南信州・東美濃の旅・・善光寺だけでは片詣り・元善光寺と紅葉まっただ中・光前寺を訪ねます。

2024/11/11 - 2024/11/11

飯田市にある「元善光寺（もとぜんこうじ）」は、推古天皇10年(602)に本多善光により創建、「一光三尊阿弥陀如来像」を本尊とし、坐光寺（ざこうじ）と呼ばれていました。その後、皇極天皇元年(642)に、勅命により本尊は現在の長野市へ遷座され、この寺が善光の名をとって善光寺と名付けられたことから、坐光寺は元善光寺と呼ばれるようなります。

駒ヶ根市にある「光前寺（こうぜんじ）」は、貞観2年(860)に創建された平天台宗別格本山で、本尊は不動明王（秘仏）です。武田・羽柴・徳川家などに保護された、信濃天台五大寺にも数えられた古刹で、現在も10余棟の堂塔が残っています。南信州随一の祈願霊場として信仰を集め、霊犬早太郎伝説と光苔でも有名で、国の名勝に指定される庭園も見所です。

エリア 駒ヶ根(長野)

元善光寺に到着です。
長野市の善光寺の本尊が、元はこの寺にあったことから、「元善光寺」の名で呼ばれています。

山門への石段です。

お地蔵様です。

参道入口の石灯籠です。

山門です。
立葵の幕が掛かっています。

本堂への石段です。

鐘楼です。
鐘楼の鐘は戦時中に供出の後、昭和25年(1950)に再鋳造・奉納された「平和の鐘」です。

手水鉢です。
ビー玉が敷き詰められています。

元善光寺本堂です。
推古天皇10年(602)に、本多善光公によって創建されています。

本尊は「一光三尊阿弥陀如来像」です。
”一度詣れよ 元善光寺 善光寺だけでは 片詣り”；両詣りのお薦めです。

おびんずる様（なで仏）です。
戒壇巡りにも挑戦しました。

知恵・縁結びの松です。
本堂横の大きな松は、枝が分かれた先で再び結合しています。

客殿です。

宝物殿と延命親子地蔵です。

光明寺に到着です。
光前寺は、天台宗信濃五山のひとつに数えられた、長野県下屈指の古刹です。

光前寺仁王門です。

安置されている金剛力士像は、大永8年(1528)に作られたものです。

石垣の隙間の「光り苔」は、冬枯れの為に、11月～4月中旬の間は、見ることが出来ません、残念？！

石垣の上には、一面スギゴケが覆っています。

案内所です。
御朱印やお守りなどの授与所です。

杉並木の参道です。
樹齢数百年と推定される杉が、石畳の参道を覆っています。

「苔の古道」です。
古道を苔の絨毯が覆っています！！

ちょうどカエデの紅葉が見頃でした。

鐘楼です。

彼岸花畑と紅葉です。

三門です。
嘉永元年(1848)に再建されたもので、上層階に十六羅漢をお祀りしています。

三門の先は・・・極楽浄土か・・・？！

逆光の三門を振り返ります。
約50本のカエデが境内を彩ります！！

池の水路に紅葉が映り込みます。

境内中央の池と対岸の三重塔です。

本堂への石橋と石段です。
光明寺本堂は、嘉永4年(1851)に再建されたものです。

経堂です。
霊犬早太郎を供養し奉納された、大般若経が納められています。

光前寺本堂です。
光前寺は貞観2年(860)に創建された、天台宗の別格本山で、本尊は「不動明王（秘仏）」です。

「霊犬早太郎」の木像です。
光前寺（信州信濃）に飼われていた山犬で、怪物退治（遠州府中で猿神退治）の伝説が残っています。

早太郎の墓です。
今から約700年前の話で、早太郎はお墓に祀られ、その時に奉納された大般若経も残っています。

三重塔です。
文化5年(1808)に再建された、南信州唯一の三重塔で約17mあります。

三重塔前の紅葉です。

オオモミジの紅葉です。

オオモミジの黄葉です。

逆光の観音様と紅葉です。
素晴らしいお寺でした！！