松本城2024(3)躍動する歴史絵巻 - 松本城プロジェクションマッピング

2024/12/17 - 2024/12/17

2024年12月17日から一泊二日で長野県松本市へ行ってきました。
1日目の夜は、松本城プロジェクションマッピングを見物。

2024年12月14日から2025年2月16日まで開催され、
会期中、下記3パターンの内容が投影されています。

2025年1月8日までは「第1期：躍動する歴史絵巻」。
2025年1月9日から「第2期：光で彩る伝統文化」。
2025年1月30日から「第3期：春、咲き誇る花々」。

私が見たのは、第1期。予想以上の素晴らしさでした。

エリア 松本(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「2）伊東園ホテル浅間の湯
　https://4travel.jp/travelogue/11955722」からの続きです。
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時刻は20時。
ホテルでの夕食後、車でやって来たのは大名通り。
松本城の公式サイトに掲載されていた
「松本城大手門駐車場」に車を停め、
ライトアップを見ながら徒歩で松本城へ向かいます。

この日の気温は、最高9度、最低3度。
風がなかったおかげで、体が冷えきることもなく。
ただ、頭のてっぺんからつま先まで防寒しまくったので、
誰だかわからない状態に…。
撮影に夢中になって、連れの姿を見失ったら、
絶対、見つけられない自信がありました（＾＾；

松本城へ向かう途中の「松本市立博物館」。
すでに閉館していますが、まるでコンサートホールのよう。
ピアノの音色が聞こえてきそうです。

松本市立博物館 美術館・博物館

その隣りの「植田鰹節店」。
「かつお愛す」ってなんだ!?
かつお節×アイスクリーム×クリームチーズ。
なんと異色な組み合わせ（＠＠

植田鰹節店 グルメ・レストラン

甘じょっぱい味らしいけれど、どんな感じなのか。
気になって近づいたら、入口の自動ドアが開いちゃった（@@;)
まだ閉店してなかったのね…。びっくりした。

その先のビルの入口には、ツリーとサンタさん。
可愛いな(^o^-)
…などと撮影している場合ではありません（*_*;）☆＼（-_-メ）

プロジェクションマッピングが始まってる（＠ｏ＠）
9分間の投影後に、3分間のインターバル。
そして、また9分間の投影が始まります。
こうした連続投影が22時まで続くのです。

ですから、すでに始まっていても焦る必要はありません。
それなのに、足が勝手に走りだしていました。

混雑しているかと思いきや、見物客は数えるほど。
昼間、チェックしたベストスポットの最前列で見ることができました。

プロジェクションマッピングは、18時から行われています。
もしかしたら、その時間には大勢の人がいたのかもしれません。
それが20時ともなると、減った可能性もあるのかも？

ホテルの夕食の時間が想定していたより早くて、
18時からプロジェクションマッピングを見て、
19時にホテルで夕食という当初の計画がダメになりましたが、
逆に、それが功を奏したのかもしれません。

