2024/10/15 - 2024/10/24
596位(同エリア1112件中)
広島れもんさん
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- 旅行記38冊
- クチコミ7件
- Q&A回答0件
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タオルミーナという街を知ったのはNHKBSの ”世界ふれあい街歩き”でした。ちっちゃな街にギリシャ・ローマ時代の遺跡が残るリゾート地といった印象でしたが、丘の上にあるカステルモーラやカステッロといった小さな村までバスで行けると知りどんどん行きたくなったのです。
ほんとうならバスを乗り換えるカターニャでも半日過ごすつもりでしたが、タオルミーナのお天気がこの日だけ快晴とありカターニャをパス!この決断がほんとうにすべてでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
7時発のカターニャ行きのバスに乗るため6時過ぎには部屋を出ました。この日は日曜日で市内のバスの本数が心配だったのとスーツケースを引いてバス停まで行くのに10分以上かかるためです。バスもスムーズに来て6:40にはバスターミナルへ到着。このバスを逃すと次のカターニャ行きは1時間後なのでまずほっ。
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3番ホームにもぼつぼつ人が集まってきました。
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やってきたSAISのバスはなんと2階建ての新型車両、ピッカピカ!下に荷物を入れて運転手さんにチケットのQRコードを読んでもらって2階席へ。朝早い時間だったため乗客は20人もいなくてゆっくり席を選ぶことができました。私はこんなバスに乗ったことがなくてトイレがあることも知らなかったのですが、カターニャについてすぐに乗り換えまた1時間半バスに乗るため近くの席の方に聞いたら、階段を降りたところにあるよと教えてもらいました。そして降りるときもその階段から降りれたのでびっくりでした(笑)。
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パレルモからカターニャ市内までは2時間半近く、1時間半たって左手にエトナ山が見えてきました。今日は快晴~!5時前に起きた時点で天気予報をチェックし、カターニャで半日過ごすのは止めそのまま乗り換えてタオルミーナへ行くことに決めたのでした。
カターニャのバスターミナル近くにある一時荷物預かり ”Radical Strage" を12ユーロで予約はしていたのですが、お天気には代えられません(その荷物預かりの口コミに係の人がいない時間があった、とあり仕方なく事前予約をしてしまったのです) -
少し行くと雲ではなく冠雪した山頂が見えてきました~。エトナ山は標高3403mで富士山より低いのですが10月下旬なので冠雪していてもふしぎはありませんが、素晴らしい眺めです。実はエトナ山は8月に大噴火をしていてカターニャ空港が閉鎖された時期があり、それだけが心配でタオルミーナのホテルにも問い合わせてみたのですが ”今は落ち着いているから心配いらない”という返事で、落ち着いているというのは専門家の話だと信じることにしたのです。
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途中でカターニャ空港に立ち寄り何人か降りて行かれましたが、私は気が小さく自分の荷物が誰かに持っていかれないか心配で窓に張り付いていました(笑)。
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カターニャ市内に入ると海沿いの道から、カターニャのドゥオーモが見えてきました~。いつか行くから、ごめんね・・・。
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9:35にアルキメデ通りにあるバスターミナルに到着。右のほうにたくさんの人がいますが、なんとタオルミーナ行きのバスを待っている人たちでした。(写真を見てもわかりますが、スーツケースを持っている人はほとんどいませんでした。タオルミーナは保養地で宿泊費がかさむためカターニャから日帰りで観光する方が多いのでしょう)
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スーツケースを転がしながらバスターミナルの北側のアミーコ通りにあるチケットセンターへ。ここには今から乗る Etnaバスだけでなくいろんなバス会社のチケット売り場が並んでいました。カターニャはシチリア観光の交通の要衝で、ここから人気のあるアグリジェント、カルタジローネ、ラグーサ、シラクーサなどたくさんの街へ行くことができるからです。
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10時発のタオルミーナ行きに乗りたくて並びましたが、なかなか列が動きません。やっと順番が来て左の窓口の50くらいの女性に、指で1と示して”タオルミーナまで1枚ください” とイタリア語で伝えました。
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すると渡されたのは2つのQRコードが印刷されたこの切符で(長くつながっていました)、手に持っていた20ユーロ札を渡すと5ユーロ札とじゃらじゃらとコインを投げてきました。朝からずっと窓口にいて疲れているのかひどい態度で、なぜQRコードが2つあるのか聞きたかったのですが、後ろにも人が並んでいるしタオルミーナまでのバス代を覚えていなかったので10.2ユーロくらいはかかるだろうと窓口を後にしました。
