2024/09/13 - 2024/09/16
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常盤つばめさん
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この旅行記のスケジュール
2024/09/14
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バスでの移動
扇沢7:30→(関電トンネル電気バス)→黒部ダム7:46
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徒歩での移動
黒部ダム展望台→黒部湖駅
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電車での移動
黒部湖駅9:55→(黒部ケーブルカー)→黒部平10:00
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その他での移動
黒部平駅10:10→(立山ロープウェイ)→大観峰駅10:17
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電車での移動
大観峰駅10:30→(立山トンネルトロリーバス)→室堂駅10:40
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バスでの移動
室堂駅13:40→(立山高原バス)→美女平駅14:30
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電車での移動
美女平駅14:50→(立山ケーブルカー)→立山駅14:57
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電車での移動
立山駅16:32→(富山地方鉄道立山線 普通列車)→電鉄富山駅17:39
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富山餃子 翔和軒
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この旅行記スケジュールを元に
富山に行って「大室家」の聖地巡礼がしたい…
元はと言えばそんな目的で始めた旅だが、長年拗らせた鉄オタ根性を遺憾無く発動し、新幹線単純往復はつまらなすぎると往路は敢えて険しい道を軽率に選んだ常盤。
鉄オタ仲間と夜行列車に飛び乗って東京を離れ、北アルプスの麓へやってきた。
久しぶりに夜行列車に乗れたことで、体験価値としては既に充分すぎるほどの満足感が得られている。
しかし恐ろしいことに富山までの往路は、所要時間的にはまだ半分にも至っていなかった…!
目の前に聳える北アルプスの大岩壁。
これを乗り越えなければ、聖地富山へは辿り着くことができない…。
ここから先はいよいよ「立山黒部アルペンルート」に挑戦である。
日本有数の大山脈北アルプスを、多種多様な乗り物の力を借りて越えてゆく旅。
その道中は想像を絶する世界だった…!
今しか乗れない貴重な乗り物たち。
そして美しい自然や歴史との出会い…。
聖地巡礼に行きたかったのか、列車に乗りたかったのか。
これから富山に着くまでの10時間、最早本来の旅の目的がすっかり迷子になるほどの経験を得ることとなる…。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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【PART1・夜行特急アルプス編 より続く】
9月の三連休初日の早朝。
夜行の特急「アルプス」を信濃大町まで乗車し、さらにバスへと乗り継いで、常盤と同行者C氏はここ長野県大町市・扇沢までやってきた。
標高は1425メートル。もうこんな高いところまで来ていたのかと少しばかり驚く。扇沢 自然・景勝地
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朝日が昇ってきて木漏れ日が眩しい。
目の前には篭川の清流。澄んだ水音も添えられて清々しい朝である。
もっとも常盤は夜行列車の中でほとんど寝れておらず、エナドリ2本とワイン1本を飲み干してだいぶ「キマってる」状態であるのだが…()
ここ扇沢は三方を北アルプス・後立山連峰の山々に囲まれた谷筋にある。
標高が高いので東京よりはもちろん寒いが、ちょうど東側が開けていて朝日がよく当たるためか、思ったよりは暖かかった。扇沢 自然・景勝地
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目線を上げると北東側には標高2670mを誇る爺ヶ岳が聳え立つ。
その名の由来は、冠雪したときに山の岩肌と積雪が織りなす模様が農作業をするお爺さんに見えるから…ということらしい。爺ヶ岳 自然・景勝地
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そして正面(これから進む西方向)目の前に「壁」のごとく聳え立つ、後立山連峰・赤沢岳(2678m)に鳴沢岳(2641m)。威圧感が半端ない。
この山々の稜線が県境となっており、岩壁の向こうはいよいよ富山県だ。
人力ではとても越えられる気がしないが、ここからこの真下をぶち抜いた「関電トンネル」という隧道があり、山の向こうに存在するかの有名な「黒部ダム」までを結んでいる。
ただし、環境保護のため一般の自動車は乗り入れることを許されておらず、信濃大町からのバスもここが終点。
この先は自然環境に最大限配慮されたある「特殊な乗り物」を用いることでのみ進むことができる。
乗車の予約をしている時間まではまだ1時間近くあるため、少し寄り道することにした。赤沢岳 自然・景勝地
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立ち寄ったのは扇沢のターミナルそばにある「トロバス記念館」。
「トロバス」とは「トロリーバス」の略。
目の前にあるこの車体がその実物。6年前の2018年まで関電トンネルで活躍していた乗り物だ。
外観はほぼバスそのものだが、自動車に通常ついているナンバープレートはなく、屋根上には集電装置が備わっている。
この乗り物は自動車と同じくアスファルトの道をゴムのタイヤで走るが、架線から電気を取り込んでモーター動力で走る。
日本語では「無軌条電車」。架線が張られた道しか走れないため「電車」であり、法律上もバスではなく「鉄道」として扱われる。トロバス記念館 美術館・博物館
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館内に展示されているトロリーバス運転台のモデル。
自動車と同じくハンドルがあるが、電車の運転台のような計器類やスイッチも並ぶ。
トロリーバスを運転するには、道路交通法上の「車両」にも含まれるためバスと同じ大型自動車二種運転免許、加えて「鉄道」であるため電車運転士としての動力車操縦者免許、この二つが両方必要だ。トロバス記念館 美術館・博物館
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トロリーバス時代に関電トンネルで使われていた標識類など。鉄道が好きな人なら見てすぐわかるが、完全に「道路」ではなく「鉄道」の運行システムである。
トロリーバスは、かつて内燃機関(エンジン)の技術が未発達でバスの性能が貧弱だった時代、都市交通として世界各地で運用され、特にロシアはじめ旧ソ連構成各国では多くの都市で今でも活躍している。日本でも採用され、東京では上野周辺や副都心エリア、他にも横浜市などで活躍していたが、やがて普通のバスの性能が向上すると、使い勝手の悪いトロリーバスは国内では次々引退、遅くとも1970年代までに都会の道からは姿を消してしまった。
その後もここ関電トンネルでは6年前の2018年まで長く運行していたが、車両の老朽化で惜しまれつつ引退。新たな乗り物「電気バス」に役目を引き継いで現在に至る。
しかし、今(※この旅行をした2024年9月現在)でもまだトロリーバスが活躍している区間がこれから進む先に1箇所だけ存在するため、今日の旅は1回だけ乗車する機会がある。
現存する日本唯一のトロリーバス区間、とても楽しみだ。トロバス記念館 美術館・博物館
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館内には関電トンネル掘削工事の再現模型も展示されていた。
このトンネルは元々、ダム建設の作業用に通されたもの。