松本城プロジェクションマッピング。

国宝松本城 名所・史跡

ここから続く映像は、本編が始まる前の3分間のインターバルです。

インターバルの間も、刻々と映像が変化します。

本編が始まるまでの時間がカウントダウンで表示されています。

あと4秒。
金色の光が、蛍のように飛びまわり

花柄の着物をまとったような松本城が現れた（・。・）

青紫色の蝶が、松本城を覆い隠していくみたい。

その蝶が飛び去り、黄色い花に覆われていく…のではないかと勝手に解釈（＾＾；

場面が変わり、中央に現れた緑の円は、

徐々に膨張し、

城全体へと広がっていく。
これは家紋？
それとも何かエネルギーが放出されていくのかな？

まるで洞窟のような映像から、

今度は街中の様子でしょうか。人々の姿が映し出されました。

着物姿の女性かな。
ズームしたら、もっと鮮明に見えるかも。
けれど、私のスマホはあまり高性能ではないので、
夜景をズームするとボケてしまうのです（T_T）

ズームはあきらめ、撮影続行。
また映像が変わり、椿の花が咲きました。
その花に重なるように現れたのは、

赤い着物姿の女性かな？

ズームしても動きが早すぎて、よくわかりません。

次に現れたのは、馬に乗った武士でしょうか。

海の荒波をかき分け進んでる？
第1期で投影されるプロジェクションマッピングのテーマは「躍動する歴史絵巻」。

・信州にゆかりのある葛飾北斎や歌川広重の浮世絵
・松本城主・石川数正が描かれた屏風絵
・松本ならではの伝統工芸
・北アルプスの花々など

ダイナミックで幻想的な映像が投影されていますが、
事前に松本の歴史を学んでおけば、
映像内容をもっとよく理解できたのかも。

そうは言っても予備知識ゼロでも
迫力と美しさだけでも楽しめるのが
プロジェクションマッピングの魅力でしょうか。
私が特に、気に入った場面がこれです。

金色の鳳凰が天守閣から

黒門へと飛び去って行く。その壮麗さに鳥肌が立ちました。

金色のドレスをまとったような松本城。

徐々に色が変化して

赤茶けた大地に鎮座しているみたい。

キラキラと輝く松本城 （＾＾）
プロジェクションマッピングで、お城が百変化。
それが、こんなに面白いものだとは。
夢中になって3回も見てしまいました。

本編が終わり、またインターバルが始まりました。

時刻は20時30分。そろそろ帰ろうと出口へ向かう途中、

黒門にもプロジェクションマッピングが投影されていました。

黒門は明るい時間に見ると、こんな感じ。
それが夜ともなると、雰囲気が一変しました。
ただ、松本城に比べると映像が単調すぎ…。

黒門に飽きて、すぐ横の松本城に目がいってしまいます。
けれど、この角度からでは城の右半分に何も投影されません。
さっきの場所まで戻りたいけれど、
そんなことしたら永遠に見続けてしまいそう(^-^;)

ちなみに、画像が粗いけれど、右が黒門。
その左に松本城があるという位置関係。

そのまま惰性で黒門のプロジェクションマッピングを見続けていたら、

おおっ、美しい （^。^）
NHK大河ドラマ「光る君へ」の着物姿の女性陣を思い浮かべてしまいました。

その映像が徐々に変化し、

花散る映像へと変化。

さらに、するすると御簾が上がっていくイメージでしょうか。

時計を見ると、もう21時。
寒空の下、1時間もいたとは思えないほどの早さで時が過ぎていきました。プロジェクションマッピングは22時までですが、そろそろホテルへ戻ります。

国宝松本城 名所・史跡

来た時に通った大名通りを抜け、駐車場へ。
車に乗ってホテルへ戻ったのは、22時前。
温泉に入って、冷えた体を温めました。
以上、ご覧いただきありがとうございました。
この後は「4)立石公園の展望台にリベンジ」https://4travel.jp/travelogue/11961690　へ続きます。

伊東園ホテル浅間の湯 宿・ホテル

この旅行記へのコメント （4）

• sanaboさん 2025/03/03 23:27:51

  雅の世界が素敵～☆彡

  kiyoさん、こんばんは
  
  わあ、これが噂の松本城のプロジェクションマッピングなのですね～
  今までヨーロッパで大聖堂をスクリーンにしたマッピングをいくつか
  見たことがありますけど、日本のお城のは初めてです。
  雅の世界が繰り広げられ、あでやかだったり迫力があったりで
  9分間とは思えない凝縮された内容は本当に見ごたえがありますね☆彡
  「躍動する歴史絵巻」というテーマに相応しい渾身作だと感じました。
  6時からだと多分凄い人だったと思うので、結果的に8時からの方が
  ゆっくりとご覧になれて正解でしたね。しかも3回も(^_-)-☆
  