でもバスターミナルに着いてほかの方が持っていたのはQRコードがひとつだけの切符だったのです。これは2人分買わされたなと思ったけれど窓口に帰ってもバスの時間が来るしと、切符売り場はどこかと尋ねてきた人に ”1枚余ってしまった、買ってください”と交渉したのですが、その方たちは3人グループだったので同じバスに乗りたいからかノーと言われてしまいました。
そのうちにバスが来てしまい乗ろうとすると、荷物を入れるところが開かないんです。見ると私のようにスーツケースを持っている人はいなくて、荷物を持ったまま運転手さんに長い切符を見せたところ、2つのQRコードをスキャンして何のお咎めもなく荷物を持ったまま車内へ入れました。それでも私は納得できないことは嫌いなタイプで、前の席の2人連れの若い男性にチケットを見せてもらったところ、2人はそれぞれ5.1ユーロのチケットを持っているだけで故意に2人分を売られたことがわかりました。怒り心頭です(笑)。でもそれだけでは終わらなかったんです。
バスは満席になって席が足りないのか運転手さんが後ろまで来て荷物を置いていた私の席を指さして、”荷物は下に入れて”というんです。その時初めて荷物入れが車体の反対側にあることが分かったのですが困っていると、前の席の男性が ”この人は2枚チケットを持っているから1枚は荷物の分”、みたいなことを英語で説明してくれたんです。これには運転手さんも何も返さなくて無事にターミナルを出発することができました。何度もお礼を言い、タオルミーナについてバスを降りた時に持っていたヨックモックのシガールを差し上げたところ、すごく驚かれてでも喜んで受け取ってくださったのでほんとに持っていてよかったと思いました。(シガールは割れやすいためトートバッグに入れていたことが幸いしました)
後で出てきますが、こんな間違いをしたのにもう一度こんな目にあいました・・・。 -
タオルミーナの街を見たいので左側の席にしてよかった!雲はかぶっているけど優雅にすそ野を広げているエトナ山が見えます。
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タオルミーナの街、そしてその上にはこのあと訪れるカステルモーラの街も見えてきました。バスは高速を走っているため塀にさえぎられて撮れたのはこの1枚だけでしたが、ほんとに来たんだと涙が出そうでした。チェファル編で個人旅行をすすめましたが一番怖いのがスリよりも飛行機や電車などの運行状況で、それこそ運を天に任せる感じなのです(笑)。
メッシーナとカターニャの中間に位置するタオルミーナはタウロ山の中腹に細長く広がる街で、紀元前358年にギリシャ人が防御に適した山の中腹に築いた町が起源。標高200mのところにあり周囲の眺めが抜群でヨーロッパ有数の保養地になっています。 -
高速を下りたバスはジグザグにタオルミーナの街へ上っていくため、左側に座っていても途中で海が見えるのですが、あれはもしかしたらイゾラ・ベッラ?
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カターニャ方面の海岸もきれい~。最高のお天気!タオルミーナのバスターミナルには予定通り11時半ごろ到着しました。
バスターミナルは街へ入る手前にあるのですが、そこからまず旧市街の入口のメッシーナ門までの歩道が狭くてガタガタでおまけに観光客がたくさんおりて来られるので道路を進んだのですが、狭いうえに片側には路駐の車が並んでいて対向車が来るたびに歩道へ上がるを繰り返しました。やっとメッシーナ門に着いたと思ったら門の内側もすごい人!街のメインのウンボルト通りに入るとそこから道幅が狭くなるためぎゅうぎゅう。今日は日曜日でこんな晴天、みんなが考えることは同じでした。ぶつからないように人並みをかき分け街の西側のカターニャ門の少し先にあるホテルまで20分とちょっとだったのですが、全身汗だくでホテルのチャイムを鳴らしました。
予約時点ではカターニャを14時くらいに出るので16時着としていたのですが、24時間フロント対応のホテルで入り口が閉まっていてもチャイムを鳴らせば開けてもらえると口コミにあったとおり、オーナーさんらしい方が出迎えてくださったので、挨拶だけして荷物を置かせてもらいおトイレを借りてブラウスの下に来ていたインナーを脱ぎリュックに突っ込みました。汗臭いのがわかっていたからです・・・。
これからカステルモーラへ行くんですと話してトートバッグの中にひとつだけ残ったシガールを差し上げ、ものの5分もしないうちにホテルを出ました。きっとびっくりしたでしょうね(笑)。 -
急いだのには訳があって、カステルモーラ行のバスが12時台は2本くらいあるのですが、そのあと3時くらいまでないからなんです。荷物がなくなったのでバスターミナルまでは15分で着いたのですがこれから出るINTERBUSは満席らしく、次の12:50のチケットを渡されました。今度はきっちり1枚3ユーロです。その時初めておなかが空いていることに気づき、メッシーナ門から下ったところにあるパン屋さんまで戻りました。
”A VASTEDDA” はカステルモーラにあった人気のパン屋さんがタオルミーナに下りて出されたお店で、タオルミーナ在住のブロガーの方のいちおしのお店なんです。 -
パニーニを作ってもらおうと思ったのですがどのパンがいいかわからなくて適当に右にある少し長いパンを指さすとパンだけで会計されそうになったので、パニーニが欲しいんです、中身は何にする?、う~んお任せにします、じゃあポモドーロとモッツァレッラは?、それでお願いします、と片言のイタリア語で注文が通ったのです!
