2025/06/22 - 2025/06/23
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バウヒニアさん
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ヨーロッパ(特にイタリア)の街歩きが大好きな私と、それはもうこりごりという夫の夏休み旅行ですが、2023年に行ったスイスのツェルマットで二人の妥協点が見出せそうだったので今回もドロミテ西側のガルディナ渓谷でプチハイキングをすることにしました。トレニタリアとバス移動で、初日からストライキに遭い困惑しましたが・・・
6月22日 オルティセイ→ボルツァーノ→カレッツァ湖→ボルツァーノ→ベローナ→ロバト→べルガモ
6月23日 ベルガモの城壁とヴェッキア広場、カッラーラ美術館
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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6泊したGarni Panoramikともお別れする朝になりました。7時から朝食をとり荷作りをして8時すぎにチェックアウト、Klausさんに「今日も列車に乗るんだけどストライキ情報はないですよね?」と念のため聞いてみたところ、先週金曜日にあったけど、今日はないと思うとの返事でした。6月20日(金)に大規模なストライキがあったことをこの時知りました。早めに宿を出て、9時1分聖アントニオ広場発ボルツァーノ行きの350番バスに乗りました。
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聖アントニオ広場のバス停です。多くの人がバスを待っており、バスが到着した途端スーツケースなど大きな荷物をバスのトランクに入れようとし混乱状態に・・・トランクはすぐにいっぱいになり、入れられなかった人はバスの恐らく本来は車椅子用などに空けておくスペースに荷物を置いていました。オルティセイですでにバスはほぼ満員、途中の町で乗ってくる人もいましたがスーツケースなどはもう載せられないので運転手さんは「次のバスに乗ってください」と言っていました。バスはほぼ定刻10時にボルツァーノに着いたのですが、カレッツァ湖に行く180番のバスはすでに隣に到着していて、そのままスーツケースを持ってそのバスに乗ってしまおうかとも思ったのですがやはり身軽になりたくて荷物を預けにボルツァーノ駅まで行くことにしました。急いで駅の1番プラットフォームにある荷物預かり所でパスポートを見せて預け、バス乗り場に戻ったのですが10時7分発の先ほどのバスは行ってしまった後だったので仕方なくバスのインフォメーションセンターで1時間後のバスを待ちました。
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11時7分発180番バスは乗り換えが必要なく50分でカレッツア湖に到着。幸いお天気がよくて湖は引きこまれるようなエメラルドグリーンに輝いていて、湖が見えた途端バスの中が歓声で沸きました。湖の背後に見えるのはラテマール山脈です。移動の途中で寄るのはちょっと面倒ですが、来た甲斐があります。
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バスを降りた所でたくさん写真を撮って
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出来ればここで少し歩いたりしてゆっくりしたかったんですが、ボルツァーノに戻るバスが12時4分発の次は1時間後で、1時間後のバスでも2時にボルツァーノに戻れる予定なので2時25分発の希望の列車に乗れるかとは思ったのですが予定通りにバスが来るとは限らないし、ボルツァーノ駅で切符を買うのにどのぐらい時間がかかるかもわからないのでもっと余裕を持っておきたいと考え、泣く泣く12時4分発で戻ることにしました。カレッツァ湖には10分ほどしかいられなかったので、是非再訪したいです。
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1時前にボルツァーノ駅に戻って荷物預かり所で1つ6ユーロ払ってスーツケースを受け取り、駅の窓口に向かいました。幸い1組待っただけで係員と話ができて、空いていたせいもあってかとても親切に対応してもらえました。早いのがよければこれ、安いのがよければこれというふうに紙に書いて選択できるようにしてくれて、結局予定していた2時25分発のReginale Veloceを選びました。このように旅程もプリントアウトしてくれます。初日のミラノ駅での塩対応を覚悟していただけに感謝感激でした。
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こちらがチケット、ベローナとロバトの2回乗り換えが必要です。1人24.4ユーロで列車に乗る前に刻印も必要でした。チケットを買って一安心で、
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駅構内のPanellaというカフェでサンドイッチをゆっくり食べることができました。ボルツァーノ、ベローナ P.N.間のRegionale Veloceは結構混んでいてバラバラの席になりましたがなんとか座れました。途中乗ってきた人は席がなく立っている乗客もいました。この日は遅延もなくスムーズに乗り換えができてベローナ P.N.からロバトへ。
