山代温泉と永平寺、東尋坊から鯖江、三方五湖への旅 Ver.4（2日目後半 東尋坊、亀の井ホテル 編）

2024/10/24 - 2024/10/26

北陸割を利用した福井・山代温泉の旅Ver.4　2日目の後半です。

山代温泉街を少し散策し、九谷焼美術館で名品に触れ、小松市に移動し日本自動車博物館を見て、ランチの後にゆのくにの森に立ち寄り、福井市に向かう途中、約40年振りに、国の名勝・天然記念物に指定されている、断崖絶壁の東尋坊に立ち寄ります。

少し雲がかかっていましたが、東尋坊の商店街を歩き、夕焼けの日本海と東尋坊を散策し、亀の井ホテル福井の宿泊までです。

東尋坊は、断崖絶壁という怖さはありましたが、凄く綺麗でした。

そして2日目の夜は、亀の井ホテル福井で温泉と美味しい料理で癒されました。

＊今回は全6部作となっています。
・Ver.1　1日目前半 永平寺参拝と蕎麦↓
https://4travel.jp/travelogue/11938063
・Ver.2　1日目後半 福井市内から加賀百万石↓
https://4travel.jp/travelogue/11972462
・Ver.3　2日目前半 山代温泉から小松周辺↓
https://4travel.jp/travelogue/11972477
・Ver.5　3日目前半 武生、鯖江↓
https://4travel.jp/travelogue/11975516
・Ver.6　3日目後半 三方五湖↓
https://4travel.jp/travelogue/11975547

エリア 越前海岸(福井)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩

ゆのくにの森を出て、R8、R305、県道7号経由で1時間弱で東尋坊に到着です。

東尋坊タワー横にある、お土産店の駐車場に車を預け、東尋坊商店街を歩きます。

東尋坊の崖の前まで、約300mの商店街で、改装中のお店が多かったですが、新鮮な海の幸を味わえる飲食店や、お土産処等が連なっていて、イカやホタテ、つぶ貝等の浜焼きの匂いが漂っていました。

商店街は、地元作成のデザイン指針に沿ってリニューアルが進められているようで、2024年度内に約8割の店舗が装いを新たにするようです。

駐車場も、既存の私設駐車場を廃止し、市営駐車場を増設して一元化する計画のようです。

東尋坊タワー 名所・史跡

商店街を抜けると、日本海が目の前に広がっています。

東尋坊 自然・景勝地

東尋坊を検索すると、福井県坂井市三国町安島に位置する「崖」、と出てきます。

越前加賀海岸国定公園の、特別保護地区という景勝地ではなく、東尋坊とは「崖」を指すのですね。

その「崖」の模型がありました。

海食崖で、険しい岩壁が続いています。

最も高い場所で、垂直約25mの崖があり、構成する岩は、輝石安山岩の柱状節理で、これほどの規模を持つのは世界に3ヶ所（朝鮮半島の金剛山、スカンジナビア半島の西海岸、東尋坊）と言われており、地質上極めて貴重なようです。

地名の由来としては、民に対する乱暴や恋愛関係で恨みを買って、恋敵である真柄覚念らの手によって、此処から突き落とされた勝山市平泉寺の僧の名前、というのが有力なようです。

柱状節理の世界三大絶勝のひとつと言われている東尋坊。

溶岩やマグマが地表近くまで上昇すると、温度が下がる事で体積が小さくなり、縮む事で五角形や六角形の柱状の割れ目ができます。

これが柱状節理ですが、東尋坊は約1300～1200万年前に噴き出した溶岩によってできたもので、さらに地殻変動や日本海の荒波によって削られて現在の形となった、正に大自然がつくった芸術と言えます。

