
2025/03/13 - 2025/03/15
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miharashiさん
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2017年の中国旅行で、雲南省羅平で一生分の菜の花を見て、中国はもういいかなと思っていたが、万峰林のカルスト地形をバックにした菜の花畑の絶景を知ってからは、ぜひ再び中国を訪れたいと思っていた。さらに梵浄山や桂林にも行きたいと思っていたが、ようやくコロナも収束し、ビザもいらなくなって行きやすくなったので、まだまだ不安はあるが再び中国を訪れることにした。
本編(第4部)は、桂林の川下りとして知られる漓江川下りの一番の見どころで、山水画の世界で有名な興平に二連泊した時の旅行記です。周辺には相公山などの景勝地があり、天気が良ければハイキングすることも考えていました。しかし、今回はあいにく雨模様の曇天が続き、霧がかった水墨画のような風景がこの地域の特徴とは言え、いつも快晴に恵まれている私達には残念なお天気でした。(表紙写真は、霧に煙る漓江川沿いの風景)
<旅行日程>
3/9 成田発15:30-(MF810)->18:50 福州/長楽国際空港(空港そば泊)
3/10長楽国際空港発 7:10-(MF8449)->9:50 貴陽/龍洞保国際空港
龍洞保国際空港発14:15-(GY7133)->15:05 興義空港 (万峰林景区泊)
3/11 万峰林観光後、興義-(バス)->盤州高鉄駅 (駅そばホテル泊)
3/12 盤州高鉄駅 9:31-(高鉄/貴陽北乗換)->15:01 桂林西 (桂林泊)
3/13 桂林北駅 11:27-(高鉄)->11:51陽朔高鉄駅 (興坪古鎮泊)
3/14 興坪古鎮周辺ハイキング(興坪古鎮泊)
3/15 陽朔高鉄駅 9:34-(高鉄/貴陽北乗換)->鳳凰古城駅17:40(鳳凰古城泊)
3/16 鳳凰古城ー(高鉄)->芙蓉鎮 (芙蓉鎮泊)
3/17 芙蓉鎮ー(高鉄)-> 張家界
天門山観光後武陵源までバスで移動 (武陵源泊)
3/18 武陵源観光1日目 (武陵源泊)
3/19 武陵源観光2日目 (武陵源泊)
3/20 武陵源観光後張家界へ移動 (張家界泊)
3/21 張家界ー(高鉄)ー>長沙
長沙黄花国際空港17:45-(MF8608)->19:30 アモイ/高崎国際空港
(空港そば泊)
3/22 高崎国際空港 9:20-(MF815)->13:45 成田
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
3月13日(木)、桂林のホテルは大きなホテルだけあって、朝食も選択肢が多く、おいしかった。特に生野菜や果物があったのがよかった。ジュースはとってみたものの、何のジュースかわからず、おいしくなかったので、残してしまった。手前の大きい器に入っているのが、中国定番の朝食・米麺。
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昨日来るときにバス停を確かめておいたので、迷わず十字路中心バス停へ5分ほど歩いた。少し待って100番のバスに乗り(一人2元約40円)、10番目終点桂林北駅で下車。貴陽から来た時は桂林西駅に着いたが、出るときは桂林北駅。なんとも不便に出来ている。しかも高鐵駅は街はずれがほとんどだ。桂林から陽朔まではバスでも行けるが、興平までは直通がなく、陽朔で乗り換える必要があるので、たった一駅だが高鐵で行くことにしたのだった。ほとんどの観光客は観光フェリーやいかだに乗って琳江を下り、終点興坪古鎮まで行く。
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桂林北駅11時27分発で、一駅目陽朔高鐵駅には11時51分に到着。たったの24分の乗車時間で、あっけなく到着。これがフェリーだと3時間から4時間かかるらしい。列車は桂林始発の広州行きで、それほど混んでいなかったが、なぜか車両番号と座席が二人の間でバラバラになっていた。予約時には満席に近かったのかも知れない。
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陽朔の駅を出ると、外は生憎小雨。カルスト地形の山が駅からも見渡せた。さてホテルは送迎付き。中国に入ってからスマホの電話がつかえないので、まただれかに電話をかけてもらって、迎えに来てもらわなければならない。どうしようもないときはバスが停まっていれば乗って行くことも考えてはいたが、あいにくの雨でバス停からホテルへの移動は困難。タクシーなども見当たらない。
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たまたま人を待っていた様子の男性に声をかけたら、英語が話せるという。彼はこころよくホテルに電話してくれて、迎えに来る人がわかるようにと、私達の写真を撮り、ホテルに送信してくださった。かれは深圳のインターコンチネンタルホテル関係の仕事で来て、同僚が迎えに来るのを待っていたとのこと。同僚(写真左)が迎えに来たので、お先にどうぞと伝えたにも関わらず、ホテルの人が来るまで待ってくださった。ほんとうに親切で誠実な人だった。出会えてラッキーだ。右の写真の中央の人がホテルの人で、電話したけど、通じなかったとのこと。名前を書いた紙も用意していたので、迎えに来るつもりだったことはわかる。
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車はいったん興坪古鎮の狭い街中を通り抜けてから、漓江沿いを上流に向けて走り、ホテルは有名な20元紙幣展望台のすぐ先に建っていた。このあたりでは評価も高く、景勝地に近いという理由で選んだ(1泊朝食込で7,000円弱)。中もきれいで、レストランの食事がおいしかった。
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ホテルの部屋からの眺め。20元紙幣に描かれた山がみえるが、木がじゃましている。向かい側に漓江沿いに降りれる階段がある。
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雨が止んだので、階段を下りて漓江沿いに出てみた。
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20元紙幣では3つの山が見えるが、ここからだと二つしか見えない。見る角度がやや違っているようだ。
