2025/02/18 - 2025/02/20
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beachさん
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2025年の初旅は、ドイツから2泊3日でイタリアを旅行してきました。今回は、ローマの市内観光とお買い物、そして25年に一度の聖年を迎えたバチカン市国の訪問が目的です。
---Reiseplan---
□2/18 ローマ
■2/19 バチカン市国
■2/20 ローマ
<観光ポイント>
街ぶら自由旅
●バチカン美術館を鑑賞
●サン・ピエトロ大聖堂の観光
●ローマ名物の「マリトッツォ」「アマトリチャーナ」を実食
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ユーロウイングス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
■Mittwoch, 19, Februar 2025
2泊3日の2日目です。本日は丸1日バチカン市国の観光をしたいと思います。 -
Regoli Pasticceria(レーゴリ パスティッチェリア)
先ずは朝食を求めてやって来たのは、1916年創業の老舗菓子店「レーゴリ」。実はこのお店 "あの" お菓子で有名なのですよ。レーゴリ スイーツ
-
目的のお菓子がガラスケースに並んでいます。
ちなみに、イタリアのカフェ(バール)での朝食は、基本的にカウンターでの立ち飲みスタイルです。サクッと注文してサクッと食べてサクッと出る。 -
Maritozzo(マリトッツォ)
こちらがお目当てのお菓子。そう!一時日本でも話題になった「マリトッツォ」。調べたらブームになったのは、約3年前みたいです。つい最近の記憶のような…。
イタリア発祥の伝統菓子で、起源は古代ローマにまで遡ると言われています。 -
ふわふわのブリオッシュにたっぷりの生クリームが挟まっています。
こんなに生クリームが大量だと甘くて食べられないと思うかもしれませんが、驚くほど軽くて口当たりが良い。これは感動!ドイツで鍛えられた甘党は一切関係なく、余裕でペロリでした。
ちなみに横で一緒にマリトッツォを頬張ったのは、写真のアングルをアドバイスしてくれたポリツィア(警察官)の方でした。 -
Basilica di Santa Maria Maggiore(サンタ マリア マッジョーレ大聖堂)
※2025/4/27追記:2025/4/21に帰天されたローマ教皇フランシスコ聖下のご遺体は、遺書に従い歴代教皇の多くが埋葬されてきたバチカンのサン・ピエトロ大聖堂ではなく、ここサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂に埋葬されました -
Via Cavour(カヴ―ル通り)
2日目はバチカン市国を丸1日使って観光します。
<王道の観光名所>
・バチカン美術館
・サンピエトロ大聖堂(クーポラにのぼる)
<お食事>
・マリトッツォの名店「レーゴリ パスティッチェリア」
・ローマ三大パスタのひとつ「アマトリチャーナ」を食す -
本当はバチカンまで徒歩1時間をかけて、パンテオン、ナヴォーナ広場経由で向かう予定だったのですが、途中で謎の通行止めに遭う。警察案件で一画が立ち入り禁止に。
今回の旅で2回目の "マンマ ミーア" …
居合わせたイタリア人のマダムと巻き込まれ、一緒に回り道を探すもどうにもならず。地元民が分からないのに旅人が解決できる訳がないということで、バチカン美術館の予約時間もあるので近くの地下鉄駅に行くことに。 -
Barberini(バルベリーニ駅)
地下鉄にさえ乗れれば余裕!ということで一安心。 -
Ottaviano(オッタヴィアーノ駅)
オッタヴィアーノ駅からバチカン市国までは徒歩10分程度です。 -
Status Civitatis Vaticanae(バチカン市国)
ローマ教皇によって統治される国家です。国境という国境はないですが、歴とした世界最小の独立国家。人口は約800人でほとんどが聖職者です。
公用語はラテン語、外交用語にはフランス語、日常会話はイタリア語という、トリリンガル国家。バチカン市国 史跡・遺跡
-