波打ち際まで下りていける「千畳敷」と呼ばれる場所もあります。

東尋坊には、美しい景観を守るため、手すりやフェンス等がありません。

世界有数の巨大な柱状節理を歩いて、触れて、自然の壮大さを感じることが出来ますが、危険も一杯です。

私達は今回、足腰がまだ動くうちに、との想いで訪れましたが、最後の訪問となるかもしれませんね。

東尋坊は自殺の名所？として有名です。

各所に自殺を思いとどまらせる句碑や看板が設置され、自殺を防ぐ努力が見られます。
「救いの電話」という、テレホンカードや10円硬貨を常備して、誰かに相談ができるものも用意されていますが、地元の議員等から、自殺者が減れば「自殺の名所」としての集客力が落ちかねない、という批判があるそうですが、そんな考えの人が議員というのは、どうなんでしょうね。

奥様に突き落とされないよう、これからも胸を張って生きて行けるよう、努力いたします。

夕焼けを期待していたのですが、少し雲が多いようです。

それでも十分、茜色に染まる空と海を見ることが出来ました。

17時近くなり、商店街のお店も閉店準備に掛かっています。

駐車場のお店に立ち寄り、お土産を物色し、駐車場料金が無料になりました。（セコイ！）

では、宿に向かう事に致します。

車社会福井の、帰宅ラッシュに巻き込まれ、1時間半位掛かりましたが、何とか無事本日の宿に到着。
（写真は、翌朝出発時に撮影の、亀の井ホテル福井です。）

亀の井ホテル 福井 宿・ホテル

ホテルは、福井市の南西側、兎越山の頂上にあり、ホテルへの道は結構急で、道幅も狭かったです。

福井市内を一望できる温泉の湯は、別所新加賀温泉から運ばれているようですが、ほんのりと青みがかった弱アルカリ性の温泉は、肌にしっとりと染み込み、体の芯から温まる「美人の湯」として評判のようです。

また入浴方法は、41℃の温浴槽（3分）と、30℃の冷浴槽（1分）に交互に浸かる「温冷交代浴」が推奨されていました。

水温差のある浴槽に交互に浸かる事により、冷え性、新陳代謝、むくみの改善や肩こり、疲労回復、ストレスの緩和に効果があるそうです。

ロビーには、福井＝恐竜や越前竹人形、越前和紙の作品が飾られていました。

本日の部屋はツインルーム。

浴槽は無いですが、温泉大浴場があるので困りませんでした。

亀の井ホテルは、料理も美味しいので、楽しみにしています。

本日は「土地の恵み会席」+蟹天ぷら付きのプランです。

先ずは、前菜 盛り合わせ。
衣かつぎ、柿餅、胡麻豆腐、松葉銀杏、鶏松風、へしこ寿司、きのこ白和えです。

焼物の、銀鱈西京焼き。

造りは、鮪、越前産鯛、間八、甘海老。

台物、若狭牛しゃぶしゃぶ、追加注文していた天ぷら、蟹も入っています。

蒸し物、甘鯛萩蒸し。
酢の物、鱧南蛮漬け、抹茶ショコラと香の物、吸い物です。

食事は松茸ごはんでした。

最後まで、ゆっくり時間を掛けて、美味しく頂きました。

しっかり夕食を頂いたのに、亀の井ホテルでは夜食サービスがあり、こちらにも顔を出します。

21時～22時30分の間、ロビー横の熊八亭で、3種類の地獄めぐり夜鳴き担々麺から、今夜は「黒ごま担々麺」を頂きます。

量は小ぶりですので、夕食で満腹でしたが、温泉に何度か使っているうちに一寸小腹が減って来た時に、丁度良いボリュウムでした。

美味しかったです。

朝食はビュッフェ形式です。

地元の郷土料理である、たくわん煮や、すこ、越前そば、胡麻豆腐、烏賊さし等を取り入れた料理で、品数も多く食べ過ぎてしまいました。

カレーにまで手を出したのが、間違いだったのかなと反省です。

朝食でエネルギーチャージ完了です。

Ver.4、これまで！。