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ただ、ロバト駅に着くとホームの端でたむろっているような若者がいてちょっと怖かったです。ドロミテのエリアは全く怖い思いをすることがなかったですが、ここで気をひきしめなくてはいけないと思いました。再度乗り換えて午後7時近くにようやくベルガモに到着です。ホテルは駅の目の前のBest Westernを予約してあったのですぐにチェックインできました。
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部屋の写真は撮らなかったのですが、冷蔵庫もあるし清潔なシティーホテルで安心しました(実はこの夜ちょっとトラブルが発生するのですが・・・)。窓の外はこのような景色で通りの裏側ですが、この日メインの通りの向かいの公園でコンサートをしていてうるさかったので、こちら側の部屋でよかったと思います。お手洗いに差し込む西日は7時過ぎでもきつかったです。ちょっと休んでから、夕食を外で食べるか、食べ物を買ってきて部屋食にするか決めずに外に出ることにしました。
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フロントでスーパーの場所を聞くと、この日は日曜日ですでに午後8時、まだ開いているかどうかわからないけど・・・と言われましたが地図で場所を教えてくれました。右下がホテル、12番の広場Piazza PontidaにCarrefour Expressがあるとのことです。ホテル近くにおにぎりの店もあって、わたしはおにぎりが食べたかったんですが道を渡るのが面倒で結局スーパーまで行ってしまい、幸いまだ営業中で買い物できました。またワインやチーズ、サラダと変わり映えしない夕食ですが、太巻き寿司も売っていたのでお米が恋しくて買ってしまいました。ご飯がパサパサで美味しくはなかったですが、ご飯が食べられ満足でした。
そしてホテル向かいで開催されていたコンサートが11時半ごろまで続いていてうるさく、12時すぎに寝ようとしたところ突然浴室の警報音が鳴りだして止めることができません。フロントに連絡して係員が部屋に来て、ブレーカーを落としてようやく音が止みました。が、しばらくするとまた警報音が鳴りだして・・・何度か繰り返して再度フロントに連絡し、解決方法がないなら部屋を変えるようにお願いして、フロントの人も部屋を探してくれたようなのですがあいにく満室で変えられず、寝るときはブレーカーを落として寝てくださいと・・・それはちょっと不安なので嫌だと言ったのですが、他にどうすることもできず仕方なくブレーカーを落として電気はつけずに寝ました。 -
翌日起きてからフロントに連絡して係の人が部屋に来て、トイレの洗浄用ブラシを触って、「これのせいでここ(シャワーの近く)が濡れると警報音が鳴ってしまう」と言って床を拭いて警報音はようやく鳴らなくなりました。それならばブラシをそこに置かなければいいと私たちはシャワーから遠い方にブラシを置いたのですが・・・このことを夜のシフトのスタッフは誰も知らなかったようです・・・
気をとりなおしてベルガモ観光に出かけます。まずは駅前にあるツーリストインフォメーションでバスの乗り方やカッラーラ美術館の場所などを教えてもらいました。このBest Western前の通りViale Papa Giovanni XXIIIをはさんで向かい側のバス停で1番のバスに乗ってチッタ・アルタ(丘の上の町)へ向かいます。バスに乗る時はクレジットカードのタッチ決済で1.7ユーロか3.5ユーロを選びますが、私たちは1.7ユーロのエリアでしか乗りませんでした。 -
Sant Agostino Gateを通ってチッタ・アルタに入り、城壁沿いを進んでいる途中のバス停でバスを適当に降りてみました。
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素敵な並木道もありました。
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ハート型。この隣にスワン型もありました。
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城壁が続いています。
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城壁の下はチッタ・バッサ(丘の下の町)と呼ばれています。
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ブルーベリー。
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San Giacomo Gateが見えてきました。
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San Giacomo Gateをくぐります。
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こちらが正面で、ベネチアの有翼のライオンがチッタバッサを見下ろしています。ベルガモはもともとミラノの支配下にありましたが、15~18世紀にはベネチア共和国の支配下に入りその時に城壁に囲まれた防塞都市になったそうです。
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チッタ・バッサを背景に。雲一つなくて暑かったです。
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門をくぐって少し歩いたところで、チッタ・アルタの中心に向かう道があったのですが、その反対側に向かう小道が階段で日陰で魅力的に見えてしまいその階段を下りていきました。