Basilica di San Pietro in Vaticano(サン・ピエトロ大聖堂)
言わずと知れたカトリック教会の総本山。今年は25年に一度の聖年(Giubileo ジュビレオ)にあたり、カトリックにとって特別な年でもあります。
内部見学は美術館の後にすることにします。 -
この高い塀がいわゆるイタリアとバチカンの国境です。
-
Musei Vaticani(バチカン美術館)
バチカン市国にある、500年以上の長い歴史を誇る世界最大級の美術館。今回は1週間前に列に並ばずに入れるファストパスを購入(12:30入場 / 32.50EUR)。
当日購入も可能みたいですが、とんでもない行列なので事前予約はマストです。1週間前でギリギリ最後の一枠でした。バチカン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
セキュリティを受けて入場します。
※2025/4/17最新情報:モバイルバッテリーの持ち込みが禁止になったという情報あり(荷物を預けることになる)。これから行かれる方はご注意ください。
※2025/4/23最新情報:2025/4/28/からコンクラーヴェ(教皇選挙)終了までシスティーナ礼拝堂は閉鎖(訪問不可)になります
入場をしてしまえば何時間滞在してもOKなので、今回はオーディオガイド借りてじっくり回ります。バチカン美術館も3度目ですが、個人で回るのは初めて。 -
バチカン美術館は、全部で20以上の美術館からなる複合施設。全長はなんと7km!!有名どころを押さえつつ、個人的に見たい作品をピックアップして自由に回りたいと思います。
<見学マストの作品>
・「ラオコーン」の像
・地図のギャラリー
・ラファエロの間
・システィーナ礼拝堂(ミケランジェロによる「最後の審判」と天井画「天地創造」) -
Pinacoteca Vaticana(バチカン絵画館)
美術作品に関しては専門知識はありません。本格的な解説は世に出ていますので、この旅行記では個人の直観的な感想になります。 -
ガイドツアー付きのチケットもあります。
外に設置されているのは、システィーナ礼拝堂の「最後の審判」と「天地創造」のパネル。礼拝堂内は私語、撮影厳禁なので、事前にガイドさんによる説明、解説がこちらで行われています。 -
■Pinacoteca Vaticana(ピナコテカ)
順路の最初に選んだのは、個人的に今回の一番の目的「ピナコテカ(絵画館)」。
11世紀から19世紀にかけてのイタリアの絵画やタペストリーが年代順に展示されており、主にキリスト教の宗教画がテーマになっています。 -
《Michelangelo di Lodovico / Pietà》
ミケランジェロ作「ピエタ」像。バチカン公認のレプリカです。
本物はサン・ピエトロ大聖堂にありますが、間近で見ることはできません。とても大理石とは思えない滑らかな曲線美と聖母マリアの慈悲に満ちた表情に引き込まれます。 -
注目すべきは聖母マリアの帯に彫られたサイン。
若干25歳のミケランジェロが完成させたピエタ。しかし、当時無名だったミケランジェロ、この作品が他の人の作品と噂され、腹が立ち夜中に忍び込みサインを刻む。
その後この行動に猛省したため、ミケランジェロのサインが残る唯一の作品となりました。そりぁ彫りたくなる気持ちもわかりますよね。
今ではミケランジェロの最高傑作とされていますから、これが歴史上で他の人の作品とされていたら死にきれない…。 -
《Melozzo da Forlì / Angeli musicabti(1478-1480)》
今回一番見たかった大好きな作品が、メロッツォ ダ フォルリ「奏楽の天使」。もともとはローマのサンティ・アポストリ教会の後陣の円天井に描かれていたフレスコ画です。 -
鮮やかな色彩と天使たちが楽器を奏でる表情から、今にも美しい音色が聴こえてきそうです。
《動画》
https://x.com/beachDE0913/status/1899054765985669598 -
宗教と音楽は結びつきがとても強く、多くの絵画作品の中で表現されてきました。音楽は人と神様を繋ぐ信仰の表現であり、音楽=神への讃美なのです。
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細部まで描き込まれた衣服や楽器や翼の描写、500年前に描かれたとは思えない色彩の豊かさを感じます。