山の向こうの峡谷に黒部ダムを建設するにあたり、あまりにも険しい現地へ資材を運ぶための道が必要だった。
ダム本体もこのトンネルも世紀の難工事となった。
過酷な建設作業の模様は石原裕次郎・三船敏郎ダブル主演の名作映画『黒部の太陽』で描かれた他、NHKのドキュメンタリー番組『プロジェクトX』でも詳しく紹介されている。
また国立公園内であるため国からトンネル掘削の許可を得るのも簡単ではなく、ダム完成後はトンネルを公共交通機関として役立てることを条件に許可された。
1963年のダム完成後、トンネルは取り決め通り黒部を訪れる一般観光客向けのルートとして活用することになった。
自然環境への配慮としてトンネル内の交通機関としては排気ガスを出さない乗り物を選ぶこととなり、当時日本の都市部で活躍していたトロリーバスを採用。都市交通として消滅した後も長く活躍することとなった。トロバス記念館 美術館・博物館
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記念館の中を歩いていると、見覚えのありすぎる顔が目に飛び込んできた。
人気鉄道系YouTuberの西園寺氏。常盤も頻繁に見させて頂いている。
この方が今年投稿されていた動画は(富山から長野へ出るの逆行程ではあったが)前情報としてこの旅にかなり役に立った。今後(来年春以降)同地に来られる方がいたらぜひ視聴をおすすめしたい。トロバス記念館 美術館・博物館
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扇沢のターミナルに戻る。
我々が寄り道している間にも次から次へと後続のバスが信濃大町駅方面から到着。さらに広い駐車場も次第に自家用車で埋まっていき、多くの観光客がターミナルに集まってきている。
ここでようやく信濃大町駅ではぐれていたもう1人の同行者N氏の姿が見え再合流。どうやら我々の何本か後のバスに無事乗れていたようだ。
さて、ここ扇沢から目的地富山市へはまず関電トンネルを通って目の前の山を越え、その先もう一つさらに高い山を越えなければ辿り着けない。
しかし、ここからは自然環境に配慮されたこの地ならではの特色ある乗り物たちが次々リレーしており、途切れなく北アルプスの大山脈を横断することができる。
これが人気の山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」だ。
そろそろ予約の時間なので、きっぷ売り場でチケットを発券し、乗車口へ向かおう。扇沢 自然・景勝地
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常盤、C氏、N氏の3人揃って電気バスの乗車口へ。
そこには既に乗車を待つ多くの乗客が長蛇の列を成していた…。
登山装備をした乗客が大半で、完全に普段着な我々は少し場違い感がある()
向かう先は人気観光地・黒部ダムだが、乗車できるキャパも限られるので当日現地できっぷを買おうとすると混雑時は長時間待つこともあるという。
しかし我々は事前にネットで扇沢7:30の乗車予約をとってあったので、手続きは非常にスムーズだった。
来春以降アルペンルート訪問を検討されている方がいたら、実際に行かれる際は事前のネット予約をおすすめする。
ネット予約に基づいて今ここ扇沢のきっぷ売り場で発券したきっぷは、北アルプスを越えて立山駅、さらにその先富山地方鉄道を利用して電鉄富山駅までの効力がセットになっている。これ一枚で今日の最終目的地まで行くことができるので安心だ。扇沢 自然・景勝地
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関電トンネル電気バス。
アルペンルートの第一走者となる。
トロリーバスの後を継ぎ2019年から運行開始。扇沢から黒部ダムまでを14分で結んでいる。
屋根上に集電装置がついているが、これは駅で充電するときにだけ使われるもの。トロリーバスと異なりもう架線は必要ない。
現在ではリチウムイオン蓄電池の技術発達で、駅に停車中に充電しておけば問題なく運行できるようになった。
コンセントで充電できる自家用車両より充電装置は少々大がかりだが、早い話がEV(電気自動車)なので、法律上も鉄道扱いはされず自動車の免許だけで動かせる。
そのため、構造が独特で部品の調達も難しく、かつ法律上の扱いもややこしく運転士の養成にコストがかかるトロリーバスは老朽化を機に退役となり、この電気バスに置き換えられたということだ。関電トンネル電気バス 乗り物
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電気バスは満員の乗客を乗せて発車し、すぐにトンネルに突入。
少し後ろだが幸い前面展望が眺めやすい位置に陣取ることができた。
出口の見えない延々真っ直ぐ続くトンネル。
長野県と富山県の県境を直接越えることのできる唯一の公共交通ルートである。
先ほど説明した通り、ここは元々黒部ダム建設作業用の隧道。
ダム建設中の1958年に開通し資材運搬に活躍、ダム完成後の1964年にトロリーバスが運行開始され観光客に開放された。
関電トンネルという名の通り、トンネルを所有しているのもバスを運行しているのも黒部ダムを造った関西電力。全国でも珍しい「電力会社が運営する公共交通機関」である。関電トンネル電気バス 乗り物
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車窓前方に「破砕帯」と書かれた青いプレートが見えてきた。ここが最も工事に難航した有名なポイントである。
破砕帯とは、断層によって岩盤が破壊され、地中に無数の亀裂が入っている箇所。岩の隙間は地下水で満たされているため、ここを掘ってしまえば大量の地下水が容赦なく噴き出してくる。
関電トンネルの掘削作業は破砕帯にぶち当たって大出水事故を起こし、一時はトンネルの掘削もダムの建設も中止が危ぶまれたが、諦めずに当時の最新技術を投入し、コンクリート注入による軟弱地盤の補強、水抜き用のトンネルを通すなどの措置を講じた結果、なんとか破砕帯突破に成功しトンネルは開通に漕ぎつけた。
当時の苦労に思いを馳せられるポイントである。
トンネルの壁からは今も水が湧き出し続け、路面は濡れている。破砕帯 名所・史跡
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そんな破砕帯も乗り越え、今やあっという間の14分の旅。
バスは黒部ダム駅に到着。
既に県境を越え、富山県に入っている。
バスを降りてからもそこそこ長いトンネルを徒歩で進み、ようやく目の前に明るい出口が見えてきた…黒部ダム 名所・史跡
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トンネルを抜けた乗客を出迎えてくれる、最初の光景がこちら。
目の前に広がる雄大な立山連峰。絶景の一言に尽きる。
しかも今日は快晴。最高のタイミングで来れた。
立山連峰は標高3000m超え。今越えてきた後立山連峰よりさらに高い。
頂上付近には日本国内では非常に珍しい氷河の姿も見てとれる。
これから目指すのは、あの岩と氷の壁の向こうだ...。立山 (立山連峰) 自然・景勝地
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そしてその下、とてつもなく巨大なコンクリートの壁と、そこから轟音と共に流れ下る2本の水柱…。
言わずと知れた日本最大のダム「黒部ダム」だ。黒部ダム 名所・史跡
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さらにダムが眺めやすい位置へと向かってみる。
垂直に近い断崖絶壁に設けられた通路を通り、狭い階段を登っていく。
遥か下の谷底まで遮るものが何もなく、半端ない怖さ。
とんでもない地形だ…。黒部ダム 名所・史跡
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長い階段を登り黒部ダム展望台に到着。
ここからはダムと湖の美しい全景が一望できる。
この景色は昔から各メディアで頻繁に紹介されているので、日本人なら見覚えのある人がほとんどではないだろうか。
しかし、流れ下る水の轟音や谷底を見下ろすスリルも含めた本当の迫力は、現地に行った者だけが味わうことができる。
ダムの高さは186メートルもあり、日本最大を誇る。
中央部はアーチ状で、両サイド部分がウイング(翼)形となっている優美な造り。
建造途中にフランスで発生したダム決壊事故を受け、このダムも強度を増すために急遽設計変更をしてこの形になった。
