2025/05/29 - 2025/05/31
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yeyetravelerさん
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関西万博協賛などで開催される京都国立博物館、奈良国立博物館、大阪市立美術館での国宝展を見るべく5/29(木)から2泊3日で三都市を回った。京博は「日本、美のるつぼ 異文化交流の軌跡」、奈良博は開館130年記念特別展「超国宝 祈りのかがやき」、大阪は「日本国宝展」。5/29京博見学後駅前で京都在住の友人二人と、翌30日は大阪梅田で友人二人とそれぞれ酒を酌み交わし旧交を温めた。奈良では東大寺・東大寺ミュージアム、興福寺国宝館、大阪では今宮戎神社、四天王寺にも足を延ばした。
[行程概略]
5/29(木)JL117 羽田12:30→伊丹13:35 B767-300 5~6分延着も速足で移動して13:50発京都駅八条口行きリムジンバスに乗車。満員で補助椅子。着席と同時に発車。京都駅八条口14:40頃到着後烏丸口へ回り市バスで烏丸口→博物館三十三間堂前、目の前の京博へ。烏丸口バスターミナルゴールデンルート乗り場は危惧したほど行列は長くなく、更に最初に来たバスが#208(=西大路を東福寺方面へ南下)で、外国人乗車せず。京博見学後、市バス満員通過後に来たプリンセスラインで博物館三十三間堂前→烏丸七条、徒歩で駅前居酒屋へ。友人と会食後、近鉄京都→大和西大寺→近鉄奈良。駅近くの東向北商店街のhotelへ投宿。
5/30(金)朝hotelチェックアウトして開場時間9:30に博物館へ行くと長蛇の列。入口から建物角を回り込み、列の長さは恐らく100m以上。行列整理係員に1時間後以降には行列が短くなるだろうと聞き東大寺拝観を優先。南大門→東大寺ミュージアム→大仏殿→二月堂→戒壇院→正倉院と回ったのち超国宝展見学。入場行列は短くなっており、正解だった。チケットは仏像館(旧本館)も可であったが、2時近くとなり空腹で昼食を優先。博物館前ののレストランは満員で結局東向商店街まで戻り昼食。昼食後、興福寺境内散策&国宝館見学。坂道歩き詰めでの疲れと大阪梅田での会食約束時間を考え仏像館はスキップ。東向商店街にあった地ビールの店で2種類飲み、近鉄奈良→鶴橋(JR環状線乗り換え)→大阪。友人と会食後、地下鉄で梅田→なんば、堺筋のhotelへ投宿。
5/31(土)朝hotelチェックアウト後、南海難波駅へ歩き、高野線一駅先の今宮戎で下車。今宮戎神社参拝し徒歩で通天閣、動物園北側を通り大阪市立美術館へ。10:30指定のチケットであったが、10:00頃美術館正面の階段を上りきったところ、9:30入場者の長蛇の列。10:30日時指定のチケットで早めに入場できるかと思っていたが、とんでもない状況だった。天王寺公園の広い芝生、cafeで時間調整後2-30mの列に並び入場。見学後アベノ地下街レストランで昼食。昼食後谷町筋を北上、10分程度で四天王寺到着。拝観後旧熊野街道を北へ歩き地下鉄谷町線四天王寺前夕陽ヶ丘→東梅田。阪急デパートに寄ったのち、阪急電車で梅田→蛍池(モノレールへ乗り換え)→伊丹空港。空港内「美々卵」でビール+夕食。JL130伊丹18:25→羽田19:40 B767-800 京急地下鉄と乗り継ぎ帰宅。
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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京都国立博物館 昨年5月連休に雪舟展を見に来た。旧本館は耐震改修などの工事が進行中、現在は明治古都館と言うとのこと。明治30年開館。展示は旧本館左側の平成知新館。昨年も入口手前に「雪舟伝説」大看板があった。特別展の時は必ず立てるのだろう。
京都国立博物館 美術館・博物館
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平成知新館入口を入ると目の前に大ポスター。よく見ると、神奈川沖浪裏の波が手前に別建てで作ってあった。お見事!
