2025/05/15 - 2025/05/19
180位(同エリア265件中)
公共交通トラベラーkenさん
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この旅行記スケジュールを元に
2025年5月15日(木)~19日(月)までの4泊5日で東北3県を周遊してきました。ゴールデンウィークも終わり、観光シーズンもひと段落付いた感じで、いずれの観光地も観光客は少な目です。おかげでストレスなく旧所名跡を訪ねることができました。
東北旅行は移動距離が長くなるので乗り物移動の時間が多くなるのですが、東北地方は田植えが始まるころで、水を張った水田が続く田舎の風景を車窓から眺めるのも立派な観光になりました。
旅行記その3は北上の駅近くにある諏訪神社の参拝を済ませてから、釜石線のローカル列車に乗って遠野方面へ向かいます。今回の旅行に備えて柳田国男の『遠野物語』を久しぶりに読み返して準備万端で臨みます。でもその前に滝観洞という鍾乳洞に潜ります。洞窟の奥底にすごい勢いで落ちる滝が見られる素晴らしい鍾乳洞でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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コンフォートホテルに泊まるのは3年ぶりくらいでしょうか、朝食が少し美味しくなった気がします。
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チェックアウトしてから少しだけ北上駅周辺を散策します。
北上駅西口側に広がる歓楽街を通り抜けます。朝早いので当然店は閉まっていました。 -
古ぼけたビルの壁が味わい深いです。
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諏訪神社に来ました。
諏訪神社 寺・神社・教会
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大同2年(807年)、坂上田村麻呂将軍が東夷征定の時に信濃の諏訪大社から勧請した神社なんだそうです。
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境内にはご神木や塚や碑が並んでいます。町の中心にある神社らしく、広く平らな境内に整然と建物や碑が並んでいます。
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境内社の稲荷神社。
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どんな狐さんがいるか覗いてみます。
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お稲荷の石製柵の横に小さな祠がありました。
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馬に乗った人が祀られています。坂上田村麻呂でしょうか。
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整然と並ぶ狐たち。
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両側に背の高いスマートな狐さんがいました。結構古いものっぽい。
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拝殿の濡れ縁にも馬にまたがった武将の像が安置されていました。
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地元ではお諏訪さんと呼ばれて親しまれているそうです。かなりきれいな拝殿です。
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お不動さん。左側には芭蕉の句碑が立っています。右側の石碑は「尊塚」と書いてあるのでしょうか?よくわかりませんでした。
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牡丹が満開です。とてもきれいでした。
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今日の天気予報は雨ですが、朝のうちはまだ曇り空でした。
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北上駅の方に戻ります。
途中にある昭和レトロな雰囲気の飲み屋街を覗きながら進みます。 -
駅前広場の隅にあった福徳稲荷神社。
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特に見どころはありませんが、駅前のビルに囲まれてひっそりと建っているので、つい覗いてしまいました。
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これで北上観光はおしまいです。北上市は東北有数の工業都市ということで、駅の周辺には観光スポットは少ないようでしたが、私としては鬼の館を訪れることができただけで満足でした。
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JR花巻駅から釜石線に乗り換えます。銀河ドリームライン釜石線という愛称で呼ばれています。花巻といえば宮沢賢治です。この路線も賢治の童話の世界を演出してくれています。
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それぞれの駅にエスペラント語による愛称がついています。今回の旅行ではスケジュールの都合で花巻観光はできないので、宮沢賢治要素は釜石線のローカル列車への乗車のみとなります。
銀河鉄道に乗った気分で車窓観光をします。 -
釜石線のもう一つの観光名所、遠野に来ました。本日はここに宿泊しますが、とりあえずもう少し先まで進みます。
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エスペラント語の愛称も賢治の世界から民話の世界に近づいてきました。青笹駅の愛称は「「Kapao(カパーオ:カッパ)」。
エスペラント語にカッパを表す言葉があるというのが驚きです。 -
岩手上郷駅は「Cervodanco(ツェルヴォダンツォ:鹿踊り)」
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平倉駅「Monta Dio(モンタ・ディーオ:山の神)」。
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上有住駅で下車しました。「Kaverno(カヴェルノ:洞窟)」という愛称が付けられている通り、ここには滝観洞(ろうかんどう)という洞窟があります。
上有住駅 駅
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天気予報通り、結構強い雨が降っていました。
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洞窟の入り口の受付でチケットを購入して、ヘルメットを借ります。無料のロッカーもあるので荷物は預けます。
滝観洞観光センター 名所・史跡
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洞窟に入ってしまえば雨は関係ありません。
滝観洞 自然・景勝地
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入り口はイルミネーションで飾ってありました。
滝観洞は石灰岩でできた鍾乳洞で、総延長3,635メートル以上、高低差115メートル(国内第24位)あるそうです。一般に公開されているのは入り口から約800メートルくらいまでです。 -
上有住駅12:43発の列車に乗らなければなりません(逃すと次は15時台になってしまう)。
約1時間で帰ってこなければなりません。入り口のイルミネーションエリアを過ぎるとすぐに小さくしゃがみこんでズリズリと進まなければならないくらい狭い場所があります。思ったより本格的な洞窟です。 -
