思春期息子との欧州母子2人旅(ドイツ編1)

2025/03/05 - 2025/03/08

海外旅行アレルギーの息子(中２)との3週間におよぶアドベンチャーです。数年後懐かしむための備忘録として。

体調不良による不登校気味のため、環境を変えるべく思い切って旅に連れ出す事にしました。『海外の何がいいかさっぱりわからん！行きたくない！』と連呼する息子をガン無視し、二人とも楽しめる場所をチョイス。提示された渡航条件は『準備や相談は一切関与しない、英語は一切話さない、報酬』と調子に乗る悪魔的な愚息。母、観念し、どうせいくなら将来の経験値に変えよう！と煽てた旅の始まりです。
はたしてスケジューリングが趣味である私が立てた綿密な旅程を全てクリアなるでしょうか？？

目的:
旅の価値を発見し、経験を積む事で将来の糧になる
世界地理、世界史を肌で感じる
未知の環境における柔軟な対応をする
異世界転生体験で気分を上げる
バケットリストの攻略(わたし)

私のバケットリスト:
聖シュテファン教会　済
ロカ岬　済
サグラダファミリア　済
ノイシュバンシュタイン城

旅程(ざっくり):
マインツ→リスボン→バルセロナ→ミュンヘン→ニュルンベルク→フランクフルト

エリア マインツ(ドイツ)

旅のはじまり

20年ぶりのNRT利用です。空港でインバウンド価格のラーメンを食べて、成田東部ホテルエアポートに1泊する。破格なのに予想外に綺麗で広い！マツキヨとコンビニもあるし、何よりスパ内にある大浴場が気持ち良すぎて溶ける…行きたく無いオーラ満開の息子に気疲れしたため、お湯に浸かりながらフル充電できた。ただし、こちらのスパはプール、ジャグジー込みなので有料です。水着のレンタルもあるからひと泳ぎしたかったけれど、お風呂で満足できた。しかも貸切。
明日朝の便で出国です。

成田から散々文句を吐き散らしようやくドイツ初上陸。
北極海の上を通過できるなんて、なんてすてき！途中、緑色のオーロラが少し観れた

ドイツ初上陸！！

JALでT2に到着したので、無料の巡回バスに乗車して鉄道駅があるT1へ向かいます。モノレールを利用するにはエスカレーターを乗り継がねばならないため、バスの方が楽だと思いました。乗り場は到着口から出て直ぐなので分かりやすいです。

市内へ向かう鉄道駅も表示に従い進めば迷う事はないと思います。チケット販売機はホームにもあります。販売機のある階にはパン屋さんが確か2軒ありました。

マインツまでのチケットはネットでは買えなかったので券売機で購入。行き先が表示されているので分かりやすいです。カード利用可

翌朝

『ダンケシェーンダンケシェーンしてるな』と言いながら、フリーレンの世界を堪能している。どうやらドイツはまんざらでもなさそう。足取りも軽く出発です。

St. Augustine's Church

圧巻！！
ふらっと入った教会に感動する。こんなにインパクト大なのにガイドブックにも載っていなかったような…きっとヴィース教会はもっと素敵なんだろうな…月末のドイツ旅に早くも心が踊る

Lille Hus Mainz

息子が頼んだ小さな朝食プレート。『チーズが美味しすぎるから、これを食べるためにまた来たい』と絶賛し、お会計時にあれだけ英語は話さない！と言っていたのに店員さんに『beautiful!(美味しすぎる)』と言っていた。私は別のものを頼んだので激しく後悔。こちらはコーヒー屋さんなだけに、ラテが香り高く抜群に美味しい。

本日は金曜日、広場で朝市が開催されていた。metが喉から手が出る程欲しくて、食べたいと言ったら雑学オタクの息子に全力で阻止される。蘊蓄を述べた後『体調を壊したら困るのは2人やで』と言われたので泣く泣く諦める。次はmetを食べにソロ旅でまたドイツに来よう。