ちなみにお任せにする時のイタリア語は ”Che cosa mi Consiglia?" で、ジェラート屋さんや総菜屋さんなどでよく使うので覚えていました。このショーケースの左側にはチーズがあり、モッツアレッラチーズもそこから取っていました。 -
イチオシ
美人の彼女がパンを切ってオリーブオイルを塗り、トマトやモッツァレッラをはさんであっという間にパニーニができました。そしてレジにいたのはニコニコ顔のおばちゃま。ペットボトルのお水も取ってお会計をお願いしたらなんと4ユーロだと!!びっくりしながら今からカステルモーラへ行くんですと伝えたら、おばちゃまが ”あら、私はカステルモーラから来ているのよ!” と。それこそマンマ・ミーアでした!ちっちゃなパン屋さんでもよく見たら棚にも生ハムやポルケッタがあり、そして美人の店員さんと愛想のいいおばちゃまと最高に素敵な出会いでした。
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パレルモの部屋では荷物作りやお天気の確認に追われてグレープフルーツとヨーグルトしか食べていなかったし、ホテルまでの道でかなり運動したしおなかはペコペコ。カステルモーラまで20分くらいなのですが待ちきれずにバスの中で封を開けました。ごつごつとしたパンからトマトやモッツアレラがのぞいていてこぼさないように包みにくるんだまま食べ始めると、何という美味しさ~!オリーブオイルの香りも鼻に抜けるようなみずみずしさで、見たらドライのオレガノも振ってあったのです。モンレアーレでいただいたのと同じ ”パーネ・クンツアート”でした!
ところがです、パンが異常に固い。それに大きいため口をあんぐりと開けないといけなくて、噛んでいるうちに顎関節が痛くなってしまったんです・・・。それでも空腹には勝てないので完食、若い方ならきっと平気だと思うけどふだんこんなに固いものを食べることがないので顎がびっくりしたのでしょう。ヨーロッパへ行かれた方はわかると思いますが向こうのパンは固いパンが多く、レストランで出るパンも中はやわらかですが皮が異常に固いものもあり前にも軽い顎関節症になったことがありました。でも美味しさには勝てない、この後治るのに1ヶ月くらいかかりましたが今ではいい思い出です(笑)。 -
パニーニを食べながら海を見下ろす絶景を楽しんでいましたが、カステルモーラへ向かう道は狭くてジグザグでおまけに家並みのあるところまでは路駐が多く、自家用車に観光バスまで下ってきてすれ違うのが大変!お客さんは窓にくっついてその様子を眺め歓声をあげたりして、それでも30分あまりでサンタントニオ広場に着きました。カステルモーラはタオルミーナから5㎞、標高529mのところに築かれた人口500人ほどの小さな村で、イタリアの美しい村に選ばれたこともあるそうなんです。そしてこの広場にあるのは ”Antico Caffè San Giorgio” という老舗のカフェのなのですが、パニーニを食べたので利用せずじまい・・・。
タオルミーナのホテルは街の中心部や海側だけでなくカステルモーラへ上る道沿いにもけっこうあって、途中のバス停からも何人もお客さんが乗ってきていました。街の高い方だと景色もいいのでしょうが、まず荷物を持って路線バスに乗らないといけないのでけっこうハードルが高いと思います。 -
サンタントニオ広場はバスがぐるっと回れるくらいの広場で、バスはそのまま下りの便になります。またここにはタクシーは乗り入れていたけど個人の車は広場のすぐ下の道沿いや駐車場に停車していました。
広場の上には展望台のようなものも見えます、後で登ってみようっと!ちなみにその下に見えているのはおトイレです。 -
さっそく街の探検に出かけました。景色のいい場所、あるかなあ~。
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おしゃれなレストラン、お客さんもけっこう入っていました。
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左手はB&Bですが、海が見えてきました~。
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エトナ山、明日は雨予報だけどその下を走るローカル電車に乗ってランダッツオという街まで行く予定です。
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反対側に見えたのは明後日行く予定のカステッロという町で、いちばん高いところにあるのはギリシャ・ローマ時代から跡に中世に築かれた城塞だそうです。右側にちょこんと見えるのがマドンナ・デッラ・ロッカ教会、世界街歩きでも紹介されていました。
レストランの予約もしていて、その先の教会からの景色が絶景なのだそうです。 -
午後1時過ぎから3時過ぎまでタオルミーナへ戻るバスがないため2時間近く過ごさないといけないのに、30分あまりで帰ってきました(笑)。それでもまだ体力が残っていたので上の展望台へ。それより上にはこの村の名前の由来になったカステッロ(城塞跡)もあるみたいでしたが、30分くらいかかるそうで初日に膝を痛めたらいけないので行くのはやめました。
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イチオシ
すると途中で絶景が待っていたのです!広場からも海と空が見えましたが、上から見る方がはるかにきれい~!おまけに小さな女の子が猫を追いかけていました(笑)。
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もう少し先へ行くとまた違った絶景、遠くにタオルミーナの街とイゾラ・ベッラも少し見えていました。下の方へ歩いている方は自家用車で来られた方ですね。
