2024/12/28 - 2025/01/04
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Fúgāngrénさん
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インド旅行6度目にして初めてカジュラホを訪れた。そこに公認ガイドが待っていて…
Day 1 インペリアル・ニューデリーに泊まってパティアラ・ペグで呑む
https://4travel.jp/travelogue/11961404
Day 2 デリー歴史散歩 インド大反乱の史跡めぐり
https://4travel.jp/travelogue/11964346
Day 3 アルワル、階段井戸チャンド・バオリ、ファテープル・シークリー
https://4travel.jp/travelogue/11965959
Day 4 アグラ、マトゥラー、ブリンダーバン
https://4travel.jp/travelogue/11973156
Day 5 カジュラホ、オルチャ ← 今ここ
Day 6 ジャーンシー、ダティア、グワーリヤル
https://4travel.jp/travelogue/11976914
Day 7 デリー、Day 8 帰国
https://4travel.jp/travelogue/11980725
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2025年1月1日(水)
新年あけましておめでとうございます。
インドで正月を迎えました。
インドの車窓から
今日はカジュラホ駅に到着します。 -
私とガイドが乗った車両は、半分がエアコン付き一等寝台(AC First Class)で、もう半分はエアコン付き2段寝台(AC 2 Tier)の半室グリーン車みたいな構造だった。車両は古い。いつの製造だろうか?
AC:Air Conditioner エアコン
tier:段、列、階層 -
カジュラホ駅の駅名標
文字は手書き…だよな? ヒンディー語の発音は「カジュラーホー」が近い。 -
軽めの朝食をとって西群の寺院へ。全行程で私に同行している日本語ガイドのSさんは、ウッタル・プラデシュ州公認ガイドのライセンスを持っているが、ここはマディヤ・プラデシュ州(MP州)。カジュラホの寺院群では、MP州公認のガイドを雇う必要があるとのこと。Sさんはインドの歴史に詳しいので今さら別のガイドは要らないが、そういうルールなら仕方がない。どんなガイドが来るのだろうか?歴史好きな私を満足させてくれるだろうか?
カジュラーホの建造物群 寺院・教会
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西群の寺院の入場ゲート前でMP州公認ガイドと合流。高齢の男性で日本語ペラペラ。大阪に滞在した経験があるとか。
官能的な彫刻の説明で下ネタのジョークを連発。いまどきコンプライアンス的にどうよ?みたいな…てか、こんな下品な日本語を誰が教えたのよ?西群の寺院 寺院・教会
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ガイドの下ネタに呆れつつも愛想笑いしながら聞いていたが、「ムガル帝国がカジュラホを征服して彫刻を破壊した」の発言は歴史好きとして聞き捨てならなかった。
私:カジュラホを征服したムガル皇帝は誰ですか?時代が違うでしょ?
→ ガイドまごつく。正しくはムガル帝国(1526-1858)ではなく、12世紀中頃にアフガニスタンに興り、北インドに侵入したゴール朝の武将アイバクが1202年にカジュラホを征服した。
私:カジュラホを征服したムスリム軍はなぜ彫刻を破壊しなかったのですか?
ガイド:「彫刻の顔を破壊しました」→ いや、ここにある彫刻群は顔を破壊されてないし…話がかみ合わね~
私:コルカタのインド博物館が収蔵するカジュラホ出土の有名な彫刻を知っていますか?
→ ガイドは知らなかった。正解は「手紙を書く女(Woman writing a letter)」
(私の心の声)なんやねん、この下品な日本語を垂れ流すジジイは!?「公認ガイドを雇え」としゃしゃり出てきたくせにインド史の知識はめっちゃ浅薄やないか。下品な日本語を覚えるヒマがあったら歴史を勉強しろや!MP州公認のクオリティーはこの程度か!? がっかりさせんなや!金を取るならプロに徹しろよ。
と、心の中で悪態をついたが、まぁ随所で映える撮影ポイントを教えてくれたから多めに見てやるか。 -
世界の歴史〈14〉
『ムガル帝国から英領インドへ』
(中央公論新社、1998年)より引用
北インドから中央インドにかけての征服は、アイバクなど奴隷出身の武将たちが手分けしておこなった。アイバクは1202年から翌年にかけブンデルカンドのチャンデーラ朝を攻撃し都カーリンジャルやカジュラーホーなどを占領している。しかし、カジュラーホーを占領したムスリム軍が、その著名な寺院や彫刻を破壊しなかったことは注目されよう。このことは、彼らが復讐の怒りに駆られたときとか、イスラームの力を誇示する必要があったときなどは別として、異教徒の「偶像」でも不必要な破壊はおこなわなかったことを示している。 -
ガイドのことはさておき、気を取り直して彫刻を鑑賞。
カジュラホの寺院群の彫刻には曲線美を感じる。男女が抱擁する官能的な彫刻がいくつもあるが、ここまで大っぴらに表現されると、むしろ健全な宗教芸術に見えてくるのだ。 -
右の象が盗み見するものは…
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足の裏の棘を抜いているポーズだろうか?