このダムは黒部峡谷の底を流れる黒部川を堰き止め、背後に日本有数の人造湖「黒部湖」を形成している。
エメラルドグリーンの湖面に映る北アルプスの山々もまた名物である。黒部ダム展望台 名所・史跡
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ダム展望台の近くに展示されているこの巨大な黄色いカゴのような物は、ダム建設に用いられたコンクリートバケット。
建設作業ではダム本体を形作るコンクリートをこれに入れ、隣にあるケーブルクレーンを用いて200メートル下の谷底まで運ぶ作業が繰り返された。
このダムが造られた目的は水力発電。
戦後の復興期、我が国は深刻な電力不足に陥り、大都市部でも頻繁に停電に悩まされるのが日常だったそうだ。
当時の発電の主力は水力。電力需要が急激に増大する京阪神都市圏を抱えていた関西電力は、電力不足の危機を救うべく、戦前から何度も開発が計画されては頓挫してきたこの地に大規模水力発電用ダムを造ることを決めた。黒部ダム 名所・史跡
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展望台から見た下流方面。
断崖絶壁に挟まれた日本有数の急峻な谷「黒部峡谷」。
北アルプスの稜線はこの辺りではこの峡谷を挟んで大きく二つに分かれていて、今越えてきた東側(写真右手)が後立山連峰、これから越える西側(写真右手)が立山連峰となる。
ここから峡谷を下っていくと温泉街のある宇奈月方面に至るが、そこまでの峡谷はあまりに険しく、熟練した登山者でなければ通り抜けられない。
この地は本来360度どこから入るのも難しい秘境中の秘境。ダムとトンネルができるまで、少なくとも気軽に一般人が来れるような場所ではなかった。
そんな場所にこれほど大規模なダムを造るという工事が、どう考えても簡単にいくはずはない…。黒部峡谷 紅葉
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階段を降りて黒部ダムの袖に戻る。
ここには黒部ダムの建設作業員殉職者慰霊碑があり、手を合わせていく。
黒部ダムは1956年の着工から7年の工期と当時の額で513億円もの資金を投じ、そして何より171名もの犠牲者を出した末に完成した。
当時の現場には「黒部に怪我なし」という言葉があった。これはあまりにも険しいこの現場では些細な事故でもあれば「怪我」で済むことなどない、即死を意味する…ということである。黒部ダム 名所・史跡
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黒部ダムの袖には美味しい湧水が出ている場所もあり、ここを訪れた人なら無料で好きなだけ汲み放題だ。
これは先程トンネルで見た破砕帯から流れ出続けている水。
かつてダム建設時は多くの作業員を苦しめ、工事の大きな障害となった破砕帯水は、今は冷たくてミネラルたっぷりの美味しい湧き水としてここを訪れる旅人たちの喉を潤してくれる。時代は変わった。
空っぽになった後も捨てずに持っておいた昨夜のエナドリ缶をリュックから取り出し、ここで軽く洗ったあと湧水でたっぷり満たして蓋をする。
こうして新宿で買って夜行列車の中で飲み干したエナドリ缶の中身は、北アルプス破砕帯の美味しい天然水に化けて帰ってきたのだった…。
しかし破砕帯水をよりによってこんなモノに入れて持ち帰った奴、ひょっとして黒部ダム史上でも初めてだったりしないか…?黒部ダム 名所・史跡
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端から端まで約500メートルにもなるダム本体の上は徒歩で渡ることができる。これがこの辺りで黒部川を人が渡れる唯一の道なので、アルペンルートを横断する観光客は必ずここを通って次に進むことになる。エメラルドグリーンの湖面を間近に見ながら歩く。
黒部ダム 名所・史跡
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反対の下流側を恐る恐る覗いてみる。186メートル下の谷底まで真っ逆さまだ。足がすくむ怖さである。
ダムの放水が霧となって水飛沫がめちゃくちゃ顔に飛んでくる。冷たいw
谷底の侵食を防ぐため、敢えて霧状に飛ばしているとのこと。
放水は本来ダム湖の水が増えすぎて溢れそうなときに排出するための機能だが、この放水は「観光放水」といい、実用的な目的というよりかは景観を向上し観光客を楽しませるためのサービスとして行われている。毎年6月頃から10月頃にかけて実施される。黒部ダム 名所・史跡
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ダム上の道路を歩いて渡りきるとトンネルがある。このトンネルに入ると正面すぐに「黒部湖駅」が見え、立山連峰越えに向け次に進む乗り物が待っている。
だが我々は黒部湖駅を一旦スルーして、その左手に分かれる通路へ進む。「今年限りしか味わえない」体験があって、常盤とC氏はそれを見逃したくなかったため、少し寄り道をする。
N氏はちょっとまだ黒部ダムで他に寄りたいところがあるとのことで、一旦ここでまたお別れとした。黒部ダム 名所・史跡
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左側のトンネルを歩いて抜け、黒部湖湖畔の道をしばらく進んでいくと眼下に船着場と小さな遊覧船が見える。
黒部湖遊覧船「ガルベ」だ。
黒部湖駅近くのこの船着場から、黒部湖最上流部の針ノ木谷付近まで遡ってまたここに戻ってくるというコースで、湖上から北アルプスの山々の景色を見せてくれる。
しかし、そんなこの遊覧船だが利用客の減少と船体の老朽化により運行継続が困難となり、今年限りで運行終了が決定してしまった…。黒部湖遊覧船ガルベ 乗り物
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船は桟橋を離れ、エメラルド色の黒部湖に漕ぎ出していく。
湖上から見るダムの背中。遊覧船が引退してしまうのでもう2度と見ることのできない景色だ…。
この黒部湖の広さは約350ヘクタール、最大水深約130m、総貯水量2億トン、標高は1454m。
水力発電とは水の位置エネルギーを電気に換えるシステム。これほど標高の高いところにこれだけ大量の水があれば、それだけで莫大なエネルギーを蓄えていることを意味する。これで効率的な発電が可能というわけだ。
この湖の水を使って発電する「黒部川第四発電所(通称・黒四)」はダムの下流約10キロの地下にある。
現在でも国内4位の発電量を誇り、関西圏の生活を支え続けている。黒部湖 自然・景勝地
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左舷側に聳え立つ後立山連峰。この日は幸運にもよく晴れていて頂上まではっきり見ることができた。
青空を突いて聳え立つ写真中央が針ノ木岳(2821m)、その左隣はスバリ岳(2752m)。針ノ木岳 自然・景勝地
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船は黒部湖のかなり上流部、針ノ木谷付近まで遡ってきた。
谷の奥のほうに不動岳(2601m)の姿が見える。
かなり日が高く昇ってきて眩しい。
アルペンルート開通よりもさらに遥か昔、明治時代にも一度だけ北アルプスを横断する有料道路が設けられたことがあり、この付近で黒部川を渡っていたようだ。
しかしあまりにも過酷な環境から維持もままならず、わずか2年で放棄されてしまったという...。不動岳 自然・景勝地
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船は針ノ木谷付近で転回し、今度は再び下流に向けて戻っていく。
後部デッキからの眺め。白い航跡の続く向こうに黒部川の源流となる北アルプス主稜線の山々が遠く見える。黒部湖 自然・景勝地
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自分の座っていた右舷側、今度は立山連峰がお見え。
湖上からこの山を眺められる機会もこれが最初で最後。悔いのないようじっくり味わってきた…。立山 (立山連峰) 自然・景勝地
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あっという間に20分の船旅を終え、船は元の船着場にゆっくり到着。
最後に乗れてよかった…貴重な体験ありがとう、ガルべ。黒部湖遊覧船ガルベ 乗り物
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船着場から階段を登り、再びもと来たトンネルに入る。
