2024/12/17 - 2024/12/17
7008位(同エリア14947件中)
りゅうさん
この旅行記スケジュールを元に
二日目は京都府南部、奈良県北部の車で周るほうが便利な場所にある国宝建造物巡りです。とはいえ、2年前にバタバタしながら見学してしまった法隆寺も訪問します。法起寺、法隆寺、霊山寺、秋篠寺、海住山寺、浄瑠璃寺、円成寺、般若寺、東大寺と国宝建造物のある奈良県北部の寺院を周りました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
-
2日目は奈良県北部と京都南部の国宝巡り。車のほうが便利なので、奈良駅前のホテルを出て奈良駅でレンタカーを借りて出発。
-
まずは法起寺に向かいます。法隆寺の近くなんですが、ちょっと離れていて訪問し損ねていました。夢殿から徒歩で20分くらいなんで行けないことはないんですが。
-
こちらはこの三重塔が国宝です。706年完成で我が国最古の三重塔です。扉は開けていただいているので中を見ることができます。
法起寺 寺・神社・教会
-
組み物が雲形になっているんですが、飛鳥時代の特徴で、法隆寺の五重塔と一緒。逓減率(初重と最上重の比率)が高いのも特徴です。
-
一階と二階は三間であるのに対して、三階は二間となっていて、法隆寺の五重塔と同じく、どっしりとした安定感があります。
-
法起寺は法隆寺より30年ほど後に建造されたお寺で、もともと尼寺だったそうです。こちら江戸初期建造の講堂。
-
次は法隆寺へ。法起寺からは車ですぐ。有料駐車場に停めて、まずは入り口の南大門へ。室町時代に再建されたもので国宝です。
法隆寺 寺・神社・教会
-
というか以下写真に撮っているのは全部国宝なので記載は省略。南大門をくぐると奥に五重塔が見えます。
-
まず五重塔の左側にある三経院と西室へ。僧房だった西室の南側を改装して三経院という仏堂に改装された建物です。中は非公開なので外からの見学のみ。
-
三経院と西室の近くの回廊に拝観受付があります。夢殿と大宝蔵院との共同の拝観券になっています。中に入ると目の前に五重塔と金堂が並んでいます。何回来ても飽きません。
-
2年前訪問した時は夕方訪問のスケジュールを組んでしまうという失敗をしでかし、駆け足で周ってしまったため、もう一度ゆっくり訪問したかったんですよね。
-
五重塔は外から見学のみ。金堂は中に入って見学できます。いずれも飛鳥時代の建造で、世界最古の木造建築です。
-
五重塔は現存する世界最古のもの。1階部分に裳階が付きます。1階部分には塔本四面具という塑像群がぐるりと設置されていて、窓から見ることが出来ます。
-
金堂の中では教科書でもよく見た飛鳥時代の釈迦三尊像を拝めます。薬師如来像と飛鳥時代の様式ですが、鎌倉期の阿弥陀三尊像も並びます。
-
金堂にも裳階が付いています。二階構造になっていはいますが、二階に部屋はありません。
-
金堂と五重塔の北側に立つ大講堂は平安時代の建造です。間口九間の大きな建物です。
-
内部はかなり広々とした空間が確保されていて、安置されている薬師三尊像を目の前で拝めます。左側の建物は経蔵。
-
こちらは中門。西院伽藍の入り口になっている門です。内側から撮影したので写っていませんが、外側には金剛力士像が立っています。入り口が二つの門とは珍しい(普通は3つ)。
-
西院伽藍を出るとお隣にあるのが聖霊院です。御朱印はここでいただけます。東院という僧房の南側を聖徳太子の尊像を安置するために鎌倉時代に改装したものです。
-
聖霊院のちょっと東側、大宝蔵院に行く途中にあるのが、平安時代建造の綱封蔵。寺宝を保管する建物で昔は正倉院のように勅封だったそうです。
-
さらに大宝蔵院に向かって進むところにあるのが奈良時代建造の食堂。左右の建物は軒を接していて双堂と呼ばれる建築様式です。
-
今回は時間があるので、法隆寺に伝わる国宝がずらりと並ぶ大宝蔵院もしっかり見学しました。見学の後は、法隆寺の西院から東院へ。5分くらいかかります。
-
こちら東大門。西院と東院の間に立つ門で中の門とも言われます。奈良時代建造の国宝。
-
法隆寺の東院伽藍の中心になる夢殿です。屋根の上にある宝珠が見事。鎌倉期に大きく改造されているものの、天平期建造の八角堂です。
-
夢殿は聖徳太子を供養するために、太子が住んだ斑鳩宮跡に建てられました。壇上に上がると板の扉が空けてあり、そこからご本尊を拝むことが出来ます。