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特に単体で有名な作品《Angelo con viola》「ヴィオラを弾く天使」。
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《Angelo con liuto》「リュートを弾く天使」優美な姿。楽器の描写も驚くほど細かい。
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なぜそんなに印象に残っていたのか。
当時は何となく見ていたであろう作品でしたが、25年前に訪れた時のバチカン美術館のチケットのデザインを見て納得!子供の頃の印象は記憶に色濃く残るものです。 -
続いての部屋は照明が暗く設定されています。
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《Raffaello Santi / Trasfigurazione(1516-1520)》
ラファエロの大型絵画3作。
特に有名なのが、中央のラファエロの遺作「キリストの変容」。キリストが起こしたという2つの奇跡(上半分が神の栄光の世界、下半分が苦悩に満ちた人間の世界)が組み合わさった油彩画です。 -
《Gian Lorenzo Bernini(1598-1680)》
イタリアが誇るバロック芸術の巨匠ベルニーニの作品「跪く天使」。サン ピエトロ大聖堂の聖櫃の天使像を彫る前の習作。 -
剥き出しになった腕部分の藁、そして翼部分の鉄骨。凄いですね。これは感情が揺さぶられる。この緻密さと芸術性の高さはもはや異次元。
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《Gian Lorenzo Bernini(1598-1680)》
こちらもベルニーニの作品。空間そのものに引き込まれる魅力があります。
「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」と賞賛された、ローマを語るうえでは外せない芸術家のひとりです。
ローマの街を歩いて、彼の作品に出会わない方が難しい。 -
《Gian Lorenzo Bernini / Anima dannata(1619)》
ベルニーニの「呪われた魂」。2024年11月~2025年2月までバチカン美術館で開催されていた「ベルニーニの魂」という特別展示。
普段は、ローマのスペイン宮殿内にあるため、通常は一般公開されていません。今回じっくり見てきました。表情の豊かさとその表現力に感嘆。 -
Cortile della Pigna(中庭)
絵画館を見終えてピーニャの中庭に出てきました。
ピーニャという名の通り、存在感のある青銅の松ぼっくりは、2世紀頃の古代彫刻というスゴもの。ダンテの「神曲」にも登場し、不死と再生の象徴と言われています。 -
■Museo Chiaramonti(キアラモンティ美術館)
古代ローマやギリシャの彫刻の作品がずらっと展示されています。その数約1000点以上!!すみません、息抜きに彫刻のイケメン探しに没頭してしまいました(笑) -
■Braccia Nuovo(新回廊)
19世紀にキアラモンティ美術館の延長として建てられた館。ナポレオンによって国外に没収されたローマ時代の彫刻作品が帰還され展示されています。 -
《Nilo(1513)》
新回廊の目玉作品のひとつ「ナイル」。1~2世紀の古代ローマ時代の作品でイシスの神殿を飾っていたと考えられています。
そう!このイケオジ、ナイル川を擬人化した像なんですよ。今、世では動物をAIが擬人化した画像が流行っていますね。2000年前に先取りした強者がいたんですよ(笑)
イケオジをスフィンクスが支えていますね。オジに群がる16人のムッチムチのプッティ(子供)は増水する水量を暗示しているそうです。
解説が無かったら絶対に理解できなかった作品。 -
Cortile del Belvedere(ベルヴェデーレの中庭)
この庭の印象も強いですね。子供の頃にツアーで回った際は、こうゆう野外部分がやたら嬉しいものです。退屈な館内、外は自由時間のように感じていました(笑) -
《Gruppo del Laocoonte》