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山側はのどかな景色です
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上で出会った10才の男の子に写真を撮ってもらい、サングラスをかけておられたのでお母さんに断って私も撮らせていただきました。どこから来たのか聞いたのに忘れてしまいましたが、シャイで可愛い、でも足を組んだりしてカッコいい男の子でした~。上の方から下りてきたので、この子はカステッロへ行ったのかも。
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広場に下りてきたけどまだ1時間以上あります。何か忘れてることがあるような気がしましたが、写真を撮ったりゆっくりすることに。
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イチオシ
モデルさんのような奥様の写真をたくさん撮られていたご主人に私も撮ってもらって、ご家族の写真も撮ってあげて私も撮らせていただきました。私の写真は信じられないくらいにきれいな景色が撮れ、いい思い出にもなりました。さっきの男の子もそうですが、サングラスをしている子供さんが多かったです。オーストラリアでは幼児期からサングラスをしていると聞いたことがありますが、ヨーロッパでも普通なんでしょうね。
この広場でどこから来たの?と声をかけられました。いろいろ話しているうちに ”カターニャをスルーしてこちらに来た” と話したら、パレルモとカターニャはあまりおすすめできないと言っておられました。街というより人、みたいな話でしたが、ごちゃごちゃした場所に行かなくてよかったと思いました。 -
私は旅のスケジュールだけでなくその街の見どころ、教会の成り立ちなどを調べたノートとともに、Googlemapを印刷して順路をマーカーで引いたものも持ち歩いているのですが、カステルモーラに着いて見ていないことに気づき開いてみたところドゥオーモ広場に行っていないことに気づいたのです。そこには街でいちばん有名なカフェもあると。マップを見ながら再出発です。
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広場に向かっている人がけっこういました(笑)。
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5分余りでカステルモーラのドゥオーモ、サン・二コラ教会に着きました。
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ドゥオーモの前にあるサン・二コラ広場もきれい。
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シンプルな単廊式の教会です。
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広場の木陰から見える赤いひさしのお店が ”Bar Turrisi”
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併設のジェラテリアがあり、晴天もあってにぎわっていました。
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入り口にはフルーツ系
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奥にはチョコレートなどこってり系。このお店はコーンは1種類で、気温が高いときはコーンだと垂れてしまうのでマンゴーとレモンをカップでお願いしました。
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マンゴーとレモン、今日のようなお天気にぴったり!それでも食べる前から垂れてきて大きな顔鉢を眺めながらいただきました。広場で一緒だったご家族も来ておられたんですが、2つのコーンでは足りなかったみたいで後で奥様が追加を買っておられました。
後日 ”世界頂グルメ” という番組を見ていたら、フィレンツェに行かれた草刈民代さんが選ばれたフレーバーも同じでした~。普段からこってりしたものはあまり食べられないみたいだし、お食事の後なのでよけいにさっぱりしたと思います。 -
”Bar Turrisi” 小さな村にある名物カフェみたいです。
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お土産物も気になるけど節約旅行なので買えないなあ(笑)
夕方までトイレに行けないので広場に帰ってからトイレに入ったのですが、前に入った女の子が紙がないよ、と。後ろから来た二人連れも困っていて、はたと思い出しパニーニに添えられていた5枚の紙ナプキンを差し上げたところすごく喜んでもらえました(笑)。観光客の多いイタリアではこういうことはよくあることなので、ポケットティッシュは必ず携帯していたのが幸いしました。 -
バスは15:10頃出発したのですがこの時間でも上ってくる自家用車があり、路駐の多いカステッロの先は行き違うのに大変で、とうとう運転手さんが下りて交通整理を始めました。それがとても上手、あなたの車はここ、もう少し行ってという風に何台か移動させて無事に行き違うことができました。
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これは渋滞中の写真ですが、途中からは上ってきた道と違って街の外回りの道路を進み、バスターミナルへ着くかと思ったらなんとメッシーナ門の前に停車しました!
