたが、暑くてスープという気分ではなかったのでクネーデルというDumplingとサラダ、それから
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トマトソースのペンネにしました。ペンネはいまいちでしたが、クネーデルは思ったより美味しかったかな。夫が歩けないならどうやってオルティセイに帰ろうか思案していたので、料理を味わうどころではなかったのですが、この初日以外の山小屋はどこも美味しかったので、ここはちょっとハズレだったような気がします。コーラ、水と合わせて30ユーロちょっとでした。ビールを飲んでわいわい盛り上がってるお客さんもいました。ウェートレスさんにどうやったらオルティセイに戻れるか相談して、いろいろ提案してもらったのですがどうしても歩く必要はありそうで、それならば今朝歩いた道の方が迷う心配はなさそうなので9番ルートを戻ることにしました。
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3時頃山小屋を出発、急いで9番コースを戻ります。Saltriaから登りが続くので、夫は半分ふてくされています。
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帰りはほとんど写真も撮らずに急いだので1時間弱でゴンドラ駅まで上がれるリフト乗り場に着きました。このリフトはGardena Cardで乗れますが、夫が間違ってFlorianリフトのチケットを出したので、係の人に「どうしてスーパーサマーカードを買わなかったの?」と言われてしまいました。確かにFlorianリフト往復乗るのなら、スーパーサマーを買ってもよかったんですが。
ゴンドラ駅の前では午前中逆光だったサッソルンゴ方面がはっきり見えるようになっていました。無事に4時頃にはゴンドラに乗ってオルティセイに戻りましたが、偶然今朝Garni Panoramikの朝食レストランにいた3人の中国系ツーリストと同じゴンドラになってびっくり。 -
オルティセイの中心部、バス停のある聖アントニオ広場です。この近くのスーパーDesparでワインやパン、チーズ、ハムなどを買って宿のベランダで食事をすることにしました。
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ワインを飲んでようやく夫もご機嫌になってきました。夜8時近くなってようやく日が西に傾いたんですが、隣の宿のご主人らしき男性が外にテーブルを出して白いナプキンをかけていたので、てっきりお客さんのためにテーブルセッティングをしているのだと思ったら自分1人でテーブルに座って夕日を見ながら食事を始めたんです。それを見た夫は「彼はとてもロマンチックだ」と感激していました。自分のためだけにテーブルにきれいなナプキンをかけて屋外で食事をするなんて、以前阿部寛さんが主演していたドラマ「結婚できない男」の主人公のようだと言っていました。1人で食事をゆっくり楽しむ姿、素敵でした。
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食事の後も9時頃までは明るかったので、わたしはちょっと散歩に行きました。昼間はにぎわっていた聖アントニオ教会周辺も静かになっています。
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ちょっとぶらぶらしてからPanoramikに戻ってきました。
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Garni Panoramikの私たちの部屋と反対側からはオルティセイの街が見下ろせます。いいお天気が続くことを祈って、部屋に戻って早めに休みました。
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後日談ですが、以前もトレニタリアのストでRefundが面倒くさくてあきらめた経験があり、今回は一度Refundにトライしてみることにしました。旅行の後、6月末にトレニタリアウェブサイト(英語)のInformation→Compensation for delays and Refundを選び、
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今回はTrenordだけのストだったので、Refund for journeys on regional trainsを選び、
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わたしはEチケットを買ったのでこのWeb formをクリックして、
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このフォームに記入して出しました。翌日受け取り確認のEメールが届きましたが、この旅行記を書いている7月末現在(Refundを申請してから1か月後)まだクレジットカードに返金はありません。
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