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The lady holding a mirror
鏡を見る女(後ろ向き)
南 藍海『インド一周ひとり旅』
(彩流社、2015年)より引用
正直に言ってカジュラホの彫像を見るまでは南インドのベルールで見たチェナケーシャバ寺院の「鏡の美女」がインドで一番と思っていたのだが完敗であった。砂岩の色の美しさにもよるのかも知れないがとにかくセンスがいい。全体のプロポーションが抜群で表情がいい。個々のポーズが素晴らしい。完成度が高い。良いことずくしでこれでは南インドの美女は悔しいけれど負けてしまった。 -
The lady holding a mirror
鏡を見る女(正面向き)
南 藍海『インド一周ひとり旅』
(彩流社、2015年)より引用
ポーズも何種類かあるようで、抜群のプロポーションの美女が後ろ向きで持ち手のついた小さな鏡を左手に持って右手で髪飾りを直している場面ではそのバックスタイルの美しいこと。(中略)少し離れたところにいる「鏡の美女」も教えてもらったがこちらは正面向きでやはり同じポーズ。こちらのお尻は見えなかったが今度は丸く豊かなバストに美しい装身具が絡まって見事であった。 -
私も南インドのベールールと、中インドのカジュラホで二つの「鏡を見る女」の彫像を鑑賞した。
対比のために画像を掲載
Shilabalika (celestial maiden) with mirror
Chennakeshava Temple, Belur, Karnataka
鏡を見る女(天女)
チェナケーシャバ寺院
カルナータカ州ベールール
2016年12月20日 撮影
上記で引用したとおり、南 藍海さんは著書で両者の美しさを比較してカジュラホの方に軍配を上げている。私も両者の実物を観たが、彫刻の技巧や緻密さは南インドの方も負けていないと思うし、あたかもミスコンのように美の優劣をつけるのはいかがなものだろうか。もし「モナ・リザ」と「シモネッタ」のどちらが美しいかを問われたら、私は「どちらも美しい」と答えるだろう。
南インドで「鏡を見る女」を観た旅行記
↓↓↓
3度目のインド ハイデラバードでファラクヌマパレスに泊まる(2016年12月)
https://4travel.jp/travelogue/11943585チェナケーシャヴァ寺院 寺院・教会
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Varaha Sculpture ヴァラーハの像
ヴァラーハは猪の姿をしたヴィシュヌ神の第三の化身(アバター)である。 -
車で東群の寺院へ移動
Parshvanatha temple
パールシュヴァナータ寺院東群の寺院 寺院・教会
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A Lady applying "Kajal" makeup on her eyes
アイラインを引く女 -
東群にあるジャイナ教寺院
看板にある写真のとおり、無所有の教義を体現する裸の出家僧がいた。
東群の寺院を拝観して公認ガイドとお別れ。
ガイド:ご希望があれば土産物店へ案内します。
私:いいえ、行きません(きっぱり) -
カジュラホを発って次の目的地オルチャへ移動
途中、レストランに寄って昼食。
私が好きなパラク・パニール(Palak Paneer)とライスを注文。カッテージチーズがゴロゴロ入ったほうれん草のグレービーソースは緑鮮やか。やっぱカレーにはバスマティでしょ。本場の味は美味しい。 -
Jarai-ka-Math
Barua Sagar, Jhansi district, Uttar Pradesh
オルチャへ向かうルート沿いにあるヒンドゥー寺院に立ち寄り。私はこの寺院の存在を知らなかったが、ガイドのSさんがこのルートを通る時は、ゲストの希望に応じて案内しているとのこと。
この辺りはマディヤ・プラデシュ州(MP州)とウッタル・プラデシュ州(UP州)の境界が入り組んでいる。ここはUP州とのこと。 -
寺院内の彫像は顔が削り取られていた。MP州公認のガイドさん、「彫刻の顔が破壊された」とはこういうことやぞ。
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Khajuraho → Orchha(約170㎞)
Raja Mahal, Orchha Fort complex
ラージャ・マハル(王宮)
オルチャの町に入る一本道は車が渋滞してなかなか前へ進まない。聞けば有名なヒンドゥー寺院でお祭りがあるので、参詣者が詰めかけているとのこと。
通行規制のバリケードで立哨する警察官に、オルチャの町中にあるホテルに泊まることを説明し、先に進むことができた。
夕方4時頃にようやくオルチャの宮殿群へ到着。何とか間に合った。オルチャ宮殿郡 城・宮殿
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王宮内の壁画
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王宮内の壁画