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行きはバスターミナルからいったん下って外回りでメッシーナ門に着き、ここでも観光客の方が乗ってきて右手の坂道を進んで行ったのですが、帰りはメッシーナ門経由でバスターミナルに戻るようだったのでここで下車しました。次の目的地 ”ギリシャ劇場” に行くためにはここで下りた方が早いからです。
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メッシーナ門の向かい側
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メッシーナ門から下る道。バスはここを進んできました。お昼に寄ったパン屋さんもこの下の道沿いにあります。
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ギリシャ劇場への道もお昼過ぎにはものすごい人でしたが、この時間になると空いていてお土産屋さんを眺めることもできました。中でもマヨリカ焼きの陶器のお店は目を引きました。
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顔鉢の小さいセットが欲しいと思っていたのですが、小さいものはなくておまけにものすごく高い!もう断捨離をする年代なので見るだけにしましたが、このお店はタオルミーナの中でも品ぞろえが素敵でした~。
”Testa di Moro”(ムーア人の頭)は1000年代のアラブ人がシチリアを統治していたころに起こった悲恋から作られるようになった陶器の鉢で、既婚者であるアラブ人の男性と一夜をともにした若いシチリア人の女性が事実を知り相手の頭を切り落としてバジルを植えベランダに飾ったところ、バジルがよく育ち陶鉢が作られるようになったという伝説から生まれたもの。顔鉢はアラブ人の男性とシチリア人の女性のセットで作られていて、買う時は必ずセットでと言われているそうです。怖~い話ですね。 -
チケット売り場を通り、ギリシャ劇場の入り口に着きました。ここでなんとチェファルで出会ったツアーの添乗員さんにお会いしたんです!そういえばみなさんあの後タオルミーナへ向かうとおっしゃってたけど、びっくりでした。みなさんはおトイレ中だとかで、添乗員さんも疲れておられたのでそのまま通り過ぎました。
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上って最初に見えた景色。向こうの方に人が多いので行ってみることにしました。(あの建物ブックショップだったかも)
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海側のホテルが見えましたが、海側はほとんどが4つ星以上です。
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先に行くと海岸線も遠くまできれいに見えました。
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どこから全景を写すかうろうろ。正面は西日が当たって逆光になっていたので、少し横から降りてみました。
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イチオシ
”ギリシャ劇場”
ギリシャ時代の紀元前3世紀にタオルミーナの街でいちばん見晴らしがいい丘をくりぬいて造られた劇場。現在みられる赤レンガ造りの劇場は古代ローマ時代の1世紀から3世紀にかけて闘技場に改築された後の姿だそうです。ギリシャ時代にはここでギリシャ悲劇などが上演されていました。また第二次世界大戦中に爆撃を受けたため、現在の様な形になりました。
シチリアにあるギリシャ劇場の中ではシラクサにある劇場に次いで2番目の大きさだそうですが息をのむような美しい眺めは世界一と言われていて、1787年にここを訪れたゲーテは ”世界中のどんな劇場の観客も、これほどまでの舞台後部の景色を目にすることはないだろう” と記しているそうです。
またタオルミーナに滞在したゲーテやニーチェが街を絶賛したことから観光ブームがきて、ヨーロッパの上流階級の人々がこの街を訪れるようになったそうです。 -
30分以上のんびりして暮れていく様子を見ていましたが、日没にはまだ時間がありそうでまた探検に出かけました。人が集まっているところは絶景ポイントのはず、カステッロと遠くにカステルモーラまで見えたのです!
