2024ー2025冬　地中海諸国周遊の旅12　マルタ編　バレッタ

2025/01/10 - 2025/01/12

　最後はマルタ共和国！アルジェリア、チュニジアと周るからにはここに行かんと！当初より旅行計画に入っていました。
　チュニスからフェリーでシチリア島のパルレモに入って、そこからシラクーサ、ポッツァロ、マルタ、、、最初の計画ではこんな感じだったのですが、、、チュニスからジェノバ行のフェリーを見つけ、計画変更したわけなのです。

　マルタ共和国、、、いいところでした。

エリア ヴァレッタ(マルタ)

１月１０日。シラクーザ編からの続き、、、。
※そうそう、、、
「こちら、フィリピン系の人たちが多いですね。フェリーの従業員もタガログ語話してたし、、、英語が話せる働き口としていいのかも？」、、、フェリー内のメモより、、、

　夜21時頃マルタ到着。が、真っ暗。マルタは自分のスマホが調子悪く、マップスミーの地図がダウンロードできず、、、。フェリー乗り場のフリーWi-Fi使おうにも、ここにはなかった！
　仕方なく、タクシーで今夜のホテルの住所を運ちゃんに教え、ホテルへ、、、。20ユーロ！

　が、、、、やられた！運ちゃんに「ここだ！」と降ろされた所は今夜のホテルではなかった！

　ピンポーン！今日はここか？ずっっと前に日本で予約してたんで、どんなホテルだったかは覚えておらず。たしか、夜遅くだったから、それ相応のホテルだったはずだけど、、、。民家だったっけ？
　2階の窓からおじいちゃんが、、、「あんたは誰じゃ？」「今夜、予約してた者ですけれど、、、。」「？？？」「ここはホテルじゃないよ！」「え、タクシー運ちゃんがここだと、、、」

　ということで、やられました！

　そこからちょっとしたマルタ放浪、、、。住所はメモしてたんで、何とかなるはずと、、、。きっと近いはずと思ってブラブラするけど、見つかるわけはなく、、、開いていたお店に入って「could you help me?」ネットで住所の場所調べてもらいました。でも、、、、。見せてもらった場所に行ってみるも、方向音痴の自分は迷いに迷い、、、。なんか高台の高級住宅街を彷徨うわけです、、、。んー、今夜は野宿か彷徨い歩いて夜を開かすか、、、。まさかマルタでこんなことになるなんて思ってもみなく、、、。
　
　明かりがついてたオフィスビルの前でした。もう誰も歩いてなどいません、、。ためしにフリーWi-Fi飛んでないかと試みると、、ラッキー！神様は見捨ててなかったようです。

　グーグルマップで今夜のホテルを表示し、オフラインで、てくてくてくてく、、。そしたら全然場所が違うじゃないですか！海沿いのホテル、、しかも着いてみたら、けっこういいホテル！Urban Rooms by NEU Collective！

　ホテルに入ろうとするもドアロックが、、、。ちょうど別の宿泊客が来たので一緒に入ったら、、、「レセプションはここじゃないよ。ちょっと離れてるけど、別のホテル！すぐわかるよ！」とのこと(後から見たら、確かに入り口に案内の張り紙が張られてました)で、やっとこさチェックインできました。
　で、腹減ったので、今夜の夕食は夜遅くまで営業してたテイクアウトのお店でピザを！ホテルに戻ろうとしたら、、、あれ？どこだっけ？またまた迷子、、、、ピザ冷めちゃいました。トホホ、、、方向音痴の自分です、、、。
　

１月１１日。

　ここが１日目に泊まったホテル！たどり着くまでに大変だった！(こんなわかりやすい所なのに！)
　お部屋は写真撮り忘れましたが、この旅１番綺麗な部屋でした。ここが１泊個室たしか40ユーロ程！超お得でした！(朝食つき)

　朝食バイキング！この旅１番の豪華な朝食！宿泊料金から全然朝食期待なんかしてなかったのにビックリ！

　さて、世界遺産バレッタ観光に行きます！
天気は最高！今回の旅は天気には恵まれました！(フランスは寒かったけど、、、)

※ホテルはグジラ地区。

　ホテルはこの大きな通りの少し左手に入った所。本当に不思議です。何故にタクシー運ちゃんはUrban Rooms by NEU Collective　を知らんかったのか、、、。まあ、たどり着けたからいいでしょう、、、。

