
2025/04/26 - 2025/05/06
1578位(同エリア2183件中)
スネークさん
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ゴールデンウィークにクルーズ船にのって台湾(基隆・高雄)・沖縄(那覇)・鹿児島と南国をまわってきました。乗船から観光地めぐりの模様を記します。
<旅程>
4/26発 横浜→台湾(基隆)→台湾(高雄)→ 那覇 → 鹿児島 → 横浜 着
その5 鹿児島編です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー
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鹿児島に7時到着。
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鹿児島クルーズターミナルです。鹿児島湾内にあります。
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WELCOMEムードが漂っています。
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シャトルバスは25ドルです。高いですね~。本日は知覧にある特攻平和会館に向かいます。電車とバスで乗り継いでいく予定です。まずは近くのJR駅(宇宿)までタクシー(1100円)で向かいます。
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電車に30分程乗ってJR平川駅まで来ました。バス停は徒歩3分のところにあります。難点はバスが1時間に1本なところ。40分待ちでどうしたものかと思っていたところ、ちょうどタクシーの連絡先が書いてあったので呼ぶことにしました。
平川駅 駅
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タクシーの運転手さんは地元の人らしく道中色々と教えてくれました。見えているのはENEOSの喜入基地だそうです。ここに原油を輸送してくるそうで日本で使われる一週間分の量だそうです。ここの見学も良いようです。
新日本石油基地喜入基地 名所・史跡
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途中にある富屋食堂に寄ってもらいました。特攻隊員の食事を提供していて特攻の母と言われた「鳥濱トメ」さんの食堂です。ちなみトメという名前は気にいってなくて富(とみ)としたそうです。
富屋食堂 グルメ・レストラン
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鳥濱トメさんは自分の私財を売って特攻隊員が食べたい食材を手に入れていたそうです。また手紙を彼らから直接預かり、家族へ届けたりと、特攻隊員の最期にやりたいことを叶えてあげていました。映画や舞台、ドラマ、小説など、多く取り上げられました。
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ここが知覧ではメイン通りで真っ直ぐなのは滑走路の名残だそうです。戦時中は電車も近くを通っていて軍の街でした。ただ現在はいかんせん交通の便が悪く観光地としては痛手です。
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10分程で知覧特攻平和会館に着きました。一式戦闘機 隼(はやぶさ)です。ちなみに有名な零戦は海軍保有です。空軍は隼や疾風(はやて)を使用していました。
知覧特攻平和会館 美術館・博物館
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零戦が展示されています。特攻で1,036名が戦死したそうです。その内439名が知覧から飛び立っています。実際に敵艦へアタックできたのは1割程でほとんどが途中で撃ち落とされたそうです。重い250kg爆弾を抱えた上、操縦技術も未熟な若者ですから。この頃はベテランパイロットはほとんど戦死し、残った人が教官をしていたそうです。
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この零戦は鹿児島沖に沈んでいたのを引き揚げたそうです。中では母親が特攻隊員の世話をしていたという方が当時の説明をしてくれていました。写真で見送る女学生がうつ向いているのは涙を見せないためとか、特攻隊員もあえて笑顔で写真をとっているなど貴重な話しが聞けました。
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こちら当時使用していた給水塔です。年月経って傾いています。80年前に特攻する世界があったとは。飛行機の”神風特攻”の他に魚雷の”回天”、モーターボートの”震洋”、爆弾ロケットの”桜花”と多様にあり、書いていて目まいがしてきます。
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この街は灯籠が多いです。特攻勇士の慰霊のために灯籠を立てているそうです。運転手さんの案内を聞きながら武家屋敷群に向かいます。
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次は知覧武家屋敷庭園にきました。江戸時代、薩摩藩の佐多氏が治めていて今では貴重な武家屋敷7つと庭園を保存されています。タクシーの運転手さんが一緒についてガイドしてくれました。助かります。
知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園
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「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。石積み式と間知石タイプと石垣も屋敷によって違うそうです。
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ドラマ「西郷どん」の撮影地にも使われたそうです。
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「知覧型二ツ家」建物が二つ、屋根がつながった造りだそうです。
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それがこちら。中は入れませんが、外から伺い知ることができます。
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瓦の上に、茅葺屋根と珍しい造りです。
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見事な庭です。小京都とも呼ばれています。枯山水です。岩はカットして運んで、また組み立てたそうです。
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高城は「たき」と読むそうです。明治時代以前に建築された武家屋敷。単独での文化財ではないものの、知覧の町並みの中で2軒のみ残る茅葺屋根の古民家の一つです。
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「田の神さあ」(タノカンサア)とよばれる石像です。鹿児島には豊作を願ってよくあるそうです。頭の形に秘密が。
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「おとこ玄関」「おんな玄関」と玄関を分けていて時代を感じさせます。
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「おんな玄関」
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他の屋敷では庭園のみの見学で建築の中は見られないのが多いですが、この高城家住宅では武家屋敷の構造を見ることができます。
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同敷地内に併設されている『高城庵』です。運転手さんのオススメで入ることにしました。専属でガイドしてもらった上、食事中は待機していただき申し訳ない。
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郷土料理や定食、甘味を味わえるお食事処です。
高城庵 グルメ・レストラン
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ざる蕎麦(750円)を頼みましたが量がしっかりあって満足です。もちろん味も!。
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両棒もち(ぢゃんぼもち)です。大小両刀、二本ざしを意味して名物だそうです。
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「森重堅氏庭園」(もりしげかたしていえん)
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知覧武家屋敷庭園の中で最も古い庭園の一つで、庭園に面した建築も1741年に造営されたそうです。
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ここは人が住んでいるそうですが、見学客が来るので障子が開けれないですね。
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昔は勝手に人が家の台所まで入ってきて困ったそうです。そこでお茶をだすようになったとか。
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観光も終わり、ターミナルまで、そのまま送ってもらうことにしました。成り行きでタクシーチャーター1日観光の旅になりましたが、とてもいい方で大変満足です。旅での一期一会ですね。
桜島 自然・景勝地
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クルーズターミナルでは物産品の販売が賑わっていました。
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高校のブラスバンドが出港のお見送りの演奏をしてくれました。
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演奏だけでなく歌ったり、踊ったり素晴らしいパフォーマンスです。
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船から皆さん拍手喝采です。
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最後「また来てねー」と叫んでいます。感動しました。
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「また来るよー!」
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岸があっという間に小さく。さようなら~鹿児島!船は横浜へ向かいます。
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航海途中に見えた奥の尖った山は「開聞岳」(かいもんだけ別称さつまふじ)です。これを目印に特攻隊員は沖縄に飛んだそうです。歴史を知ると見る風景も変わります。
開聞岳 自然・景勝地
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次の日は終日航海日です。最終日は船を降りるだけなので実質、最後の感覚になります。ドラマの最終回がきたような気分です。
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朝から飲むのも贅沢です。
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夕食は常にごちそう三昧でした。
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このベイクド・アラスカというデザート、気に入りました。
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最終日、横浜に着きました。
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横浜ベイブリッジをくぐります。無事戻ってきました。
横浜ベイブリッジ 名所・史跡
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この旅はじめての雨です。ずっと天気には恵まれてきました。
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8時までに部屋をあけ9時には下船です。あっという間の船旅でした。楽しい旅行になりました。―Fin―
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