-
こちらは夢殿を見学して門を出たところにある伝法堂と、鎌倉時代建造の東院鐘楼です。伝法堂は聖武天皇の夫人が寄進したものです。邸宅を仏堂に改造したもの。
-
改造したものとはいえ、奈良時代の高級貴族の住宅建築が現存するのは、この伝法堂のみ。すごく貴重な遺構だと思います。中尊寺はこの建物の奥にあります。
-
夢殿まで来たら中宮寺も訪問。すぐお隣ですから。教科書にも載っている弥勒菩薩半跏思惟像をお参りしました。
中宮寺 寺・神社・教会
-
東院から西院に戻ってきました。そのまま、もう一つの国宝、西円堂に行かずに帰るところでした。国宝が多すぎてうっかり漏れそうになります。
-
夢殿に似てますが、鎌倉時代の建造物です。夢殿の屋根にある特徴的な宝珠がこちらにはありません。また夢殿で使われていた平三斗(軒下の三本足の斗)もありません。
-
こちらお勧めは法隆寺伽藍の眺望です。西円堂は法隆寺西側の小高い丘に建っているため、法隆寺の伽藍を高所から見ることが出来ます。
-
法隆寺を後にして霊山寺へ。ナビに裏山に連れていかれるなどアクシデントはありましたが、何とか到着。お寺ですが、弁財天もお祀りされているので立派な鳥居があります。
霊山寺本堂 寺・神社・教会
-
かなり広いお寺で、レストランもあり、広い駐車場もあります。広い道を進めば大きな看板があるので、ナビを信じて裏道に入らないようにしましょう。
-
弁財天のお堂などを見ながら参道を歩いていくと、右に向かって石段があります。これを登ったところが本堂。
-
霊山寺の国宝は、鎌倉後期建造の本堂です。桁行五間、入母屋造、本瓦葺きの立派な本堂です。蔀戸も使っていて和様本堂の典型事例です。
-
中は内陣と外陣に分かれていて、外陣から御参りできます。薬師如来が御本尊。秘仏ですが、お正月には御開帳されるそうです。
-
平行に配置された和様の垂木。組物は二手先なんですが、尾垂木が入ってます。二手先なのに支える必要があったのかしら?
-
こちらは重要文化財に指定されている檜皮葺が見事な三重塔。鎌倉時代建造の和様の建造物です。本堂の向かい側の高台にあるので、ちょっと坂を上ります。
-
次は秋篠寺へ。霊山寺からは車で15分ほど。大和西大寺の狭い街並みを進みました。入口近くに無料駐車場があります。近くに近鉄線が走っているので電車でも来れます。
秋篠寺本堂 寺・神社・教会
-
苔の見事な中庭を進んで本堂へ。もともと金堂や東西両塔があったとのことで、礎石などが残っています。
-
中庭をぐるりと進むと国宝の本堂に出ます。このフォルム見ると、おお奈良時代の和様建築!と思ってしまいますが、鎌倉時代に再建されたものとのこと。
-
こちらは中に入ってお参りできます。伎芸天立像が有名らしくパンフレットとかおいてありました。確かに何かを口ずさんでいるようにも微笑むようにも見える美しい仏様でした。
-
外に出てぐるりと本堂を一周。軒下には古風な平三斗(上に三本足が出ている支え)を使い、鎌倉時代には一般的になった床ではなく土間のままなのは、まさに天平の和様建築。
-
鎌倉時代の再建ですが、再建前の和様建築をそのまま踏襲したということでしょうね。秋篠寺からはしばらく車を走らせて、京都府木津川市にある海住山寺へ。
-
海住山寺は山腹にあり、集落の狭い道を通りますが、ナビを信用せず手作りの看板に従って右折するとう回路があります(ナビを信用して住宅と住宅の間に誘導されて車をぶつけるところでした)。
-
う回路から山道に入れば離合も出来ますので、山上の海住山寺まで問題なく行けます。無料の駐車場に車を停めて本堂で拝観受付をしてもらいます。
海住山寺 寺・神社・教会
-
海住山寺は五重の塔が国宝に指定されています。一階部分に設けられた裳階がアクセント。裳階を支える柱も相まって国宝に指定されている9つの五重の塔の中でも特徴的な造形となっています。
-
室生寺の次に小さい五重の塔ですが、室生寺も海住山寺も山岳寺院であり、これだけの高所に五重の塔を建てて、なおかつ落雷などで焼失していないのは奇跡です。
-
境内には重要文化財の文殊堂もあります。経蔵だったのではないかと言われています。この横の道から裏手の高台にも登れます。
-
高台からの景色も素晴らしい。海住山寺の次は、同じく京都府木津川市にある浄瑠璃寺へ。
-
車で15分ほどで浄瑠璃寺に到着。別名九体寺とも言われています。こちらは民間の有料駐車場とお土産屋さんがあります。