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座席は作り替えられているところが多く、いちばん上に一部だけ当時の通路が残っている場所があり行ってみることにしました。
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ローマ時代のレンガ、ちょっと触ってしまいました。
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下りてみようか悩みましたが、まだ夜まで歩かないといけないので止めることに舞台袖に開いたところから動物も出てきていたんでしょうか・・・。
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ちょうど日が落ちる頃ようやく正面から撮れました。典型的なギリシャ建築の円柱、そしてエトナ山や海までを背景にして、どんな演目がかかるのでしょう?
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17時半を過ぎ残っていたのは30人くらい?係の方が閉門しますよ、みたいに声をかけて回ってこられたので、少し下ったところから外へ出ました。10月の最終入場は16:30で閉まるのは17:45とあったので、早めに言ってこられたのでしょう。
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最後にエトナ山を撮った後、振り返ってギリシャ劇場もパチリ。
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別の陶器屋さん。ヴェネチアのムラーノ島でも大きな照明器具の箱を持った旅行者を見たことがありますが、こういう大きなお皿はどうやって持って帰るのでしょうね?まあ飾るところがないからいいのですけど(笑)
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ギリシャ劇場からの道からウンベルト通りに向かうところは広場になっていて、レストランがいくつか並んでいました。イタリア以外の国はあまり知りませんが、レストランの前に少しでもスペースがあるとテーブルが並んでいます。屋外で食事を楽しむのが文化になっていて素敵です。
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ウンベルト通りはほんとうに狭い。街が小さいため通りに割けなかったのでしょうけど、日曜だったこともあって10月下旬なのに信じられないくらいの混雑でした・・・。そしてこの人たちが向かっている先にも絶景が待っていました~!
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イチオシ
街の中心 ”4月9日広場”
イタリア統一戦争中の1860年4月9日、ガリバルディ将軍が敵を撃破してシチリアに上陸したとの知らせがあり民衆が歓喜に沸いた広場で、実際に統一がなされたのはシチリアと南イタリアを征服した同じ年の5月だったそうです。
そしてなぜたくさんの方が広場の先にいるか?それはそこが海とエトナ山が見える絶好の展望台になっているからなんです! -
冬の日没時はエトナ山に沈む太陽と夕焼けが美しい、とものの本にあったけど残念ながら雲があり今日は少しだけ。それでもなだらかな稜線が海に向かっているようでとても美しいと思いました。
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イチオシ
そしてこの広場のもう一つの魅力がこの景色です!タウロ山を背にして立つサン・ジョゼッペ教会と鐘楼、鐘楼はアラブ時代に建てられたものが元になっているそうです。左手に見えるのは石造りの時計台メッゾ門で、紀元前4世紀に建てられた基礎の上にノルマン支配時代の12世紀に建てられました。
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メッゾ門を通って少し歩いたらドゥオーモ広場です。ドゥオーモは13世紀に創建された教会で、先ほどの広場のような華やかさはないものの落ち着いた雰囲気の広場でした。
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そしてドゥオーモの向かいには上半身が人間で下半身が馬というケンタウロス像の女性版の噴水がありました。タオルミーナの街の美しさを女性に例えて作られた17世紀のバロック様式の噴水で、タオルミーナのシンボルになっているそうです。
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ウンベルト通りはカターニャ門まででそこを過ぎると小さい広場があり、昔の教会を利用した郵便局がありました。この向かいの上り坂に私が泊まるホテルがあるんです。
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ホテルの前にはカンノーロ屋さん
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そしてお向かいには ”Deco Local” というスーパーがあるんです。すごく便利な立地でした。
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”Hotel Casa Adele”
タオルミーナのホテルは早くから予約でいっぱいになることが多く、1年位前にスーパーフライデーで見つけたホテルを予約していたんですが、エミレーツの便の関係で日程を変更したため必死で見つけたホテルでした。海側でもメイン通りでもないからか3泊で6万円とタオルミーナのホテルの中では安いくらいでした。