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上記の反対側を望む(画像をクリックしてください)。
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石を伝って河の中程まで行けた。再び20元紙幣の方角で記念撮影。
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川の中では鵜飼いをするおじいさんがどうぞ撮影してくださいとばかりにじっと座っていた。見せるためではなく、魚を取った後休んでいるのかはわからない。
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鵜鳥を拡大して。
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天気は悪いが、風はないので、水面に黄布倒影がきれいに写っていた。
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川沿いの遊歩道を行ける所まで行ってみることに。
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遊歩道はよく整備されており、雨の後でも歩きやすかった。この道は楊堤(竹筏ツアーの発着所)まで続いているという(途中九馬画山のところで対岸に渡る必要あり)。写真右側には巨大な竹。
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前方の山の形がより鋭くなってきた。山の名前は不明(百度地図にも不記載)。
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川の中では大小さまざまな船が頻繁に行き来していた。
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大型船が通過すると筏に波が押し寄せて、危なっかしかった。手前には鵜の姿も。
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鋭い三角形の山の前を行く遊覧船。
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上記の三角形の山を広く見渡せるところに出た。このあたりが一番見ごたえがある風景だった。
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パノラマで(画像をクリックしてください)。
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上記写真の左側を望遠で撮影。筏の上にも鵜?
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少し角度を変えると、上記の三角形の山がより鋭く見えた。その下を次々とフェリーや竹筏が通過。
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遊歩道の先は相公山の方角に当たるが、天気が良くならず、山々も霧で見えなさそうなので、そろそろ戻ることに。ここまで1時間以上歩いたことになる。九馬画山の埠頭までいきたかったが、明日にお預けだ。このあたりで埠頭から歩いてきたと思われる西洋人の男性に、埠頭までどのくらいかと尋ねたら、まだ少し先だという。彼は楊堤から歩いてきて、九馬画山の先がすばらしかったと言って、スマホの写真を見せてくれた。
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Uターンしたあたりの川べりでは、遊覧用のイカダが多数係留されていた。今はシーズンオフなので、メンテナンス中なのだろうか?
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約1時間近く歩いてきた道をまた戻っていく。
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河べりで列になって休む鵜たち。宿を出てから約2時間外出したことになり、疲れたので夕食まで休憩。
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6時半に宿のレストランへ。ここのウエイターは英語ができ、勧めてくれたのがこの地方の名物料理。竹筒でおこわを炊いたもの。太い竹の中に入ったチキンスープ。菜の花の炒め物。かなりの量だ。スープは熱々でさっぱりとした味。塩、コショーの味付けはほとんどない純粋な鶏がらスープだった。値段はそれなりで(180元)、今回の旅行では一番高い食事となった。
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3月14日(金)、朝から小雨模様。天気予報では大嵐だったので、少し外れてくれてよかった。朝食は定番の麺とゆで卵、蒸し野菜。ベーコン、ソーセージ、焼きそば、お粥など。ブッフェスタイル。朝食後部屋で様子を見ていたら、ホテルの人が英語の話せる女性を連れてきて、今日の観光について相談に乗るという。相公山に行きたいけど、迷っていることや九馬画山を撮影したいことなどを伝えた。天気の様子を見て決めることをその女性に伝えて、別れた。
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女性はホテル隣接のカフェのオーナー。雨が止んだので、九馬画山の埠頭まで行きたい旨を伝えると、ホテルの車で埠頭まで送迎するという。連絡用にご自分の予備のスマホを貸してくださった。埠頭を渡った先からでないと九馬画山の全体写真は撮れないことと、渡った先に電気自動車が待機しているので、相公山へも行けることを教えてくれた。さっそく送迎車で埠頭手前まで行き、埠頭へ向かった。一人5元(約100円)でチケットを購入(写真左の小屋)。
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待機していた渡し船に乗車。がらがら。バイクや自転車も載せていけるようになっていた。
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ほんの数分で対岸へ。さっそく九馬画山を撮影(パノラマ合成)。岩壁の白い部分が9頭の馬の顔に見えることから名づけられたという。
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拡大すると1か所だけ馬の顔に見えるが、他は?