恐竜のオブジェがありました。どうやら化石が出るみたいですが、のんびり探していたら15時台の列車に乗るハメになってしまいます。
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金田一耕助の「八つ墓村」ロケ地にもなっているそうです。言われてみればこんな場所もあったかな。
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時々ヘルメットが岩にあたってガツンという音がします。身長183cmの私にはなかなか大変なコースです。
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滝まであと600mです。滝観洞の名前の通り、見学コースのゴールには滝が流れています。
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通路を塞ぐように巨大な岩が立っています。隙間をすり抜けて先に進みます。
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頭も打ちますが、体が大きいので肩も岩にぶつけてしまいます。ちょっとすりむいてしまいました。
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何かいますね。
住田町観光PRキャラクター「すみっこ」というヤツらしい。住田の「住」と住田町で盛んだった炭焼きの「炭」、町民の心の奥ゆかしさを表す「隅」をかけて名付けられたそうです。 -
まずは小滝(女滝)。
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観音様がおられました。
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岩の下の隙間をしゃがみながら進みます。
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終点の天の岩戸の滝に到着。ここは高さ60メートルあるドーム状の空間になっています。
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懐かしい妖怪がお出迎え。
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滝の落差は29メートルあるそうです。洞窟内にある滝とは思えない高さです。そしてすさまじい水量です。
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これほど勢いのある滝が地底に存在するというのが不思議です。苦労してたどり着いた先にこの風景があるので、かなり感激します。
岩手県の鍾乳洞といえば龍泉洞が有名ですが、ここ滝観洞も相当オススメ度の高い洞窟だと思います。 -
帰りもヘルメットで岩と闘いながら急いで出てきたので、無事に予定の列車に乗れました。
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再び賢治の世界を楽しむ乗り鉄の旅。
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緑の林に囲まれた単線列車の車窓は確かにメルヘンチックかも。賢治の短編「シグナルとシグナレス」を思い出しながらぼんやりと雨の車窓を眺めて遠野を目指します。
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遠野に到着しました。
遠野駅 駅
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遠野といえば柳田国男の遠野物語です。旅行前に青空文庫で「遠野物語」を読んできたので予習はバッチリです。
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駅のオブジェもカッパです。
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観光の前に腹ごしらえをしましょう。「遠野ショッピングセンターとぴあ」というショッピングモールに入ります。
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例によってフードコートで安上がりな昼食。紙風船という近所の中高生御用達みたいなお店に入りました。
ラーメンが普通に美味しい。ミニ丼は辛かった。 -
親子丼。結構美味しい。
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なんかもうちょっと食べたかったので、追加でハンバーガーとポテト(Mサイズ)とチュロスを追加注文。
ポテトが思いのほか大量で、完全に食べ過ぎてしまいました。しかし安くて美味しいお昼ご飯が食べられて良かったです。 -
本日の宿、あえりあ遠野に荷物を預けて観光に出かけます。
遠野観光に便利なホテル。昔話も聞けます。 by 公共交通トラベラーkenさん語り部の聴ける宿 あえりあ遠野 宿・ホテル
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まずはホテルのすぐ隣にある遠野市立博物館。
遠野市立博物館 美術館・博物館
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ここは「遠野物語の世界」・「遠野の自然とくらし」・「遠野の民俗学」をテーマとする博物館です。
他の地域と違って遠野観光のメインは民話や地域独特の民俗を見聞きすることになりますので、博物館での予習は有効だと思います。 -
切り絵作品が並んでいます。よく見ると全部妖怪です。
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山の神像。
山仕事に携わる人々の間で信仰されてきた神様です。 -
「遠野物語」に登場する山口孫左衛門の屋敷にあったと伝えられる木像。
この人の家はザシキワラシが出て行ってしまったので没落したそうです。 -
同じく孫左衛門家の地蔵像
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同じく福禄寿像
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天狗の遺品。
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左は花巻人形というもの。右は花巻人形の影響を受け、遠野市附馬牛(つきもうし)町で製作された遠野附馬牛人形。
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遠野の馬は農耕や駄賃付け、山仕事などの労働力として、また馬市での現金収入源として、人々の暮らしを支えてきました。そのため人々は駒形神社へお参りし、数多くの絵馬を奉納しました。
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よく見るとクマの絵馬もあります。
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タヌキみたいなキツネもいました。
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春風祭り人形。
2月7日から9日頃に各家でわら人形を作り、それに「春風疫病祭」などの文言を書いた旗をさし、門口や辻に立てて1年の無病息災を祈願します。藁人形には人々の災厄を引き受ける、あるいは追い払う力を持つと信じられているようです。 -
オシラサマ。
桑の木などで二体一対のご神体を作り、家の神、養蚕の神、目の神として信仰する東北地方を中心とした民間信仰の一つです。 -
遠野物語にもオシラサマは出てきます。養蚕の始まりに関する、馬と娘の悲哀話で、遠野物語でもひときわ異彩を放っています。
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オシラサマにも色々なタイプがあるみたいです。よく見ると馬の顔をしている人形もあります。