念願の俵屋宗達「風神雷神図屏風」本物を見ることができた。建仁寺では、CANON(光学&InkJet技術)による複製品、モザイク画は見ていた。圧倒された。北斎富嶽三十六景の神奈川沖浪裏、黒富士、赤富士の三品は色が素晴らしく感動した。4月に見たNTT初台のDigital×北斎も面白かった。京都国立博物館 美術館・博物館
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唯一撮影OKであった、萬福寺 羅怙羅尊者像 十八羅漢座像の内の一つ。羅怙羅は出家前の釈迦の息子で、自分の中に仏がいると胸を開いて見せている。隠元禅師が招いた福建省出身の仏師、范道生の作で日本の仏師に影響を与え黄檗様という様式が生まれたと説明してあった。隠元と言えば、隠元豆、孟宗竹。萬福寺は以前訪れた時は観光客はほとんどいなかったが、昨年国宝となって以降はどうなんだろうか? 中国様式の山門、堂などの建造物、十八羅漢像、布袋さん、木魚の原型など興味深かったのをよく覚えている。時間を見つけてまた拝観しようと思う。
京都国立博物館 美術館・博物館
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魅かれた展示物 左上:五智如来座像 昨秋拝観した安祥寺で、国宝五智如来坐像は京博に寄託と掲示してあった現物5座像。迫力満点であった。安祥寺HomePageより。左下:吉備大臣入唐絵巻 ボストン美術館蔵 wikipediaより。話が面白すぎた。遣唐使吉備真備が鬼になった阿倍仲麻呂に助けられたり、皇帝との碁の勝負で石を隠し勝利したりで笑った。右:宝誌和尚立像 Japaaanマガジンサイトより。何じゃこりゃ!仏像の顔の中に仏像が!
京都国立博物館 美術館・博物館
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考える人像の前で記念写真を撮っていた中国語を話す家族集団。声が大きいので中国語とすぐわかった。美のるつぼ展を見に来たのだろうか?
京都国立博物館 美術館・博物館
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東大寺南大門 大華厳寺という扁額が掲げられている。2006年に復元された。
東大寺 寺・神社・教会
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南大門国宝の仁王様 運慶、快慶の作。しかしでかい!!
東大寺 寺・神社・教会
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南大門をくぐると左に東大寺ミュージアムがあった。入口には原寸大の大仏の手が展示されていた。ミュージアムが出来ていたのは知らなかった。2018年奈良に来たときは東大寺を拝観しなかったので、前回来たのはいつか思い出せないくらい昔だ。大仏殿、ミュージアムセット券1,200円を購入して見学。
東大寺ミュージアム 美術館・博物館
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中門 大仏殿への入り口は左側。団体客が多数並んでいたが、ミュージアムセット券を持っていたのですぐ入れた。
東大寺 中門 名所・史跡
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大仏殿 聖武天皇の最初のお堂はこれより大きかったとは驚くばかりだ。
東大寺 寺・神社・教会
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八角燈籠 創建当時からのもの。素晴らしい意匠と技巧に驚くばかり。
東大寺 寺・神社・教会
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大仏様 廬舎那仏
東大寺 寺・神社・教会
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大仏様横顔 右下は洛陽・龍門石窟最大の見ものである廬舎那仏。2017年に訪れた。奈良の大仏様に似ていると思ったと旅行記に記載した。
東大寺 寺・神社・教会
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右脇侍の虚空蔵菩薩と左脇侍の如意輪観音 大きさに圧倒される。
東大寺 寺・神社・教会
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広目天
東大寺 寺・神社・教会
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多聞天 左が柱くぐりの柱。柱にはナイフで刻み込んだ名前と思われる落書き傷多数。
残念ながら、寺や神社を宗教施設ではなく単なる観光施設と勘違いしているい観光客が多くいることの証明。東大寺 寺・神社・教会
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二月堂 3月お水取り(修二会)で大きな松明を持った僧が火の粉を振りまきながら舞台を走る。1300年近く続く行事で終わると春が来る。数年前、数日にわたって夜を徹して行われる読経、その他の行事が初めて映像にとられNHKで放送されたのを見た。現代の仏教にはなくなった、インドや西域的要素を伝えているのではないかと思えたのを記憶している。
東大寺二月堂 名所・史跡
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二月堂 プリントをもった社会科見学(?)の小学生が多数いた。
東大寺二月堂 名所・史跡
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二月堂からの眺め 奈良盆地が一望できる。中央の木の上に少し見えているのが大仏殿屋根と鴟尾。二月堂までは、坂、階段を上る必要がある。生駒山系までくっきりと見えた。
東大寺二月堂 名所・史跡
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鐘楼、梵鐘 日本三大梵鐘の一つ。知恩院、方広寺と並び称せられる名鐘。
東大寺 寺・神社・教会
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鐘楼前の鹿 さすがにこの辺りまで上ってくる鹿は少ない。
東大寺 寺・神社・教会
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正倉院
正倉院正倉 名所・史跡
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戒壇堂
東大寺 寺・神社・教会
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奈良国立博物館入り口の看板 入場行列は短かったものの、入場者は一杯で巻物など低い位置に置いてあるものは後ろからは見えず、見学をあきらめたもの多数。仏像が多く奈良らしかった。