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対岸に渡るとすぐに電気自動車の運転手が寄ってきて、相公山へ行かないかと誘ってきた。ネットではここからの交通手段がないようなことを書いている人もあり、事前に予約する必要があるようなことも書いている人もいたので、最悪ここから歩いて往復することも考えていたが、まったくの杞憂に終わった。一人50元で往復してくれるという。天気がいまいちなので、見えないかもしれないが、万が一の可能性にかけていくことにした。歩くと1時間以上かかる距離を10分もかからず登山口に到着。山から下りたら電話で連絡するように言われた。入場料(50元)は65歳以上は無料。係員にパスポートを提示すると、机上のノートにパスポートナンバーと名前を書くように言われた。無事入場。
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10時15分登山開始。階段には滑り止め用の人工芝がしいてあるので、歩きやすい。それでも途中急な階段もあり、ふうふう言いながらのぼること20分ほど。
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御覧の通り霞んでいて、山は全く見えず。霧が晴れるのを椅子に座って待ったが、いっこうに晴れる気配なし。
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頂上の展望台手前にはトイレもあり、待機していても心配はないが、結構冷えた。30分ほど昼食を食べたりして待ったが、とうとう諦めて下山することに。
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電気自動車のお兄さんにも連絡がつき、しばらく待っていたが、なかなか来ない。そんな様子を他の電気自動車の運転手が心配して声をかけてくれ、彼に連絡をいれ、もうすぐ来る旨を伝えてくれた。ここでも親切な人に出会えた。ようやく客を乗せて迎えの車がやってきてほっとした。商売だから空身では来ないはずだ。埠頭に着いた後、車で来た道をすこし戻ってみることに。九馬画山の前の河では浅瀬でつりをする人達もいた。
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歩いているとき、私達を載せた電気自動車のお兄さんが客を乗せて通過するときなぜ歩いているのという顔をしていた。通りかかったおじいさんに教えられて階段を下りるとこの景色。新緑が美しかったので、下りて歩いてみることに。
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同上。
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河に山のリフレクション。
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ここからも九馬画山が見えた。ここで休んでいたら、昼食時で筏を操っていたおじさんがもどってきた。どうやら途中にあった小屋で昼食をとるらしい。
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上記の反対側には、ひときわ高く鋭い山が見えた。
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九馬画山の前を観光フェリーがちょうど通過。
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対岸に戻る船の中から興坪方面を撮影。
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同じくパノラマで(画像をクリックしてください)。
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対岸で下船してから改めて渡し船を撮影。
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来るとき車を下りた場所で宿に電話をしてむかえを頼んだ。待っていた場所は漓江下りの申し込み場所。5通りの異なるフェリーや筏での川下りが色分けされて表示されていた。
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この20円紙幣は家に眠っていたもの。2017年の中国旅行でなぜか残っていた。
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宿にもどってから、雨が止んだのを見計らって、宿から少し下流へ歩いたところにある20元紙幣裏に描かれた場所の展望台へ向かった。ここからは黄布倒影ちゃんと3つ見える。が木の枝や監視カメラが邪魔をして、思うような写真が撮れなかった。
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その下をちょうど興坪で乗客を下したばかりのフェリーが通過。
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上記の展望台から少し先に筏乗り場あったので立ち寄ると、チケットがない人は下へ下りれないようになっていた。下から20元紙幣の景色がいい具合にみえるはずなのに、残念でならなかった。
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パノラマで(画像をクリックしてください)。
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再び宿に戻り、前の階段を下りて河岸へ。昨日途中で出会った外国人が先までいって飛び石の上から20元紙幣の題材となった風景を撮影していたのをおぼえていたので、そこからならいい写真が撮れると思ったからだ。ところが川の水量が増したせいか、昨日見えていた飛び石が水中に沈んでいた。かなりの雨が上流で降ったと思われる。残念だがあきらめて宿にもどった。
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今日の夕食は少し軽めに。なすの肉詰めのフリッター、青菜と豆腐のスープ、焼き米麵。スープは4人分くらいあり、飲み切れなかった。今日はあいにくの天気で相公山からの絶景が見れなかったのが残念だった。明日は陽朔から貴陽を経由して、鳳凰古城まで再び高鐵で移動する。(その5に続く)
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