作者・制作年不明(紀元前160年から紀元前20年あたりの見解)の古代ギリシャ時代の彫刻「ラオコーン像」。
世界史の教科書でやたら印象的だった彫刻。言わずもがな、ミケランジェロや多くの芸術家たちに大きな影響を与えた作品と言われています。
子供の時に見て、この表情と海蛇が本気で怖かったので、その躍動感と迫力は子供から大人まで伝わるということです。 -
個人で回るメリット。人気作品も人がいない時にゆっくり鑑賞することができます。
当時大きく感じていた彫刻でしたが、今見たら思ったよりも小さく、時の流れを感じました。恐らく以前は結界ロープも無かった。
こうして、自分の成長を感じることが出来るのも幸せなことですね。改めて小さい時から本物に触れさせてくれた親に感謝です。 -
■Sala delle Muse(ミューズの間)
トンマーゾ・コンカによる見事な天井のフレスコ画です。 -
《Apollonios von Athen / Belvedere Torso》
紀元前1世紀の作品「ベルヴェデーレのトルソ」。失われた部分が多いですが、それでも分かる際立つ筋肉美。この曲線を石で表現するという恐ろしい技術。 -
台座には「アテナイのネストルの息子、アポロニオス」とのサイン。この時代に彫刻作品にサインを入れることはとても珍しいことのようですが、文献には記されていない人物ということで謎。
-
■Sala Rotonda(円形の間)
パンテオンを模倣した丸いドームのある円形の間。
希少な赤大理石の一枚岩で出来た巨大杯。床はオスティアアンティカの古代の浴場のもので、ケンタウロスの戦いのモザイク画が施されています。 -
■Sala a Croce Greca(ギリシャ十字の間)
こちらのエリアも一旦息抜きで。 -
と思ったら、そんな気持ちを察するかのように現れるファニーな彫刻(笑)
えぇ…髪の毛を乾かす帽子に見えたり、はたまたトイレのスッポンに見えたり、両脇の冷静な表情の彫刻も面白さに拍車をかける。
真面目な解説によると、右手に持つ剣で防御しているらしいですが…こんな奴がいたら絶対に近寄りません(笑)ある意味、防御成功。 -
■Galleria delle Carte Geografiche(地図のギャラリー)
圧巻の黄金の天井があるのは「地図の間」。
16世紀後半に教皇グレゴリウス13世の命によって制作されました。120mの回廊の壁には、当時のイタリアの様々な地域の地図40枚が描かれています。 -
地図も素晴らしいですが、天井の装飾も素晴らしいです。
-
教皇が「宮殿を離れずにイタリアを散歩する」場所と定義されたギャラリー。イタリア版伊能忠敬の努力の結晶。
-
■Sala dell'Immacolata(無原罪の御宿りの間)
フランチェスコ・ポデスティによる壮大なフレスコ画。 -
空間があまりにも神々しく、壮大な物語に圧倒されます。
-
■Stanze di Raffaello(ラファエロの間)
教皇ユリウス2世の依頼で1508年から1524年にかけてラファエロとその弟子たちによって制作されたバチカン宮殿の4つの部屋の総称です。
最初に入ったのは、4つの部屋で最も広い「Sala di Costantino(コンスタンティヌスの間)」。 -
ラファエロの間で最も有名な部屋「Stanza della Segnatura(署名の間)」にあるのが、ラファエロの最高傑作といわれる「アテナイの学堂」。
-
《Raffaello Santi / Scuola di Atene(1509年-1510)》
古代ギリシアの哲学者たちが描かれた「アテナイの学堂」。
レオナルド・ダ・ヴィンチがモデルの哲学者プラトンやミケランジェロがモデルのヘラクレイトス、ラファエロ本人も描かれています。あくまでも推測だそうですが。この遠近感も凄い。 -
赤丸
〇レオナルド・ダ・ヴィンチがモデルの哲学者プラトン
〇ミケランジェロがモデルのヘラクレイトス -
赤丸
〇ラファエロ本人
ラファエロだけそのまま過ぎて、ウォーリーを探せ状態…。 -
Cappella Sistina(システィーナ礼拝堂)
この階段を上るとシスティーナ礼拝堂です。礼拝堂内は撮影禁止です。
突然ですが、ここでクイズです!
Q.バチカン美術館には「クラビジェロ」という鍵の番人がいて毎日朝晩鍵の開閉を行っています。さて、鍵は全部で何本あるでしょうか?
A.2797本!