12時過ぎに荷物だけ置かせてもらい6時前にやっとホテル着。中に入ってチェックイン手続きをしようとすると、ロビーのソファーに小学校高学年くらいの可愛い娘さんがお母さんと座ってらして私が差し上げたシガールをちょうど見ているところだったんです!ハロウィンのパッケージがすごく気に入ってくれたみたいで大喜びしてくれていて、フリーWi-Fi のパスワードを聞いたら私が渡すとフロントの下からメモを出してきてくれました。パレルモのレストランの女の子と同じくらいの年頃、似ていることにもびっくりでした。家族経営のホテルと口コミにあったので、この男性とファミリーなのかも? -
お部屋に入ってびっくり!パレルモで1泊1万5千円も払ってあの部屋だったけど、天国のようなタオルミーナでこんな部屋が私を待ってくれているなんて、神様はいるんだと思いました(笑)。下まで開くドアに素敵な金具がついているんです。開くと狭いけれどベランダがあり、左手にはカステッロも見えました。
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シャワーだけでしたが、水回りも広くて何よりとてもきれい。
荷物を出す前にGoogleで今日のレストランの予約をしました。ホテルのお隣がかなり評判のいいレストランなんです。街のはずれにあるためか18:45の予約がとれひとまずほっ。寝具が薄かったので備え付けのタンスから薄いダウンのかけ布団もセットしてレストランへ出かけました。 -
”Malvasia”
ホールの方に予約していることを伝えると外側の小さなテーブルに案内されました。レストランの中やテラスの席は半分近くは埋まっていたけど、それからあっという間に満席になりました。予約していない方もおられたけど早い時間だったから座れたのでしょう。
スペシャリティのメニュー。どれも美味しそうだけど、食べるのは私一人。明日も来るけど悩むなあ(笑)。 -
プリモ・ピアットの右のページから、最近食べてないなあとボンゴレを注文することにしました。
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注文はしないけどセコンド・ピアットのページも見ました。
もしふたりだったらラビオリも頼んでもいいし、フリットミストもいいなあ。他の方はレモンパスタの方がけっこうおられましたが、レモンパスタは食べる予定があるんです(笑)。 -
テラスはガラス張りで、入り口のこちら側だけがビニール張りでしたが寒くはなかったです。
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ひさしぶりのボンゴレ、それも大量のアサリ!私の住む広島の西部には大野というアサリの産地があるのですが、温暖化の影響で最近は地場産のアサリはスーパーでは見かけないようになりました。
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そのうちに生演奏をされる方が入ってこられました。先ほどまで道を挟んだレストランにいらっしゃった方たちです。
テーブルの上にあるペットボトルの水は、お水を注文するときにPiccoloと言って持って来てもらったもの。ひとりだと750mlの瓶入りの水は厳しいので、カジュアルなレストランではPiccoloと注文してみるといいです。またここのパンも美味しかったんですが、皮が固くて噛むたびに顎関節がぎこぎこ言うので皮は半分くらいは残しました。それにしてもボンゴレ、めちゃくちゃ美味しかったです~! -
この日どうしても行きたいお店がありました。それが街の反対側にあるここ ”Bam Bar”、タオルミーナでいちばん有名なグラニータ屋さんです!たくさんの方のブログにも紹介してありますが、最近ではドイツ在住のアキラくんがマルタ島からローマまで走り抜ける”ユーロヴェロ90000キロ” という番組でも紹介されていました。(この番組もおすすめです、フィレンツェからプラハまでの旅もよかったです)
パレルモでもいただきましたがグラニータはシチリア流のかき氷で、特にこのお店のグラニータはタオルミーナの旬のフルーツを絞ってエトナ山の雪解け水と砂糖を加えて冷やし、専用の機械に入れてつくっているのだそうです( ”街歩き”から)。 -
イチオシ
昼間は混雑していたと思いますが、みなさんがまだ食事をされているこの時間はすぐに席に着けました。メニューもありますが壁に本日のグラニータのフルーツが書いてあり、注文に来られた方にサボテンは?と聞くとおすすめではないと。KACHIは?と聞くとこれもノー。あなたのおすすめは?と聞いてようやく ”ラズベリーとキウイ”に決まり、運ばれてきました~!(ホイップはコンパンナと言えば無料で乗せてもらえます)
ふわふわのラズベリーのグラニータを口にするとすっぱい!でもクリームを混ぜるとまろやかな味になり、キウイはそんなに酸っぱくなかったのでぺろりと食べれました。でも体が冷えたのか途中でくしゅん、すると後ろの男性もくしゅん。思わず振り返って体が震えるジェスチャーをしたら、奥様と笑ってくださいました~。明後日も来る予定なので、次は何にしようかな? -
イチオシ
お会計はオレンジのTシャツを着た人ではなく、右に写っている黒のTシャツの方でした。腰の部分にものすごい小銭を入れたバッグを下げておられて、日本語もお上手でした。
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こちらは入り口、室内にもテーブルがありました。
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イチオシ
夜の4月9日広場もとてもきれい~!昼間は気づかなかったけど、後ろに光っているのはきっとカステッロの教会ではないでしょうか?