トンネル内にある黒部湖駅。開業時からそのままと思われる昭和レトロチックな入口看板が印象的だ。
ここから本筋に戻り、富山に向け次の行程に進んでいく。黒部ケーブルカー 乗り物
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次の乗り物はケーブルカー。
この黒部ケーブルカーはここ黒部湖駅から終電黒部平駅までの1駅間だけで、全区間が地下トンネル内となるため外の展望は一度も望めない。
だが全線地下のケーブルカーというのは日本でここ唯一らしく、趣味的には少し面白い乗り物である。
車両は1969年の開業当初から使われていると思われ、随所に昭和な雰囲気が感じられる。
繁忙期の三連休ということで駅はごった返し、車内も都会の通勤電車並みに満員であったが、移動距離は800メートルほど、5分にも満たない乗車時間だ。黒部ケーブルカー 乗り物
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黒部平駅に到着し、そのまま次の走者にバトンタッチ。
ごった返す人の流れに沿ってケーブルカーから乗り換える先はロープウェイだ。
ちょうどタイミングがよく、次の便の待機列最前に並ぶことができた。
大観峰からほとんど空っぽのゴンドラが降りてきて、そこに黒部平からは一杯の人が押し込まれ車内は満員電車状態となる。しかしゴンドラ内は前後の隅っこに申し訳程度に座席があり、運良く列最前にいた我々は後方隅の座席、特等席をとることができた。黒部平 自然・景勝地
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特等席からの最高の眺め。
どんどん遠ざかって全景が見えてくる後立山連峰と黒部湖、それと眼下に広がる森を大パノラマで眺め放題だった。
ここまで来た甲斐があった…。
通常ロープウェイは駅と駅の間にロープを支える支柱が一定間隔で何本も立ち並んでいるのが普通だが、この立山ロープウェイは黒部平と大観峰の間に視界を遮る支柱がひとつもない「ワンスパン方式」を採用している。
これは景観向上と同時に、冬場の雪崩被害防止という理由がある。
この土地ならではの安全対策が凝らされたこのロープウェイは「日本一安全なロープウェイ」を謳っている。立山ロープウェイ 乗り物
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大観峰駅に到着。標高はついに2000メートルの大台を超えた。
いくらか気温が下がり、吹き込んでくる風がやはり少々肌寒い気はする。
この駅からはまた次の乗り物に乗り継ぎだが、待ち時間がそこそこ空いているので一瞬だけ寄り道しよう。大観峰 (大観峰展望台) 名所・史跡
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大観峰駅はその名前に偽りなく、見事な山々の絶景が楽しめる場所。駅には展望テラスが併設されている。
目の前を横切る黒部峡谷と、その向こうに聳える先程越えてきた後立山連峰。
左から順に爺ヶ岳、鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳と全て雲に隠れることなくはっきりとした姿を見せてくれた。
遥か下の黒部峡谷の底に小さく、エメラルドグリーンの黒部湖が見えている。
ちょうど先程乗った「ガルべ」がまた出港していく様子が見えたが、最早米粒のようにしか見えない…。大観峰 (大観峰展望台) 名所・史跡
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一通り景色を眺めて満足したところで、また次の乗り物へバトンタッチ。
いよいよ本行程で一番乗りたかった乗り物の登場である。
立山トンネルトロリーバス。
ここ大観峰駅から、標高3000mを超える立山の直下を貫く「立山トンネル」内を通り抜け、山の向こうにある室堂駅までを結んでいる。
所要時間はわずか10分だが、これが今や日本で唯一のトロリーバス。
しかし、このトロリーバスも老朽化により今年限りで引退が決定、関電トンネルと同じく来年からは電気バスに置き換えとなる。
今年をを逃したらもうおそらく日本国内で「トロリーバス」に乗れる機会は二度とこない。
今回はこれに乗るためにこのルートを選んだと言っても過言ではない。立山トンネルトロリーバス 乗り物
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車体の頭上には2本の架線が通されている。
鉄の車輪で鉄のレールを走る通常の電車は、1本の架線から取り入れた電気をレールに逃すことで電流の通り道を作って走行している。しかし自動車と同じようにアスファルトの道路をゴムタイヤで走るトロリーバスはそれができないため、架線が2本必要だ。
そのため構造も独特で部品の調達も難しく、老朽化でコスト的に維持が難しくなった。
趣味的にはこれほど面白い「電車」もそうそうないが、大人の事情にはやはり勝てなかった…。無念。立山トンネルトロリーバス 乗り物
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大観峰駅に来たタイミングもまた偶々絶妙だったのか、10:30発のトロリーバスの待機列はほぼゼロ。
先程のロープウェイまでとはうって変わって車内はガラガラだった。
同じロープウェイに乗っていた乗客のほとんどは、まだしばらく大観峰の展望テラスでゆっくりしていくようだ。
先頭の前面展望を独り占めできる特等席を確保。
国内でトロリーバスに乗れる本当の最後の機会、まさかこんな最高の席に乗れるとは…。本当に幸運で来た甲斐があった。
せっかくなので発車前に連れてきた大室櫻子ちゃんも記念撮影。立山トンネルトロリーバス 乗り物
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大観峰駅を発車。
終点の室堂までは1駅間のみ。全線トンネル内のためひたすら真っ直ぐなトンネルの景色が続くだけだが、前面展望を見ていると道はアスファルトなのに信号装置など明らかに「道路」とは違う「鉄道」としての要素が感じられる。
座席と内装は完全にバスだが、走行音は完全に「電車」のそれであり、バスに乗っているのか電車に乗っているのかわからない不思議な感覚を味わえた。
何度も言うがこれは「バス」ではなく「鉄道」。
標高2000m超えの区間を走る「日本最高所の鉄道」でもある。立山トンネルトロリーバス 乗り物
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トロリーバスはトンネルの中間地点。
この真上に標高3003メートルの立山主峰・雄山が聳えている。
ここに上下線が行き違う「信号所」があり、対向車両の通過を待って発車する。
この立山トンネルは1971年に開通し、これにより北アルプスを横断する扇沢~立山駅間が一つに繋がり「立山黒部アルペンルート」が誕生した。
当時は通常のディーゼルエンジンバスが使われていたが、自然環境への悪影響、トンネル内排気ガス充満による健康への悪影響などから見直され、関電トンネルに倣ってトロリーバス導入を決定。1996年にトロリーバス化され「日本最後のトロリーバス」が誕生した。立山トンネルトロリーバス 乗り物
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10時40分、室堂に到着。
わずか10分のトロリーバス旅はあっという間だったが、今ここでしか見られない走りを存分に味わうことができた。
長年乗りに来たいとは思いつつなかなか来れなかったここ。
引退間際になったけど、乗車できて本当によかった。
ありがとう、お疲れ様、日本のトロリーバス。
この室堂駅にはレストラン、お土産店、ホテルなどが併設されている。
同行者C氏はここで食事をしつつ休憩したいようだが、自分はそんなことよりこの周囲を可能な限り探索したい。
「13時に戻ってきます。」「了解です。またここで合流しましょう。」
レストラン前でそうやり取りして、C氏は室堂ターミナルに残り、自分は1人外へと踏み出す。室堂駅 駅
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ターミナルを出ると、異世界のような景色が広がっていた。
標高2450mの立山室堂。アルペンルートの最高地点である。
この駅周辺は比較的なだらかな高原が広がっていて、観光客も気軽に散策ができる他、立山(雄山)はじめ周囲の山々への登山の拠点にもなっている。室堂平 自然・景勝地