一般ピーポーの発想を覆す規模のバチカン、流石です。 -
《Michelangelo / Giudizio Universale(1536-1541)》
お土産に購入したポストカードの写真です。ミケランジェロの「最後の審判」。
システィーナ礼拝堂は、もうこの世の空間とは思えないくらい厳かで美しいです。一生に一度は観て欲しい。
私は芸術に触れる際に、歴史的背景や多角的分析をすることを大切にしてきましたが、心の底から湧き上がるような感動にはそれさえいらないということを改めて実感しました。
私にとっては、宗教観を超えて「生と死」「自分自身と向き合う」空間でした。 -
最後にバチカン美術館の名所「2重螺旋階段」を下って出ることにします。滞在時間は、3時間くらいでした。
ツアーにはツアーの良いところがありますが、気に入った場所には、できれば個人で再訪するのが理想ですね。 -
バチカン美術館を後にし、セキュリティチェックを受けて、サン・ピエトロ大聖堂に入ります。ちょうど美術館の中にいた間に一雨降ったようです。
-
聖年に伴い、一般の入口とは別に巡礼者用の入り口があります。
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Basilica di San Pietro in Vaticano(サン・ピエトロ大聖堂)
この日(水曜日)は通常であれば午前中はローマー教皇による謁見の日ですが、中止になりました。深刻な体調不良で入院されたのです。サン ピエトロ大聖堂 寺院・教会
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Piazza San Pietro(サン・ピエトロ広場)
ベルニーニの設計により建設されたサン・ピエトロ広場。柱の上には140体もの聖人像。
中央には、紀元前40年頃にエジプトから運ばれたオベリスク。聖ペテロは、このあたりで逆十字架に架けられたと云われています。サン ピエトロ広場 広場・公園
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サン・ピエトロ大聖堂内への入る扉は
・「聖なる扉」
・「秘蹟の扉」
・「中央の扉」
・「善と悪の扉」
・「死の扉」の5つの扉があります。
今回「聖年」にあわせて25年に一度開かる扉が、向かって一番右側に位置する「Porta Santa(聖なる扉)」です。 -
圧巻の内部。キリスト教の教会建築としては世界最大級。
ミケランジェロ、ラファエロ、マデルノ、ベルニーニ等、多くの建築家がその設計に携わった芸術の集大成と言っても過言ではない建築物。語彙力が問われますが、簡単に表現すると「超スゴイ!!!」。 -
皆さま、ここで注意喚起です。「スタンダール症候群」をご存じでしょうか。
サン・ピエトロ大聖堂を含むイタリアを訪れた観光客がかかる症状らしいです。膨大な芸術作品群をできる限り多く見て回ろうとする強迫観念が、観光を楽しむ余裕を奪い、頭痛などを発症するのだとか。
嘘のような本当のような…なので、少し肩の力を抜いてイタリア人のようにゆったりと穏やかな気持ちで鑑賞しましょう。実のところ、私もかかりやすい傾向にあり(苦笑) -
天からの光が差し込む美しいドームはミケランジェロが設計しました。
-
Baldacchino(バルダッキーノ)
ベルニーニが設計、制作をしたバルダッキーノ(青銅製大天蓋)。この下には初代ローマ教皇、聖ペトロが眠るとされていますが、真偽は不明とのこと。 -
天井も高く開放的であると同時に、肉眼でも分かるその装飾の細かさに目を見張ります。
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身廊の美しさ。信仰の有無に関わらず神の存在を感じる空間。これはもう神業ですよ。
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Porta Santa(聖なる扉 / 大いなる赦しの扉)
さていよいよです。聖なる扉は、予約なしで10分ほど待ちました。
改めて、2025年は、キリスト教のカトリック教会派において25年毎に行われる「Giubileo(ジュビレオ)」と呼ばれる聖年。
サン・ピエトロ大聖堂を含むローマの4大バジリカでは、普段は閉じられている(後ろからセメントで塗り固められています)「聖なる扉」が開かれます。聖なる扉 建造物
-
巡礼者は4大バジリカ全ての聖なる扉をくぐると罪が赦されると言われています。
-
私はサンピエトロ大聖堂のみですが、聖なる扉をくぐって参りました。今回、ローマへの旅行を計画した大きな目的のひとつでもありました。
-
内側の扉の上には天国への鍵を持つ聖ペテロ。
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聖なる扉をくぐると、すぐにミケランジェロのピエタがあります。
-
あれ…第一印象。25年前はガラス板も無かったですし、もっと近かったような。
-
《Michelangelo di Lodovico / Pietà》
感想はバチカン美術館の際に記載しましたので割愛しますが、やはり個人的には人類史上の最高傑作だと思っています。
ちなみに音楽の人類史上の最高傑作はJ.S.バッハの「マタイ受難曲」だと思っています。
カトリックとプロテスタントを並列してすみません…。ラ ピエタ モニュメント・記念碑
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Cappella San Sebastiano(サン・セバスティアーノ礼拝堂)