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住宅地のようでしたが城壁の真下でお屋敷エリアですね、きっと。後で地図で調べたら、この道はVia Santa Lucia Vecchiaという名前で、Vecchia(古い)がついているので昔からある通りなのでしょう。
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古い道が終わって、そのままVia Santa Luciaを下っていきました。本当はチッタ・アルタの中心にあるPizza Vecchiaへ行きたかったのですが、適当に歩いていれば着くだろうと考えて。でも、なかなか着かないので通行人に聞いてみたところ、「ここはバッサだから、この道をずっと戻ればアルタに行けるよ」と言われてしまい今来た道を引き返すことになりました。近くで私たちの会話を聞いていたおばあさんが何かイタリア語で話しかけてきて、最後のBella(美しい)だけ理解できました。多分「ずっとずっと登っていけば美しい町が見られるわよ」というようなことだと思います。
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San Giacomo Gateに戻ってからVia San Giacomoを通ってチッタ・アルタのフニクラーレ駅の前を通り、
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Via Gombitoを見つけてほっとしました。Piazza Vecchiaまでもう少しです。
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これが名物ポレンタを模したケーキですね。
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Piazza Vecchiaに着きました。私たちは上りませんでしたが、塔に上ることもできるようです。
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広場の噴水は18世紀にベネチア共和国によって作られたそうです。とにかく暑いので涼しい場所でランチにしたいです。広場を囲むように4、5件レストランがありますが、良さそうと思って入ったのがこの写真の左奥の・・・
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Cafe Del Tassoです。テーブルについてから、ここはもしかして歴史のあるカフェかもと気づきました。1476年にまで遡る歴史的なカフェだそうです。
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お隣のテーブルが食べていたビーフが美味しそうだったので、ビーフスライスとハーブのリゾット。わたしは美味しくいただきましたが、夫は「ビーフは見た目ほどには美味しくない」と言ってました。ビーフの味にはうるさいので・・・翌日に夕食に行ったレストランのビーフには大満足でしたが。でも、とてもゆっくりできて暑さで疲れた体を休ませることができました。50ドルちょっとだったと思います。
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べネチアやフィレンツェの有名カフェほどお値段も高くなく、Cafe del Tassoおすすめです。
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昼食後、観光を再開します。ラジョーネ宮の下を通って、
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手をつないでいるかわいい人たちを発見。
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まずこのコッレオーニ礼拝堂へと思ったのですが、入り口が閉まっていて意味の分からないイタリア語が書いてあり、他のツーリストが翻訳アプリで訳して「I'll be backだ」と言っていました。それでお隣の・・・
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サンタ・マリア。マッジョーレ教会に入場しました。1人5ユーロの入場料が必要です。
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ファサードには聖人の像、馬もいます。
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入り口の左右には赤茶色のライオンがいます。
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外観はファサード以外は地味ですが、内部に入ると眩いばかりの豪華さです。
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天井も精巧な装飾で埋め尽くされていて、ベルガモの富の象徴とも言える教会です。
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タペストリーです。
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最後の晩餐。
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では、再びPiazza Vecchiaに出て正面は図書館。