*通常は、身長180cmあるため後ろからでも見れ更に単眼鏡で拡大して見ることもできるのだが、あまりに人が多く展示物によっては全く姿、形さえも分からないものもあった。奈良国立博物館 美術館・博物館
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パンフレットには、法隆寺の観音菩薩立像(百済観音)と中宮寺の菩薩半跏像。いずれも後光がさしているような感覚を持った。
奈良国立博物館 美術館・博物館
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素晴らしかった国宝仏像 左:重源上人 今にも立ち上がって歩き出しそう!鎌倉時代東大寺伽藍再興した僧。快慶作と言われている。NARAKKOというサイトより。右:大日如来坐像 奈良円成寺HomePageより。運慶最初期の作。
奈良国立博物館 美術館・博物館
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素晴らしかった国宝仏像2 左:菩薩半跏像(伝如意輪観音) 京都大原野 願徳寺 京NAVIサイトより。右:釈迦如来立像 京都清凉寺 嵯峨釈迦堂の名前の由来となった仏像。37歳のお釈迦さんを写した。京都トリビアサイトより。
奈良国立博物館 美術館・博物館
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奈良のランドマーク興福寺五重塔は修理工事の真っ最中。2031年頃修理完了だそうだ。左は東金堂。
興福寺五重塔 寺・神社・教会
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興福寺国宝館 こちらには中学生多数。久しぶりに阿修羅像と対面。東博では人だらけだったが、入場者は少なくゆっくりと鑑賞できた。
興福寺国宝館 美術館・博物館
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最近再建された興福寺中金堂
興福寺 中金堂 寺・神社・教会
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興福寺 左上:北円堂 国宝、三重塔と同じく1210年頃再建された、日本で最も美しいといわれる八角円堂。左下:南円堂 重文 日本最大の八角円堂 江戸期の再建。右:三重塔 国宝、興福寺最古の建造建物
興福寺 寺・神社・教会
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東向商店街の店で飲んだ奈良の地ビール。
東向商店街 市場・商店街
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今宮戎神社 南海高野線の駅から歩いてすぐのところに鎮座。
今宮戎神社 寺・神社・教会
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今宮戎のお隣さんとも言うべき場所にあった毘沙門天。
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美術館へ歩く途中、春日通から見えた通天閣。さすがに朝は開店準備する人、観光客が見えない。
通天閣 名所・史跡
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大阪市立美術館 入場者が長蛇の列、見学者も奈良博同様超満員であった。右奥高層ビルがあべのハルカス。京博「美のるつぼ」が奈良、大阪と比べると見学者が少なかったのは、15時頃入場した故であったのだろう。
大阪市立美術館 美術館・博物館
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美術館に入ると正面階段踊り場に長谷川等伯楓図を下段に配した国宝展大ポスター。配置換えで楓図展示がないときは別の図柄のポスターなのだろうか?この国宝展は、関西万博記念&美術館リニューアル記念特別展と銘打ってあった。由緒ありそうな建造物と思ったので、帰りにチケットモギリの女性職員に建造年を聞いたところ、1936年創建と答えが返ってきた。Wikiによると、この地には1914年(大正3)住友家本邸が建てられていたが、美術館建設を条件にして隣接する庭園(慶沢園)とともに大阪市へ寄贈されたという事だった。
大阪市立美術館 美術館・博物館
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国宝展パンフレット 表紙:火焔型縄文土器、縄文のビーナスは初めて見た。頼朝像は展示期間ではなく見られなかったが、昨年東博神護寺展で見た。予想以上に大きく、束帯上衣の模様がよく分かったのを覚えている。雪舟も昨年京博で見た。
見開ページ:狩野永徳「唐獅子図屏風」には圧倒された。漢委奴國王金印、燕子花図屏風も展示期間ではなかった。燕子花図は4月根津美術館で見たばかり。大阪市立美術館 美術館・博物館
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唯一撮影可能であった、薬師寺東塔水煙
大阪市立美術館 美術館・博物館
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美術館から天王寺公園側に出るところに、黒田藩蔵屋敷長屋門と説明書きのある門があった。門の先が美術館。この門の存在は全く知らなかった。
天王寺公園 公園・植物園
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四天王寺石鳥居 重文 神仏混合時代の名残。左:谷町筋側から東へ境内に入る。扁額には 釈迦如来 転法輪処 当極楽土楽 東門中心 と書いてある。右:境内から西を望む。建造当時は上町台地の下まで海で、まさしく夕陽を拝み西方浄土を想った。扁額の東門中心とは西方浄土から見て東門ということだそうだ。夕陽ヶ丘という地名の由来。
石鳥居篇額 (四天王寺) 名所・史跡
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西大門(極楽門)
四天王寺 寺・神社・教会
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境内図 左が北。四天王寺式伽藍配置は、南から北へ中門、五重塔、金堂、講堂が一直線に並び回廊が取り囲む最古の伽藍配置様式。
四天王寺 寺・神社・教会
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西重門 ここから回廊内側へ入る。
四天王寺 寺・神社・教会
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金堂と五重塔 伽藍は度重なる災害で失われ、戦後に再建されたコンクリート造り。境内には発掘された遺構がガラス越しに見られるようになっていた。五重塔は螺旋階段で登れ、最上階には仏舎利と聖徳太子の遺髪を収めたとされる容器が安置されていた。撮影不可であった。五重塔の後にはあべのハルカスが見える。
四天王寺 寺・神社・教会
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