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Altare di San Girolamo(聖ヒエロニムスの祭壇)
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どこを見ても神々しく、そして歴代の教皇たちがこのサンピエトロ大聖堂に眠っています。
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サン・ピエトロ大聖堂を後にして、最後にクーポラに上りたいと思います。
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Cupola Dom(クーポラ)
クーポラへの入り口は大聖堂正面の右奥にあります。
■入場料:
途中までエレベータ :15EUR(最終入場 5:00pm)
全て階段 :10EUR(最終入場 4:30pm)
全て階段の場合551段、エレベータを使う場合でも320段の階段を上ることになります。クーポラ (円屋根) 建造物
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16時過ぎチケット売り場に並んで約20分。閉館ギリギリの滑り込み入場です。もちろんエレベータは使いました。
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サン・ピエトロ大聖堂のファサードに飾られている聖人像。これまた5.7m近くの高さがあり、近くて見るととても大きい。
-
クーポラ内部の様子。
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間近で見るモザイク画。下から見た時は小さかったのですが、実際はかなり大きいです。
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ドームの内部は黄金に輝いています。合計96人の人物(主に聖人)が描かれており、何とも神々しく、天を感じる煌びやかさがあります。
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内陣を上から見下ろすと、その壮大さと美しさに圧倒されます。
装飾や彫刻、モザイクは、細部にわたる精緻な技術が施されており、カトリックの威厳と重厚感を感じさせます。 -
320段の階段をなめていました…。
この写真は、水平で撮っています。ドームの部分は壁がカーブになっていて、平衡感覚を失います。そして最後には、垂れ下がった縄を手すり代わりに使って上ることに。 -
クーポラの高さ120mの展望台に到着!
カトリックの総本山であり、世界最小の独立国家バチカン市国。信仰の信念を超えて、その歴史、宗教、文化、そして芸術の全てにおいて厳かで壮麗な魅力を放ちます。 -
クーポラからサン・ピエトロ広場を見下ろすと、ベルニーニが設計に込めた「サン・ピエトロは全ての教会の母なのであるから、母のように両腕を広げて受け入れることを表現した柱廊が望ましい」という思いがしっかりと伝わってきます。
《動画》
https://x.com/beachDE0913/status/1900491231542591887 -
霞がかっていますが、クーポラから見たローマ市内。
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バチカン庭園とバチカン美術館。
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Giardini Vaticani(バチカン庭園)
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クーポラから降りてきました。
バチカン市国は一切の軍隊を保持していないため、警察力も永世中立国であるスイスからの傭兵である「市国警備員(スイス人衛兵)」が担当しています。 -
青、黄、赤の縞柄の印象的な制服は、16世紀のルネサンス期のデザインを基にしているそうです。当初の制服は、ミケランジェロがデザインしたとも言われています。
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バチカン美術館、サン・ピエトロ大聖堂、心から感動しました。今、この年齢になって訪れたからこそ、感じられること、考えることが沢山ありました。
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言葉が足らないのですが、改めて素晴らしい場所だと思いました。
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第266代ローマ教皇フランシスコ。
一瞬「同一人物だよね?」と思ってしまうお写真。お若いですね。
この数日後から、入院中のローマ教皇の快気を祈るために、毎晩20時からサン・ピエトロ大聖堂ではロザリオの祈りが催されました。ヨーロッパ各地ではTV中継で見ることができました。 -
本日もバチカンを歩き回った結果、帰りに立ち寄ろうと思っていた数メートル先のサンタンジェロ城まではたどり着かず…(苦笑)
無事ローマテルミニ駅に戻ってきました! -
Ristorante Capitello(リストランテ カピテッロ)
本日の夕飯は、ホテルの真横のレストランで済ませることに。食べて、即部屋に帰って寝る算段。Capitello イタリアン
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「Buona sera(ボナセーラ)!!」と、まだお客さんが一人もいないレストランに一番乗り。ここまで来ると怖いものなし!