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この世のものとは俄かに信じがたい景色、室堂平。
室堂ターミナルを一歩出れば周囲に建物はほとんどなく、たまにすれ違う登山者以外は誰もいない。
恐ろしいほどに静かな世界があった。
天気は穏やかに晴れており、日差しがあって思ったよりもかなり暖かく過ごしやすかった。
しかし立山主峰の方面にかなり雲が沸いており、拝みたい山の姿がなかなか拝めない。山の天気はかなり気まぐれである。困ったものだ。
とりあえず、ターミナル周囲には石畳の遊歩道が整備されており、そこを歩いて山の景色を味わうことができるので歩いて探索していこう。室堂平 自然・景勝地
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高山植物のお花畑。
時期的に花はかなりしぼんでしまっているようだが、チングルマ、イワイチョウなどの草紅葉が色づいてきている。
標高が高いので季節の進みが下界よりかなり早い。
貴重な植物たちを守るため、草花を摘み取ること、石畳の道の外へ足を踏み入れることなどは厳禁である。室堂平 自然・景勝地
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立山は日本三霊山の一つ(他は富士山、白山)で、信仰の山。
この地は古来から雄山神社の神域であるとともに、仏教の修験者たちの修行の場であった。
立山を極楽浄土、この後見る地獄谷を地獄などこの地全体を死後の世界に見立て、擬似的にあの世を旅したあと再び現世に戻るという流れが一連の修行だったようだ。
沿道には昔から多くの修行者たちが奉納した石仏が点在している。せっかくなので一つ一つ手を合わせて進む。室堂平 自然・景勝地
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仏様に願いが通じたのか、厚い雲がだんだん退いてくれて少しずつ立山の姿が見えてきた…!
黒部ダムから眺めるよりさらに雄大な姿、期待以上の景色がこの後拝めるかもしれない…。室堂平 自然・景勝地
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「室堂」というのは修行者たちが山に泊まり、修行をした昔の山小屋のことだ。
登山道沿いに見えてきたこの建物がまさにそれ。
江戸時代に建てられた「現存する日本最古の山小屋」である。
中はちょっとした博物館となっており、この地の歴史を学ぶことができる。立山室堂 名所・史跡
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さらに歩いて進んでいくといよいよ雲がすっかり晴れ、目の前に立山が見事完全な姿を現してくれた…。
どうなることかと思ったが無事期待していた景色を拝むことができた。自然に感謝…。
青空を突くように3つピークが聳えている。写真左手から富士の折立(2999m)、最高点の大汝山(3015m)、神社が建つ主峰の雄山(3003m)。「立山」という単独の山があるのではなく、立山とはこの3つの山の総称だ。立山 (立山連峰) 自然・景勝地
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手が届きそうなほど立山が間近に見える。
標高はもう2500~2600メートルぐらいまで来ただろうか。
気軽な散策にしてはだいぶ高く登りすぎた気もする。
すぐ目の前には一の越山荘(標高2700メートル)、そこから稜線を駆け上がって山頂の雄山神社社殿まではっきり見える。
体力的にはなんか全然行けてしまいそうな気がしたが、今日はこの後の旅程もあって時間の制約上厳しい。
何より常盤はこの日、登山に適した装備でも何でもない。
靴は普段の街歩き用と同じ。服装は普段着の薄っぺらいシャツにベスト。小さめのリュックに日傘といういつもとほぼ変わらない装備であった。
この先は急に勾配もキツくなり標高もさらに高くなる。さすがにこの軽装では危険を感じるのでここで一旦休憩してから引き返した。立山 (立山連峰) 自然・景勝地
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室堂駅近くまで戻り、北側へ歩くと大きな円形の湖面が見えてくる。
この地で有名なビューポイント「ミクリガ池」である。
ミクリとは神様の台所(御厨)を意味する。
この室堂の地は立山火山という大きな火山体の真ん中であり、ミクリガ池は噴火口に水が溜まった火口湖である。
池の対岸の向こうの谷から湯気のようなものが湧いているのが見え、ここにもかすかに硫黄臭が漂ってきている。
左側に見える建物は日本最高所の温泉施設「みくりが池温泉」で、日帰り入浴も可能だが時間の都合により今回は残念ながら見送った。またの機会に。みくりが池 自然・景勝地
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ミクリガ池を周回する散策コース。
標高の高いこの地は通常の高く伸びる木は生育することができず、ハイマツの低木が広がる特有の景色がみられる。室堂平 自然・景勝地
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ミクリガ池展望台に到着。
このアングルからは池の向こうに立山が望め、静かな水面に映る逆さ立山を眺めることができる。
室堂を象徴する、おそらく富山県内でも最も有名なビュースポットの一つだ。
晴れた穏やかな天気。青空と立山の競演が素晴らしく期待していた以上の眺めだ。
なんかもう、ここが最終目的地でもいい気がしてきた…wみくりが池 自然・景勝地
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せっかくの絶景スポットなので、ここで連れてきた大室櫻子さんと記念撮影。
富山県内とはいえゆるゆり、大室家の聖地とは全く関係ないが、オタ活映え写真としては最高の一枚が撮れた。みくりが池 自然・景勝地
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ミクリガ池側の地獄谷展望台(エンマ台)。
眼下の地獄谷が間近に望め、吹き上がる湯気がよく見え硫黄臭が容赦なく漂ってくる。
立山火山は今も生きている活火山である。
ここから地獄谷に降りて散策する遊歩道もあるが、近年は噴気活動が活発化して火山ガス中毒の危険性が高いため、立ち入り禁止となっている。地獄谷 自然・景勝地
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ミクリガ池の隣にある一回り小さいミドリガ池。こちらも火口湖であり、ここで見る逆さ立山もまた違った魅力がある。
池の名前の由来は修行者たちが墨を擦る水をここから取った(水取が池)からという説もある。みどりが池 自然・景勝地
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室堂ターミナル近くまで戻ってきた。
ターミナル側にはここにも湧水を汲めるスポットがある。
先ほど通ってきた立山トンネルの途中にも破砕帯があり、そこから湧き出してきている水だ。
まだ空のペットボトルも手元にあったので、せっかくなのでこちらも汲んで持ち帰る。立山玉殿湧水 自然・景勝地
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さて、そろそろ再び下界へ降りるバスに乗る。
もっと室堂を満喫したい気もあるが、我々が目指す目的地はあくまで富山市。ここは通過点でしかない。
今日中に山を降りて富山市街に辿り着けなければ自分は泊まる場所がない。同行者は今晩中に帰らなければならないのでもっと大変だ。
時刻表的にはまだ大丈夫な時間だが、この先での乗り継ぎがスムーズにいくか若干心配な点があったので、余裕をもって少し早めに出る必要があった。立山室堂 名所・史跡
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遠ざかっていく立山と室堂ターミナル。
さようなら。そのうちまた来ます…。
この辺りの区間は今の時期は車窓に山々が望めるが、冬は深い積雪に覆われ、そして春先のアルペンルート開通時には有名な「雪の大谷」となる。
その時期だとバスの車窓はひたすら白く聳り立つ雪の壁になるわけだが、それもまたアルペンルートの名物。いずれその時期にも来てみたい。立山高原バス 乗り物
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車窓右側、尾根の向こうに一瞬見える恐ろしく険しい稜線。
日本一危険な山、剱岳だ…!