  完全防備のいでたちでご家族ともはぐれなくてよかった、よかった！
  それから、「かつお愛す」がとても気になりました。
  「アイスクリームにかける醤油」とかもあるし、味覚的には
  そんな感じなのかな…？
  
  気温が乱高下しているのでお風邪など引かれませんように☆
  それでは、また～(#^.^#)
  
  sanabo

  kiyoさん からの返信 2025/03/04 07:24:48

  RE: 雅の世界が素敵～☆彡

  sanaboさん、こんにちは。
  いつもありがとうございます。
  
  プロジェクションマッピング。
  これまで平らな壁面に映し出されるものしか見たことがなかったのですが、
  松本城はお城の造りを活かした映像で、よく考えられているなと思いました。
  
  あまりにも美しかったので、
  翌月（2025年1月）、第2期も見に行ってしまいました。
  伝統工芸をモチーフに、さらに雅な映像に夢中になり、
  18時から21時まで、気温5度（！）という寒さに耐えながら
  写真と動画を撮りまくってきました。
  現在、旅行記を作成中です（＾＾）
  
  この松本城プロジェクションマッピング。
  昨年も見た方の口コミを拝見すると、今回はバージョンアップして
  映像が美しくなっていたそうです。
  なので、来年はどうなっているのか。
  今から楽しみにしています（気が早すぎるかな!?）
  
  ニュースでは山火事があちこちで発生したり、
  雪の被害があったり、
  心傷む出来事が多いですが、
  おだやかな春が待ち遠しいですね。
  kiyo

• ohanaさん 2025/03/03 22:50:02

  感動のプロジェクションマッピング

  kiyoさん
  こんばんは
  
  プロジェクションマッピングはTDLで経験がありますが、今回ご紹介のプロジェクションマッピングは感動的です。
  
  私は写真部のときお城の白壁と黒瓦のコントラストをどのように表現しようかと挑戦していたときがあります。
  ※当時はモノクロ、現像～全て自分で行います。大きく伸ばし写真に焼き上げるのですが～なかなか瓦が黒く焼けない、白壁がグレーぽっくなるなど撮影から色々考え作品作りをしたことを思い出します。
  
  このプロジェクションマッピングを見て非常に瓦とのメリハリを活かし映し出される映像素晴らしいです。
  そしてそれを伝える写真の撮り方も水鏡なども良く表現でき、浮かび上がる城や門の表現が良く伝わってきて素晴らしさが伝わってきました。
  
  早く行かないとと体が動き出す、私はせっかちなので常です。
  一応周囲は気にして動きますが～
  とても良いタイミングでご覧になれたのですね。
  
  見る価値がある夜のショータイムと思います。
  
  続きも楽しみにしています。
  
  　　　　　ohana

  kiyoさん からの返信 2025/03/04 07:08:44

  RE: 感動のプロジェクションマッピング

  ohanaさん、こんにちは。
  お褒めの言葉、嬉しいです。
  ありがとうございます(^^)。
  
  ohanaさんは、写真部に所属されていたのですか。
  現像も、ご自身でなさっていたとは（＠＠）
  
  私も以前、仕事終わりに1年間だけ
  夜間のグラフィックデザイン専門学校に通っていたことがあり、
  授業で一度だけ写真の現像をしたことがあります。
  印画紙を溶液につけると、
  撮影したものが徐々に浮かび上がってくる。
  あの瞬間は、感動しました。
  
  カラー写真より、モノクロ写真のほうが好きで、
  白、黒、グレーと一言では言えない、
  奥深い色相の違いに魅力を感じましたが、
  瓦が黒く焼けないなど、いろいろ大変なのですね。
  
  今はデジタル全盛で、現像なんて知らない世代も多いと思いますが、
  あれは未来へ引き継ぐべき技術の一つだったのかなと
  ohanaさんのコメントを拝見しながら考えさせられました。
  kiyo