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その他諸々の神様たちが勢ぞろいです。
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素敵な獅子頭です。
解説キャプションによると、『ゴンゲンサマ 中山権現とも呼ばれる。山伏神楽などの神楽衆が奉ずる獅子頭。火伏せ、疫病除けの神として信仰される。権現は仏が衆生を救うために、神や人など仮の姿でこの世に現れること。岩手では、山伏たちが奉ずる神が獅子頭という具体的な姿で現れたのでゴンゲンサマといい、山伏神楽で演じる獅子舞を権現舞という。』とのこと。 -
藁人形にもしっかり男性シンボルがついています。
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青笹しし踊り装束。
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扁平で漫画っぽい顔が面白いです。
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神楽で使用する仮面各種。
昨日の鬼の館に引き続き、仮面好きの私にとっては最高の観光スポットが続きます。 -
古い農村の写真。手前で赤ちゃんが入っている編み駕籠はエジコというらしい。
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実物はこちら。
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猫エジコ。
これは今でも売れそう。 -
左から柳田国男、佐々木喜善、水野葉舟。柳田国男は日本民俗学の創始者、佐々木喜善は柳田に遠野の昔話を伝えた人、水野葉舟は佐々木を柳田に引き合わせた詩人なんだそうです。
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私たちも明日カッパを探す予定です。
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博物館を出て、次は「とおの物語の館」に入ります。
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来内川のほとりにあるエリアに遠野座、昔話蔵、柳田国男展示館、旧柳田国男隠居所などの建物が集合しています。
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ここでは遠野に伝わる昔話についての展示があり、実際に遠野の方言で語られる昔話を聞くことができるブースが用意されています。子どもたちは博物館よりこっちの方が楽しめそうです。
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旧高善旅館(柳翁宿)の建物。柳田国男が宿泊していた宿が保存されています。
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相当立派な旅館です。
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こちらは旧柳田国男隠居所。柳田国男が永眠までの晩年を過ごした住居を、東京の世田谷区成城から移築したものです。
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建物内には柳田国男の著作物などが展示されていました。
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来内川沿いの遊歩道を歩きます。
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目立たぬところにカッパのオブジェ発見。
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旧・遠野宝物館(上閉伊郡宝物館)。
遠野地方における最初の鉄筋コンクリート造建築なんだそうです。 -
続いて波木井山 智恩寺。特に観光するつもりはなかったのですが、入り口の門が立派だったのでちょっと参道を歩いてみました。
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総本山から「北身延」の公称を許されているそうです。かなりゴージャスな寺院でした。
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遠野の散策マップに記載されていた宇迦神社に来てみました。建物などはよく街中で見かける小さな神社です。鳥居の近くに一里塚などが置かれていたりするので、結構歴史ある場所なのかなと察せられます。
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この神社は地元では「ウンナンサマ」と呼ばれているそうです。ウンナンサマは水とウナギにまつわる信仰で、かつて境内には湧水があり、君のお使いの片目のウナギがいたそうです。
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そんなわけで、ここの氏子さんたちは今でもウナギを食べないと言われているそうですが、ホントかなぁ。
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宇迦神社の向かい側にある池端の石臼。
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石臼神社という小さな祠がありました。山の沼の神にもらった石臼に米一粒を入れると黄金が出てきてその家が裕福になったという話が残っています。池端という人の先祖のお話なんだとか。
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近くにあったカラフルな家。
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歩道のベンチの飾りが馬です。
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オシラサマ的な表現でしょうか。
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とりあえずこれで遠野散策1日目は終了。
滝観洞に行った時より雨がかなり小降りになっていたので、町歩きに支障はありませんでした。 -
そういえば滝観洞を出た時に受付で記念品をもらいました。洞窟の中にもいた「すみっこ」の人形と缶バッヂ。まぁ、カワイイと言えば言えなくもない、という感じですか。
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あえりあ遠野は「語り部の聴ける宿」ということで、18:00から3Fの語り部ホールで遠野の昔話を聞かせてもらえます。宿泊客は無料で聴くことができます。
オシラサマとか、ザシキワラシとか、遠野の方言交じりの語りで上手に話してくれます。やはり昔話は活字で読むより、語りを聴くのが一番面白いです。時々方言が聞き取れないところもありますが、内容はしっかりと理解できました。 -
観光の最後に、もう一度「遠野ショッピングセンターとぴあ」に立ち寄って総菜を購入していました。昼食がジャンクフードだったので、夜は野菜中心の田舎料理的な総菜を多めに買いました。どれもかなり美味しかったです。
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ウコギの佃煮。初めて食べました。佃煮味が強くてウコギ本来の風味はわかりませんでしたが、美味しかったです。
あまり宿泊客がいないのか、ホテルがとても静かで早寝早起きの私たちには大変ありがたいホテルです。明日はレンタサイクルで遠野の観光をする予定なので、すぐに寝ました。
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旅行記グループ 2025年4月15日(木)~19日(月)東北3県周遊の旅
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