”Deco Local” に寄って1.5lのお水とマチェドニアを買いホテルに帰り、すぐにテレビをつけました。天気予報を知りたかったんですがNHKワールドジャパンというチャンネルがあり久しぶりの日本語を流して、天気予報はスマホでチェック。するとやはり明日は雨予報、予定通りエトナ周遊鉄道に乗ることにしました。
シャワーを浴びる前に今日汗でぐだぐだになったインナーなどの洗濯です。これまで3月や11月の旅行が多くインナーを洗うことはなかったんですが、日本もですが10月のシチリアも暑すぎました。いちばん大きなバスタオルにくるんで足で踏んだのですが湿り気がとれず、そのまま窓のハンドルにぶら下げて置いておくことにしました。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- TKさん 2025/03/03 15:47:54
- シチリアの宝石タオルミーナ
- 広島れもんさんこんばんは!
タオルミーナの旅行記を、楽しくまた、懐かしく拝読いたしました。この街は、景色も良いし、食べ物も美味しいし、歴史的建造物もあるし、気品もあるし楽しめる街ですよね。カターニアを飛ばして、タオルミーナ行きにして大正解だと思います。
広島れもんさんの旅行記で、3年前に訪れた当時の感動が蘇ってきました。ありがとうございます。私達は、広島れもんさんの旅行記にある、ドゥオーモの右側にあるベージュ色(橙色?)の建物のアパートに4泊して、タオルミーナを満喫しました。旅行記にある”Deco Local”という、スーパーにも買い出しに行きましたよ!
その後、広島れもんさんのシチリアの旅行記も、再読いたしました。日時をよく見ると、2024年10月15日にシチリアへ到着して滞在とのこと。なんという偶然。私達も、10月15日から9日間パレルモに滞在していました。あの、パレルモの街角のどこかで、広島れもんさんとすれ違っていたかもしれませんね。広島れもんさんの詳しい解説付きのパレルモ旅行記で、パレルモの想い出がまた蘇ってて来ました。イタリアは、どこへ行っても感動あふれる街ですね。
ありがとございます。
今後もどうぞ、よろしくお願いします。
TK
- 広島れもんさん からの返信 2025/03/04 11:52:04
- Re: シチリアの宝石タオルミーナ
- コメント、ありがとうございました!これまでいくつか旅行記を書いてきましたが、コメントが来ていることも知らず今回初めて読みました(笑)。ヨーロッパは遠くて燃油サーチャージがかかるようになってからせめてと安いホテルを探すようになりましたが、ひとり旅では治安をいちばんに考えた方がいいとつくづく思った旅でした。
2009年に大病をして仕事も辞めましたが、5年生存率の低い癌だったのになんと生き延びて年金までもらえるようになり、長年の夢だったイタリア行きを初めはツアーその後猛勉強してひとり旅を始めました。(コロナ前の3回は地球の歩き方に投稿していました)
そしてTKさんはタオルミーナにも行かれ、なんと昨年の同じ時期にパレルモに滞在されていたとのこと、びっくりです!!私も日本人に会えないかなあとけっこうキョロキョロしていたつもりでしたが、たぶんすれ違ってもないです・・・。この後登場する方以外、シチリアでは日本の方にお会いしませんでした。
TKさんは旅行記を出しておられますか?私は確認しながら書いているため筆が遅く、おまけにあと3日分あるので終わったら探しますね。7月には無謀にもドロミテへ行く予定です(笑)。その準備もあり、早く仕上げます。
- TKさん からの返信 2025/03/04 19:54:53
- Re: シチリアの宝石タオルミーナ
- 早速の返信ありがとうございます。
大病からのご生還まことにおめでとうございます!
広島れもんさん、これからますます旅を楽しみましょう!
さて、「TKさんは旅行記を出しておられますか?」
にご返事します。もちろん旅行記出しておりますよ。
その中の、パレルモとタオルミーナの旅行記のURLを送りますね。
<パレルモ>
https://4travel.jp/travelogue/11943133
<タオルミーナ>
https://4travel.jp/travelogue/11760492
ご参考に、全体ページは
https://4travel.jp/traveler/tkkanoh
です。お時間のある時、ご笑読ください。
また、よろしくお願いします。
TK
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