食べているうちに続々とお客さんが入ってきました。イタリア人は夕食の時間が遅いですからね。 -
Amatriciana(アマトリチャーナ):9.00EUR
ローマ を代表する3大パスタのひとつアマトリチャーナを注文。
トマトベースのソースに、ブカティーニという中心に穴の空いた太めのロングパスタが使われています。有名店でなくとも、イタリアはどこもレベル高しです。
しかも安い!だからイタリアンは大好き! -
■Donnerstag, 20, Februar 2025
3日目はドイツに帰るのみです。テルミニ駅10時出発の空港シャトルバスを利用しました。予約は特に必要なく、バスの前に立っている係員さんからチケットを購入しました。 -
Aeroporto di Fiumicino(フィウミチーノ空港)
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EATALY(イータリー)
フィウミチーノ空港内にある、イタリアの食材とレストランを併設した総合フードマーケット「イータリー」。
ここがあるので、3日目は早々に空港に移動してきました。 -
カラフルなパスタや陶器のデザインがめちゃくちゃ可愛いバージンオリーブオイル。
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いちいちパッケージが可愛い。全部欲しくなる。ちなみにセキュリティチェックの後なので液体物も買えます。
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チーズやカラスミも。
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ポルチーニ茸やカチョ・エ・ぺぺ、イカ墨の乾燥リゾットも売っています。イタリアの味を持ち帰りましょう。
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フードコーナーには、イタリア名物の「Arancini(アランチーニ / ライスコロッケ)」。
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切り売りピザもありますよ。カルボナーラ味やアマトリチャーナ味。
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Burrata e Alici(ブッラータ エ アリチ):8.50EUR
軽食に注文したのは、ブッラータチーズとアンチョビのピザ。これまた美味しかったです。アンチョビはかなり塩味が強いので、ブッラータと一緒に食べるのが正解。 -
ローマ上空。フィウミチーノ空港を離陸すると、眼下に広がるエメラルドグリーンのティレニア海。
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毎度楽しみしているアルプス上空の飛行。
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バチカンのお土産。
ポストカード3種
・ミケランジェロ「最後の審判」
・ミケランジェロ「天地創造 / アダムの創造」
・メロッツォ ダ フォルリ「ヴィオラを弾く天使」 -
《Michelangelo di Lodovico / Pietà》
-
《Basilica di San Pietro in Vaticano》
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あぁ凄い。世界は凄い。
知らないことがまだまだあって、もっともっと歴史や文化に触れたい。
五感を使って感じたこと、そしてその瞬間ごとに心で感じたことが、旅に深い意味をもたらします。全てが心に刻まれ、ひとつひとつが繋がり記憶として残り、次の一歩へと導いてくれるのです。
それではまた。Ciao ciao : )
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ことりsweetさん 2025/04/27 16:24:44
- はじめまして。
- beachさん、こんにちは。
東北旅にイイネをありがとうございました。
バチカンの旅、素敵ですね。
私も2018年に念願のイタリア旅に行き、
この素晴らしい美術館に感動しました。
スマホの扱いもSIMにつなげてなくて非常に不便で
不慣れな中行きましたので
せっかくいったのにバチカン美術館~システィーナ礼拝堂までは
行けましたが、サンピエトロ大聖堂に行きつけなかった思い出があります。
何よりもバチカン美術館の重厚な展示物にとても感動し
そして疲れ切ってしまったのもあります。
こちらの記事でシスティーナ礼拝堂から大聖堂への様子が
知ることができました。
フォローさせていただきました。
よろしくお願いします。
ことりsweet
- beachさん からの返信 2025/04/28 08:20:30
- RE: はじめまして。
- ことりsweetさん
はじめまして(*^^*)
コメント&フォロー頂きありがとうございます!