しかし頂上部に細かい雲がまとわりつき、微妙にその全景が拝めない。
うーん、なんとも微妙…()剱岳 自然・景勝地
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バスは天狗平付近を走行。
道路はヘアピンカーブを繰り返し急勾配をどんどん降りていく。
この道路は富山県管理の「立山有料道路」だが、車の姿は全くない。
自然環境を維持するため厳しい通行規制が敷かれており、マイカーなどは乗り入れることができず、事実上バス専用道となっている。
そのためこの立山高原バスは渋滞に巻き込まれる心配はなく。路線バスでありながらかなり定時性は良好だ。
またバスの車両も環境に配慮しており、ハイブリッド車が用いられている。立山高原バス 乗り物
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ヘアピンカーブを繰り返す経路のため、同じ席に座っていてもバスからの眺めは360度変わる景色を楽しむことができる。
最後列の席に乗っていたため後ろの窓も振り向いて覗いてみると、薬師岳の姿もとらえることができた。
しかしこの山も頂上部分だけが雲に覆われて惜しくも完全な姿を見せてくれない…。
高い山はこんなことも多い。薬師岳 自然・景勝地
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高原の真ん中に、底が見えないほど狭くて深い谷が刻まれている恐ろしい地形。
「称名廊下(称名渓谷)」といい、立山火山の火砕流が積もってできた柔らかい地盤を、立山を源流とする称名川が侵食してできた。称名峡谷 自然・景勝地
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バスはなだらかな弥陀ヶ原高原を走る。
修行の地だったためか、やはりこの辺りの地名は大半が仏教用語由来である。
なかなか美しい高原の眺め。
数万年前に立山火山から流れ出した夥しい量の噴出物が造った溶岩台地である。弥陀ヶ原 自然・景勝地
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しばらく走るとバスは停車し、「これより車窓右側には称名滝がご覧になれます。ゆっくり通過いたしますので前の席の方から順にご覧頂けます。」とアナウンスしゆっくり動き出す。
この地点では遥か遠くに「称名滝」を望むことができる。
チャンスはほんの一瞬。しっかりカメラを構えつつ窓にのめり込んで目を凝らす…。称名滝 自然・景勝地
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バスが通過するほんの一瞬だが、確かに見えた…!
あれが称名滝だ。
弥陀ヶ原高原の末端で、称名川が一気に流れ落ちる場所となる。
落差350メートル、日本最大の滝である。
何故か那智の滝や華厳の滝に比べて知名度が低いが、これほど大きな滝が実は日本にもある。
「称名」とは「称名念仏」のこと。お坊さんが「南無阿弥陀仏」と唱えるアレである。この滝を流れる水音が念仏を唱える声のように聞こえるから…というのが名前の由来。
この滝を流れ下る川が称名川である。
称名滝の間近まで行けるバスも運行されているので、今回の旅程ではそこまで寄り道する時間はないが、いずれそちらも訪れてみたいと思う。称名滝 自然・景勝地
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車窓はだいぶ高い木が多くなってきた。標高がかなり下がったことを実感できる。
樹木のほとんどない区間、低木中心の区間、高い木の森がある区間…とバスが進み標高が下がるにつれてどんどん植生が変わっていくのが面白い。立山高原バス 乗り物
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バスは終点、美女平に到着。
標高はもう977mまで下がっており、かなり暑くなってきた。
室堂から続いてきた尾根筋がここで途切れる。
ここからは500m下の谷底にある「立山駅」までケーブルカーで降りる。そこがいよいよアルペンルートの富山県側ゴールだ。美女平 自然・景勝地
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アルペンルートの最終走者「立山ケーブルカー」だが、特性上バスや電車よりもかなり乗客のキャパが小さく、繁忙期はアルペンルートにおけるネックとなる。
場合によっては数時間待たされることもあると聞いていたので、富山到着が遅れることも危惧し、早めに余裕をもって室堂発のバスに乗ったのだった。
しかしこの日の美女平駅では整理券制がとられていて、スムーズな誘導がなされていた。
整理券を受け取り、待合所の案内画面と照らし合わせてみるとどうやら次の便は既に満席だが2本目の便には乗れるようだ。
結局この駅での待ち時間は20分程度で済んだ。思いのほかスムーズで大変有り難い。美女平 自然・景勝地
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美女平駅待合室のモニターでは室堂平近くにある「立山カルデラ」のライブ映像が流されていた。
待ち客を飽きさせないサービスだろうか?