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再びVia Gombitoを通り、フニコラーレ駅に出て左折してVia Porta Dipintaを通ってカッラーラ美術館に向かいたかったのですが城壁沿いの道をSant Agostino Gateに向かうべきところを反対方向に向かってしまい、ずっと歩いてSan Lorenzo Gate近くまで行ってしまいました。それで近くを歩いていた若者に道を聞いてSant Agostino Gateの方向を教えてもらいました。この日は2回道を聞きましたが、いずれもとても親切に教えていただきました。
午後3時半ごろだったでしょうか。とても暑い上に迷ってヘトヘトでしたが・・・ -
なんとかSant Agostino Gateにたどり着きました。やはりバッサ側に有翼のライオンがいます。
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今朝通ったような石造りのバッサへ下る道(Via della Noca)を下り終わったところにカッラーラ美術館があります。ベルガモでは城壁はもちろん、このバッサへ下る石造りの道の雰囲気が素敵でした。
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カッラーラ美術館に到着しました。1人15ユーロの入館料を払って中に入りますが、なんだかんだドロミテでのハイキング以上に歩いてしまったような気がするので、バスで楽に帰れるようにまずレセプションでバス停の場所を教えてもらいました。美術館は空いていてレセプションの人もとても丁寧に応対してくれます。食事などをしに一度出ても再入館できるとのことでした。私たちは1時間半ぐらいしかいませんでしたが、できれば1日かけてゆっくり味わいたい美術館です。
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ルネサンス期前後の巨匠の作品が数多く展示され、リーフレットを見れば誰の作品がどの辺にあるかわかるようになっています。
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わたしが一番楽しみにしていたのはボッティチェリですが、3点と少ないせいかここに名前はありません。
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クリヴェッリの聖母子。
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人も少なく落ち着いて絵画鑑賞できます。
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こちら、大阪万博イタリア館で大人気のアトラス像です。だいぶ小さいですが。
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ボッティチェリの救世主の祝福。有名な「ヴィーナスの誕生」や「春」とはだいぶ違った印象を受けます。画家の宗教色が強まってからの作品でしょうか。
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ボッティチェリのウェルギニアの物語。
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ボッティチェリのジュリアーノ・デ・メディチの肖像。陰謀によって暗殺された人ですね。長身の美男子だったようです。
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ボッティチェリの3作品はこのように並んでいます。
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ラファエロの聖セバスティアヌス。3世紀の殉教者だそうですが、優し気な表情がチャーミング。
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べネチア好きなので、カナレットも見られて嬉しいです。
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この絵はロレンツォ・ロットの作品でもともとベルガモの教会に置かれていた祭壇画ですが、アカデミア・カッラーラで修復したとの説明でした。修復の様子をビデオで見ることができます。だいたい見たい作品は見られたので美術館を出て、最寄りのバス停から7番のバスに乗ってホテルへ戻ります。ベルガモ駅に行くかどうか聞けばいいのでバスに乗りやすかったですがベルガモのバス路線、そんなに複雑ではない印象でした。
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本当に暑い1日だったので、Best Westernホテルに隣接するカフェLa Ninaでジェラートを食べました。アルタにあるLa Mariannaというジェラテリアのジェラートで1つ3ユーロ。コーヒー味とストラチャテッラを注文。ストラチャテッラ初めて食べましたが、思ったよりさっぱりしていて美味しかったです。後で知りましたが、La Mariannaはストラチャテッラ発祥の店だそうです。一旦ホテルの部屋に戻ってから、この日も前日行ったCarefour Expressへ買い物に行って夕食は部屋で食べました。フロントを通りかかった際に昨晩の浴室の警報音の苦情を言ってみましたが、「苦情ならマネージャーのモニカに言って」と言われました。モニカさんは朝のシフトですでにホテルにはいなかったので、翌朝に苦情を言うことにしました。日本のホテルならマネージャーの方から謝ってくると思うのですが、ここはイタリア自分から言わないと何のCompensationもありませんから・・・
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