東北旅、実は私の田舎が北上でして、何だか嬉しく懐かしく拝見いたしました。
遅ればせながら、ことりsweetさんのバチカン、ローマ旅、拝読いたしました(^^♪ やっぱりローマって良いですよね!そして、ことりsweetさんのお土産が非常に気になりました。素敵なお土産ばかりで、センスが良くて、何だか私も欲しくなってしまいました!
SIM無しでのご旅行はさぞかし大変だったかと…。昔はスマホが無い旅行が当たり前でしたが、今は無いと動けませんね(-_-;)
バチカン美術館は、本当に素晴らしく見学している時は集中していて気が付かないのですが、後からどっと疲れが…(苦笑)相当歩いているのだと思います。
私はサンピエトロ大聖堂は行けましたが、サンタンジェロ城とナヴォーナ広場、パンテオンは行けず…。
ことりsweetさんのイタリア旅行、引き続き読ませて頂きます!
こちらこそよろしくお願いします。
beach
-
- danteさん 2025/04/19 01:04:45
- こんにちは!
- バチカン美術館、モバイルバッテリーの持ち込み禁止になったのですか。
と、行きたいけど行ける予定は無しです(>_<)
メロッツォ ダ フォルリ「奏楽の天使」、いいですね~。ココにあるのは知りませんでした。「地図の間」は首が痛くなりました(笑)。「アテナイの学堂」がとてもよく撮られていますが、そんなに混んではいなかったのでしょうか? 私が行った時は滅茶込みで、シャッターを一度しか押せませんでした。システィーナ礼拝堂は…私は背が低いので、周りの背の高い人達に囲まれて、あまり見れませんでした(>_<)
バチカン美術館は、ツアー行程に入っているのもあるし、現地ガイドツアーもありますけど、美術館の何処(ルート)を見れるのかは、《その時のガイドさんによる》と聞きました。やはりどうしても見たい場所があるなら、個人で行くのが1番ですね。
サン・ピエトロ大聖堂の改築の為に、免罪符を売り、そのことでルターが異議を唱えましたが、(免罪符の件はルターが正しいと思います) 今となっては、これはこれで良かった気がします。キリスト教徒でなくても、世界中からココに訪れる。ここに訪れた方がどんな感想をお持ちになるのか判りませんが、少なくても「キリスト教を知ってもらう事が出来る」と思うからです。
そしてbeachさん、私も音楽の最高傑作はJ.S.バッハの「マタイ受難曲」だと思っています。とても素晴らしい曲ですよね。
また改めて、ゆっくり拝見させて頂きますね。
コメント、上手く纏められなくて、ごめんなさい。
dante
- beachさん からの返信 2025/04/19 02:02:39
- RE: こんにちは!
- danteさん
こんにちは!
コメントありがとうございます(^^♪
そうなんです。私が行った2月時点では特に規制が無かったのですが、聖年のハイシーズンに備えての措置なのかもしれません。
「奏楽の天使」絵画自体は有名なのですが、ここにあったのね~という感じですよね。私も印象に残っていたのですが、調べていくうちにバチカン所蔵だったのか!ってなりました。
2月は本当にオフシーズンのようで、どこも比較的スムーズに観光が出来ました。オフシーズンにはオフシーズンのメリットがある!ということで味を占め、次回はオフシーズンのクロアチアに行くのですが…ローマっとは違いました。全く人がいないリゾート旅になることに(笑)
なるほど!バチカン美術館のルートはガイドさんにもよるのですね。個人だと目的の順路を組めるとはいえ、やっぱり広すぎて迷いもしましたし、かなりの歩数と時間を要しました。一長一短ですね(^_^;)システィーナ礼拝堂も空いており、運よく座って鑑賞することができました(小休憩)。
その通りですね!私も教養、学問としてキリスト教を学ぶ機会があったので、宗教音楽や宗教画に特に興味をもっています。西洋の歴史を知る上でもやはり外せないですね。
「マタイ受難曲」も同じく、宗教を超えて、人間の感情を表現したものだと思うので、信仰の有無に関わらず心に訴えかけるものがあるのだと思っています。
バチカン観光、久しぶりに心打たれる旅になりました。
私も度々danteさんの旅行記お邪魔させていただきます!
beach
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