ケーブルカーで降りた先の立山駅前にはこの地域の自然と歴史を紹介している博物館があり、そこにもできれば立ち寄ってみたいが、立山駅から何時の列車に乗るかがまだ決まっていないのでそれが決まり次第だ。美女平 自然・景勝地
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美女平駅を出発し急斜面を降りていくケーブルカー。
進行右側席に座って車窓を眺めると、斜面には溶岩が冷えて収縮するときにできる「柱状節理」を見ることができた。
今降りているこの斜面そのものが溶岩でできており、立山火山が激しい活動をしていたことを物語っている。立山黒部アルペンルート立山ケーブルカー 乗り物
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立山駅に到着。
乗ってきた立山ケーブルカーの車両がこちら。
客車の下に貨車が連結されている珍しいケーブルカー。
黒部ダム建設の資材搬入に使われた他、アルペンルート開通初期の高原バスの車両もこのケーブルカーに乗せられて搬入された。
現在でも大きな資材を運ぶ際に用いられる。立山黒部アルペンルート立山ケーブルカー 乗り物
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標高475m、立山駅。
ケーブルカーを降りるとそのまま普通鉄道・富山地方鉄道(通称・地鉄)の駅に直結しており、周辺には民家も建ち並ぶ。
降りた瞬間、残暑の蒸し暑い空気。
天界の雰囲気は完全に消え去り、下界へと戻ってきた実感がわく…。
ここから富山へはもう地鉄の電車で一本。
扇沢で発券したアルペンルートのきっぷはここからそれに乗って電鉄富山駅に辿り着くまでは有効だ。
ケーブルカーで14時57分に到着しそのまま地鉄乗り場へ向かったが、混雑もありさすがに3分で15時ちょうど発の電鉄富山行き普通列車には間に合わず、次は15時27分の特急。
地鉄には普通列車と特急列車があり、特急列車は今持っているきっぷに加えて追加料金が必要である。立山駅 駅
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しかしこの路線は少々くせもの。車両運用に「ガチャ」要素が大きい。
クロスシートの電車とロングシートの電車が完全にランダムに混用されており、どの列車にどっちが来るかは電車が来るまでわからない。
しかも車両運用は列車種別に関係なくランダム。つまり特急でもロング車にあたることがあるが、それでも特急料金は例外なく取られる…という鬼の仕様であるw
ちょうど目の前に停まっていた27分の特急列車は元・東急8590系電車(地鉄での形式名は17480形)。よりによってロング車だ…()
追加料金を払った挙句のロングシート。絶対乗りたくないw
続けてやって来た16時ちょうどの普通列車となる電車も、同形式のロング車であった。
東京でさんざん見慣れた東急顔。決して嫌いではないが、わざわざこの地まで来てこの車両というのも眺望的、趣味的にあんまり面白くない。
そこで同行者C氏と相談し、せっかくなので博物館に立ち寄って、16時32分の普通列車まで時間をつぶすことにした。立山駅 駅
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立山カルデラ砂防博物館。
この辺りの地質、自然環境、また古くからの水害や土砂災害との戦いの歴史を学ぶことができる。
館内に入ると黒部ダムから立山、室堂、弥陀ヶ原にかけての立体模型があり、ここまで通ってきた道を辿ることができた。
写真左上が室堂平で右下が現在地。真ん中縦の尾根筋に沿って走る曲がりくねった白い線が通ってきた道である。
尾根は並行して流れる2つの川、称名川(左)と常願寺川(右)に削られた谷に挟まれており、ここ立山駅の前で2つの川が合流する。立山カルデラ砂防博物館 美術館・博物館
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立山カルデラの模型。
常願寺川の上流にある、火山の噴火ではなく川の侵食によってできたカルデラ。
このカルデラからの土砂流出が激しく、また北アルプスの高い山の上から日本海まで短距離で一気に流れ下る常願寺川は全国有数の「暴れ川」。
富山の人々は昔から、幾度もの水害と土砂災害に苦しめられてきた…。立山カルデラ砂防博物館 美術館・博物館
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この博物館では土砂災害対策として施されてきた砂防工事について紹介している。
館内には砂防工事専用軌道で使用されたトロッコ列車を引く小型ディーゼル機関車の展示もあり、鉄趣味的にも少し興味深いスポット。立山カルデラ砂防博物館 美術館・博物館
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砂防博物館を一通り見て回り、暑かったのでかき氷なども食べつつ、いい時間になったので駅に戻る。
さて、運命の車両ガチャ3本目は……
なんと大当たり、SSRだ。立山駅 駅
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やって来たのは元・京阪3000系電車(地鉄での形式名は10030形)。
かつて大阪の淀屋橋と京都の出町柳の間を京阪特急として快走していた電車。
京阪では現在の8000系に役目を引き継いで退役し、現在は譲渡先のここでのみ乗ることができる。
ほとんどの編成は緑と黄色の富山地鉄カラーで走っているが、たった一本だけ赤と黄色の車体に前面には白い鳩のエンブレム、往年の京阪特急を再現した姿の編成がいる。まさかのその編成が来てくれたのだ…!
改札前で黒部ダム以降別行動していたN氏に再会することができた。彼も先程山を降りてきたところだという。
また合流して一緒にこの列車に乗るかと誘ったが、N氏は「特急券を買ってしまった」ということで、彼はこの次の特急列車を待つようだ。立山駅 駅
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列車は立山駅を発車。アルペンルートから降りてきた登山者・観光客などを多く乗せ、一路電鉄富山駅へ向けて走り出す。
駅を出ると最初に常願寺川と称名川の合流地点に架かる橋梁を渡る。列車はこの先、合流した常願寺川に沿って進んでいく。富山地方鉄道 (鉄道線) 乗り物
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常願寺川の深い谷を渡る車窓スポット。
10万年前に噴火で台地が形成されたとき、称名滝はこの付近にあったが、長い年月をかけて侵食によりどんどん後退し、先ほどの位置まで遡上していったようだ。富山地方鉄道 (鉄道線) 乗り物
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車窓の両側に見える山は次第に低くなだらかになってきて、もう山というより丘かもしれない。
景色は「山岳地帯」から「里山」といった雰囲気になってきている。富山地方鉄道 (鉄道線) 乗り物
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岩峅寺駅に到着。
鄙びた古風雰囲気の駅舎が印象的。
ここは常願寺川が富山平野へ出る扇状地に形成された街。
かつて立山信仰の拠点でもあった。
この駅では富山に向かう地鉄の別ルート・不二越上滝線も分岐しており、ダイヤを調べてみたところここでそちらに乗り換えたほうが電鉄富山には1分だけ早く到着できるようだ。
車両も元西武レッドアローの電車だったので少し乗りたい気もしたが、だいぶ身体に疲労が出ていて乗り換えるのも億劫、乗り換えてもたった1分差でしかないので結局このままこの列車に乗って電鉄富山まで行くことにした。岩峅寺駅 駅
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ついに富山平野に出た。一気に景色が変わる。
今日越えてきた北アルプスの山々がもう遠くに見え、その手前には広大な田畑が広がる…。富山地方鉄道 (鉄道線) 乗り物
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列車は富山平野を一直線に北上。海に近い方向へ向かっていく。
平野の向こうに見える山々もだんだん低くなっていく…。富山地方鉄道 (鉄道線) 乗り物
