山寺と羽黒山3000段の旅３泊４日（２日目）

2020/10/31 - 2020/10/31

2日目は仙台駅前でレンタカーを借りて山形県の山寺に向かいます。その前に仙台観光ということで仙台城と大崎八幡宮へ。仙台を後にして山寺へ向かい1000段を登って開山堂や五大堂まで行きました。その後、山形市で霞城公園を散策しました。旧済生館本館の見学が目的です。最後は銀山温泉で2日目は終了。

エリア 山形

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

仙台駅前から車で10分ほどで仙台城跡へ。伊達政宗の銅像が立つ本丸跡を見学しました。

仙台城跡 名所・史跡

本丸跡からは仙台市街地が一望できます。神社、資料館、お土産屋にフードコートと充実していますが、駐車場が1時間500円で以後加算されるので長時間滞在はご注意ください。

本丸の駐車場に面して、護国神社の赤い鳥居と拝殿が建っています。せっかくなので参拝しました。麓から徒歩で参拝も出来るそうです。

宮城県護国神社 寺・神社・教会

徒歩の場合、表参道大鳥居をくぐって参拝できるので、車ほど大回りする必要はありません。車じゃなく徒歩で登ってくる人もいました。

次に国宝の社殿がある大崎八幡宮へ。無料駐車場が本殿の裏にあります。正面からだと分かりにくいのですが、本殿と拝殿が一体となった権現造の社殿です（東照宮と一緒）。

大崎八幡宮 寺・神社・教会

権現造りとはいいながら、社殿には鉄製の覆いや白い布が被せてあるので石の間などがあるのかどうかは確認できませんでした。

軒唐破風の下だけはなんとか撮れました。柱と柱を繋ぐ長押や、その周りの組物など、極彩色の装飾が綺麗でした。

次は仙台を後にして、山形県の山寺（立石寺）へ向かいます。車だと仙台から高速で90分。ＪＲなら最寄りの山寺駅まで1時間です。

山寺集落の道路は狭いですし移動する観光客も多いので、集落に入る前の大きな駐車場に車を停めて立石寺の根本中堂に向かいます。

山寺登山口の階段を登ったところが、立石寺の根本中堂です。上がって内陣でお参りすることも出来ます。内陣には不滅の法灯があります。向拝にある賽銭箱の隣で御朱印をいただけます。

宝珠山立石寺 寺・神社・教会

根本中堂さらに登山道へと進むと、途中に松尾芭蕉の像があります。河合曾良の像もありました。山寺と言えば「しずけさや岩にしみ入る蝉の声」ですね。

山寺といえば1000段の階段と山上からの絶景で有名ですが、紅葉の名所でもあります。紅葉の季節の土曜日ということで登山者が多いこと多いこと。

四寸道などの登り道はとにかく狭いので譲り合いながらゆっくり登っていきます。見上げると巨大な百丈岩が聳え立ちます。この上に五大堂や開山堂が建っているそうです。

やっとせみ塚に到着。「しずけさや岩にしみ入る蝉の声」の句をしたためた短冊をこの地に埋めて、石の塚を立てたんだそうです。

長年の雨風で削られた岩が阿弥陀如来に見えるという弥陀洞まで登ってきました。ここまでくれば後少しです。

山上には立石寺の４つの支院ありますが、その入り口にあるのが仁王門です。やっと頭上に仁王門が見えてきました。

４つの支院の間をさらに進み、階段を登ると奥の院と大仏殿です。この辺りで皆さん思い思いに休憩。御朱印をいただける支院もあります。

休憩後、奥の院と大仏殿から開山堂へはさらに進みますが、もう高低差はそれ程ありません。この辺り道も広くなって撮影もゆっくりできるようになります。

向かいにも岩壁にお堂が見えますが、釈迦が峰といって修行者以外は登山禁止の場所だそうです。

開山堂に到着。右の大きなお堂が開山堂、左の小さな建物は納経堂だそうです。開山堂を右に登ると五大堂があります。

五大堂は中に登れます。みんなここが目当てなので中は超満員。

五大堂からの風景は絶景です。五大堂のほうが高い位置にあるので、開山堂の屋根を見下ろすことになります。

遥か下に山寺の集落を見ることが出来ます。五大堂まで約1000段を1時間ほどで登ってきました。皆さんそうでしたが、普通のカジュアルな服装で登りました。

さて五大堂を降りて元来た道を戻ります。下りは早かったです。次は車で20分ほどの山形市へ。

山形市に到着。山形城跡の霞城公園へ向かいました。とにかく広い。駐車場がどこにあるかわからずウロウロ。

東側の管理棟周辺の駐車場に車を停めて歩くとすぐ、復元された二の丸東大手門がありました。近くにある最上義光歴史館にも立ち寄りました。

山形城跡(霞城公園) 名所・史跡

銅像は山形の基礎を築いた最上義光です。この大手門は公園の東側ですが、ほかに東側には県立博物館と旧山形市立済生館病院本館があり、公園の西側は桜園になっています。

園内の山形県立博物館がたまたま無料開放日ということでふらりと立ち寄りました。すると日本最大級の土偶で国宝の縄文の女神に会えました。ここに常設展示されてたんですね。国宝をこれほど近くで見れるとは、感動しました。

山形県立博物館 美術館・博物館

さて山形市の霞城公園を訪問した目的はこちらの建物です。山形県立博物館の隣に移設されている旧山形市立済生館病院本館です。今は山形市郷土館として運営されています。

旧済生館本館(山形市郷土館) 美術館・博物館

明治11年に竣工した病院です。奇抜で洒落た正面からの三層楼の外観に感動。90年間も使われて老朽化で解体されるところを文化財が復元、保存したものです。

三層楼の背面はドーナツ状の円形になっており、真ん中に庭園、その周囲に回廊があり、8室の病室が並んでいます。もちろん各部屋は真四角ではなく、台形となっています。

さらに2階は大広間になっており、そこに続く階段も見事ならせん構造となっています。明治11年にこんな洒落た病院があったとは驚きです

各部屋には医学関係の歴史的な資料が展示してあり、2階まで見学できます。解体のころは原型をとどめておらず、復元には苦労したしたそうです。

解体復元だからでしょうか、国宝ではなく重要文化財指定ですが、本当に擬洋風建築の傑作といえる素晴らしい建物でした。

さて、そろそろ夕方になってきたため、車で一時間ほどのところにある銀山温泉へ。

暗くなる前に到着したかったんですが、すっかり暗くなってしまいました。銀山温泉には駐車場はないので宿泊客以外は訪問に不便かと。

銀山温泉 温泉

明るいうちに来て共同風呂とか足湯にも立ち寄りたかったんですが、もう真っ暗だし疲れているしで断念。

ただ、せっかくなので温泉街の奥のほうまで散策しました。お土産さんとかあったので立ち寄りました。２日目はこれで終了。