浄瑠璃寺 寺・神社・教会
-
門を入って右側にあるのが国宝の本堂です。桁行11間もある寄棟造りで、平安末期の建造です。11間のうち、9間には観音開きの板戸が付けられています。
浄瑠璃寺本堂 名所・史跡
-
拝観受付があり、中に入らせていただけます。すると九体の阿弥陀如来像が堂内にずらりと並んでいました。九体の阿弥陀如来が並ばれている様は圧巻です。これは初めて見ました。
-
九品往生の思想が藤原時代に流行って、九体の阿弥陀如来像を安置した九体阿弥陀堂が当時たくさん作られました。この浄瑠璃寺本堂は、唯一の現存事例なんだそうです。
-
九体阿弥陀堂の向かいには池があって反対側には三重塔があります。三重塔があるところが東岸(此岸)で薬師如来像が安置されていて、西岸(彼岸)には阿弥陀如来像を安置した本堂を置くという、分かりやすい浄土思想の配置になっています。
-
東岸(此岸)から見た、西岸(彼岸)の本堂です。
-
こちらが東岸にある三重の塔です。薬師如来像が安置されているそうです。こちらも国宝です。
浄瑠璃寺三重塔 祭り・イベント
-
次は浄瑠璃寺から山中の道を奈良県へと入り円成寺へ。通り沿いに駐車場があり、道路を渡ると庭園があります。庭園の奥側に円成寺があります。
円成寺庭園 公園・植物園
-
階段を登ると拝観受付があり、境内に入れます。境内には本堂、楼門、多宝塔、それから国宝指定の春日堂・白山堂などがあります。写真は室町時代建造の楼門。重要文化財です。
-
こちら室町時代建造の本堂は重要文化財です。妻入り側が正面になっている本堂は珍しい(神社みたい)。
-
本堂は特に内陣が素晴らしいです。御本尊の厨子を取り囲む4本の柱には美しい来迎図が残っています。
-
こちらが円成寺で国宝に指定されている春日堂と白山堂です。妻入りになっている春日造りですが、何でこんな小さな社殿が国宝なんだろ?と思ったら、現存する最古の春日造り社殿なんだそうです。
円成寺 寺・神社・教会
-
円成寺を後にして奈良市街に戻ってきました。途中で般若寺に立ち寄りました。コスモスで有名なお寺だそうです。なんと12月中旬でも咲いているコスモスが。
般若寺楼門 名所・史跡
-
般若寺は、鎌倉時代に建造された楼門が国宝です。扉のある下層は一間で簡素な造り、上層は三間で出組みの組物が見られます。
-
側面からはこんな感じ。住宅街に面していますが、こちらが京街道だったんですね。解説板にもありましたが、かなり門の痛みが進行しているようです。
-
境内はこんな感じ。お花畑に囲まれた素敵な寺院でした。十三重石塔が真ん中にありますが、これも鎌倉時代のもので重要文化財。
-
さて今回の旅行は公共交通機関より車で周るほうが便利な国宝建造物巡りの旅。何回も訪問している東大寺は時間の関係上、訪問しない予定でした。
東大寺 寺・神社・教会
-
でも般若寺横の通りをまっすぐ進むと東大寺、般若寺を出たのは16時、東大寺の拝観時間終了は17時。よっしゃ間に合うってことで参拝。
-
近くの有料駐車場に車を停めて訪問。やっぱ奈良に来たら東大寺に立ち寄るよなあ~。鹿にも会いたいし。
-
何度来ても大仏殿の巨大さには圧倒されます。江戸初期再建のもので、この時代の木造建造物としては世界最大。六手先の組物、四段の三斗と規格外の巨大さ。
-
国宝の毘盧遮那仏。それにしてもなんで写真撮影ができるんでしょうね?ほんと有難いです。
-
次は二月堂へ。大仏殿の拝観は17時までですが、二月堂には特に時間帯の入場制限がないので、堂上から奈良の夕暮れを撮影することが出来ます。
-
結構夕暮れを撮影しに来ている人がいました。二月堂は修正会(お水取り)が行われるところです。
-
結局陽が沈むまで境内を散策しました。鹿も家に帰る途中かな?東大寺に来るたびに鹿の写真がどんどん増えていく。
-
この子は一人でたそがれ中。レンタカーを返して奈良駅で時間を見ると、ちょうど京都行の電車がなく、大阪経由で博多へ帰ることに。
-
そして大阪駅で夕食を食べて新幹線に乗りました。初見の国宝建造物をたくさん見れて大満足の旅行でした。
牛カツ京都勝牛 アルデ新大阪店 グルメ・レストラン
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
奈良 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2024京都南部と奈良北部1泊2日
0
76