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寺田駅に到着。
この駅からは富山地方鉄道の本線に合流する。
本線は黒部峡谷の下流、宇奈月温泉から続いてきている。
古い木造で昭和の雰囲気満載の駅構内。
当駅に限らず富山地鉄の駅はこのような駅が大半だ。寺田駅 駅
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越中舟橋駅。
富山平野にポツンと存在する日本一小さな村・舟橋村の玄関口。
こちらはこの路線では逆に珍しい近代的な駅舎。村立図書館と一体になっているようだ。越中舟橋駅 駅
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列車は本線に入り、西向きに進路を変えて進んでいく。
車窓は富山湾方向を向き、もう全く山は見えなくなった…。
だいぶ日が傾いてきて黄金色に照らされる富山の稲の穂。もうすぐ収穫時になるだろうか。
田んぼの合間に段々集落も多く見えてくる。富山地方鉄道 (鉄道線) 乗り物
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車窓はだんだん都会的になり、北陸新幹線の高架とあいの風とやま鉄道(旧北陸本線)が合流。夕暮れの空にビル街が見えてくるといよいよ富山駅は近い。
かつて北陸本線と地鉄の線路は繋がっており、大阪からの特急「雷鳥」「サンダーバード」、名古屋から名鉄直通の特急「北アルプス」なども乗り入れていたが、今は遠い昔…。富山地方鉄道 (鉄道線) 乗り物
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列車はついに終点・電鉄富山駅に到着。
到着すると地鉄カラーの同形式との並びが見られた。
昨日の夜に大都会新宿を出発したのが昨日の夜遅く。
夜行列車で夜を明かしつつ、多くの個性的な乗り物リレーで北アルプスを横断してきた旅路は、18時間の行程の末、ここに無事にゴールの富山に辿り着いた。感無量。
新幹線で来ればわずか2時間で辿り着ける富山だが、わざわざ険しいルートを選んだぶん、ただ座って高速移動するだけでは到底得られない感動と達成感を噛み締めることができた。電鉄富山駅 駅
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古い駅名標が残る電鉄富山駅。JR富山駅とは直結している。
駅は現在高架化に向けて工事中であり今後大きく様変わりすると思われる。
駅構内を撮っているうちに、立山から後続の特急列車も到着。N氏が降りてきた。
ただ、彼はこの後すぐ常盤が泊まるのとは別の宿に向かうということで、少し話してここでお別れ。
自分は富山県内で『ゆるゆり』『大室家』の聖地探訪をしに来たわけだが、彼は明日金沢まで行って別の作品の聖地を回りに行くという。
よって、この旅程で会うのはここが最後だ。
旅先での目的は違えど共に夜行列車を愛する鉄道オタク同士、昨晩から色んな話ができて楽しかった。
ありがとうございました。この先もどうぞお気をつけて…。電鉄富山駅 駅
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夕暮れの富山駅。降り立ったのは数年ぶりだ。
残された常盤とC氏は富山駅の駅ビル内で夕食をとって解散することとした。
富山に着いた瞬間激しい空腹感に襲われた常盤。
C氏は室堂でカレーを食べていたと言うが、恐ろしいことに(いや、おバカなことに)常盤、今日はここまでまともな食事を一切とっていない…!
口にしたものといえば
・到着前に夜行列車内でつまんだ少しの駄菓子類
・同じく列車内で飲み干したエナドリとワインと缶コーヒー
・黒部の美味しい破砕帯水
・立山駅に降りたときに暑くて食べたかき氷
…以上である
あまりにも見るものが多すぎて探索に夢中になり、食事をとることすら忘れていたのだ。
情報量が多すぎて、身体が空腹を感じる隙さえなかった…。富山駅 駅
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さて、富山に来たので寿司食べるか、ブラックラーメン行く…などと色々迷ったが、どこもえらく混雑していて待ち時間がえげつないことになっていた。
C氏は泊まらずこのまま新幹線に乗って今晩中に関東へ帰るというので、あまり長く待たされるようでは間に合わなくなってしまう。
富山餃子の翔和軒というお店が空いていてすぐ入れたので、そこで夕食をとることにした。
幸い自分は餃子は好きである。
紫蘇がたくさん入っていて、なかなか香りがよく独特な風味。
空腹MAXだったこともあり、半端でなく美味しい夕食となった…。
富山の地酒、その名も「立山」というのもメニューにあったので自分は呑むことにした。
とても飲みやすい味、疲れた身体に染み渡る…。富山駅 駅
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夕食を食べ終え無事空腹も解消されたところで、C氏はそのまま新幹線改札へ入っていった。ここまでありがとうございました。お気をつけて。
ここからの旅は自分だけの一人旅となる。
とりあえず今日はもう歩きまくって身体がもたないのでさっさと宿へ向かう。
幸い、宿は富山駅北口から程近いところにとってある。富山駅 駅
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この旅でお世話になった宿。
富山駅北口近く「いるかホステル」さん。
共用ベッドが並ぶいわゆるドミトリータイプの宿泊施設。
比較的新しそうなとても綺麗で居心地の良いお宿。
オーナーさんも大変お人柄のいい方で親切に暖かくもてなして頂いた。長旅で疲れた身体に染み入るお心遣い、ありがとうございました…。
オーナーさんとはチェックイン後に色々お話をして、このホテルや地域のことなど、色々大変有益な情報を教えて頂いた。
自分からは東京から夜行列車に乗ってアルペンルートを越えてここまできた土産話、あとは富山を舞台にしたアニメ作品があり、その舞台巡りのために来た…という話をしたところかなり興味深そうに聞いて頂いた。いるかホステル 宿・ホテル
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このお宿のもう一つの売りが2匹の看板猫さん。
とても大人しく人懐っこく、2日間かなり癒しを頂いた。
自分はいつも旅行のホテルを探す際、あまりこだわらずGoogleマップで宿泊地都市から適当に安くて便のいいところを探して選んで予約しており、今回も例に漏れずそのやり方で見つけた宿だったが、個人的に大当たりだったと思う。
次回以降富山に来るときもぜひここに泊まりたいと思った。いるかホステル 宿・ホテル
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…ということでこの旅は無事、目的地富山に到着した。
まだ「目的地に着いた」というだけであり、旅は全然終わりではない。
本来の目的を果たすのはこれからである。
ここに至るまでの話が長くなりすぎ、大変読みづらい旅行記になってしまったことをお詫び申し上げます…w
しかし敢えて遠回りをした往路は、今しか乗れない乗り物たち、随所で感じた自然の雄大さと恐ろしさ、またそれに挑み続けてきた人類の叡智の歴史…と、他のどこでも得がたい貴重な体験を存分に得ることができた。本当に来てよかったと思う。
とりあえずじっくり休んで明日に備える。
明日は富山市内で路面電車を乗り回しつつ『ゆるゆり』マンホール探し、そして明後日は高岡に出て『大室家』聖地巡礼だ。
どうぞご期待ください…
※なお、もしこの旅行記を読んでこれからアルペンルートに行きたくなった方がもしいたら、少なくとも常盤の真似をして前夜にエナドリキメてほとんど眠らず、まともな食事を全くとらないまま強行軍する…などというおバカな旅程は決しておすすめしない。
時期によっては気象条件も厳しい高山帯であり、常盤はたまたま平気だったが、皆さんが同じことをやって体調崩されても知らないので、可能な限りしっかり睡眠と食事をとって万全の体調を整えていくことをおすすめする。
【PART3・富山市内編 へ続く】
(編集中。気長にお待ちください…)いるかホステル 宿・ホテル
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