　この辺りからバレッタ地区行きのバス、空港行きのバスもあるようです。(マルタの下調べ、全くしてなかったんで、、、)

　明日の空港行きのバスを確認！１時間に１本程度走ってるもよう、、、

　目の前の海は、、、リゾートですね！ボートがたくさん！

教会！

　あ、思い出しました！
まずは、今晩のホステルを確認するんだった！

※節約するため、今夜はドミ部屋のあるホステルへ移動！現地で予約。ベッド１泊3000円程。
Walter's B&B

　バレッタ地区は対岸。フェリーもあるようだけど、ここはいつものてくてくてくてく。

そうそう、マルタ共和国は、、、。
「マルタ共和国、通称マルタ（Malta）は、南ヨーロッパの共和制国家。イギリス連邦および欧州連合（EU）の加盟国で、公用語はマルタ語と英語、通貨はユーロ、首都はバレッタである。1964年にイギリスから独立し、2004年に欧州連合(EU) に加盟した。地中海中央部の複数の島からなる小さな島国で、人口は約44万人。いわゆるミニ国家の一つ。」ウィキより、、、
　小さな国です。

　「マルタ」といえば、もう１つ思い浮かぶのは「マルタ騎士団」、、。若い頃、世界の国々を調べた時に初めて知ったのが、この領土なき国家？。

　「マルタ騎士団」、、、
「エルサレム、ロードス及びマルタにおける聖ヨハネ主権軍事病院騎士修道会、通称マルタ騎士団は、キリスト教カトリック教会の騎士修道会である。
　現在は領土を有さないが、かつて領土を有していた経緯から今日でも国際法上の「主権実体（英: sovereign entity）」として認められ、中央政府を置くイタリア・ローマのマルタ宮殿には治外法権が与えられ112の国家と国交を結んでいる（2022年時点。そのため「領土なき独立国」とも呼ばれる。」ウィキより、、、
　※残念ながら日本とは国交がないもよう。

「マルタ騎士団はイタリア、ドイツ、ロシア、スペインをはじめ国際連合加盟国過半数にあたる112か国と外交関係を持ち、在外公館を設置している。また、フランス、スイスなど5か国とは公的関係を、パレスチナと特命全権大使レベルの関係をそれぞれ有している。
　故地のマルタ共和国とも1998年に条約を締結し、マルタ国内にある聖アンジェロ砦の一部に治外法権が認められている。また、もう一つの故地であるロドス島を領有するギリシャとも2021年に外交関係を樹立した。
　国際連合では総会オブザーバーの待遇を受けるが、バチカン市国のような非加盟の国家としての扱いではなく、「政府間組織以外の実体」として、国際赤十字や国際オリンピック委員会などの非政府組織と同じ扱いとなっている。、、、」
　不思議な存在です。こんなマルタ騎士団に興味をもち、２度目のローマを訪れた時には、イタリアから治外法権を認められたマルタ宮殿(68, Via dei Condotti)を訪れてみました。

　訪れた、、といっても入ることはできず、外から覗いただけです。ただ、マルタ宮殿の近くには騎士団の郵便局があり、そこは入ることができました。記念にマルタ騎士団の切手やMaltese scudoといわれるコインを買おうと思ったんですが、営業日ではなく断念。、、、あと、近くの建物の小さな鍵穴からマルタ騎士団総長公邸がちょうどいい具合に見えるというネット情報があり散策、、、。とにかく不思議な存在に興味を持ったわけなのです。

　あれから８年、やっとこさマルタ騎士団のルーツのマルタ共和国を訪れることができました。

　てくてく歩いて、バレッタ地区への入り口に到着！

中心部辺りの広場、、、

ほー、自販機があるじゃないですか！この国の治安は全く安心ですね！

左に曲がって、まずは海沿いを、、、。

観光案内板、、、今は左手の方にいます、、、

少し階段登ってあの写真にあったドームの方へ、、、。

ほー！

こういう小道がたくさん、、、世界遺産バレッタです。

　またまた階段降りて海沿いを、、、。
　あの城壁がFort St. Angelo(聖アンジェロ砦)かな？

観光用馬車もあるみたい、、、

てくてくてくてく、、、

　これ、ペットボトルとか空き缶とか瓶の自動回収機みたい。中東系のお兄さんが拾ったペットボトルなんかをここに投入し、ユーロ(プリントに印刷されたもの)をゲットしてた！僅かだが、生活に欠かせないものみたい！
　日本にもあったら、空き缶のポイ捨て、無くなると思うんだけど、、、。