ヒンドゥー教の物語「ガジェンドラの救済(Gajendra Moksham)」を描いた壁画。同じ図像の壁画をケララのクリシュナプラム宮殿(Krishnapuram palace)で観たことがある。
象王ガジェンドラがワニに足を噛みつかれて危機に瀕したとき、我欲を捨て去り、ひたすらにヴィシュヌ神に祈ると、ヴィシュヌが神鳥ガルーダに乗って現れ、ワニを退治してガジェンドラを救った物語である。
ケララで「ガジェンドラの救済」を観た旅行記
↓↓↓
5度目のインド ケララ州アレッピーの「エメラルド・アイルズ」に泊まる(2019年1月)
https://4travel.jp/travelogue/11958824 -
Simurgh and Gajasimha Carrying Elephants
王宮内の壁画
霊鳥シームルグが、7頭の象を捕まえたガジャシンハ(ゾウの鼻を持つ獅子)を攻撃する図。どちらも神話上の獣で、ペルシャ(イラン)の神話が北インドに伝わってこのような図像が描かれたようだが、何の寓意なのだろうか? -
Jahangir Mahal, Orchha Fort complex
ジャハーンギール・マハル
ムガル帝国に臣従していたオルチャ藩王国の君主ビール・スィン・デーオ(Bir Singh Deo)が、ジャハーンギール帝を迎えるために1606年に建てられた宮殿。 -
ジャハンギール・マハルの中庭
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Aerial view of Orchha Fort complex
MP州の観光名所写真集に掲載の空撮写真より
手前がラージャ・マハルで、
後方がジャハンギール・マハル。 -
ラーム・ラージャー寺院(Ram Raja Mandir)へ向かう参道と楼門
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Ram Raja Mandir
ラーム・ラージャー寺院
大勢の参詣者がここを目指してやって来る。
アルカカットさんのブログ『これでインディア』にブンデールカンド地方をバイクで廻った旅行記が掲載されている。その中にこの寺院の興味深い由来が記載されているので引用させていただく。
インド留学&生活日記『これでインディア』
■ブンデールカンド・ツーリング
(2006年11月11日~15日)
11月12日(日) オールチャーからカジュラーホーへ
より引用
ラーム・ラージャー寺院は、元々マドゥカル・シャーが妻ガネーシュ・クンワルのために建てた王宮であった。ガネーシュ・クンワルはラームの熱烈な信徒であった。彼女があるとき、アヨーディヤーのサラユー河河畔でお祈りをしていると、ラームが降臨した。ラームは、オールチャーまでの約400㎞の道のりを徒歩で帰ることを条件に、彼女に付いて行くことを約束した。ガネーシュ・クンワルはラームの像を持ってオールチャーまで8ヶ月かけて歩いた。オールチャーに辿り着いた彼女は、ラーム像をとりあえず自分の王宮に置いた。マドゥカル・シャーは、ラーム像を安置するためにチャトルブジ寺院の建造を始めた。チャトルブジ寺院は15年の歳月をかけて完成した。だが、ラーム像を移そうとしたところ、像はビクとも動かなくなってしまった。そこで、ガネーシュ・クンワルの王宮はそのまま寺院となり、チャトルブジ寺院にはヴィシュヌ像が代わりに安置されることになった。ラーム ラージャ寺院 寺院・教会
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本日の宿
Amar Mahal Orchha
オルチャ藩王国の王族が1895年に建てた邸宅を改装したヘリテージホテル。
オルチャ藩王国(Orchha State)
君主の称号:マハーラージャ(Maharaja)
君主の宗教:ヒンドゥー(Hindu)
礼砲(Gun Salute):15発アマール マハル オーチャ ホテル
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ホテルの中庭と回廊
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ホテルの回廊
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私が泊まった部屋
ホテルのグレードはラグジュアリーではなく、
「建物がレトロな中級ホテル」である。 -
部屋のドア
ごつい金属棒の錠前と南京錠で施錠する。 -
ホテルのダイニング
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ホテルから歩いてラーム・ラージャー寺院寺院を再訪
お祭りの本番は夜に行われるのか、門前にたくさんの人が詰めかけていた。 -
参詣者はお供え用とお土産用に箱入りのラドゥ(*)を買い求めていた。
* laddu:粉と砂糖とギー(発酵バター)を混ぜて作られる団子状のお菓子 -
花とラドゥがお供えセット
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参道の土産物店
真鍮の神像がたくさん -
ホテルに戻って就寝
<Amar Mahal Orchha 泊>
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