広場にデパートがあり、おもちゃ売り場が充実しています。何故かポケカを買わされた。まあ、いいや。

バケットリスト
Pfarrei St. Stephan Mainz

ドイツ経由にした理由はシャガールブルーをみるため。25年前にチューリッヒで休憩をしようと思い、偶然入った教会でシャガールのステンドグラスに出逢う。あの時の感動は忘れられない。ずっと訪れたかった憧れの場所にようやく来れた。空気が凜としていて心地よい。

教会内でグッズの販売があったので、冊子とマグネットを買い、売店のご婦人と拙い英語でシャガール熱を語る。優しいおばあちゃんだったなあ。また行きたい。

ただただ美しい。
でもチューリッヒのフラウミュンスターで観た時のインパクトよりは劣るような気がするのは時のマジックだと思いたい。

川辺を散歩してみる。歴史あるアパートでライン川を眺めながらこんな平和な街で暮らせるなんて素敵。NYのよう。

ライン川の雄大な眺めに浸り『釣りがしたい』と申される。帰国したら行きましょうか。

Dom-Café

NHK「グレーテルのかまど」をみて作って以来、本場で食べたかったバケットリストのうちのひとつ。
残念ながらここはシュヴァルツヴァルトではないけれど充分満足である。ババロアにも程よくキルッシュワッサーがきいていて、とっても美味しい…帰国したらまた作ってみよう。欧州上陸後初の美味しい食べ物にありつけた！

マインツ大聖堂は空気が重すぎて、あっち系に敏感な息子は一瞬で退散。気分が悪くなり、お口直しにまた来てみる。こちらは空気が全く違う様な気がする。
シャガールの原画かな？と戦後の復興の様子が展示されていたので、ゆっくりじっくりみてみる。
15時　ちょうど太陽の光がこちらに入って、午前とは違う印象　キラキラしていて素敵すぎる… 時間があれば2回訪れてみてください。やっぱりサグラダファミリアも朝夕行こうかな…要検討。

売店のご婦人が、これは癒しの天使だと教えてくれた。常時癒してもらえるようスマホの待ち受けにする。白はフツーの天使だそうです。

Kamin - Flammkuchen Restaurant

ibis hotelから徒歩2分　高評価のお店らしい…
お酒を飲む人にはこのプレートは抜群にいいと思います。ライトなピザもつまみながらだとビールが進むんだろうなあ…我々は飲めないので、ただただ塩分過多…

午後6時、夕食後少し散歩
再び夕暮れのライン川をみにくる　ドイツは初上陸でまだ1日しか満喫していないけれど、素敵すぎてハマりそう…

朝6時2泊お世話になったibis hotel を出発し列車でフランクフルト国際空港へ向かいます。次はポルトガル！ドイツには2週間後にまた戻ってきます。

こちらはマインツ中央駅のひとつ手前にあるRömisches Theater駅から大通りを徒歩5分の好立地。安定のibis です。狭いけれど2泊なら十分だし、スーパー、レストラン、映画館、観光名所は徒歩圏内で抜群の好立地！もしまたフランクフルトに来る機会があればここに泊まりたい。あのラテと朝食も食べたいしね！

日本では健康維持のために2人でボクシングジムに通っています。昨日はibisの隣にあるここでボクシングシューズとバンテージを新調する。グローブも沢山種類がありました。ボクシングをされる方は立ち寄ってみては？

あっと言う間にフランクフルト国際空港に到着
今回はT1からT2まで表示に従い向かうと、着いた先はモノレール乗り場でした。

多分LCCのAir Europeでマドリードを経由してリスボンに向かいます。チェックインはカウンターのみなので開始時刻には長蛇の列。セキュリティを通過しても特に心ときめくお土産屋さんが無かったので、1時間前くらいに入ればいいかなと思いました。パンなどの軽食は売っています。

マドリード着

定刻通りに到着！心配したトランジットはさながら国内線乗り換えのようで、FRKから64番ゲートに到着し65番ゲートからLISへ。
充分時間があったので、ゲート前のレストランで生ハムのバケットサンドを食す。お店のお母さんは英語が通じない…Google先生の力を借りてナッツの有無を確認する。ナッツアレルギーのこのお方、躊躇なく食事ができないのは些か面倒である。

次の目的地はポルトガルです！ロカ岬まであと少し！