砦に到着！ちょっと休んでアイスを食べて、、、お金払って中に入れるようだけど、もういいかな、、、。

海岸に降りられる階段があったので海へ！

ミニミニトレッキング！

残念ながら先端までは行けない。(入場禁止！)

てくてくてくてく、、、。

車でも降りて来られるようで、釣り人も、、、。

メイン通りに復帰して、てくてくてくてく、先端目指します。

この辺だったかなあ？有料エレベーターを見つけ、登ったのは？

上からの眺望！
やっと観光地巡りの感じになってきました！

たくさん観光客が来てます。寒いフランス辺りから、暖かいマルタ目指してやって来るのかな？

夕方に大砲を打つ催し物があるらしい、、、。

眼下の大砲！

バレッタ観光の馬車！

見えてきました、、、バレッタで一番行きたかったところ、、、。

マルタ騎士団長の館！

この方はたぶん、、聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)総長（在任:1557年 - 1568年）のジャン・ド・ヴァレット。

　「バレッタ」は1565年にオスマン帝国からの防衛に成功した聖ヨハネ騎士団（のちのマルタ騎士団）の総長ジャン・ド・ヴァレットにちなみ命名されたらしい。

さあ、入場料払って入ります！

ここが入り口。あのマルタの紋章？が迎えてくれます。

カッコいい！

これ身につけて、オスマン帝国軍と戦ったんでしょうね。

荘厳な感じです。

これこれ！

たぶん騎士団長の１人！

この方も、、、

以上、騎士団長の館でした。

※子供たちのお土産にマルタ騎士団のマグネット購入！

お昼は、この通り沿いにズラーっと並んでるレストランで、リゾットを！ウマカーー！

もう日が落ちてきました！またてくてくグジラ地区へ戻ります、、、

黄昏のバレッタ！

この写真は何？今となってはわかりません、、、

※思い出しました！有料エレベーターだ！帰りもこのエレベーターで降りてきたのでした！

昨晩、彷徨ったフェリーターミナル。

ライトアップされた教会！

　この日泊ったホステル。日本から来ました！と、案内してくれたおばちゃんに答えると、ジャポン？グッドカントリー！と、、、。屋上の喫煙場所まで案内してくれました。
　気持ちよくチェックインできる宿、いいですね。使ったシーツも毛布も、きちんとたたんでチェックアウト！
　
　

１月１２日。
バスに乗って空港へ！運賃はたしか２ユーロ。現金使えました。

※8時53分空港行きバス
◎マルタ発11時35分　ライアン航空
FR8561
◎ローマ着13時15分
◎ローマ発19時50分ー　中国国際航空
CA940

空港到着！

※最近はバスに乗るのさえ、キャッシュはダメな国も増えて来てるけど(英王室領ガーンジー島はダメで、飛行機に遅れちゃう！とお願いしたらただで乗らせてくれた)、マルタはカードでもキャッシュでもok！これがいいですよね。

　このバスでした。途中下車すれば、地下神殿のある町にも行けたようです。
　
　年休少なく、たった１日だけのバレッタ観光でしたが、なんだか居心地よく過ごせました。来年はリビア→チュニジアと回って帰る予定ですが、時間があればまたマルタ再訪あるかもしれません。
　

　格安のライアンエアーで、帰路のローマへ、、、。航空代金5000円程。
※
「で、今からライアン航空でローマに向かいます。ライアン航空、かなり安い！なんとボーディングパスさえ事前にメールで送られ、それを自分でプリントアウト。チェックインなんてない。人件費削減のためだとか、、、。いずれどの格安航空会社は全てそうなるでしょうね。
　ということで、マルタ旅行するなら、ライアン航空が飛んでる所から航空機で来るのが一番安上がりですね。フェリーで旅する時代も終わりそうかな？」メモより


　以上、日本(成田)→中国(北京)→フランス(パリ)から始まり、→アルジェリア→チュニジア→セボルガ公国→イタリア→マルタ→→イタリア(ローマ)→中国(北京)→日本(成田)の地中海諸国周遊の旅は終わりです。日本に帰ってから体重測ったら、なんと7キロ減。ヤバイ！
　
　教訓、、出発前には健康重視！風邪ひいたら大好きな旅行も辛い旅になっちゃいます、、、。